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ホンダ(本田技研工業)は、「HONDA」というブランドネームで知られている日本を代表する大手自動車メーカーです。
自動車だけでなく、航空機などの運送機器の製造や、ロボット技術の開発、風力発電施設など幅広い事業を展開しています。
2015年には車の販売台数が世界で7位になっており、二輪車の販売台数や売上は世界首位となっています。
今回は、そんな『ホンダ(本田技研工業株式会社)』の転職難易度や年収、評判などを詳しく解説していきたいと思います。
ホンダに転職を考えている方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。
目次
ホンダ(本田技研工業株式会社)の企業情報

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| 会社名 |
ホンダ(本田技研工業株式会社) |
| 代表者 |
代表執行役社長 三部 敏宏 |
| 設立 |
1948年(昭和23年)9月 |
| 資本金 |
860億円 |
| 従業員数 |
連結:204,035名
単独:36,111名
|
| 本社所在地 |
〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 |
| 電話番号 |
03-3423-1111 |
| 事業内容 |
◇二輪事業◇ ◇四輪事業◇ ◇汎用製品事業◇ ◇ロボット開発◇ ◇航空機開発◇ |
ホンダ(本田技研工業株式会社)の転職基礎知識
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有給休暇
ホンダの有給取得率はほぼ100%です。
というのも、ホンダは「有給取得率が高い企業トップ300」で、8年連続首位を獲得しており、日本企業の中でも有給取得に力を入れていることで有名です。
ホンダの年次有給休暇は1月に最大20日発生し、年末には残日数が必ず20日以下になるよう会社で計画的な取得を進めてます。
また、半日有給休暇制度(年間12回)もあるので、これらの施策の結果、有給休暇の繰り越し分がカットされないようなっています。
残業時間
ホンダの残業時間は月30時間程です。
ホンダには基本的に残業を30時間以内に収めなければいけないというルールがあるため、30時間を超える残業はないようです。
パソコンでログが管理されているため、サービス残業をさせられることもありません。
また、毎週水曜日と隔週金曜日は定時5時退社の「ノー残業デー」となっていましたが、コロナ禍でフレックスタイム制を選ぶ社員が増えたことから2023年の4月から廃止されました。
ホンダ(本田技研工業株式会社)の転職難易度

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ホンダの転職難易度は非常に高いです。
というのも、ホンダは日本を代表する大手企業なので、人気が高く希望者が多く集まるからです。
そのため、高いスキルが求められている職種が多く、応募する段階でしっかりと応募条件を確認しておく必要があります。
また、常に全ての職種が募集されているわけではなく、空きが出たポジションの募集がされているため、転職のタイミングも非常に重要になります。
希望する職種やポジションがある場合は、転職サイトや会社の採用ページなどで定期的に募集要項一覧を確認しておくようにしましょう。
職種によっては、転職エージェントを使うことでホンダへ転職できる可能性が高まりますので、転職エージェントに登録しておくことをお勧めします。
ホンダ(本田技研工業株式会社)の募集職種と募集要項

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ホンダで募集されている職種は以下の通りです。
| 生産技術開発 |
- 生産技術開発(導入・構築/二輪)
- 燃料電池(FC)研究開発(生産技術開発領域)
- 革新生産技術の研究開発(3Dプリンター等)
|
| 購買・調達 |
- 購買・調達
- 電子部品・ソフトウェアの調達コスト分析
- 購買
|
| 研究開発(エネルギー・新モビリティ等) |
- ロケット技術研究開発(宇宙領域)
- 金属材料のリサイクル技術研究(鉄・アルミ素材)
- 新型ロボット研究・開発
- バイオマスガス化のプラントのテスト・解析
- 電気分解反応装置の研究開発
- 航空用ガスタービンエンジン研究開発
|
| 研究開発(パワープロダクツ) |
- パワープロダクツの研究開発(テスト領域)
- 自律移動作業ロボット・パワープロダクツの研究開発(IoT領域)
- 自律移動モビリティ等の研究開発(材料領域)
- パワープロダクツの騒音・振動の研究・開発(テスト領域)
|
| 施設管理 |
- 施設管理(エネルギー・インフラ/完成車工場/四輪)
- 生産領域における環境課題解決の推進(四輪)
- 研究所における環境構築業務(設備導入・管理等)
|
| 設備 |
- 設備保全(溶接/予防保全/四輪/鈴鹿製作所)
- 設備保全(二輪/熊本製作所)
- 設備保全(組立/計画管理/四輪/鈴鹿製作所)
|
| 研究開発(四輪) |
- 次世代電動車の車両運動性脳設計
- eAxleシステム研究開発
- エネルギーストレージシステム研究開発
- 四輪コックピット設計開発(電装領域)
- 車載用通信システム研究開発
- 四輪ワイヤーハーネス設計開発
|
| 研究開発(二輪) |
- 電動車の車体設計(二輪/EV)
- 技術検証及び部品開発
- パワーユニット設計・研究開発(内燃機関/二輪・パワープロダクツ)
- iOS/Androidアプリエンジニア(次世代コネクテッドサービス/二輪)
|
| 営業 |
- 海外営業(四輪/オープニングポジション)
- 海外営業(グローバルアフターセール)
- 海外営業(パワープロダクツ/全世界対象)
|
| マーケティング・商品企画 |
- 商品企画
- マーケティング・サービス企画
- 水素・燃料電池の商品企画(水素事業)
- サービス戦略企画
- 新規事業開発プロジェクトリーダー
|
| 経営企画・事業企画 |
- 事業戦略企画・商品企画(電動二輪車領域)
- 環境戦略(環境負荷ゼロの循環型社会の実現)
- 新規事業企画・開発
- 新規事業開発
- CVCの戦略企画・ディール実行(オープンイノベーション)
- 次世代エネルギーサービス・研究開発(動向調査・戦略立案)
|
| 人事・総務 |
- 人事(人事戦略・人材開発・組織開発領域/デジタル統括部/埼玉県和光市)
- 人事
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| 経理・財務 |
- 経理・財務職 ※即戦力採用
- 経理・財務職 ※ポテンシャル採用/第2新卒歓迎
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| 法務・知財 |
- 法務
- 知的財産(電動・コネクテッド・ソフトウェアに関する特許実務)
- 知的財産・特許実務
|
| 広報 |
- 情報開示・広報(ESG関連情報の開示・発信戦略企画)
- グローバル広報(二輪)
- スポーツプロモーション戦略策定・実行
|
| IT企画・社内SE |
- スマートファクトリー実現に向けたデジタル技術開発
- デジタルサービス企画(サスティナビリティ領域/デジタル統括部)
- ものづくりDX企画推進
- DX企画・開発
- DX企画推進
- システム企画・開発
|
| サービス |
- 次世代のアフターサービス技術情報の企画・開発・制作
- 板金塗装技術における人材育成の企画・推進(四輪)
- 電動化時代の市場品質オペレーション企画(四輪・サービス領域)
|
| 品質 |
- 完成車品質保証(適法性管理/四輪)
- 品質監査(認可取得領域/四輪)
- 市場品質管理(四輪)
- 品質保証(栃木/全製品)
|
| 物流・生産管理 |
- 工場物流企画(四輪)
- 電動部品の生産戦略(二輪・パワープロダクツ)
- グローバル物流(事業横断の物流戦略構築・契約管理)
|
| ソニー・ホンダモビリティ株式会社 |
- ソフトウェアQAエンジニア・リーダー
- プロダクト・サービス企画
- UIUXアートディレクター
- EV高圧充電・給電システムの研究開発
- モビリティ・クラウドサービス開発エンジニア
|
| 有期雇用 |
- ITアーキテクト
- UXデザイナー
- プロジェクトマネージャー
- インテグレーター
- ソフトウェアクオリティーエンジニア
|
上記以外にも、ホンダではさまざまな職種を中途採用で募集しています。
時期によって募集している職種は異なりますので、給与や労働条件、希望する職種が募集されているかなどを採用情報や転職エージェントで定期的に確認するようにしましょう。
ホンダ(本田技研工業株式会社)の採用ページ>>
ホンダ(本田技研工業株式会社)の年収
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ホンダの平均年収は以下の通りです。
平均年収:約778万円
全国平均の年収が614万円程と言われているので、それと比較すると150万円以上も高くなっています。
年収は、職種や年代によっても大きく異なります。
ここからは、ホンダの「年代別」「職種別」の平均年収を紹介していきます。
年代別平均年収
| 年代 |
想定平均年収 |
| 20〜24歳 |
約304万円 |
| 25〜29歳 |
約567万円 |
| 30〜34歳 |
約622万円 |
| 35〜39歳 |
約678万円 |
| 40〜44歳 |
約769万円 |
| 45〜49歳 |
約863万円 |
| 50〜54歳 |
約950万円 |
| 55〜59歳 |
約934万円 |
| 60〜64歳 |
約704万円 |
職種別平均年収
| 職種 |
想定平均年収 |
| 営業職 |
約694万円 |
| 事務職 |
約593万円 |
| 管理職 |
約676万円 |
| 技術職 |
約679万円 |
| 企画職 |
約791万円 |
ホンダ(本田技研工業株式会社)の評判・口コミ

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ここからは、ホンダで働いていた元社員や、現在も働いている方からの「評判・口コミ」を紹介していきます。
良い評判・口コミ
【女性の働きやすさ】
男性も女性も性別関係なく仕事ができる素晴らしい環境です。
女性が一番懸念するであろう出産後育休後の復帰に関しても良いシステムが整っていると思います。
働く側にとっても満足度の高い企業です。
これからの女性社員の方々の活躍に期待したいと思います。
【働きがい】
正社員ではありませんでしたが、勤務年数を重ねるにつれて幅広い仕事を任せてもらえるようになり、自身のモチベーションアップにつながりました。
勤務形態に関わらず対等に扱ってもらえる雰囲気はどの部署にもあったように感じます。
またいろいろなチャンスがあり、個人のやる気と能力を認めてもらえる社風であると思います。
部内は明るくメンバーも仲が良かったので、私にとってはとても働きやすい環境でありました。
【ワーク・ライフ・バランス】
残業がほとんどないため、平日は仕事の時間だけでなく、仕事の後に友達とご飯へ出かけたり、買い物へ行ったり、自分の時間を作りやすいです。
また、土日の休みを活かして旅行などにも行きやすいです。
給料が少なくて行けないなんてことはなく、自分の時間に見合った給料をいただけるので、仕事でのやりがいだけではなくて、しっかりと自分の時間を作って、プライベートも充実させることができます。
学生の頃はバイトもして、勉強もして、と忙しいこともありましたが、働きだしてからは、残業がほとんどないため、今まで以上に自分の時間をとることができます。
悪い評判・口コミ
【退職検討理由】
昇給や評価は、個人がどれだけ頑張ったかよりも、会社全体から自分の在籍する部署に割り振られたAの数を、在籍する部署の人数に割り振る、という形をとっているため、Aが多く割り振られた部署に属するのが得だ、ということに気付くのが遅かったです。
自分の在籍した部署は、管理職の力が弱く、割り振られるAの数が少なすぎて、結果として同僚間で個人攻撃まがいのつぶしあい、足の引っ張り合いが始まり、退職を決意しました。
【企業文化】
完全な大企業病の典型的な会社です。
上司のいうことは絶対で、技術がなくても声が大きくたくさんの人を巻き込んで迷惑の影響を広げられる人が目立ち上へ上がっていきます。
本当に技術を持った人は技術のない上司から嫌われ、管理職への道が阻まれます。
【評価制度】
部署によって大きく左右されます。
しっかりと部下の仕事を見ている上司であれば能力に見合った評価をしますが、私のところのようにマネジメント能力を欠いた人が上に立っている(基本年功序列なのでハズレを引くとあり得る)と、残業していると偉い、残業少ないから暇等の評価をされます。
こうなるとみんな残業するためにダラダラ仕事をするようになるためどんどん悪い方向に向かっていきます。
まとめ

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ここまで『ホンダ(本田技研工業株式会社)』の転職について解説してきました。
ホンダは世界的にも有名な大手自動車メーカーなので、人気が高く、内定をもらうのは容易ではありません。
そんなホンダの選考ですが、一人で対策を進めるのが不安という方は一度転職エージェントに相談されることをおすすめします。
個人だと、これまでの選考の傾向や求める人物が分かりづらく、準備が不十分なまま選考に臨むことも多いので、少しでも内定に近づくには転職エージェントに頼るのが得策と言えます。
ですが、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なりますので、複数のエージェントに登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていきましょう。
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