YouTuberが人気を集める中、YouTuberの根幹ともいえる動画編集にも注目が集まっています。
YouTubeにあげられている動画の編集はもちろん、動画中の広告にも動画が使われるなど、動画の需要は年々伸びていく一方です。
そのため、動画編集を副業に活動している人も増加する傾向にあります。
とはいえ、動画編集を副業にするにあたって
- どのように仕事を探せばいいのか
- 安定した収入を得るにはどうすればいいのか
など疑問が尽きないことでしょう。
今回は、動画編集を副業にするための仕事の探し方や、安定した収入を得るためのコツを紹介しましょう。
「動画編集を副業に」と考えている人はぜひ参考にしてみてください。
動画編集とは?
副業における動画編集の仕事とは、
- 企画
- 動画の構成を練る
- 撮影する
- 撮影した動画の編集
の4段階に分けられます。
映像が依頼者から送られてくる場合は、撮影までの工程は省けます。
しかし、動画のカラートーン編集や動画の繋ぎ合わせといった編集は必ずついて回る工程となるため、スキルを身に着ける必要があります。
動画編集を副業にした際の平均収入は?
まず、動画編集を副業にした場合の平均収入は、1動画10~20分程度で5,000円が相場とされています。
月に5~20本程度依頼を受ける場合が多く、月あたり3~10万円の収入となるようです。
動画編集に必要な物は?
動画編集に必要なものは、
- PCまたはスマホ
- 動画編集ソフト
これら2つのみとなります。
現在のスマホはPCと同等の動画編集が可能となっているので、誰でも簡単に動画編集を副業として始められます。
ただ、動画編集アプリは”簡単”にとはいかないようです。
動画編集アプリには有料の「Adobe Premiere」か「Final Cut Pro」のどちらかをインストールする必要があります。
「Adobe Premiere」と「Final Cut Pro」の販売価格は以下の通りです。
ソフト | 価格 |
Adobe Premiere(PC用ソフト) | 28,776円(税込) |
Final Cut Pro(スマホ・iPhone用アプリ) | 36,800円(税込) |
本格的に動画編集を始めるなら必須と言っても過言ではないので、どちらかを必ず入手しておきましょう。
動画編集で仕事を獲得するには?
先ほど紹介した通り、動画編集を副業にするにはそれなりの初期投資が必要です。
初期費用がかかる分、元を取るためにも副業としての動画編集を成功させたいと考えるのは当然の心理です。
そこで、動画編集で成功するための第一歩ともいえる案件獲得のやり方を紹介しましょう。
実績を作る
動画編集案件の多くはネットでのやり取りが主流です。
ネット上で依頼を受けるには、それなりの実績を公開し依頼してもらう必要があります。
動画編集スキルを売るわけですから、動画を撮影し編集したものを公開しなければなりません。
まずは、いくつかオリジナル動画を作成しポートフォリオとしてまとめて公開しましょう。
得意な分野で営業をかける
ポートフォリオが完成したら、ポートフォリオの公開と共に自分の得意分野で営業を積極的にかけることも重要です。
長尺動画が得意ならば長尺動画画を主軸に営業します。
「おしゃれな雰囲気の動画編集」「面白さを前面に押し出したエンタメ動画の編集が得意」と言った得意分野を広く持つことも動画編集で成功する秘訣となります。
SNSを利用する
出展:https://pixabay.com/ja/
積極的に営業をかける意欲がある場合は、SNSで動画編集者を募集していそうなYouTuberや企業にダイレクトメールを送ってみるのも手です。
実績と強みをアピールし、相手にとって自分の動画編集がどういったメリットとなるかをアピールできれば、仕事獲得の道につながるかもしれません。
ここぞと思った相手にダイレクトメールを送ってみるのも良いでしょう。
案件の探しにはクラウドソーシングがおすすめ!
ここまで、動画編集の仕事内容や案件を獲得する方法をいくつか紹介してきました。
ただ、営業をかけるのはハードルが高すぎるという人にオススメなのが、”クラウドソーシングサービス”の利用です。
ここでは、動画編集の案件を豊富に抱えているクラウドソーシングを3つ紹介しましょう。
クラウドワークス
おすすめ度 | ★★★★☆ |
案件数(2021年2月現在) | 250件 |
仲介手数料 | 報酬額の5~20% |
まず紹介するのは、クラウドソーシングの走りともいわれている”クラウドワークス”です。
動画編集・映像制作の案件だけでも250件の案件を抱えており、継続希望の案件も豊富に登録されています。
中には10分程度の動画編集といった初心者でも受けやすい案件が多いので、継続を視野に実績を作る上でも登録しておいて損はないでしょう。
ココナラ
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
案件数(2021年2月現在) | 12件 |
仲介手数料 | 報酬額の10~25% |
続いて紹介するのは、近年CMでも話題の”ココナラ”です。
先に紹介した”クラウドワークス”、後に紹介する”ランサーズ”と異なる点は、すでに作成したサービスを購入してもらえる点です。
さらに、応募されている仕事に応募することで、自分が興味のある仕事を選んで収入を得られます。
現在、動画編集の仕事は12件と少ない上に、他2社と比較すると仲介手数料が高いため、あまりおすすめできるソーシングサービスではありません。
ランサーズ
おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
案件数(2021年2月現在) | 200件 |
仲介手数料 | 報酬額の5~20% |
最後に紹介するのは、日本最大級のクラウドソーシングを謳っている”ランサーズ”です。
現在、動画編集・動画撮影・ナレーションの案件は200件程度とクラウドワークスより少なめですが、登録案件数としては豊富といえるでしょう。
運営による価格市場の改定により、他のクラウドソーシングではありえないような高単価での依頼を見つけられます。
依頼価格の改定が仇となり継続案件を依頼する企業が激減しているため、あくまでステップアップに利用する程度がおすすめのソーシングサイトです。
動画編集を副業にするメリット
ここまで、動画編集を副業にするための知識や案件の探し方としてクラウドソーシングサイトを3つ紹介してきました。
ここで、動画編集を副業にするメリットを紹介しておきます。
今後仕事が増える
現在、YouTubeは圧倒的人気を誇る動画サービスとして有名です。
YouTuberとして収入を得るには、獲得する広告の数が重要となります。
しかも、そのYouTubeに掲載されている広告の多くは動画であることが多く、これらの動画を編集する仕事は右肩上がりに増える一方です。
一方で、YouTubeで収入を得ようとするYouTuberの人口も増えていることから、動画広告の需要はこの先もどんどん伸びていくと考えられています。
拡大の一途をたどる市場で副業かできれば、副業で安定した収入も夢ではありません。
どこでも作業ができる
出展:https://pixabay.com/ja/
動画編集は PC を利用することもありますが、スマホを利用して動画を編集する場合はどこでも作業ができます。
動画や音声、挿入する画像といったデータさえ揃っていれば、オフラインでも作業が可能なので、飛行機の中でも作業可能と言う点は、他の副業にないメリットと言えます。
うまくいくビズネスの条件を満たしている
ビジネスが成功する要因として、
- 利益率の高い商売
- 在庫を持たない商売
- 定期的に一定額の収入が入る商売
- 小資本で始められる商売
の4つがあげられます。
動画編集に置き換えてみると、仕入れに原価はなく、YouTubeなどの広告であれば利益率も高く、在庫も存在しません。
初期投資は動画編集ソフトと必要であれば学習教材くらいなので、小資本で始められる条件も満たしています。
つまり、動画編集はビジネス理論から見て、もっともうまくいく条件を満たしているといえるのです。
動画編集を副業にするデメリット
ここまで、動画編集を副業にするメリットを紹介してきましたが、メリットばかりの動画編集にもデメリットはあります。
動画編集を副業にする上でのデメリットを紹介しておきましょう。
稼げない
非常に利率の高い動画編集の仕事ですが、初心者にとっては動画編集ソフトの使い方がわかりづらく、作業に時間がかかってしまうことがほとんどです。
さらに、依頼者から修正依頼等が入ればより時間がかかってしまいます。
時給にして1,000円を切ることもしばしばあり、思った以上に稼げないと言う人が後を絶ちません。
誰でも始められる
“誰でも始められる”のは、メリットのように見えますがデメリットでもあります。
誰でも始められるということは、それだけライバルの数が増えることにつながります。
少しでも多くの依頼を受けるには、他の動画編集者よりも抜きん出た何かを動画中に表現しなければなりません。
スキルアップや自己研鑽を怠ると、たちまち依頼がなくなるといったこともあり得る業界です。
常にスキルアップを目指すことは、人によっては難しいかもしれません。
初期費用が発生する
動画を編集するには最低でも有料のソフトを揃える必要があります。
無料の動画編集ソフトでは、できる編集に限度があるため、ソフトを有料版にアップデートすることは必要不可欠です。
初期投資が発生するとなると、ビジネスとしては一定数稼げるまで辞められないという状況に追い込まれてしまいます。
そういった点を踏まえ、事前に動画編集を副業にするのかしっかり検討する必要かあるでしょう。
動画編集で稼ぐコツ
ここまで、動画編集の業務内容や、仕事の見つけ方、動画編集を副業にするメリット・デメリットを紹介してきました。
最後に、動画編集で稼ぐためのコツを紹介しましょう。
動画編集で稼ぐためには、
- 作業単価のアップ
- 作業時間の削減
が要となります。
それぞれ詳しく解説していきましょう。
作業単価をアップさせる
出展:https://www.photo-ac.com/
まず、「作業単価をアップ」させるのに必要なのが、技術力です。
これは、
- 動画のカット&ペースト
- テロップの挿入
- BGM・効果音の挿入
- 色調補正
といった基本のスキルを使いこなすことはもちろん、新たなソフトを用いた動画編集技術のスキルアップが目標となります。
例えば、「After Effects」などでアニメーションを作れるようになれば、当然作業単価はアップします。
さらに、YouTubeの動画編集に必須な「サムネイル作り」もできれば、依頼案件も受けやすくなるでしょう。
動画編集のみにとらわれず、必要な画像編集やアニメ映像の挿入といった技術も磨いていきましょう。
作業時間を減らす
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動画編集で成功させる上で重要なのが「作業時間の削減」です。
作業時間を削減することで、動画1本あたりの時給がアップするのはもちろん、本業との兼ね合いもやりやすくなります。
作業時間を減らすには、動画編集技術を上げることはもちろん、
- ショートカットを駆使する
- テンプレートを活用する
- プラグインを活用する
- 素材を収集・管理しておく
といった作業効率の向上も必要です。
他にも、
- マシンスペックを向上させる
- クライアントの要望通りに作成する
これら2つの条件を満たすことで、作業時間を短くできます。
マシンスペックはハイスペックにする必要はありませんが、動画編集に向いたマシンスペックを用意するといいかもしれません。
また、クライアントの要望通りに作成することで、修正といった二度手間を省くことも時短につながります。
まとめ
出展:https://www.photo-ac.com/
ここまで、動画編集の仕事内容や動画編集の案件獲得方法、動画編集を副業にして稼ぐためのコツなどを紹介してきました。
動画編集で上手に稼ぐコツは、
- クラウドソーシングで実績を作る
- 動画編集スキルを向上させる
- 自分のスキルをアピールする
これら3つのポイントが重要となります。
動画編集を副業にすることはメリットが多くありましたが、デメリットも多く抱えています。
動画編集を副業にするデメリットを踏まえた上で、よく検討し副業にするか考えてみると良いでしょう。
また、YouTubeやYouTubeに挿入される広告動画の編集はネット上で案件のやり取りがなされるので、ここで紹介したソーシングサービスを利用して探してみてください。
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