多種多様な分野で活躍の場を広げ、身近な存在となっている人工知能(AI)。
代表例として、ソフトバンクのペッパーくんやお掃除ロボットのルンバ、乗り物の自動運転などが挙げられます。
プログラミング未経験の方や触れる機会がなかった人にとっては、AIを学んで物づくりだなんて考えたこともないかもしれませんね。
確かに習得は容易ではありませんが、様々なツールができたことにより一昔前から比べて学習ハードルはぐっと下がっています。
そしてこれからはITの時代。
AIを学ぶメリットはたくさんあります。
今回の記事では、AIプログラミングを身に付けるメリットやどのプログラミング言語を学べば良いのか、スクールの選び方やおすすめのプログラミングスクールを紹介しています。
AIプログラミングを学ぶメリット
プログラマーも10年後にはAIに仕事を取られると言われているのをご存じですか?
ではなぜ今、AIプログラミングをおすすめするのか。
ここでは、AIプログラミングを学ぶメリットを4つ紹介していきます。
メリット①:将来的に無くなる可能性が低い
プログラマーにも様々な種類があり、その中でもAIエンジニアはなくなる可能性が低いです。
なぜなら、AIも所詮はコンピューター。
AIが人間の知能を超える「シンギュラリティ」という現象が起こらない限りは、システムメンテナンスや開発分野で人間の手が必要になってきます。
AIの進化には必ずどこかで限界が来るので、シンギュラリティは99.9%起きないと言っても過言ではありません。
なので、AIプログラミングを学んだAIエンジニアがなくなる可能性は低いのです。
メリット②:就職に有利
AI時代到来に伴い、
- ビッグデータ
- IoT(Internet of Things:モノのインターネット)
- AI
などを指す先端ITを担う人材が2020年には約5万人不足していることが予想されると内閣府から発表されています。
今後、拡大の一途をたどるAI業界での人材不足は深刻で、早急な対策が要すると言われています。
AI人材の需要と供給のバランスが取れていない今こそ、AIプログラミングを習得すれば就職先や転職先には困らないでしょう。
メリット③:好待遇での採用を期待できる
また、既に日本の大企業はAI人材の獲得に動き出しています。
高度な専門技術を必要とするAI分野において優秀な技術者には、新卒者から年収1,000万円を提示するなどの対策をとっています。
メリット④:世界でも活躍のチャンス
世界規模で見ても、AI人材が足りていないのが現状です。
世界で必要なAIエンジニアは100万人以上と言われていますが、2018年時点で活動しているAIエンジニアの数はおよそ30万人となっています。
つまり、少なくとも70万人のAIエンジニアが不足しているのです。
そのため、海外でもAIエンジニアは引く手数多な状態です。
アメリカのシリコンバレーでは、新卒者から2,000万円を超える年収を提示している企業もあります。
外国語とAI技術を身に付ければ、外資系企業や海外を拠点にグローバルに活躍することもできます。
おすすめのAIプログラミング言語
AIを学ぶメリットは分かったけど、言語選択に迷いますよね。
結論から言うと今、学ぶべき言語はPython(パイソン)です。
なぜならAI開発に最も利用される言語となっており、その人気は世界トップクラスとなっています。
機械学習やディープラーニング等のAI開発には欠かせない言語となっています。
人気の理由が5つあるので詳しく解説していきます。
理由①:単純な文法で分かりやすい
Python最大のメリットは、文法が非常にシンプルとなっている点です。
多言語に比べて構文規則が少ないため、自分以外の人が書いたプログラムも読みやすく、初心者でも習得しやすいことが挙げられます。
その扱いやすさから教育現場のプログラミング授業などにも使用されています。
理由②:ライブラリが豊富
ライブラリとは、数学でいうところの公式です。
例えばa=b、b=cである時、a=cが成り立ちますよね。
しかし、もしあなたがこの公式を知らなかったとしたらどうでしょう?
その場合には、一からa=bで、b=cだから…と自力で考えなければなりません。
当然、この公式を知っていれば、すぐにa=cとなるはずです。
Pythonにはこのような便利な公式がたくさんあるライブラリが充実しており、一から難しい構文の作成をする必要がありません。
また、標準ライブラリの他にフリーで使用できる外部ライブラリもあり、実行したい動作の公式が豊富に揃っています。
このライブラリの豊富さが、Pythonの学習のハードルを下げていると言えます。
理由③:対応OSとハードウェアの種類が多い
Pythonは、WindowsやMac、Linux、Playstationなど多くの種類に対応しています。
また、どの機種・OSでも同じ動きをするため、OSが違うことによるエラーやコードの変更が必要ありません。
理由④:開発分野の多さ
機械学習を使用した人工知能の開発やAI・ブロックチェーンなどの話題の技術の開発など多岐に渡るので、Pythonは非常に需要が高い言語と言えます。
また、有名サイトもPythonを使用していることが多く、例えば動画配信サイトのYoutubeや写真投稿アプリのinstagram、大手検索エンジンのGoogleもPythonで作られています。
理由⑤:コンパイル動作が不要
Pythonはインタプリンタ言語のためコンパイルが不要となっています。
コンパイルとは、プログラミング言語を記述(コーディング)した後に機械語に変換する作業のことを指します。
コンパイルは実行までに大変エラーが多く、とても時間を要する大変な作業となっています。
ですが、Pythonはコンパイルが不要のインタプリンタという言語であるため、コーディングだけでプログラムを実行できます。
さらにおすすめの新言語「Julia」
Juliaは2012年に公開され、Pythonにおける使いやすさやC言語における速度など、既存の言語の良いとこどりをした比較的新しいプログラミング言語です。
その多機能性から2019年1月までに300万ダウンロードされており、いずれはPythonのライバルになると言われています。
しかし、デメリットとしてはライブラリの数が整っていないこと。
ほとんどが英語のドキュメントであり情報収集に時間がかかることから、日本でメジャーな言語になるのはまだまだ先と言えそうです。
プログラミングスクールの選び方
プログラミングスクールを選ぶ際の注意点を3つ紹介します。
スクール選びを間違うと時間とお金を無駄にしてしまいかねません。
学習の目的をはっきりさせて自分にあったスクールを選びましょう。
時間に余裕がある人はぜひ、事前にスクールに出向いて無料体験を受けてみることをおすすめします。
雰囲気や授業を体験すると、スクール選びで失敗する可能性も低くなりますよ。
選び方①:オンライン・オフライン
まとまった時間の確保が難しく、費用を抑えたい方におすすめなのがオンラインスクールです。
オンラインスクールはパソコンさえあれば自宅で自分の好きな時間や、空いた時間に受講することができます。
また、対面式のオフライン講座(=プログラミングスクール)よりは学習費用も安く抑えられます。
しかし、自宅学習になるので仕事や家事が忙しいとついつい後回しになりがちですよね。
また、分からないことはメールや電話等で聞くこともできますが、対応時間外になると回答が翌日になってしまうなどスムーズに学習できるとは限りません。
オンライン講座で成功をつかむにはモチベーションが鍵となりそうです。
一方、オフラインはまとまった時間が確保できて、短期間で習得したい人におすすめです。
対面式なので、分からないことはすぐに質問ができること。
学習仲間もいるのでモチベーションも保ちやすいことがメリットとして挙げられます。
デメリットは、オンラインと比較すると費用が高くなってしまうことです。
また、通学に時間がかかることが考えられます。
時間と費用面で余裕がある人でないと厳しいかもしれませんね。
選び方②:スクールの質
やはり、プログラミングスクールの質は一番重要視してほしいところです。
時間とお金をかけて何も身に付かなかった、なんてことになっては意味がありませんからね。
プログラミングスクールを選ぶ上で注目したい点は
- 講師
- 授業内容
の2点です。
講師については、在籍している講師がどういう人なのか、HPや無料体験でしっかりと確認してみてください。
理想としては、現役のエンジニアであり実務経験がある人です。
IT・AI分野は絶えず変化しています。
現役のエンジニアでないと知りえない技術もあり、より実務的なスキルを学べます。
授業内容については、AIを学びたいのにAI学習コースが無くては意味がありません。
また、Pythonが学べるかどうかもチェックしてみてください。
どのくらいの期間で習得可能かも知っておくと、就職や転職を考える際の目安にもなります。
ひどいところだと、PDFを渡されて自分で学習するだけというスクールもあるので、スクール選びにおいてスクールの質は最も重要視すべき点です。
選び方③:学習後のサポート
就職・転職を支援してくれるスクールもあるので、判断基準にしてみてください。
キャリアビジョンの相談だけでなく企業に紹介してくれたり、面接などの対策をしてくれるスクールであれば、就職や転職にも繋がりやすくなります。
就職先が決まった場合には、受講料の全額返金制度を完備しているスクールもありますよ。
おすすめのスクール5選
先ほど紹介したスクールの選び方を考慮して、おすすめスクールを厳選しています。
気になるスクールを見つけて、無料説明会を受けてみましょう。
おすすめ①:Aidemy(アイデミー)
出典:完全Python特化型AIプログラミングスクール Aidemy[アイデミー]
Aidemy(アイデミー)は、AIエンジニアになるためのPython特化型オンラインスクールです。
三菱重工や三井住友銀行など日本を代表する企業の研修でAidemyの教材が使用されており、実践的で信頼度の高いスクールになります。
ATR-trekや富士通を経験して、現在はConvergence Lab.の代表として数多くのAI案件を手掛ける木村優志さんをはじめ、データ分析やAIに造詣が深い専属講師が学習をサポートしてくれます。
4つのコースを用意しており、対象外のコースを除いて受講期間内に自由にコースを受講できる選び放題プランがあるのも特徴的です。
受講者の3割はプログラミング未経験者であることから全くの初心者であっても3か月でAIエンジニアへの道が開けます。
興味のある方はまず無料オンライン相談会に申し込みをしてみてください。
おすすめ②:AIジョブカレ
出典:AIジョブカレ
AIジョブカレは、安かろう悪かろうの概念を覆すプログラミングスクールです。
他のプログラミングスクールに比べて料金が安いので一見不安になりがちですが、実務経験が豊富な講師陣が実務事例を交えながら教えてくれるので、実践的で授業内容の質が高いことが特徴です。
入門講座であれば1ヶ月、最長でも5か月と短期集中型でもあります。
また、対象講座を受講の方はAIジョブカレ経由で仕事が決まると、受講料が無料もしくは半額になる制度があります。
未経験OKな求人も紹介しているので、エンジニアとして就職が不安な方におすすめです。
おすすめ③:データミックス
データミックスには、業界によって仕事内容も求められるスキルも違うデータサイエンティストを育成するためのカリキュラムが整備されています。
講師はデータサイエンティストとして経験を積んでおり、実践的な視点から指導してくれます。
人材紹介サービスもあり、就職面でも安心です。
専門スキルが多岐に渡るデータサイエンティストは企業側とのミスマッチが起きやすい職種でもあります。
そう言ったミスマッチを防ぐために独自の転職指導を行っているのも魅力的です。
ただし受講には選抜試験があり、誰でも入校できるというわけではないので、注意が必要です。
気になる方はぜひ事前説明会で詳細をおたずねください。
おすすめ④:tech boost
オンライン・オフラインの選択や学習内容から期間までをオーダーメイドすることができる柔軟性に優れたスクールです。
プロのカウンセラーが目標に合わせたプランを提案してくれます。
また、講師が全員現役のエンジニアであることもおすすめポイントの一つです。
AIエンジニアとして即戦力となれる技術を教えてくれます。
運営会社はBranding Engineerというエンジニア専門のキャリアサービスを手掛けている会社です。
自社サービスを通してキャリアサポートも充実させています。
入学金割引もあるので、ぜひ無料説明会に参加してみてください。
おすすめ⑤:TECH CAMP
AI入門を学ぶことができるプログラミングスクールです。
初心者や未経験の方でも分かりやすいオリジナル教材を使用しています。
また、学習コンテンツや計画について、無理なく目標達成ができるようパーソナルメンターとの個別面談があり、不安や悩みを解消して挫折の可能性を最小限に抑えます。
講師は自社カリキュラムを経て、一定のプログラミング技術を問われる厳しい試験を突破しています。
且つ、指導技術についての研修を受けたエンジニアが務めています。
カリキュラムも目的に合わせて好きなタイミングで切り替えて学習することが可能な自由度の高いスクールです。
最初の7日間で満足できなければ全額返金の制度があるので、初心者でも安心です。
こちらも無料説明会を行っているので興味がある方はぜひ参加してみてください。
まとめ
プログラミングスクールは決して安くはない上に、習得までに最低でも1ヶ月はかかります。
費用と時間を無駄にしないためにも何を目指していくのか、目標をはっきりさせてから学習に取り組む方が効率的でしょう。
ざっくりでも良いので目標がきまったら、希望を叶えるサポートをしてくれそうなプログラミングスクールの無料説明会に足を運んでみてください。
具体的なキャリアビジョンなど親身になって相談に乗ってくれますよ。
AIエンジニアとして新たな一歩を踏み出し、明るい未来を手にしましょう!
コメント