気になる羽生善治棋士の年収は?

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2023年、藤井聡太棋士が8冠を達成しましたね。

日本中が藤井聡太棋士の8冠達成に沸き立ち、連日ニュースになったことが記憶に新しいと思います。

前人未到の記録が出たことで、今注目の集まっている将棋ですが、高額だと言われている棋士たちのその年収について知りたくはありませんか?

藤井聡太棋士が8冠を獲得したことで、その賞金額や対局料で1億円超えしていると話題になっています。

藤井聡太棋士と同じく中学生でプロ入りし、現・日本将棋連盟の会長を務めている、羽生善治棋士はみなさんよくご存知ではないかと思います。

有名な棋士といえば、藤井聡太棋士と並んでその名前が出てくるのではないのでしょうか?

加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士、1996年2月14日将棋界で初の全7タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖)を獲得するなど(当時のタイトル数は7)、大変話題になりましたね。

さて今回は、そんな将棋界のカリスマ、羽生善治棋士の年収についてチェックしていきましょう。

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目次

羽生善治棋士とは?

羽生善治棋士は、1970年9月27日生まれの53歳です。

埼玉県所沢市出身で、幼稚園に入る頃から東京都八王子市へ移り住んでいます。

師匠は元棋士の(故)二上達也さんです。

小学一年生の時に近所に住む同級生から将棋の駒の動かし方を教わり始めたことがきっかけで、その後将棋に熱中していることから、お母様からの提案で将棋道場「八王子将棋クラブ」に通うようになりました。

小学生名人戦で優勝し、同年にプロ棋士養成機関である奨励会に入会すると、1985年中学3年でプロ入りし、加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士になりました。

さらに、1996年2月14日将棋界で初の全7タイトル(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖)を獲得しました。

※当時のタイトル数は7です。

羽生善治棋士が広く知られるようになったのは、1988年のNHK杯です。

大山康晴棋士、加藤一二三棋士、谷川浩司棋士、中原誠棋士と、当時の名人経験のある棋士たちを相手に次々に勝ち進むという、まるで漫画のような状況で優勝し、とても話題になりました。

その後も、8つの永世称号を保持するなど、その圧倒的な強さから漫画「月下の棋士」の主人公のモデルになっていたり、長く第一線で活躍されてきました。

さらに2017年に将棋界初の国民栄誉賞受賞2018年には紫綬褒章受賞を授与され、2023年には日本将棋連盟会長に就任されました。

通算タイトル獲得は99期で、基本的に弟子は取らないのだそうです。

プライベートでは、1996年に元朝ドラ俳優の畠田理恵さんとご結婚されています。

お子さんも2人お嬢さんが生まれています。

2006年には八王子市より八王子観光大使を委嘱されています。

そんな超人級の記録を残してきた方ですが、人間くさい面もあり、寝癖がついたまま対局に出ることがあり、トレードマークになっていました。

ご結婚されてからは少なくなったそうですが、2013年の王座戦第4局では「後頭部に見事な寝癖がついている」と日本将棋連盟王座戦中継サイトに記録が残っています。

また、2003年から羽生善治棋士の勝利が決定的になると、手が震えるようになり、将棋界では「手が震えるのは羽生が勝ちを確信した時」と言われています。

超人級の強さと、そこからは想像がつかない人間臭さを併せ持った、とても魅力的な羽生善治棋士。

将棋棋士の年収は高額であると聞きますが、若くしてプロ入りし、第一線で活躍されてきた羽生善治棋士の年収はどれくらいになるのでしょうか?

一般人と違う世界なのでとても気になりますよね?

それではまず、棋士の収入はどれくらいか、日本将棋連盟が公表している、賞金・対局料のランキングなどを参考に見ていきましょう。

棋士の収入はどれくらい?

そもそも棋士はどこから収入を得ているのでしょうか?

賞金や対局料が主にありますが、日本将棋連盟から賞金・対局料については推定額が年度別に獲得ランキングが公表されているので、

過去3年間のランキングをチェックしていきましょう。

2020年の賞金・対局料獲得ランキング

この年は6位の2,491万円です。

(獲得額は推定、位は万円、()は昨年の獲得額

順位 氏名 獲得額
1 豊島将之 10,645(7,157)
2 渡辺明 8,043(6,514)
3 永瀬拓矢 4,621(4,678)
4 藤井聡太 4,554(2,108)
5 広瀬章人 3,241(6,984)
6 羽生善治 2,491(3,999)
7 久保利明 2,421(2,178)
8 木村一基 2,338(3,209)
9 丸山忠久 1,926(1,017)
10 千田翔太 1,692(1,080)

(出典:日本将棋連盟

2021年の賞金・対局料獲得ランキング

この年は5位の3,236 万円です。

(獲得額は推定、位は万円、()は昨年の獲得額

順位 氏名 獲得額
1 渡辺明 8,194 (8,043)
2 豊島将之 8,145 (10,645)
3 藤井聡太 6,996 (4,554)
4 永瀬拓矢 4,821 (4,621)
5 羽生善治 3,236 (2,491)
6 斎藤慎太郎 2,567 (1,338)
7 木村一基 2,245 (2,338)
8 糸谷哲郎 1,876 (1,502)
9 稲葉陽 1,703 (1,395)
10 菅井竜也 1,674 (1,445)

(出典:日本将棋連盟

2022年の賞金・対局料獲得ランキング

この年は残念ながらトップ10入りならず。

(獲得額は推定、位は万円、()は昨年の獲得額

順位 氏名 獲得額
1 藤井聡太 12,205(6,996)
2 渡辺明 7,063(8,194)
3 豊島将之 5,071(8,145)
4 永瀬拓矢 4,668(4,821)
5 斎藤慎太郎 2,362(2,567)
6 広瀬章人 2,166(1,392)
7 菅井竜也 1,970(1,674)
8 佐藤天彦 1,819(1,479)
9 山崎隆之 1,770(1,498)
10 稲葉陽 1,580(1,703)

(出典:日本将棋連盟

過去3年間のランキングを見ていただきましたが、全体的に一般のサラリーマンから見ると、トップ10入りしている棋士は、最低でも1500万円と、とても高年収であると言えます。

2023年に8冠を達成した藤井聡太棋士は、3年連続ランクインし、2022年にはナンバー1になっています。

しかし、羽生善治棋士は2020年はトップ10入りするものの、2021年〜2022年と残念ながらトップ10入りしていません

トップ10入りしていない棋士であっても、毎年年収のアップダウンが激しい人もいることでしょう。

称号を取得しても、次々に対局者が倒しに来ますので、日々の努力が重要になり、一般人が考えられないくらい研鑽を積んでいるのではないかと思います。

2023年現在、現役棋士は171人いますから、この人数でトップ争いをするのは一般人には想像できないくらいの苦労があると思います。

この結果から、羽生善治棋士レベルであっても、常にトップ10入りをキープすることはとても難しいと言えます。

誰にでもできることではありませんね。

棋士の副収入

主な収入は、賞金と対局料になりますが、他にも副収入として、CM・テレビ番組への出演料やイベントなどの講演料、書籍の執筆などが入ってきます。

対局や対局の勉強だけをしているわけではないのですね。

CM出演料などは公表されていませんが、一般的に有名人のCM出演料は1本1000万円など高額になっていますので、出演している方は高額な報酬を受け取っているのではないでしょうか。

これらの報酬・対局料以外の収入は公表されていません。

棋士の収入は賞金と対局料が占めておりますが、副収入は大事な収入源になっていると思われます。

また、2023年に8冠を達成し、2022年の賞金・対局料ランキング1位の藤井聡太棋士の年収も、億を超えていると噂されています。

これらから、トップ10入りしている棋士は、副収入も多く入ってきていると思われます。

気になる羽生善治棋士の年収は?

先ほどのランキングから見ると、羽生善治棋士は、賞金・対局料だけで2020年は2,491万、2021年は3,236万あります

※2022年は残念ながらトップ10入りならず。

さらに、これにCMやテレビ番組出演や講演料等、2023年には日本将棋連盟会長に就任したことでこちらの報酬も入ってきますので、2023年は例年より年収がアップしているかもしれませんね。

昔、羽生善治棋士が公文式のCMに出演されていたことも、30代以上の方には印象深いのではないでしょうか。

前人未到の記録を獲得してきたことから、将棋ファンからとても人気がありますので、過去には将棋ゲームの監修を多数しており、書籍も多数執筆されているので、これらの印税も入ってきていると思われます。

2021年にトップコートと業務提携し、将棋関連の業務についてはこれまで通り日本将棋連盟が窓口になりますが、将棋以外のイベント・CM等については、トップコートが窓口となりました。

事務所と業務提携をするくらいですから、CMやイベント等のお仕事も多いと考えられます。

羽生善治棋士の年収も藤井聡太棋士同様、1億円を超えるか、1億円に近いのではないでしょうか?

噂では1億超えを何度もしていると言われているそうですので、噂通りであれば、生涯年収もとても高そうですね。

その高額な年収の使い道ですが、独身のときは収入の半分を寄付に回しており、億単位の収入の税金を支払うと貯金はなしだったといいます。

寄付をすることは素晴らしいですが、貯金なしはちょっと困ったものですね。

ご結婚をされてからどうされているのか出てきませんが、ご家族がいらっしゃるので、ご結婚を期に寄付は控えたのかもしれませんね。

また、こんなにたくさん稼いでいても、もしかしたら本人にとってお金はあまり興味のないものなのかもしれません。

近年の成績は、2018年度に27年ぶりに無冠になり、2021年度にはA級からB級に陥落する等、成績が振いませんでしたが、2022年度には2年ぶりのタイトル挑戦となり、史上初の通算勝利数が1500勝になり、徐々に復活してきています。

2023年には日本将棋連盟の会長になり、ますますお忙しいと思いますが、これからも羽生善治棋士から目が離せませんね!

まとめ

羽生善治棋士は、1985年中学3年でプロ入りし、史上3人目の中学生棋士になり、その後8つの永世称号を保持日本将棋連盟会長に就任し、現在も第一線で活躍されています。

想定年収は、賞金・対局料、テレビ番組やCM・イベント出演、書籍執筆・監修等の副収入をあわせて、1億円近くまたは1億円超えと思われます。

2023年は日本将棋連盟会長に就任した為、昨年より年収が上がっていると思われます。

羽生善治棋士の活躍をこれからも期待しています!

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