現在の日本でYouTubeを視聴する習慣がない世代の人はたくさんいますが、ヒカキンを知らないという人はごく少数なのではないでしょうか。
ヒカキンの年収については、多くの憶測や噂が飛び交っています。
この記事では、ヒカキンの年収にまつわる噂や、どのように稼いでいるのかをまとめて解説しています。
ヒカキンのプロフィール
ヒカキン(HIKAKIN)は、1989年4月21日生まれの新潟県妙高市出身で、2023年3月現在は33歳です。
まだ高校生だった2006年12月に最初のYouTubeチャンネル「HIKAKIN」を開設し、YouTuberの活動を始めました。
現在はUUUM(ウーム)株式会社にYouTuberとして所属しながら最高顧問も務めています。
運営しているYouTubeチャンネル
チャンネル名 | チャンネルのジャンル |
HIKAKIN | ヒューマンビートボックスのチャンネル |
HikakinTV | 商品など面白いものを紹介するチャンネル |
HikakinGames | ゲーム実況をするチャンネル |
HikakinBlog | ビデオブログを投稿するチャンネル |
最も規模が大きいチャンネルは「HikakinTV」で、2021年に10周年を迎えています。
更に、2022年12月18日にチャンネル登録者数が1100万人を突破したとUUUM株式会社のホームページで報告されており、ヒカキンの人気の高さがうかがえます。
ヒカキンの年収はどれくらい高いのか
YouTuberとしてだけではなく、所属事務所の最高顧問や芸能活動も行っているヒカキンの年収がどれくらいの金額になるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
今や日本を代表するYouTuberの一人のヒカキンの年収については、さまざまな噂が飛び交っています。
しかし、ヒカキンの正式な年収額は公表されていません。
ここでは、ヒカキンの収入にまつわる噂について検証していきます。
年収100億は誤解
ヒカキンの収入が100億円という噂がありますが、これは誤解です。
ヒカキンが運営している4つのYouTubeチャンネルの合計の動画再生回数が100億再生を突破したときにアップされた記念動画をきっかけに、収入が100億円という誤解が広まったと言われています。
ヒカキン自身は収入額を公表していませんが、100億円の年収があってもおかしくないと思われるヒカキンの人気には凄まじいものを感じます。
2022年のヒカキンの推定年収額
ヒカキンの2022年の年収は、推定で10億円を超えると言われています。
日本の30代男性の平均年収額は474万円、日本全体の生涯年収額は2億1,568万円です。
1年間での収入が生涯年収の5倍もあるとは、YouTuberは夢がある職業としか言いようがありません。
また、小学生のファンも多いヒカキンですが、小学生が大人になったらなりたい職業ランキングの上位にYouTuberが入るのもヒカキン人気の影響と言えるでしょう。
人気YouTuberの年収ランキング
日本では知らない人がいないと言っても過言ではないヒカキンの桁外れな年収額にも驚愕しましたが、ほかにもたくさんのYouTuberが活動しています。
YouTuberランキングサイトのTuberTownによると、2022年のYoutuber年収・収入ランキングトップ5は次のようになっています。
順位 YouTuber名 推定年収 登録者数 再生回数 1位 Sagawa/さがわ 10億6750万6439円 1720万人 145億3190万6656回 2位 ISSEI/いっせい 8億3318万9221円 989万人 90億407万6845回 3位 Saito さいとう 6億2221万5216円 640万人 71億5906万3271回 4位 Junya.じゅんや 6億605万1067円 2190万人 131億1260万3412回 5位 mania japansong 3億854万4063円 617万人 4億3972万8174回 引用:TuberTown
推定年収が億越えのYouTuberばかりです。
ヒカキンの年収額に迫る10億越えは1名のみですので、このランキングからもヒカキンの年収額の凄さが分かります。
ヒカキンは何をして稼いでいるのか
推定の年収が10億を超えると言われているヒカキンですが、どのような活動が収入源になっているのでしょうか。
爆発的に人気が上がった今でもYouTubeチャンネルは1週間に数回と頻度高く更新されていますし、出演しているテレビCMは毎日のように見かけます。
推測できるヒカキンの収入源には次のようなことが挙げられます。
- YouTube
- 企業案件
- UUUMでの役員報酬
- テレビやCM出演
- 書籍や楽曲の印税
- イベント出演
ヒカキンの活動の幅の広さがうかがえますね。
YouTube
ヒカキンは、4つのYouTubeチャンネルを運営しており、2022年のYouTubeでの広告収入は5億円以上と推測できます。
なぜなら、2022年11月末時点で動画の総再生回数は19億772万3481回でしたので、1再生あたりの単価を0.3円と仮定すると単純計算で5億円以上になるからです。
YouTubeの広告収入は、企業が1つの動画に広告を貼り、その動画の再生回数と単価に応じてYouTuberに広告料が支払われる仕組みになっています。
ただし、チャンネル登録者数が1,000人を超えていること、過去に投稿した動画の総再生時間が4,000時間を超えていることの2つが揃っていないと収益は発生しません。
単価は0.05円~0.7円程度と言われており、低い単価からスタートしてチャンネル登録者数に応じて単価が上がっていくのです。
UUUM所属のYouTuberの動画再生の平均単価は0.26円~0.3円と公表されていますので、ヒカキンの動画再生の単価は少なくとも0.3円以上であることが分かります。このことからも、2022年のヒカキンのYouTubeからの広告収入が5億を越えていると言えます。
企業案件
企業案件とは、人気が高いYouTuberが企業から依頼を受けて商品やサービスなどを自身のYouTubeチャンネルで紹介することを指します。
ヒカキンが運営しているYouTubeチャンネルの中で最も登録者数が多い「HikakinTV」では、商品レビューの動画がメインになっていますので、企業案件に適したチャンネルと言えます。
企業案件の報酬の決め方は、3パターンあります。
- YouTubeチャンネルの登録者数
- 企業案件以外の動画を含めた直近30日間の平均再生回数
- YouTuberへの商品の現物支給のみ
登録者数で報酬を決める場合の単価は「1.5円~3円」、動画の平均再生回数で報酬を決める場合は単価「2~10円」が相場と言われています。
2022年11月末時点での情報になりますが、2022年にヒカキンの企業案件は17件ありました。
そのうち「HikakinGames」に動画がアップされた企業案件は12件です。
2022年11月末当時のチャンネル登録者数が569万人でしたので、単価3円と仮定したら、単純計算でも2億484万円の収入があることが分かります。
UUUMでの役員報酬
ヒカキンは、YouTuberとしてUUUM株式会社に所属しながら同社の最高顧問に就任しています。
このため、UUUM株式会社からの顧問料や役員報酬による収入があると考えられます。
IR BANKによると、2022年5月期に取締役6名に支払われた役員報酬は1人あたり平均949万円、社外取締役3名に支払われた役員報酬は1人あたり平均775万円です。
ヒカキンは最高顧問のため、この役員の中には含まれていません。
ヒカキンの役員報酬額は公表されていませんが、顧問の役員報酬額は、取締役の役員報酬額と同等になることが一般的ですので、1,000万円程度の役員報酬が支払われているのではないかと推測できます。
テレビやCM出演
ヒカキンはYouTubeでの活躍だけではなく、バラエティ番組やCMに出演しているほかに、アニメ映画の声優やドラマ出演もはたしています。
ヒカキンのバラエティ番組出演料は80万円~300万円、CM出演料は1本あたり1,000万円以上にもなると言われています。
ORICON NEWSで確認したところ、2022年にヒカキンが出演したテレビ番組は16本、CM出演は6本ありました。
このことから、2022年だけでもテレビやCMへの出演だけで1億5,000万円を超える収入があると推測できます。
書籍や楽曲の印税
ヒカキンは、これまでに3冊の書籍を出版しています。
書籍の著者の印税は5%~10%が相場です。
仮に印税が10%だと仮定すると、これまでに合計で60,000冊売れていれば、平均の販売価格1,680円×60,000冊×10%で印税収入は1,000万円以上ということになります。
ヒカキンは、兄であるYouTuberのセイキンとユニットを組んで「Hikakin&Seikin」名義で歌手活動もしており、制作した楽曲をiTunesで配信もしていますので、楽曲制作での印税収入もあると見られます。
イベント出演
ヒカキンは、YouTube関連のイベントのほかにも多くのイベントに出演しています。
一般的にイベント出演料は10万円~300万円が相場と言われています。
ヒカキンほど大人気のYouTuberなら、イベント出演料も高額と予想できます。
仮に、10本のイベントに出演していたら、最大で3,000万円程度の収入になるでしょう。
ヒカキンが支払っている税金額
10億円以上もの年収があると言われているヒカキンが、一体どれくらいの金額の税金を納付しているのかが気になっている方もいるのではないでしょうか。
国税庁のホームページによると、所得が4,000万円以上の場合、45%が所得税として課せられるという決まりがあります。
推測されている年収額から計算すると、ヒカキンは5億円近い金額の税金を納付していると考えられます。
ヒカキンが稼げている要因を徹底分析
なぜヒカキンは人気が高く、日本を代表するYouTuberとして君臨し続けられているのでしょうか。
人気が高くなければ、YouTubeチャンネルの動画再生数も伸びず高い広告収入を得ることができません。
この章では次の項目に焦点を当てて、ヒカキンが人気の理由を分析していきます。
- 動画の投稿を継続
- 再生数が稼げる動画
- ファンへの対応が丁寧
動画の投稿を継続
YouTubeなどの動画で視聴者を増やしたい場合、こまめな動画投稿が必須と言われています。
理想の投稿頻度は1日1本です。
ヒカキンは、大人気YouTuberになってYouTube以外の活動でも大忙しな今でも数日に1本の頻度で動画の投稿を継続しています。
動画の内容が面白いことはもちろんですが、視聴者を増やすセオリーを守り続けていることこそ、ヒカキンが人気者であり続けられる理由の一つと言えます。
再生数が稼げる動画
YouTubeで再生数を増やすためには、動画の再生数が伸びるジャンルを探すことが重要と言われています。
ヒカキンは、商品レビューを行うメインチャンネルのほかに複数のサブチャンネルを運営しています。
サブチャンネルでは、ヒューマンビートボックスのほかにもゲーム実況や飼っているペットの紹介などの動画を投稿しています。
ゲームをしない人でもゲーム実況が好きという視聴者もいますし、動物系は人気が高いジャンルです。
このように、再生数を稼げるジャンルの動画を盛り込むことでヒカキンは動画の総再生回数を伸ばしていると言えます。
ファンへの対応が丁寧
ヒカキンのファンへの対応の丁寧さは有名です。
2017年に開催された握手会ではファンからの無茶ぶりにも丁寧に対応し、子どものファンには目線を合わせて対応するなどの神対応がSNSで話題になりました。
せっかく憧れのYouTuberに会いに行っているのに、万が一嫌な思いをしてしまったらその視聴者は動画を再生しなくなる可能性が高いです。
ファンへの対応が丁寧なことも動画再生数を伸ばしている要因の一つで間違いないでしょう。
まとめ
ここまで、ヒカキンの年収や活動内容について解説してきました。
今でこそ年収が10億円以上と言われているヒカキンですが、YouTuberデビューする前はスーパーの店員として働き、月収はわずか15万円程度でした。
ヒカキンみたいな年収とまではいかなくても、今よりも年収を上げたいとお悩みの場合、転職をして人生を変えることも選択肢の一つではないでしょうか。
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