結論:猟師(ハンター)はイノシシやシカなどを狩猟する仕事で、プロの猟師の平均収入は年間220万円から260万円です(当サイトの試算)。
猟師とは(意味・読み方)
猟師(りょうし)とは「狩猟を職業とする人。かりゅうど。」のことです(デジタル大辞泉)。類語に狩人・ハンター・猟人・鷹匠があり、東北地方の山間に住む猟師は「またぎ」と呼ばれます(精選版 日本国語大辞典)。
もともと猟師は生活のための仕事でしたが、明治以後は狩猟免許をとって娯楽として猟をする人が増えました。明治中期には狩猟に従事する人が約24万人、うち専業者が8万余人でした。1980年代には狩猟免許の取得者が平均80万人以上いた一方、専業者は1万に足らないとされます(改訂新版 世界大百科事典)。いまは「ハンター」と「猟師」の区別がつけにくくなっています(日本大百科全書)。
出典:コトバンク「猟師」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
- 令和6年度の野生鳥獣による全国の農作物被害額は188億円で、前年度から24億円増えました。種類別に見るとシカ79億円、イノシシ45億円です。 出典:農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和6年度)」
- 狩猟免許の所持者は昭和45年の約53万人が最多で、その後は減りました。平成24年度以降は増加に転じ、令和3年度は21.3万人です。所持者の約6割が60歳以上です。 出典:環境省 自然環境局野生生物課「鳥獣保護管理法と法に基づく保護管理制度の理解」(令和7年度 講習資料)(2026-02-05)
- 免許を取っただけでは狩猟はできません。狩猟をする都道府県に毎年「狩猟者登録」をして、狩猟税を納める必要があります。狩猟税は第1種銃猟免許で16,500円、わな猟・網猟免許で8,200円です(軽減措置あり)。 出典:環境省 自然環境局野生生物課「鳥獣保護管理法と法に基づく保護管理制度の理解」(令和7年度 講習資料)(2026-02-05)
本記事の猟師の年収は公開情報をもとにした目安の試算で、国や自治体が公表した統計値ではありません。報奨金の額は自治体ごとに異なります。
イノシシやシカ、真鴨などの野生動物を狩猟して食肉として楽しむジビエや、農作物への被害を解決する重要な役割を担う猟師が、最近注目を集めています。
この記事では、猟師の意味、ハンターになるまでの手順と費用、仕事内容、収入、注意点を順にご説明します。副業として始めたい方にも役立つ内容です。
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猟師の年収は220~260万円
プロの猟師の平均収入は、年間220万円から260万円です。
その中でも「認定鳥獣捕獲等事業者」という資格を持つと、年間300万円から350万円くらい稼げます。
この資格は都道府県がお墨付きを与えるもので、都道府県から仕事を任されることができます。
税金が安くなったり、活動のための資金や動物の処理にかかるお金がもらえたりする良い点があります。
趣味として猟をする人の場合は、年間20〜30万円くらいの収入です。
実例:年収約800万円弱の専業罠猟師の収入内訳
平均は上のとおりですが、やり方次第で大きく上振れする例もあります。長崎県・五島列島の福江島で罠猟師になった元教師(29歳)は、2026年の年収が約800万円弱と公開しています(note「狩猟チャンネル」)。
| 収入源 | 内容 |
|---|---|
| 狩猟報奨金 | 2026年度は3月19日時点で547頭を捕獲。捕獲のみ10,000円/頭、加工施設への搬入12,000円/頭で、報奨金だけで540万円超 |
| 業務委託捕獲 | 自治体や団体から依頼される集中捕獲。一頭あたりの単価が上がる |
| 山菜の販売 | 罠の見回りの途中で採ったタラノメ・ワラビ・ゼンマイなどを販売し、ガソリン代や罠の費用に充てる |
| YouTube収益 | 「狩猟チャンネル」で発信。チャンネル登録者は約3300人 |
一方で、Yahoo!知恵袋の回答には「年収100万円も稼げたら、御の字といえるだろう」という厳しい見方もあります。食肉として売るには殺処分から2時間以内の解体と、保健所の審査を経た食肉処理施設が必要だという指摘です。年収は地域の報奨金単価・捕獲頭数・処理施設の有無で大きく変わります。
実例は本人の公開情報で、平均値ではありません。
最初に罠や銃を買うお金がかかるので、あまり獲物が捕れないと損をすることもあります。
年齢別の年収
猟師の年収は年齢よりも、捕獲頭数・地域の報奨金単価・委託の有無で決まります。以下は当サイトの目安の試算で、統計値ではありません(上の実例のように29歳で約800万円弱の例もあります)。
20代:
平均年収は約250〜350万円です。
新人猟師として経験を重ね、スキルを磨いていきます。
30代:
平均年収は約350〜500万円です。
中堅猟師として捕獲の技術や販路を広げ、収入を安定させる人もいます。
40代:
平均年収は約500万円以上です。
ベテラン猟師として捕獲の実績を積み、駆除の委託やジビエ販売などで収入を増やす人もいます。
猟師の仕事内容
猟師は、山や野原に行ってシカやイノシシ、鳥などを銃で捕まえ、それを処理して肉や皮、骨を売ってお金を稼ぐ人のことです。
テレビでもよく見かけますが、市や町から頼まれて、数が増えすぎた動物や、田んぼや畑を荒らすサルや熊を捕まえる仕事もしています。
狩りには2つの種類があって、1つは狩猟免許を取って都道府県に登録する「登録狩猟」、もう1つは困った動物を捕まえるための「許可捕獲」です。
登録狩猟では、捕まえた動物を売らないとお金になりません。副業として猟師をやってみたい人は、市や町の動物被害対策に協力すると報奨金がもらえる許可捕獲の申請をするのがよいでしょう。
鳥獣の販売
シカやイノシシを捕まえて処理し、肉や皮を業者に売るのが、猟師の一番一般的な収入の方法です。
最近は野生動物の肉が人気で、牛や豚とは違う味や食感を楽しみたい人がたくさんいます。
シカの角も人気があって、お部屋の飾りやアクセサリー、漢方薬の材料として使われます。
捕った鳥獣を販売する方法
捕獲した鳥獣を解体して販売し、収益を得る方法もありますが、解体には時間がかかり、技術や資格も必要です。
特別な技術や資格がない場合は、解体業者に販売するほうが効率的でしょう。
また、シカの角はフリマアプリで売ることもできます。
害獣駆除
イノシシやサル、また飼い主に捨てられて野生化したアライグマなど、人々や田畑、家を傷つける動物の駆除も、猟師の仕事です。
普通の狩りは11月15日から2月15日まで(北海道は10月1日から1月31日まで)ですが、有害鳥獣駆除は市や町から依頼があれば、ほぼ1年中活動できます。
有害鳥獣駆除は主に市町村などが許可・実施する事業なので、地域によって金額は違いますが、1頭につき3,000円から3万円の報奨金がもらえます。
獣の種類ごとの報奨金の平均額(1頭あたり)は、イノホイの鳥獣被害対策マガジンによると次のとおりです。
| 害獣の種類 | 報奨金の平均額(1頭あたり) |
|---|---|
| イノシシ | 約6,000~15,000円 |
| ニホンジカ | 約7,000~8,000円 |
| ハクビシン | 約1,000~3,000円 |
| アライグマ | 約3,000~5,000円 |
| カラス | 約200~1,000円 |
| サル | 約11,000~30,000円 |
受け取るには、耳・尻尾の提出、写真、捕獲活動書などの証明書類が必要です。ジビエとしての買取は、鹿や猪1頭につき約2,000円〜20,000円前後とされています(同)。
ただし、この仕事をするには、狩猟免許を持っているだけでなく、各都道府県の猟友会(※1)に入る必要があります。
そして、しばらく活動した後で、鳥獣被害対策実施隊(※2)に入るための推薦書を申請し、実施隊のメンバーにならなければいけません。
※1: 大日本猟友会
※2: 鳥獣被害対策実施隊の設置について
有害鳥獣駆除で報奨金をもらう方法
猟師が動物を捕獲した際、有害鳥獣駆除として報奨金を受け取れる場合があります。
ただし、自治体によってはこの制度がないところや、報奨金の金額や対象となる鳥獣が異なることもあります。
住んでいる自治体のホームページで確認するか、担当部署に直接問い合わせて確認しましょう。
たとえば、鳥取県ではイノシシやシカ1頭につき5千円の報奨金が支給されるそうです。
鹿角や猪牙を加工した工芸品・剥製などの販売
どれくらいの需要があり、販路がどれだけあるかは不明ですが、ネット販売・地域のイベントなどを通じて加工品を販売しているところはあります。
ただし、営業努力次第で大きな可能性を秘めた手段だと考えています。
ジビエレストラン経営など飲食店の経営
地域全体で村おこしの一環として活動する場所が増えてきています。
地元で獲れた食材を活用し、猟師も嬉しいと感じる素晴らしい取り組みだと思います。
獲物が獲れた時だけ営業するレストランで料理を提供したり、獲れた肉を卸したり加工品を作ったりするなど、関わり方は自由です。
猟師は未経験でも始められる?
未経験からハンター(猟師)になるまでの流れは、環境省の「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」で次の順に整理されています。
- 生活スタイルに合わせて猟法(銃猟・わな猟・網猟)を選ぶ
- 狩猟免許を取得する
- 猟具(猟銃、わな、網)を所持する
- 狩猟者登録をする
- 地域のルールにのっとって狩猟場へ
| 手続きの経費(目安) | 猟銃 | わな猟 | 網猟 |
|---|---|---|---|
| 狩猟免許取得(申請・診断書・事前講習料等) | 約15,000円 | 約15,000円 | 約15,000円 |
| 猟銃所持許可 | 約60,000円(空気銃 約20,000円) | – | – |
| 狩猟者登録(手数料・狩猟税) | 約20,000円 | 約10,000円 | 約10,000円 |
| その他(ハンター保険等) | 約15,000円~ | 約15,000円~ | 約15,000円~ |
| 合計 | 約144,800円〜 | 約40,000円 | 約40,000円 |
銃猟は猟銃・空気銃の準備費用(数万円~数十万円)や装弾(1発80円~)も必要で、初期投資の目安は30万円程度と言われています。わな猟・網猟は猟具を自作すれば数千円から準備でき、銃猟よりリーズナブルです。狩猟には3,000万円以上の賠償能力の証明(ハンター保険など)も必要です。
出典:環境省「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」生活スタイルに合わせた狩猟の選択(猟具の購入費を除く目安)
猟師免許は初めての人でも取れますが、お金がかかりますし、以下のような条件も必要です。
知識 動物を守る法律や銃に関する法律、免許の内容、狩りの対象となる動物や道具についての知識が必要です。
技能 狩っていい動物と狩ってはいけない動物を見分けられることや、狩りの道具を正しく使えることが求められます。
適正 視力:銃を使う免許(第一種・第二種)は両目で0.7以上、片目で0.3以上、わなや網を使う免許は両目で0.5以上必要です。 聴力:10メートル離れた場所から出る90デシベルの音が聞こえなければいけません。 運動能力:手足を曲げ伸ばしたり、手を上げたり、指を動かしたりできることが必要です。
更新 3年ごとに更新が必要で、その時は講習を受けなければいけません。更新した免許は申し込んでから10日くらいで届きます。
難易度 合格率は80%ほどで、国家資格の中では比較的取りやすい免許です。
狩猟免許試験への申し込み
| 1.狩猟免許申請書 | ・住所、氏名、生年月日 ・受験したい狩猟免許の種類 ・猟銃や空気銃の所持許可証の番号及び交付年月日等 |
|---|---|
| 2.猟銃・空気銃許可証の写し (所持許可取得者のみ) |
左記を所持していない方は医師の診断書1枚 ※統合失調症や そううつ病、てんかん、麻薬や覚せい剤の 中毒者でないことを証明するもの |
| 3.写真 | 申請前6ヶ月以内に撮影した縦3cm×横2.4cmの無帽・正面・上三文身・無背景のもの |
| 4.狩猟免許申請手数料 (現金または収入印紙) |
免許1種類につき5,200円 ※同時に2種類の免許について申請する場合は1万400円 |
| 5.返信用封筒 | 都道府県により不要な場合あり |
※1: 狩猟免許を取得する
※2: 狩猟免許申請書 様式
初心者狩猟免許講習会への参加
狩猟免許を取るには、住んでいる都道府県が年に何回か行う狩猟免許試験(※1)に通らなければいけません。
試験は申し込んだ順に人数が決まることが多いので、免許を取ろうと考えている人は、狩猟免許申請書(※2)など必要な書類を早めに準備して申し込むことをお勧めします。
狩猟免許の取得
狩りの方法によって、免許は4つの種類に分かれています。
銃を使う「第一種銃猟免許」(散弾銃とライフル銃用)と「第二種銃猟免許」(空気銃用)、そして「わな猟免許」、「網猟免許」があります。
- 第一種銃猟免許:火薬を使う銃(散弾銃やライフル銃)と空気銃の両方を使って狩りができます。
- 第二種銃猟免許:空気銃だけを使うことができます。
- わな猟免許:銃は使わず、「箱わな」や「くくりわな」といったわなを使って動物を捕まえる免許です。
- 網猟免許:「むそう網」「はり網」「つき網」「なげ網」などの網を使って動物を捕まえる免許です。
銃砲所持許可の取得
銃を持つためには、まず所轄の警察署で行われる「猟銃等講習会(初心者講習)」を受けた後、教習射撃や実技試験を経て銃を購入し、公安委員会に対して所持の許可を申請する必要があります。
この許可は、「1銃1許可制」となっており、1丁ごとに申請が求められます。複数の銃を持つ場合は、それぞれの銃について申請を忘れないようにしましょう。
さらに、許可を受けた銃は、年に1回、警察署に持参して検査を受ける必要があります。
銃を自宅で保管する場合は、専用の「ガンロッカー」が必要で、実包を保管するためには別に「装弾ロッカー」を用意する必要もあります。
猟具を準備する
鳥や獣を捕まえるには、猟具が必要です。
使う猟具については鳥獣保護管理法や銃砲刀剣類所持等取締法でそれぞれ決まりがあり、異なる手続きが必要なので注意が必要です。
捕獲の方法は猟具によって異なり、「わな猟」「網猟」「銃器(装薬銃・空気銃)」の3つに分類されています。
わな猟
くくりわな
脚にワイヤーの輪をかけて捕まえる代表的な猟具。バネ式、はねあげ式、ひきずり式の3種類があり、シカやイノシシの捕獲に使用しますが、ツキノワグマやヒグマへの使用は禁止されています。
はこわな
箱の中にエサを置き、動物をおびき寄せて捕まえる方法です。大型のものはイノシシやシカ用、小型のものはタヌキやアライグマ用に使われます。
はこおとし
獲物が箱に入ると、重りのついた天井が落ちて動きを封じる方法で、タイワンリスやイタチなどに使用されます。
囲いわな
はこわなと同様にエサで誘導し、獲物が入ると入口が閉まる仕組みです。シカやイノシシの捕獲に使います。
網猟
むそう網
鳥の群れをエサで引き寄せ、一斉に捕まえる網で、カモやハト、スズメなどに使われます。
はり網
空中に網を張り、人が見張りながら獲物を捕える方法で、鳥やウサギなどの捕獲に用いられます。
つき網
虫取り網のような形をしており、草むらや池の周りにいる鳥を捕らえます。タシギなどに使用します。
なげ網
飛んでいる鳥に向かって網を投げる方法で、カモなどの捕獲に用います。
銃器(装薬銃・空気銃)
装薬銃
火薬を使って弾丸を発射する銃器のことで、散弾銃とライフル銃があります。鳥や小動物には散弾銃、シカやイノシシ、クマなどの大型動物にはライフル銃を使用します。
空気銃
空気やガスの圧力で発射する銃器で、殺傷力があるため使用には許可が必要です。主に鳥や小動物の捕獲に用いられます。
※1:環境省HP 猟具(猟銃、わな、網)を所持する
※2:環境省HP 狩猟制度の概要 || 野生鳥獣の保護及び管理
猟師を始める際に気を付けること
猟師の副業は、獣害駆除などで社会貢献ができる一方、いくつかのリスクや確認事項があります。
ここでは、特に注意すべき3点について説明します。
怪我や負傷のリスク
狩猟は野生動物と直接対峙するため、追い詰められたシカやイノシシが突進してきて、命を落としたり重傷を負う事故が全国で発生しています。
さらに、狩猟には銃の使用が不可欠ですが、取り扱いを誤ると暴発や、獲物と間違って人に当たるといった深刻な事故にもつながる可能性があります。
また、強力なバネを使用したくくりわなは、獲物の脚を一瞬で押さえるため、設置時に跳ね返りで骨折したり、切れたワイヤーが目に当たって失明する事故もあるため、扱いには十分な注意が必要です。
地域の狩猟実績の確認
副業として収入を得るには、鳥獣を捕獲できる環境があることが前提です。
自治体から捕獲許可を得るには、地域の鳥獣被害対策実施隊に参加する必要があり、活動地域によっては捕獲数や狩猟期間、報酬などが異なります。
狩猟には一般的に3年ほどの実績が必要とされるため、活動する地域の条件や実績も事前に確認しておきましょう。
なお、鳥獣被害対策実施隊に所属していると、以下のような優遇措置が受けられる場合もあるため、加入がおすすめです。
- 技能講習の免除
- 狩猟税の軽減
- 公務災害の適用
- 活動経費の特別交付税措置
- ライフル銃所持許可の特例
解体所の持ち込み条件
捕獲した動物をジビエとして流通させるには、解体所(食肉処理施設)での処理が必要であり、鮮度を保つためにもできるだけ早く持ち込む必要があります。
解体所に持ち込む際には、次のような条件が求められる場合があるので、事前に確認しておくことが大切です。
- 搬入前に搬入予定時刻を連絡する
- 獲物は1頭ずつシートなどで包み、周囲を汚さないようにする
- 運搬車両の荷台は使用前後に洗浄する
- 捕獲後、制限時間内に解体所へ搬入する
- 捕獲から搬入までの間に、狩猟者の情報や健康状態、狩猟方法、被弾部位などを記録し、処理業者へ伝える
猟師の求人情報
狩りをする人の高齢化が進み、次の世代を担う人が少なくなっています。
また、野生動物による農業や林業への被害、人への危害も全国で大きな問題になっています。
そのため、地域によっては一般的な求人サイトや地域の会社のウェブサイトで猟師を募集しています。
最近では、「地域おこし協力隊」として田舎に移り住み、経験がなくても猟師になる若い人も出てきています。
https://twitter.com/TabaGibier/status/1450303977594126337猟師に向いている人
自然が好きな人
猟師は自然環境の中で多くの時間を過ごすため、自然が好きなことが大切です。自然の中で働くことに喜びを感じる人に向いています。
体力に自信がある人
猟師の仕事は体力を要するため、体力に自信がある人に向いています。山や森での移動や重い装備の運搬など、体力を使う作業が多いです。
コツコツと努力できる人
狩猟は地道な努力が必要な仕事です。コツコツと作業を続ける忍耐力があり、計画的に進められる人に向いています。
環境保護に興味がある人
猟師は環境保護や持続可能な農業に貢献します。環境保護に関心があり、持続可能な農業を目指す人に向いています。
コミュニケーションが得意な人
猟師は地域社会や消費者と関わることが多い仕事です。コミュニケーションが得意で、地域の人々や消費者と良好な関係を築ける人に向いています。
猟師の将来は?
野生動物への対策として、また山や森の自然を守るために、動物の数を適切に保つ必要があり、猟師の需要は増え続けています。
最近は野生動物の肉が人気になってきたことや、狩りから食品加工、販売までを一貫して行う取り組みが広がっていることから、これからは猟師の仕事はさらに幅広く、収入を得る方法も増えていくと考えられています。
猟師の副業で稼ぐためのコツは?
地域の狩猟実績を確認する
猟師として収入を得るには、狩猟する地域で鳥獣が十分に捕れることが重要です。
地域によって捕獲数や狩猟可能な期間、報酬金額が異なるため、狩猟をする場所の実績を事前に確認しておきましょう。
地域の鳥獣被害対策実施隊の加入条件を確認する
鳥獣被害対策実施隊に加入すると、次のような優遇措置が受けられます。
- 技能講習の免除
- 狩猟税の軽減
- 公務災害の適用
- 活動経費の特別交付税措置
- ライフル銃所持許可の特例
また、報酬を得るために実施隊への加入が必要な場合も多く、地域によって報酬や税軽減の割合、加入条件が異なります。
収入を増やすためにも加入を検討し、活動地域の鳥獣被害対策実施隊の条件を確認しておきましょう。
解体所への持ち込み条件を確認する
捕獲した鳥獣を個人で販売するには、食肉処理業や食肉販売業の許可が必要で、無許可の場合は食品衛生法に違反してしまいます。
そのため、まずは解体所に持ち込んで販売するのが一般的です。
ただし、解体所の受け入れには条件がある場合が多いため、確認が必要です。
たとえば、被弾部位によって受け入れ可否が異なり、頭部や首への被弾は受け入れやすいものの、胸部への被弾は断られることがあります。
また、捕獲から搬入までの制限時間が設定されている場合もあります。
実際の猟師・ハンターの声
週末ハンターとして続ける例:千葉県在住の白井理恵さんは、2014年に「一生続けられる趣味」として狩猟を始めました。県の猟友会に電話して入会し、いまは「平日は普通に仕事をして、基本的に週末の休みで狩猟をする」スタイルです。年配の猟師から道具や技術を教わり、仲間の数人で行った鳥屋猟では15羽くらい仕留めたこともあるそうです(環境省「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」)。
命と向き合う仕事でもある:俳優の東出昌大さんは5年前に東京を離れ、関東近郊の山で猟をしながら暮らしています。人里から7時間歩いた山奥で野営しながら鹿を追い、「山中で野営をしながら、過去に殺してきた動物たちの記憶を辿り、『命を奪うこと』について葛藤したこともある」と書いています(プレジデントオンライン/Yahoo!ニュース)。
収入や制度だけでなく、こうした生活の実感と覚悟も猟師を選ぶうえでの判断材料になります。
まとめ
猟師としての生活や収益化の方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
全国的に猟師の数は高齢化に伴い減少していますが、若い世代による新たな狩猟ブームの兆しも見られます。皆さんも趣味や仕事として、狩猟の世界に一歩踏み出してみませんか?
猟師(狩猟従事者)の年収に関するFAQ
猟師とはどんな仕事ですか?
狩猟を行い、野生動物を捕獲・処理・販売する職業です。狩猟免許(第一種・第二種銃猟免許、罠猟免許など)を取得し、自治体に登録した上で、個人または団体として活動します。
主な目的は、野生鳥獣の個体数管理、害獣駆除、食肉(ジビエ)や毛皮などの販売です。
猟師の平均年収はいくらですか?
活動形態によって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです。
| 形態 | 年間収入(総額) | 備考 |
|---|---|---|
| 副業・兼業猟師 | 10〜100万円程度 | 地域ボランティア的活動が多い |
| 専業(個人事業者) | 200〜400万円 | 捕獲報奨金+ジビエ販売収入 |
| 自治体委託・法人猟師 | 300〜600万円 | 鳥獣被害対策・駆除契約が主 |
| 熟練・地域リーダークラス | 700万円以上 | 法人経営や食肉加工販売を含む |
平均すると年収250〜350万円程度が現実的なレンジです。
収入の内訳はどうなっていますか?
- 捕獲報奨金:自治体から1頭あたり数千円〜数万円(イノシシ・シカなど)
- ジビエ販売:処理施設経由での肉販売収益(キロ単価1,000〜2,000円程度)
- 毛皮・骨・角など副産物:クラフト素材・土産物など
- 委託事業:鳥獣被害対策・調査・監視業務の請負
- イベント・メディア出演:地域振興活動などでの謝礼
これらを組み合わせて生計を立てるケースが多く、捕獲頭数・地域単価・活動頻度によって年収が大きく変動します。
経費や初期費用はどのくらいかかりますか?
- 猟銃・罠・装備購入費:数十万〜100万円以上
- 狩猟保険・免許更新費:年間2〜3万円
- 車両・ガソリン代・弾薬費:年間10〜30万円
- ジビエ処理施設の利用料や衛生検査費用:数万円〜
専業猟師の場合、年間50〜100万円前後の経費が発生します。
地域によって収入に差がありますか?
大きな差があります。イノシシやシカの被害が多い地方(九州・中国・四国・中部山岳地帯)では、捕獲報奨金が高めに設定されており、年間100万円以上の補助金収入もあり得ます。都市近郊では活動機会が限られます。
今後、猟師の収入は増えますか?
政府・自治体が鳥獣被害対策や地域振興策として猟師を支援する動きが強まっており、専業・半専業化の支援制度(地域おこし協力隊・報奨金拡充・ジビエ振興)が増えています。したがって、今後は安定的な収入モデルが整う可能性があります。
専業猟師として生活できる人は多いですか?
日本全国の狩猟免許所持者は約21万人(環境省、令和3年度21.3万人)ですが、専業として生計を立てている人は1,000人未満とされます。多くは農家・自営業・地方公務員との兼業です。
猟師のライフスタイルや働き方は?
季節によって大きく変動します。狩猟期(秋〜冬)は早朝から山入り、オフシーズンは罠設置・販売・イベント活動など。自然のリズムに合わせた働き方を望む人に向いています。
収入面でのリスクや課題はありますか?
- 捕獲数・単価が不安定で、年収が安定しにくい
- 装備・維持費が高く、初期投資回収に時間がかかる
- 天候・獣害状況・行政予算に左右されやすい
- 高齢化による担い手不足と安全面のリスク
補助金や地域連携をうまく活用することが重要です。
まとめ(要点)
猟師の年収は活動形態で大きく異なり、平均250〜350万円前後。副業・兼業が主流ですが、地域連携・ジビエ事業拡大・補助金制度の充実により、専業でも生活できる環境が整いつつあります。
本記事の地域別データと比較する際の全国基準値です。特定職業ではなく給与所得者全体の数値のため、職業特性で大きく上下します。
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 331万円 |
| 30代 | 444万円 |
| 40代 | 506万円 |
| 50代 | 542万円 |
| 60代 | 445万円 |
出典: 国税庁「民間給与実態統計調査」令和4年分 — 年齢階級別の平均給与から算出。
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