広報職の転職は、非公開求人が多くエージェントなしでは機会損失が大きい領域です。本記事では、広報・PR職の転職に強いエージェント3選の特徴と使い方を整理し、登録から内定獲得までの流れを解説します。
広報職の転職でエージェントを使うべき理由
広報・PR職の求人は、一般の転職サイトに公開されている案件よりも、エージェント経由の非公開求人が占める割合が高い傾向があります。企業が広報担当者を採用する際、社内の情報管理や競合他社への情報流出を避けるために、非公開で募集をかけることが多いためです。
広報職は「採用数が少ない専門職」という性格を持ちます。大きな企業でも広報部門の人員は限られており、一度ポジションが空くタイミングに合わせて動けなければ、次の機会まで数年待つことになるケースもあります。こうした市場の特性から、エージェントを通じて先行情報を得ることが転職活動を有利に進める鍵となります。
また、広報職は職務内容が多岐にわたるため、職務経歴書の書き方次第で評価が大きく変わります。メディアリレーションズの実績、プレスリリースの作成本数、危機管理対応の経験など、何をどの順番で、どのように表現するかは、広報の採用事情を熟知したエージェントのアドバイスが欠かせません。転職エージェントは無料で利用できますから、活用しない理由はほとんどありません。
広報職の転職市場の動向と特徴
広報・PR職の転職市場は、近年大きな変化を迎えています。従来は大手企業が専任の広報部門を持つ一方、中小企業では広報業務を総務や経営企画が兼務するケースが一般的でした。しかし、SNSの普及と情報発信の重要性が高まる中で、企業規模を問わず広報機能を専任化・内製化しようとする動きが広がっています。
特に顕著な変化として、スタートアップや成長期の企業における広報人材の採用需要が増加しています。資金調達のタイミングや上場準備の段階で「PRができる人材」を急募するケースが増えており、こうした企業は即戦力を求めているため、経験者には好条件を提示することが多い傾向があります。
また、デジタルPRやコンテンツマーケティングとの境界線が曖昧になりつつある点も、近年の広報市場の特徴です。従来のメディアリレーションズ中心の広報担当者に加え、SNS運用・オウンドメディア管理・インフルエンサーマーケティングを包含したコミュニケーション戦略全体を担える人材へのニーズが高まっています。転職活動においても、デジタル領域のスキルをアピールできるかどうかが、従来以上に重要な評価ポイントになっています。
IR(投資家向け広報)との兼務ポジションも増加傾向にあります。上場企業が広報とIRを一体化した「コーポレートコミュニケーション」部門を設ける動きが続いており、PRとIRの両方をこなせる人材は希少性が高く、年収面でも優遇される傾向があります。こうした市場の変化を踏まえると、転職エージェントを通じて最新の求人動向を把握することが、転職活動の質を大きく左右します。
広報職の転職タイミングとしては、キャリアの節目となる転職は早めに情報収集を始めることが重要です。広報の採用枠は年間を通じて均等には発生せず、企業の事業計画や組織変更のタイミングに左右されます。特定の時期に集中して求人が増えることもあれば、突発的に好条件のポジションが開くこともあります。エージェントに登録しておくことで、こうした突発的な機会を逃さず掴めるようになります。
広報の転職エージェントの選び方:3つの軸
数多くある転職エージェントの中から、広報職の転職に適したサービスを選ぶには、以下の3つの軸で評価するのが効果的です。
| 軸1:求人の質・量 非公開求人の保有数 広報専門求人の比率 | 軸2:専門性 広報・PR業界の知識 担当者の業界経験 | 軸3:サポート体制 書類添削・面接対策 年収交渉の実績 |
| 3軸すべてを満たすエージェントを選ぶことで | ||
| 転職の選択肢が広がり、条件交渉力も高まる |
軸1:求人の質と量
エージェントを選ぶ最初の判断基準は、どれだけ広報・PR職の求人を持っているかです。特に注目すべきは「非公開求人」の比率です。広報ポジションは全体の求人数がそもそも多くないため、公開求人だけに頼ると選択肢が極端に絞られます。エージェント登録後のカウンセリングで「どのくらい広報の非公開求人がありますか」と具体的に質問することで、そのエージェントの保有状況を確認できます。
軸2:専門性とアドバイザーの知識
広報職の採用では、業界特有の評価ポイントがあります。メディアリレーションズの経験、クライシスコミュニケーションの素養、IR業務との兼務可否など、一般的な転職エージェントのアドバイザーが深く理解していないケースがあります。担当者が広報・マーケティング分野の転職支援を専門としているか、または自身がその業界出身かどうかを確認することが、的確なアドバイスを受けるための重要な条件です。
軸3:書類添削・面接対策・年収交渉のサポート
転職を成功させるには、求人を紹介してもらうだけでは不十分です。広報職の職務経歴書は「何をやったか」ではなく「どう会社の認知・評判に貢献したか」を定量・定性両面で表現する必要があります。この書き方をアドバイスできるエージェントかどうかは、実際に添削を依頼してみると判断できます。また、内定後の年収交渉を代行してくれるかどうかも重要なポイントです。自分では言い出しにくい条件面の交渉を、エージェントが客観的な市場データをもとに行ってくれる点は大きな価値があります。
広報におすすめの転職エージェント3選
上記の3軸を踏まえ、広報・PR職の転職に実績のあるエージェントを3つ紹介します。
1位:マイナビエージェント|広報転職の総合力
マイナビエージェントは、広報職の転職においてバランスの良いサービスを提供しているエージェントです。総合型のエージェントでありながら、職種別・業界別の専門チームを持っており、広報・マーケティング領域を担当するアドバイザーが対応します。
広報求人の中でも非公開案件の取り扱いが多く、大手企業から成長期のスタートアップまで幅広いポジションが揃っています。書類添削のサポートが手厚い点が利用者から評価されており、広報特有の「成果の言語化」を丁寧にアドバイスしてもらえます。
面接対策では、志望企業の過去の面接傾向を踏まえたアドバイスを受けられます。内定後の年収交渉も代行してもらえるため、給与条件に不満がある場合でも自分で直接言い出す必要がありません。広報転職のファーストチョイスとして、まず登録しておきたいエージェントです。
2位:doda|求人数の幅広さでPR・IR両方をカバー
dodaは国内最大級の求人データベースを持つ転職エージェントです。広報・PR職に限らず、IR(投資家向け広報)や社内広報、コーポレートコミュニケーション領域まで含めると、幅広い選択肢を持てます。
大手企業の広報部長・マネージャークラスの非公開求人から、中堅・成長企業の広報立ち上げポジションまで、ポジションの多様性が強みです。エージェントサービスと転職サイト機能の両方を備えているため、自分のペースで求人を探しながら、アドバイザーのサポートも受けられる二刀流の活用が可能です。特にPRとIRを兼務するポジションを探している方、または業界を問わず広く選択肢を持ちたい方に向いています。
3位:レバテックキャリア|IT業界の広報に特化
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。一般的な広報求人よりも、テック企業やスタートアップの広報担当・PRマネージャーポジションに強みを持ちます。
IT業界は広報職の年収水準が全体的に高く、特にスタートアップが資金調達後にPR機能を内製化する際の採用ニーズが旺盛です。「テック企業でのPR広報」「スタートアップの広報責任者」「上場準備中の企業でのIR/PR兼務」などを目指している方にとって、他の総合型エージェントでは拾いにくい求人を保有しています。IT系の広報ポジションを狙うなら、マイナビエージェントやdodaと並行して登録しておく価値があります。
3社の特徴比較表
| エージェント | 広報求人の幅 | 専門性 | 書類・面接サポート | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| マイナビエージェント | 総合的に広い | 広報・マーケ特化チーム | 手厚い | まずここから始めたい人 |
| doda | PR・IR両対応 | 総合型の幅広い対応 | 標準的 | 業界・業種を広く見たい人 |
| レバテックキャリア | IT・スタートアップ特化 | テック業界の深い知識 | IT業界向けに強い | IT企業の広報を狙う人 |
【独自データ】広報の転職で年収はどれくらい上がる?
広報職の転職で気になるのが、実際にどれくらい年収が上がるのかという点です。当サイトが収集した情報をもとに、広報職の転職前後の年収変化を3パターンでまとめました。
| パターン | 転職前年収 | 転職後年収 | 年収UP額 |
|---|---|---|---|
| 中小企業 → 大手企業の広報担当 広報経験3年・メディアリレーションズ実績あり | 380万円 | 520万円 | +140万円 |
| 事業会社広報 → IT企業の広報マネージャー 広報経験5年・チームリーダー経験あり | 500万円 | 700万円 | +200万円 |
| PR会社 → 上場企業のIR・広報部長 PR/IR経験8年以上・マネジメント経験あり | 650万円 | 900万円 | +250万円 |
このように、広報職の転職では100万〜250万円程度の年収アップが現実的に狙えます。特に以下のケースでは大幅な年収アップが期待できます。
- 中小企業から大手企業への転職:企業規模の違いがそのまま年収に反映されやすい
- 事業会社からIT・Web業界への転職:IT業界は広報職の年収水準が全体的に高い
- プレイヤーからマネジメントポジションへの転職:管理職手当やストックオプションが加算される
- PR専任からIR兼務への転職:IR業務は専門性が高く、年収プレミアムが乗りやすい
年収アップを最大化するためには、転職エージェントの年収交渉力が欠かせません。自分の市場価値を正しく把握したうえで、プロに交渉を任せることで、個人では引き出せない条件を勝ち取れる可能性が高まります。
登録から内定まで:広報転職の7ステップ
転職エージェントに登録してから内定を得るまでの流れを、広報職の特性を踏まえて整理します。各ステップにかかる期間の目安を把握しておくことで、現職との調整や引き継ぎのスケジュールが立てやすくなります。
STEP 1:エージェントに登録する
まずは本記事で紹介した3社のうち、2〜3社に同時登録します。登録自体は各サービスとも数分で完了します。職務経歴や希望条件を入力する際は、できるだけ詳細に書くことで、その後のカウンセリングがスムーズになります。
STEP 2:キャリアカウンセリング
登録後、エージェントから連絡が来て面談日程を調整します。対面またはオンラインで実施されるカウンセリングでは、これまでの経験・スキル・希望条件を整理します。広報職の場合は「どの企業規模・業界の広報をやりたいか」「PRとIRどちらを軸にするか」など、方向性を明確にする段階です。
STEP 3:職務経歴書・履歴書の作成と添削
広報職の書類作成で最も重要なのは、実績の「言語化」です。メディア露出件数、プレスリリース配信本数、企業認知度の変化など、自分が関わったPR施策の成果を定量的に表現できる部分は積極的に数字を使いましょう。数字で示せない場合も「業界最大規模のカンファレンスを企画・運営」「上場前の広報体制を一人で立ち上げ」など、スケール感が伝わる表現を意識します。アドバイザーの添削を活用して、書類の完成度を高めましょう。
STEP 4:求人紹介と応募先の選定
カウンセリング内容と職務経歴をもとに、アドバイザーが適合する求人を紹介します。広報職の非公開求人は、この段階で初めて見ることができます。紹介された求人の中から、応募する企業を選定します。1社に絞り込む必要はなく、複数社に並行応募することで選考の機会を広げられます。気になる求人については、企業文化や選考過程の詳細をアドバイザーに確認することもできます。
STEP 5:面接対策
広報職の面接では、一般的な志望動機や自己PRに加えて、「入社後にどのようなPR戦略を展開したいか」「メディアリレーションズをどう構築するか」など、実務的なビジョンを問われる傾向があります。エージェントのアドバイザーから志望企業の面接傾向を聞いておくと対策がしやすくなります。また、危機管理広報の経験やSNS関連のリスク対応経験がある方は積極的にアピールしましょう。近年はリスク管理能力を重視する企業が増えており、大きな差別化ポイントになります。
STEP 6:選考
書類選考を通過すると、一次面接、場合によっては二次・最終面接が続きます。広報職の最終面接では経営層が同席するケースも多く、「なぜうちの会社の広報をやりたいのか」という企業理解の深さを問われます。選考中もアドバイザーに進捗を共有することで、選考のフィードバックをもとにした次の対策が可能になります。複数社を並行して選考している場合、他社の進捗状況を伝えることで、選考スケジュールの調整をサポートしてもらえます。
STEP 7:内定・年収交渉・入社
内定が出た後の年収・待遇交渉は、必ずエージェントを通じて行いましょう。自分で直接交渉するよりも、第三者であるエージェントが間に入ることで、相場データに基づいた客観的な交渉が可能になります。現職の年収や希望条件を具体的にエージェントに伝えておけば、代わりに粘り強く交渉してくれます。年収だけでなく、リモートワークの可否や裁量労働制の適用など、働き方に関する条件も交渉可能です。
複数のエージェントを使い分けるメリット
「複数のエージェントに登録すると管理が大変そう」と思う方も多いですが、2〜3社の同時利用は転職活動の基本であり、実際に効果的です。それぞれのエージェントが持つ強みを組み合わせることで、単独利用では得られない恩恵が生まれます。
| メイン(1社) カウンセリング重視 書類添削・面接対策 マイナビエージェント | サブ1(1社) 求人数の補完 PR・IR求人を広くカバー doda | サブ2(任意) IT・スタートアップ志望 テックPR求人の補完 レバテックキャリア |
| IT業界志望でなければメイン+サブ1の2社体制が管理しやすい |
複数のエージェントを使う主なメリットは以下の4点です。
- 非公開求人の重複を防げる:エージェントによって保有する非公開求人が異なるため、1社だけでは見られない求人にアクセスできる
- アドバイザーの相性を比較できる:担当者との相性は実際に面談してみないとわからない。複数社試すことで、自分に合うアドバイザーを選べる
- 求人の質を客観的に評価できる:1社からしか提案を受けない場合、その求人が良いのか悪いのか判断しにくい。複数社の提案を比較することで、客観的な評価基準が生まれる
- 選考スピードの調整に使える:A社で選考が進んだタイミングでB社にも動いてもらうよう依頼するなど、選考の足並みを揃えやすくなる
ただし、同じ企業に複数のエージェントから応募することは避けましょう。エージェントへの登録時に「すでに応募している、または選考中の企業」を必ず伝えておくことがマナーです。
広報の転職を成功させる5ステップ
エージェント選びと並行して、転職活動全体の準備も進めましょう。広報職の転職を後悔なく進めるためには、計画的なステップを踏むことが重要です。
ステップ1:自分の市場価値を把握する
転職活動を始める前に、まず自分の市場価値を正確に把握しましょう。広報職の年収相場は業界・企業規模・経験年数によって大きく異なります。「今の年収が適正なのか」「転職でどれくらい年収が上がる可能性があるのか」を把握しておくと、その後のエージェント面談やオファー比較がスムーズになります。
ステップ2:転職エージェントに2〜3社登録する
エージェントは1社だけでなく、2〜3社に同時登録するのが鉄則です。エージェントによって保有する非公開求人が異なるため、選択肢が広がります。また、アドバイザーとの相性は実際に会ってみないとわからないため、複数社を試してみることが賢明です。
また、広報・PRという職種の特性上、マイナビエージェント(総合力)とdoda(求人数)の2社を軸にした登録がおすすめです。IT業界志望の方はレバテックキャリアも加えて3社体制にするとよいでしょう。関連して、営業職のエージェント活用事例も参考になります。広報と同様に、総合型とニッチ型を組み合わせる戦略が有効です。
ステップ3:広報特化の職務経歴書を作成する
広報職の職務経歴書では、以下の要素を具体的に盛り込むことが重要です。
- メディア掲載実績:掲載メディア名、件数、主要記事の概要
- 企画・実行したPR施策:記者会見、プレスリリース、SNSキャンペーンなど
- 数値で示せる成果:メディア掲載件数の前年比増加率、SNSフォロワー増加数、イベント動員数など
- 使用ツール・スキル:PRツール(PR TIMES等)、SNS運用、データ分析、英語力など
エージェントに登録すれば、アドバイザーが広報職に最適化した書類添削をしてくれるので、まずはたたき台を作成して相談しましょう。職務経歴書の書き方に迷う方は、経理職の転職エージェント活用事例も参考になります。専門職の経歴書をどのように整理するかという観点が共通しています。
ステップ4:面接対策で「広報の専門性」をアピールする
広報職の面接では、「なぜ広報をやりたいのか」という一般的な志望動機に加えて、具体的な広報戦略の立案能力が問われます。「入社後にどのようなPR戦略を展開したいか」「メディアリレーションズをどう構築するか」など、即戦力としてのビジョンを語れるように準備しましょう。
また、危機管理広報の経験やSNS炎上対応の経験がある方は、積極的にアピールしてください。近年はリスク管理能力を重視する企業が増えており、大きな差別化ポイントになります。
ステップ5:条件交渉はエージェントに任せる
内定が出た後の年収・待遇交渉は、必ずエージェントを通じて行いましょう。自分で直接交渉するよりも、第三者であるエージェントが間に入ることで、相場データに基づいた客観的な交渉が可能になります。
「現職の年収を踏まえて希望条件を上乗せしたい」といった具体的な条件をエージェントに伝えておけば、あなたに代わって粘り強く交渉してくれます。年収だけでなく、リモートワークの可否や裁量労働制の適用など、働き方に関する条件も交渉可能です。
広報転職でよくある失敗と回避策
転職活動を進める中で、広報職特有の失敗パターンがあります。事前に把握しておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。
失敗1:職務経歴書に「何をやったか」しか書かない
広報職の職務経歴書でもっとも多い失敗は、業務内容の列挙で終わってしまうことです。「プレスリリースを作成した」「メディアリレーションを担当した」という記述だけでは、他の候補者と差別化できません。採用担当者が知りたいのは、その活動が会社の認知向上やブランド構築にどう貢献したかという点です。定量的な成果と定性的なインパクトの両方を書くことを意識しましょう。
失敗2:1社のエージェントだけに頼る
広報求人はそもそも数が限られているため、1社のエージェントしか使わないと求人の選択肢が大幅に狭まります。また、担当アドバイザーとの相性が合わなかった場合に、他の選択肢がないまま活動を続けることになります。最初から複数社に登録しておくことが、リスクヘッジと選択肢確保の両面で有効です。
失敗3:業界・企業規模の絞り込みが甘い
「広報職なら何でもよい」という状態で転職活動を始めると、エージェントも求人紹介の方向性が定まらず、的外れな求人を多く紹介される原因になります。「IT企業のコーポレートPRを担当したい」「スタートアップの広報責任者として立ち上げに携わりたい」「上場企業のIR/PR兼務ポジションを狙いたい」など、方向性をある程度絞ることで、質の高い求人紹介につながります。
失敗4:内定後に自分で年収交渉する
内定の連絡を受けた際に、エージェントを介さず直接企業と条件交渉をする方がいますが、これは得策ではありません。エージェントは企業の人事担当者と日常的に接しており、交渉の余地があるかどうかをある程度把握しています。また、企業側もエージェントを通じた交渉を想定しているケースが多く、求職者が直接条件を要求することで関係がぎこちなくなるリスクがあります。内定後の交渉はエージェントに一任しましょう。
失敗5:転職先の企業文化を十分に調べない
広報職において、企業文化とのミスマッチは致命的な失敗につながります。広報担当者は経営層と直接やり取りすることが多く、会社のメッセージング方針や情報公開に対するスタンスが、自分の価値観と大きく異なる場合、日常業務で強いストレスを感じることになります。例えば、積極的な情報発信を推進したいと考えているのに、経営陣が情報管理に非常に慎重な企業に転職してしまうと、やりがいを感じにくくなります。エージェントを通じて、事前に企業の広報に対する考え方や、現在の広報部門が抱えている課題感をヒアリングしておくことが重要です。可能であれば、OB・OG訪問や情報収集を通じて、現場の雰囲気を感じ取っておきましょう。選考中の姿勢だけでなく、入社後にどのような環境で働くかを具体的にイメージできるかどうかが、転職後の満足度を左右します。
広報の転職に関するよくある質問
Q. 広報未経験でも転職エージェントを利用できますか?
はい、利用できます。マイナビエージェントやdodaでは、未経験から広報職にチャレンジしたい方向けの求人も取り扱っています。ただし、完全未経験の場合は求人数が限られるため、営業、マーケティング、ライターなど、広報と親和性の高い職種での経験があると有利です。エージェントに相談すれば、あなたのこれまでの経験を広報業務にどう活かせるかをアドバイスしてもらえます。
Q. 転職エージェントは本当に無料ですか?途中で費用が発生しませんか?
本記事で紹介しているエージェントはすべて完全無料で利用できます。登録から求人紹介、書類添削、面接対策、年収交渉、入社後のフォローまで、一切費用は発生しません。転職エージェントの報酬は、採用が決まった際に企業側から支払われる仕組みのため、求職者が費用を負担する必要はありません。途中で退会することも自由です。
Q. PR会社から事業会社の広報に転職するのは難しいですか?
むしろ歓迎されるケースが多いです。PR会社での経験は、メディアリレーションズ、プレスリリース作成、イベント企画など、広報の実務スキルを幅広く身につけている証拠として評価されます。事業会社は「外部のPR会社に頼らず、自社で広報機能を内製化したい」というニーズが高まっており、PR会社出身者は即戦力として重宝されます。ただし、事業会社では「一つの企業・ブランドに深くコミットする姿勢」が求められるため、面接ではその点をアピールすることが大切です。
Q. 転職活動中であることを現職の会社に知られませんか?
転職エージェントは求職者のプライバシーを厳守します。現職企業への情報漏洩は絶対に起こらない仕組みになっています。また、在職中の転職活動は珍しいことではなく、エージェントも在職中の方の支援に慣れています。面接の日程調整も、土日や平日の夜間に対応してもらえるよう相談することが可能です。
Q. 地方在住でも広報の転職エージェントを使えますか?
はい、使えます。マイナビエージェント・doda・レバテックキャリアはいずれもオンラインでのカウンセリングに対応しています。ただし、広報職の求人は東京・大阪などの主要都市に集中している傾向があります。地方在住の方でリモートワーク対応の広報ポジションを探したい場合は、登録時にその旨を明確に伝えると、該当する求人に絞って紹介してもらいやすくなります。
Q. 転職エージェントに登録したら、すぐに転職しなければなりませんか?
すぐに転職しなければならないわけではありません。「まずは市場を把握したい」「半年後を目安に動きたい」という段階での登録も歓迎されます。ただし、エージェントとの関係を良好に保つためにも、自分の転職意欲や希望時期はカウンセリング時に正直に伝えましょう。活動期間中に気が変わって転職を取りやめることも、ペナルティなく可能です。
Q. 広報職の面接では何を重点的に準備すればよいですか?
広報職の面接では、大きく分けて「過去の実績の説明」と「入社後のビジョン提示」の2つを軸に準備することが効果的です。過去の実績については、担当したPR施策の内容と成果を具体的に説明できるよう整理しておきましょう。メディア掲載に至った背景やアプローチの工夫、想定外の課題をどう乗り越えたかなど、プロセスも含めて語れると説得力が増します。
入社後のビジョンについては、志望企業の現在の広報活動を事前にリサーチしておくことが前提です。プレスリリースの頻度、メディア掲載の状況、SNSでの情報発信のトーン、競合他社との比較など、できる限り情報を収集した上で「自分が加わることで何を変えられるか」を語れると、採用担当者に強い印象を残せます。企業が「内製したい」と考えているPR機能を、自分のスキルでどう補完できるかを具体的に示すことが、広報職の面接を突破する鍵です。
広報転職における書類・面接対策の実践ポイント
エージェントを活用するだけでなく、自身の準備の質を高めることが転職成功率を引き上げます。広報職特有の選考対策として、まず職務経歴書では「企業への貢献度」を前面に出すことが求められます。担当業務の列挙ではなく、自分が関わったことで企業の認知度・評判・メディア露出がどう変わったかを、読み手がイメージできる形で記述します。
面接の準備においては、志望企業の過去のプレスリリースや主要メディア掲載履歴を事前に確認しておくことが有効です。その上で「自社の広報活動の中でここをさらに伸ばせる」という具体的な提案を用意できると、他の候補者との差別化につながります。広報職の面接では実務的な議論が行われることも多く、業界理解の深さが採用判断に大きく影響します。エージェントから提供される企業情報を十分に活用し、表面的な企業研究にとどまらない準備を進めましょう。広報職の採用担当者は、候補者が自社の広報課題を把握しているかどうかを敏感に察知します。準備の深さがそのまま選考結果に直結する職種です。
まとめ:広報の転職はエージェントの複数活用が成功の鍵
広報・PR職の転職を成功させるポイントを改めて整理します。
- エージェント選びでは「求人の質と量」「専門性」「サポート体制」の3軸を重視する
- マイナビエージェントは広報転職の総合力が高い。非公開求人の質と量、アドバイザーの専門性、年収交渉力のバランスに優れる
- dodaは求人数の幅広さが魅力。PR・IRどちらの領域にも対応可能
- レバテックキャリアはIT業界の広報に特化。テックPRを目指すなら併用がおすすめ
- 2〜3社に同時登録して、求人の幅を広げるのが転職成功の鉄則
- 広報職の転職では100万〜250万円の年収アップが現実的に狙える
- 職務経歴書は業務の羅列ではなく、成果のインパクトを定量・定性で表現することが重要
- 内定後の年収交渉は必ずエージェントに代行してもらう
広報の求人は非公開で募集されるものが多く、転職サイトだけで探すと大きな機会損失につながります。まずはマイナビエージェントに無料登録して、非公開求人を含めた広報ポジションの全体像を把握するところから始めてみてください。
まとめ:広報転職に強いエージェント3社
- マイナビエージェント — 広報転職の総合力。書類添削・面接対策・年収交渉まで一貫サポート
- doda — PR・IR両方をカバーする豊富な求人数。自分のペースで探せるサイト機能も併用可
- レバテックキャリア — IT・スタートアップの広報ポジション特化。テックPRを目指すなら必須
3社すべて登録・利用無料。現職在籍中の相談も可能です。





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