UUUM株式会社は、「ヒカキン」や「はじめしゃちょー」などの超人気クリエイター所属する、業界初のYouTubeマネジメントプロダクションです。
YouTuberを中心としたクリエイターに対して、「マネジメント」や「動画制作サポート」「オファー」などを提供しているメディア事業を主軸に、グッズ販売や自社オリジナルのアプリ提供・運営を行なっています
今回は、そんなUUUMに転職を考えている方向けに、UUUM株式会社の転職難易度や募集職種、評判・口コミなどを詳しく解説していこうと思います。
UUUMへの転職を検討している方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。
UUUM株式会社の企業情報
会社名 | UUUM株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長/CEO 鎌田和樹 |
設立 | 2013年6月 |
資本金 | 7億8,714万円(2021年7月現在) |
従業員数 | 530人(2021年7月現在) |
所在地 | 〒107-6228 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 28階 |
電話番号 | 03-5414-7258 |
事業内容 | ・クリエイターサポート事業 ・インフルエンサーマーケティング事業 ・ゲーム/メディア事業 |
事業内容
クリエイターサポート事業 |
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クリエイターサポート事業では、世の中に影響力のあるUUUM所属のYouTuberが、クオリティの高いコンテンツ制作に集中できるように、最適な環境作りをサポートしています。 この事業を通して、Googleから支払われるアドセンス収益の一部をクリエイターに報酬として支払い、残額分をUUUMの収益としています。 また、クリエイターサポート事業の収入源は、アドセンス収入だけではありません。 UUUMでは、自社YouTuberを使ったプロモーション動画制作にも力を入れており、オファー企業からの広告収入も獲得しています。 |
インフルエンサーマーケティング事業 |
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インフルエンサーマーケティング事業では、幅広い年代層に圧倒的なリーチ力と、求心力を持つインフルエンサーの感性とクリエイティブを活かしたプロモーションプランを提供しています。 具体的には、グッズ販売やイベント運営、キャンペーン展開、テレビ・雑誌等のメディア取材対応などを行なっています。 |
ゲーム/メディア事業 |
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ゲーム/メディア事業では、UUUMオリジナルのカジュアルゲームや動画メディア、コミュニティアプリの提供・運営を行なっています。 主にスマートフォン向けゲームアプリの開発を行なっており、2021年時点では「脱獄ごっこ」や「青鬼シリーズ」など、29個のアプリをリリースしています。 さらに、UUUM所属のYouTuberファンに向けたメディア運営も行なっており、「UUUM Fans!」は有料コンテンツでありながら、多くの課金ユーザーを抱える人気メディアです。 |
UUUM株式会社の転職基礎知識
組織体制
UUUM株式会社の平均年齢は30歳で、活気あり意見を言いやすいフラットな組織です。
また、スタジオ完備でYouTuberの近くで仕事ができる仕組みも整っているため、常に周囲(役員や新たに入社した社員など問わず)から刺激を受け新しいことに取り組み、生み出し続けることができる環境です。
社員数は2021年7月には従業員が530人となり、業績の拡大とともに社員やオフィスが年々増えています。
UUUMには若い人が多く、休日も一緒に過ごしたりするなどのサークル的な雰囲気があります。
上下関係が比較的にゆるく、若い人でもチャレンジできる社風はUUUMの魅力のひとつと言えます。
福利厚生
UUUM株式会社では、様々な福利厚生を導入しています。
どのような福利厚生があるのか、特徴的なものは以下の通りです。
⚫︎住宅手当 ⚫︎近距離手当 ⚫︎エンタメ経費 ⚫︎自己研鑽補助 ⚫︎子供誕生日手当 ⚫︎フレックスタイム制 ⚫︎福利厚生サービス(ベネフィットステーション利用可能) |
特徴的なのはエンタメ経費です。
社員がエンターテイメントに触れる機会をつくることを目的に、書籍購入や映画鑑賞・ステージ鑑賞・スポーツ鑑賞の費用、映像・音楽・雑誌・ニュースなどのサービス利用に対して、会社が費用を一部負担しています。
有休消化率
口コミによれば、UUUM株式会社の有休消化率は68〜81%と決して低くない数字です。
振替出勤をすればその分必ず振休を取らなければならない環境で、休みに関しては前向きな社風のようです。
しかし、部署によっては休日に頻繁に連絡が来たりするようなので、完全な休日を確保するのが難しい場合もあります。
事務所の所属価値
UUUMと所属YouTuberの関係は芸能事務所と所属俳優の関係に似ていますが、大きな違いもあります。
芸能界では企業やテレビ局とのコネクションがなければ個人で仕事を取ってくることは困難なので、芸能関係の仕事をするのなら、事務所に所属する必要があります。
しかし、YouTubeでは誰でもアドセンス収益を受け取ることができるので、UUUMなどの事務所に所属しなくても仕事ができるのです。
そのため、UUUMに所属していることに高い付加価値がなければ、会社として存在意義がありません。
動画編集のスタッフなどのサポート体制や、企業案件の多さ、所属YouTuber同士のコラボやイベントなどが事務所に所属する付加価値と言えますが、それらを自分で用意できてしまえば、所属している理由が薄れてしまいます。
実際に、近年は所属YouTuber(木下ゆうか/ヴァンゆん/関根りさ等)の離脱が増えてきており、新たな付加価値の創造が今後の課題となっています。
UUUM株式会社の転職難易度
UUUMへの転職は職種にもよりますが、難易度はそこまで高くありません。
例えば、ビジネス職の商品開発やグッズ企画・制作管理・プランニングは、業務に関連した実務経験が2年以上必要ですが、新規提携営業に至っては、営業経験は必須となっていません。
デザイナーや動画制作、エンジニアは技術職、経理は専門職のため、実務経験が3年以上必要であり、ビジネス職よりも難易度が高めになっています。
全体的に見れば転職難易度はそこまで高くはないものの、人気企業のため倍率は高いです。
必須要件は低めに設定されていますが、人気のある注目企業のため、優秀な人材が多く応募し、倍率が高くなっているのです。
他の優秀な人材がライバルとなるので、事前準備と対策が重要になります。
選考対策は後ほどこちらの記事でも解説しますが、転職のプロである転職エージェントを利用するとより確実になるでしょう。
UUUM株式会社の募集職種
UUUMで募集している職種は以下の通りです。
ビジネス | ・プランニング(企画提案営業) ・グローバルプランニング(企画提案営業) ・プラットフォーム営業 ・新規提案営業 ・海外ディレクション ・ディレクション ・流通営業(PtoC事業) ・ライセンス営業 ・アライアンス(新規開拓) ・アシスタントブランドマネージャー ・ブランドマネージャー(食品) ・ブランドマネージャー(化粧品) ・グッズ企画・制作管理(公式グッズ) ・グッズ企画・制作管理(アパレル) |
クリエイティブ | ・アパレルデザイナー ・ゲーム企画/運用 ・EC企画/運営 ・クリエイティブプロデューサー ・【宮崎採用】動画制作(動画編集) ・動画制作(制作) ・動画制作(運営) ・UI/UXデザイナー |
エンジニア | ・エンジニア(ネイティブアプリバックエンド開発) ・エンジニア(ネイティブアプリ開発) ・エンジニア(Webアプリ開発) ・ゲームクリエイター ・プロジェクトマネージャー |
コーポレート | ・人事(労務/制度) ・経営企画 ・秘書 ・商品管理(購買調達) ・業務管理 ・法務 |
マネジメントサポート | ・バディ ・バディ(音楽サポート) |
UUUM株式会社の年収
平均年収
UUUM株式会社の平均年収は「約536万円」ほどです。
日本の一般企業の平均年収は「約436万円」ほどなので、比較すると100万円以上高い年収になっています。
年代別平均年収
職種にもよりますが、UUUM株式会社の年代別平均年収は以下の通りです。
年代 | 年収 |
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20〜24歳 | 約340万円 |
25〜29歳 | 約398万円 |
30〜34歳 | 約460万円 |
35〜39歳 | 約513万円 |
40〜44歳 | 約564万円 |
45〜49歳 | 約620万円 |
50〜54歳 | 約656万円 |
55〜59歳 | 約644万円 |
60〜64歳 | 約500万円 |
65〜69歳 | 約482万円 |
最大年収を迎えるのは50代であり、約656万円程となっています。
中途採用後の給料
公式ホームページの情報によると、中途入社の月給は26万円程度で、昇給は年に一回予定されています。
月給で考えれば安くはないですが、給料は月42時間分の残業代も含まれている金額のため、時給計算で考えるとかなり安い印象を受けるといった口コミもありました。
賞与・ボーナス
UUUMでは、賞与は年に1回支給されます。
ですが、業績連動型のボーナス支給ということで、口コミによると毎年しっかりともらえるわけではないようです。
若い会社なので今後規定が見直される可能性もありますが、現時点では賞与に関してはあまり期待できないかもしれません。
UUUM株式会社の評判・口コミ
ここからは、UUUMで働いていた元社員や、現在も働いている方からの「評判・口コミ」を紹介していきます。
良い評判・口コミ
事務系・30代 |
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動画ビジネスの市場は今すごい勢いで大きくなっています。 そのスピードの中で新しいことに挑戦していくので、どんどん成長できる環境だと思います。 自分の可能性を試したい人にはもってこいの職場です。 |
企画・20代 |
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とてもアットホームな環境で、ワクワクすることがあれば協力して一つの形にしています。 困っている人がいれば自主的に声をかけ助け合ったりもしているので、それにより救われた人は何人もいると思います。 |
営業・20代 |
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自身が関わった仕事が、目に見えて社会に出ることがあるのが嬉しいです。 友人や家族が自分の関わった動画を見るかもしれないので、メディアに関わる人間にとって嬉しいことでもありますし、身が引き締まることだと思います。 |
悪い評価・口コミ
マネージャー・20代 |
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YouTubeというプラットフォームでは圧倒的に強いですが、それ以外の分野では弱い部分があります。 仕事ができない人材が多く、周りの力を借りようとしても中途半端で終わる場合が多いので、自己解決するために成長できる過程があります。 |
営業・30代 |
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年収は一般的なIT企業の7割掛け程度です。 社内の給与格差がひどく、昇給も僅かなためその差は埋まりません。 定まったボーナスもない為、ただただ薄給と感じてしまいます。 |
営業・30代 |
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評価基準がまだ整備されていない印象です。 設定ゴールが低いのでマイナス査定は滅多にないですが、その分アップも少ないです。 まだ浅い企業でもあるので、評価の部分は発展途上ですが、その状態に不満を持っている割合も多いとです。 |
UUUM株式会社の選考対策
口コミによるとUUUMの面接では、「志望動機」や「これまでの経験」など、一般的な質問をされるようです。
UUUMは新事業に力を入れているので、入社した際にはどのような事業に関わりたいのか、自分の経験をどう活かせるかをより具体的に述べられるのが理想です。
また、UUUMの社員になるためには、エンタメ業界に広く精通していることも大切です。
自分の好きなことだけではなく、あらゆる年代に人気のもの・ことに常にアンテナを張っておきましょう。
面接でしっかりと答えられるように、最新のトレンドについて理解し、自分なりの意見を固めておくなどの対策をとっておくと安心です。
まとめ
ここまでUUUMへの転職について解説してきました。
UUUMは業界初のYouTubeマネジメントプロダクションで、知名度が非常に高く、転職先としても人気があります。
企業としてはまだまだ発展途上ですが、売り上げも凄まじい成長率なので、今後さらに事業拡大や従業員の環境も整備されていく事でしょう。
UUUMの採用倍率は高めなので、転職エージェントをうまく利用しながら転職活動を行なっていきましょう。
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