AIエンジニアはAI、つまり人工知能に関するシステムやサービスの開発、さらに機械学習や画像認識といった専門的なスキルが求められる職種です。
統計や数学・物理などの知識も必要になることもあるので、専門性が高いといわれています。
しかしプログラミングの基礎であれば独学でも身に着けることは可能なので、未経験者でもチャレンジできるのが特徴です。
ここでは、AIエンジニアへの転職に強い転職エージェントを紹介していきます。
その他、AIエンジニアの仕事内容や年収、求められるスキルや能力なども詳しく解説していきます。
AIエンジニアへ転職する際のエージェントの活用方法・選び方も挙げていくので、ぜひ参考にしてください。
AIエンジニアへの転職に強いおすすめ転職エージェント
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、2018年1月に実施された楽天リサーチの調査で「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得していることから若手の転職に強いエージェントとして名高いです。
未経験歓迎の求人情報も豊富で、転職先の選択肢となるのは従来いた業界以外にもたくさんあります。新たな業界にチャレンジしやすいのも、20代を中心とした若手ならではといえるでしょう。
さらに初めて転職する人に向けたコンテンツやサポート体制も豊富にあります。
- 転職者の動向や実態
- 就職と転職の違い
- はじめて転職する人が抱える悩み
- 転職活動の基本的な流れ
- 転職サイトと転職エージェントの違い
- 転職成功者の体験談
- エージェントの仕組みや特徴
転職活動に関する知識を身に着けた上で実際に転職活動ができます。「初めて転職をするから何から動けばいいか分からない」という人にとって心強いでしょう。
また、面談の利用回数やサポートの期間が無制限というのも特徴として挙げられます。回数を気にしなくていいので、じっくりと転職活動をしたい方にもおすすめ。
以下が無料で使えるサポートシステムです。
- キャリアアドバイザーとの面談
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 転職相談会
- 転職市場レポート
中でもポイントは「面接対策」と「応募書類の添削」です。企業の採用担当者が書類のどこに注目しているのかだけでなく、アピールポイントやスキルなどを具体的にアドバイスしてくれます。
面接対策では模擬面接を実施してくれるのでぜひ利用しましょう。質問の受け答えはもちろんのこと、話す速度や話し方、身だしなみのチェックといった細かい部分までサポートしてくれるのが特徴です。
さらにマイナビエージェントは、中小企業の案件も豊富に取り扱っています。さらに非公開求人や、マイナビエージェントでしか出会えない好条件の求人紹介も期待できるのがポイント。
中小企業に強い理由は、転職者のニーズに応えるために他社ではフォローしていない小さい企業までカバーして求人を増やしているからです。
幅広い業界・職種を網羅するように幅広く求人を保有している中でも特に多いがIT系の求人案件。
またIT業界系の求人は首都圏や都市部に偏ってしまいますが、マイナビエージェントは全国各地域の求人情報も扱っています。
そのため、地方で転職を検討している人も利用しやすいでしょう。
対象年代 | 年齢制限なし |
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対象者 | 全業種・職種 |
利用料金 | 無料 |
書類添削 | あり |
面接指導 | あり |
営業日 | カスタマーセンター:平日10:00~18:00 キャリアカウンセリング:平日9:30~20:30開始/土曜日:9:30~17:30 |
電話面談 | 可 |
拠点一覧 | 東京、新宿、横浜、札幌、静岡、名古屋、京都、大阪、兵庫、福岡 |
doda
「doda」は、テレビCMやWeb広告でも見かけることが多い知名度の高い転職エージェントです。人材サービス業で60年以上の実績を持つパーソルキャリア株式会社が運営しています。
様々な業種や職種、有名企業・大手企業から地域密着型の中小企業まで幅広く取り扱っており、全国で利用できるのも大きな魅力の一つです。
またdodaは「転職エージェント」+「転職サイト」両方の機能を備えています。「求人を自分で探して、応募から面接については担当アドバイザーにフォローしてもらう」こともできるので、初めての転職の人にもおすすめです。
また業界や会社の人間関係や内部事情にまで詳しく把握しているキャリアアドバイザーが在籍しているので、通常ではなかなか入手できない有益な情報も転職者に提供することができています。
そのため、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながり、長く働ける職場を探すことも期待できるでしょう。
さらに、「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みから、企業側からスカウトメールがくることも。スカウトメールの傾向から、自分がどんな企業から希望されているかなどが推測できるでしょう。
職務経歴書の書き方に自信がない人は、「レジュメビルダー」を使うことで解決できます。フォーマットのほかに自動挿入サンプルを参考に、自分だけの職務経歴書がすぐに作成できます。
さらに一度作成した書類は保存・編集が可能なので便利です。また、作成した職務経歴書はWord・PDFファイルでダウンロードが可能です。
入社後にも手厚いサポートが特徴で、以下のサポートが受けられるのもdodaの強みです。
- 的確な求人紹介
- 面接対策・応募書類作成
- 業界や企業の詳細な情報を提供
- 給与や労働条件の交渉代行
- 退職交渉
- 入社後のフォロー
特に退職交渉では、自分ではなかなか言い出しにくいことも代わりに行ってくれるのが心強いでしょう。
対象年代 | 年齢制限なし |
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対象者 | 全業種・職種 |
利用料金 | 無料 |
書類添削 | あり |
面接指導 | あり |
面談可能時間 | 平日(9:00~20:30) 土曜(10:00~19:00) |
本社住所 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
電話面談 | 可能 |
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、求人数が業界トップクラスの転職エージェントです。
リクルートエージェントでしか紹介されない独占求人も多数保有しているので、登録した人にしか応募できない求人がたくさんあるのもメリットの1つといえるでしょう。
実際の転職活動では、企業情報に詳しいアドバイザーが書類の添削を行なってくれるので、企業のニーズに合った書類を作成することできます。
それだけでなく、担当者があなたの推薦状を企業に出してくれるので、結果として一人で転職活動を行うよりも書類選考を通りやすくなります。
書類選考に通らないことには面接には到達できませんから、応募書類の添削はぜひ念入りに行ってもらい、書類選考の通過率をアップさせましょう。
面接対策や、書類添削のサポートも充実しており、過去45万人以上の転職支援実績をもとに徹底的にサポートしてくれます。
まさに二人三脚で転職活動ができるというのが魅力。初めての転職活動の方にとっても心強いサポーターではないでしょうか。
また、言い出しにくい年収交渉や条件提示にも積極的に対応していて、交渉が成立すれば数十万円から数百万円の年収アップが実現できます。
交渉にも力を入れているエージェントなので、年収アップを狙っている人にもおすすめです。
対象年代 | 年齢制限なし |
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対象者 | 全業種・職種 |
利用料金 | 無料 |
書類添削 | あり |
面接指導 | あり |
面談可能時間 | 平日(10:00~19:30) 土(10:00~18:00) 日(10:00~17:00) |
電話面談 | 可能 |
ビズリーチ
ビズリーチは、「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」がキャッチフレーズの、ハイクラス(ハイキャリア)向けに特化した転職エージェントです。
そのため現在高額年収の職に就いていても、さらにキャリアップ・年収の大幅アップを目指したい人におすすめの転職エージェントです。
利用者の平均年収は約903万円、40代~50代の利用者が多いのが特徴です。
ビズリーチの登録は審査制となっており、審査に通過した人しか会員になれません。なお審査基準は非公開となっているので条件は不明です。
求人内容として、年収1000万円をこえる求人が30%以上を占め、経営幹部やプロフェッショナル人材向けといったハイクラスな求人も多く見つけられます。
非公開求人は一般的な転職サイトや転職エージェントではチェックできないので、秘匿性の高い求人に応募できることがビズリーチ最大のメリットです。
ビズリーチでは、自分で求人を探して応募するほかに、企業からのヘッドハンターやスカウトが来ることもあります。
これはキャリアコンサルタントやアドバイザーといった担当者がつかず、求職者の職務経歴を見た企業が直接スカウトするという仕組みが成り立っているからです。
対象年代 | 20代~40代 |
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対象者 | 20代~40代 |
利用料金 | 無料 |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
書類添削 | なし |
面接指導 | なし |
ワークポート
「ワークポート」は、業界・実務未経験からの転職に強い転職エージェントです。長年培ってきた独自のネットワークを活かして、経験が浅い方でも挑戦できる求人を保有しています。
PC・スマホ・タブレットで簡単に履歴書・職務経歴書を作成できるツール「レジュメ」というサービス機能があります。
務経歴書の職務要約や自己PRを「どのように書けばいいのか分からない」という方でも、テンプレートを参考にして手軽に作成できます。
さらに転職支援活動アプリ「eコンシェル」が無料で利用できます。eコンシェルを利用すれば、いつでもどこでもひと目で選考スケジュールや進捗状況の把握が可能です。
チャット感覚で気軽に転職コンシェルジュと連絡が取れます。「仕事でなかなか電話に出られない」という方にも、おすすめです。
非公開求人の中には、ベンチャー企業の中核メンバー募集情報など、普段ではなかなか見つけにくい魅力的な求人も掲載されていることも。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約59,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
IT関連の職種に特化したサービスを15年にわたって提供しているため、エンジニアのキャリアや転職事情に関する情報やノウハウも豊富なのが強みです。
さらに高度な技術の習得や自身を向上していける環境でスキルアップしたいと考えるエンジニアにおすすめです。
レバテックキャリアのサポート力が高い理由は、IT業界に精通するプロがカウンセリングを通じて、求職者の強みを正確に見出すところにあります。
さらに市場価値の向上やキャリアビジョンの実現をサポートする「テクニカルカウンセリング」を提供している点もポイント。
テクニカルカウンセリングでは、エンジニアやデザイナーの技術を熟知する専門性の高いキャリアアドバイザーが、経験やスキルなど強みを発見し、市場価値の向上や将来的なキャリアビジョンの実現に向けた転職をサポートしてくれます。
保有する求人には、上流工程のポジションや自社開発案件など、スキルを磨いてキャリアアップが望めるものを豊富にそろえているのも特徴です。
そのため、キャリアアップや年収アップを目指す人にとっても希望通りの環境に転職できる可能性が高いでしょう。
反対に未経験者・独学でのITスキルを習得が難しいという人にはあまりお勧めできないかもしれません。
対象年代 | 20代~40代 |
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対象者 | IT・WEB業界志望のエンジニア経験者 (未経験向けの求人は無し) |
利用料金 | 無料 |
書類添削 | あり |
面接指導 | あり |
面談可能時間 | 平日(10:00~20:00) 土(10:00~16:00) |
電話面談 | 可能 |
TechClipsエージェント
echClipエージェントは、年収アップを目指す求職者から人気の高い転職エージェントです。
求人募集している企業は1,000社以上保有しており、全て年収500万円以上となっているのも注目ポイント。そして非公開求人がメインで保有しており、首都圏エリアに特化していることもあって高いレベルの求人を取り扱っていることにもつながっています。
また、現役エンジニアがアドバイザーとなって相談にのってくれる点も、魅力のひとつです。TechClipsエージェントのアドバイザーは、現役のエンジニアとしても活躍しています。
転職活動中には、IT業界で培った経験を活かし「自己アピールの方法」「キャリアについての考え方」など、あらゆるアドバイスをしてくれます。
求職者の強みや気持ちをしっかり理解してくれるので、転職の不安や悩みも解消できるでしょう。
首都圏にお住まい・通勤圏の方、そしてエンジニア経験を持っている人の中でキャリアアップやキャリアパスを狙いたい人にはぜひおすすめしたいエージェントといえるでしょう。
公開求人数 | 約700件 |
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非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏 |
料金 | 無料 |
JACリクルートメント
ACリクルートメントは、高年収かつ専門性の高い求人情報も数多く取り扱っているエージェントです。中でも営業・販売やIT・通信系といった求人も多数扱っています。
キャリアアップを目指す人かつ20代の方向けの案件も多いのが特徴で、リーダー・管理職経験者や専門職として活躍してきた実績のある人におすすめです。
若手向きだと思われがちですが、40代・50代の利用層も多く、実際にサービスを利用する人の約48%が40代以上です。
つまり「即戦力」としての活躍を期待している企業の求人が多いため、ミドル層向けと言えるのです。
業種ではIT・通信、サービス(人材・教育)商社・流通、銀行・証券・保険・コンサル、職種では営業、経営企画、エンジニア(IT・技術系)、マーケティング・商品開発を目指す人は、JACリクルートメントで希望する求人を見つけやすいでしょう。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
そして扱う情報の精度も高く、コンサルタントが求職者と企業の両方を担当していて、求職者としては企業が求めている人物像や、評価される経験やスキルなどのリアルな情報が手に入ります。
さらに世界各国に拠点を持っています。国外の企業との接点も多いため、日本にいながらにしてグローバル企業の情報を多く手にできるのもメリットです。
公開求人数 | 8,683件 |
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おもな拠点 | 東京、埼玉、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、神戸、広島、福岡 |
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
DYM IT転職
DYM IT転職は、IT・Web業界に特化した転職サイトです。若手エンジニア向けの転職支援サービスに力を入れており、大手企業の求人情報を豊富に取り扱っています。
市場全体も拡大傾向にあるため、未経験積極採用のエンジニア求人も数多く保有しています。
具体的には新卒・第二新卒の方のエンジニア転職の実績が豊富で、これまで多くの方の就職支援をしています。
なおDYM就職は企業の採用担当者と直接選考交渉をしてくれるため、選考通過率の高さに定評があります。
そもそもDYM就職の掲載求人は、フリーター・ニート・第二新卒・既卒の方がメイン対象。そのため履歴書上の学歴や経歴で判断せず、人柄重視で採用を行うことも理由の一つです。
未経験からスキルアップした方向けに研修制度も用意しており、着実にスキルアップしながら就職活動を進めることができます。
別相談から面接対策・応募書類の書き方指導や添削といったサポートを全て無料で行ってくれます。
公開求人数 | 非公開 |
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非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | すべて無料 |
AIエンジニアの仕事内容・年収
AIエンジニアとは
AIエンジニアは、例えばPythonといったプログラミン言語を使ったAIの開発やAIにデータを入れて精度を上げていく学習、さらに運用しているAIを検証してさらに精度をアップさせるための分析から、AIを構築・運用していく仕事が主です。
昨今、企業はどんどんAIを導入し、ビジネスシーンの様々なところで課題解決を図っています。
そのため、AIエンジニアはAIの専門的な知識・技術を使ってAIシステムを開発して、企業の抱える課題や悩みの解決につながる仕事が求められます。
仕事内容:AIの開発
AIエンジニアの仕事の中でも重要なのがAIの開発でしょう。
AI開発といえばディープラーニングといわれるほど、ディープラーニングが用いられています。
このディープラーニングには、TensorFlow、PyTorch、Kerasなどのライブラリがあり、これらを活用しながら開発を行ないます。
プログラミング言語としては、上記のライブラリで使用されているPythonが主流です。エッジAIと呼ばれる端末側に入れ込むタイプのAIの場合、CやC++が用いられることもあります。
仕事内容:学習
AIを開発後は、AIの精度を高める学習を行ないます。
AIでの「学習」とは大量のデータをAIに処理させて教育していくフェーズです。
そのためAIエンジニアはAIに学習させるデータの収集・作成をすることが多いです。さらに「クレンジング」と呼ばれる必要のないデータの削除も担当することも。
膨大な情報をAIで効率的に処理する機械学習では、アルゴリズムを用いながら、人間では気づかない法則性や関係性を見つけだすことが可能です。
さらに人間の脳のようなネットワークを組み合わせてさらに複雑なパターンの学習を行いながら発見するディープラーニング(深層学習)も、AI学習に含まれます。
この方法はAI学習の代表的な手法であり、多くのAIエンジニアの業務で活用されています。
仕事内容:分析・解析
AI学習の後は「分析」を行います。AI分析とは、AIが自動的に抽出したパターンやルールを使って学習データを分析し、状況判断を行う作業です。
分析の場面では、データサイエンティストやデータアナリストなども活躍します。AI分析に必要なデータの提供は、AIエンジニアの担当業務です。
データアナリストは、データサイエンティストと同様にデータの解析・分析により、プロジェクトの目的をどのように達成するべきかを提案するのがおもな仕事となります。
AI分析で扱うデータは幅広く、音声や文章、画像といった素材の他、自動車の運転や人材そのものなどが含まれます。
声の音声分析や書いた文章、画像などユーザーのデータをAIに分析させ、得られた結果をリサーチに活用しています。
データサイエンティストと似ている部分が多い職種ですが、データアナリストのほうがより分析に特化している職種といえるでしょう。
AIエンジニアの年収
求人ボックス 給料ナビによると、2023年1月時点のAIエンジニアの仕事の平均年収は約600万円。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。
月給で換算すると50万円、初任給は21万円程度が相場のようで、派遣社員では平均時給が2,239円であることがわかりました。
正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは550〜642万円の水準で、平均年収の600万円もこのゾーンに含まれています。
全体の給与幅としては365〜1,104万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があります。
地域別でみていくと、平均年収が最も高い地方は関東で、東京都がその中でも617万円となっています。
AIエンジニアは常に人材不足
高度なスキルが要求されるAIエンジニアは、人材不足が続いています。
経済産業省の調査によると、IT産業の中でもAIやビッグデータ、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を担う人材を先端IT人材と捉え、付加価値の創出や革新的な効率化等により生産性向上等に寄与できる存在として、今後急速に需要が高まることが見込まれているからです。
労働人口の減少による慢性的な人材不足
日本では、少子高齢化による影響で、労働人口の減少が進行しています。これは、AIエンジニアとして働く方も例外ではありません。
しかし、AIエンジニアなどのAI人材の需要は高まりを見せています。2018年のAI人材の需要は4万4,000人であるのに対し、2030年までに最大24万3,000人に拡大することが予測されています(経済産業省「IT人材需給に関する調査」)。
労働人口は減少しているのに、需要は増えているという状況ですので、慢性的な人材不足となっているのです。
高い専門性が必要だから
AI技術の発展は、主に海外企業が牽引しており、AIエンジニアの評価や収入は非常に高くなっています。
日本では、IT人材の年収が500万円前後であるのに対し、アメリカでは1,000万~2,000万円のあいだと、倍以上にもなっているのです。
日本では、AIエンジニアの重要性については海外よりも遅れており、AIに対する理解度も海外と比較すると低いといわざる得ないです。
また労働人口の減少に加えて専門性やAIエンジニアへの理解の遅さが原因となっているようです。
しかし今後は日本でもAIエンジニアへの認知が高まり、IT人材教育への強化が国からも提案されている背景から、求人の質も高まっていくことが十分期待できるでしょう。
厚待遇で働ける可能性
AIエンジニアになるためには高度な専門知識や技術が必要となるため、目指すハードルは高く感じます。
しかし非常に需要が高い仕事であり、企業は優秀な人材を確保するために給与などを優遇していることも多く、厚待遇で働ける可能性があり将来性は高いといえます。
AIエンジニアに求められるスキル・能力
機械学習やディープラーニングの知識
AIエンジニアは、企業の課題を解決するためにさまざまなデータを解析しAIを構築、最終的にシステムという形で落とし込んでいきます。
昨今はAIといえば「ディープラーニング」を意味していることが多いですが、要件によっては機械学習が適しているという案件もあります。
そのため、AIエンジニアはディープラーニングのみならず機械学習どちらにも知識を付けておくことが求められます。
「Python」を中心としたプログラミングスキル
AIエンジニアは開発も行なうため、プログラミングに関する知識が必要です。
主にPythonという言語を使ってのプログラミングがメインとなっています。Pythonはディープラーニングのライブラリの多くで使用されており、AI技術との相性がよいプログラミング言語だからです。
なお現場や案件によっては組み込み系のエッジAIでCやC++などでの開発も行うこともあります。
数学的知識
機械学習では、微分積分学や線形代数学、確率論や統計学などを使ってデータ解析を行ないます。そのため、AI開発には数学の知識も求められる場合があります。
データ活用の場面など、数学的知識はAI開発以外にも活かすことができます。
AIエンジニアに向いている人の特徴
論理的な思考ができる
AIエンジニアとしてデータ解析やアルゴリズムなどを取り扱う上で、論理的な思考ができることが重要です。AI開発での機械学習に伴うビッグデータの取り扱いには、数学的な知見や理論立てて考えられる能力が求められます。
そのため、主観・直観といった「感覚的」なものを重視する人には難しいかもしれません。
AIエンジニアは、導き出されたデータを根拠に、情報を冷静に分析、検証できるスキルが求められます。そのため、AIに関する専門的な知識やプログラミング言語と同じくらいに、論理的な思考ができるかはとても大切です。
好奇心旺盛
好奇心が強いこともAIエンジニアに求められる素質の1つです。AI技術は最先端分野として期待を集めている一方で、開発途中のフィールドなので大きな発展の余地があります。
AIテクノロジーは日々急速に進化を遂げており、移り変わりの激しい環境の中で、新しい知識や技術を能動的に習得する姿勢が必要です。
自分の見地を高めていくためにも、積極的に新しいことにチャレンジする・勉強するといったモチベーションは重要です。
まとめ
AIエンジニアへの転職に強い転職エージェントを紹介しましたAIエンジニアは、日本において海外よりも理解が劣っていると言わざるを得ない状況ではありますが、今後は日本でもAIエンジニアの需要や活躍する場は広がっていくでしょう。
今回紹介した転職エージェントを利用して、ぜひ自分にあった求人を探してください。
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