
UUUM株式会社は、「ヒカキン」や「はじめしゃちょー」といった日本を代表する人気クリエイターが所属する、業界初のYouTubeマネジメントプロダクションです。YouTuberという職業がまだ世間に十分認知されていなかった2013年に創業し、クリエイターを支えるインフラを整えることで、動画クリエイターエコノミーの土台を築いてきた会社といえます。
YouTuberを中心としたクリエイターに対して「マネジメント」「動画制作サポート」「企業案件のオファー仲介」などを提供するメディア事業を主軸に、グッズ販売や自社オリジナルのアプリ提供・運営まで手がけています。エンタメ業界とIT業界の両方の性質を併せ持つ、ユニークなポジションの企業です。
一方で、知名度の高さの割に、UUUMの「正社員としての転職難易度」「実際の年収」「選考の進み方」については、断片的な情報しか出回っていないのが実情です。所属YouTuberの収入が話題になることは多くても、社員として働く側の待遇に踏み込んだ情報は意外と見つかりません。
この記事では、UUUMに転職を考えている方に向けて、年収(年代別・中途採用後の給料・賞与)、転職難易度、募集職種、評判・口コミ、選考対策までを、公開情報と口コミデータをもとに網羅的に整理しました。図解も交えながら、「実際のところどうなのか」を判断できる材料を提示します。UUUMへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
UUUM株式会社の企業情報

まずはUUUM株式会社の基本的な会社概要を確認しておきましょう。設立から10年あまりで従業員500人超の規模にまで成長しており、本社は東京・赤坂のミッドタウン・タワーに構えています。エンタメ系の企業として、立地からも事業の勢いが感じられます。
| 会社名 | UUUM株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長/CEO 鎌田和樹 |
| 設立 | 2013年6月 |
| 資本金 | 7億8,714万円(2021年7月現在) |
| 従業員数 | 530人(2021年7月現在) |
| 所在地 | 〒107-6228 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 28階 |
| 電話番号 | 03-5414-7258 |
| 事業内容 | ・クリエイターサポート事業 ・インフルエンサーマーケティング事業 ・ゲーム/メディア事業 |
UUUMは創業からわずか数年で東証マザーズ(現グロース市場相当)への上場を果たした、いわゆる成長型ベンチャーの代表格です。社名の「UUUM」は、クリエイターが自分を表現するときの「うーむ」という産みの苦しみと、そこから生まれる創造性に由来するとされています。クリエイターを主役に置き、それを支える黒子に徹するという思想が、社名にも事業構造にも一貫して表れています。
転職を考える側にとって押さえておきたいのは、UUUMが「タレント(クリエイター)を抱える事務所」であると同時に、「動画・アプリ・ECといったデジタル領域を自走させる事業会社」でもあるという二面性です。後述する募集職種の幅広さも、この二面性から生まれています。芸能事務所的なマネジメント職もあれば、ITベンチャー的なエンジニア職もある——この振れ幅の大きさがUUUMという会社の最大の特徴です。
事業内容
UUUMの事業は大きく3つの柱で構成されています。それぞれが独立しているわけではなく、所属クリエイターという共通の資産を軸に相互に連携しているのが特徴です。下の図は、3事業がクリエイターを中心にどのように収益を生み出しているかを整理したものです。
| ██████████████████████ | 所属クリエイター |
| クリエイターサポート事業 |
|---|
| クリエイターサポート事業では、世の中に影響力のあるUUUM所属のYouTuberが、クオリティの高いコンテンツ制作に集中できるように、最適な環境作りをサポートしています。 この事業を通して、Googleから支払われるアドセンス収益の一部をクリエイターに報酬として支払い、残額分をUUUMの収益としています。 また、クリエイターサポート事業の収入源は、アドセンス収入だけではありません。 UUUMでは、自社YouTuberを使ったプロモーション動画制作にも力を入れており、オファー企業からの広告収入も獲得しています。 |
| インフルエンサーマーケティング事業 |
|---|
| インフルエンサーマーケティング事業では、幅広い年代層に圧倒的なリーチ力と、求心力を持つインフルエンサーの感性とクリエイティブを活かしたプロモーションプランを提供しています。 具体的には、グッズ販売やイベント運営、キャンペーン展開、テレビ・雑誌等のメディア取材対応などを行なっています。 |
| ゲーム/メディア事業 |
|---|
| ゲーム/メディア事業では、UUUMオリジナルのカジュアルゲームや動画メディア、コミュニティアプリの提供・運営を行なっています。 主にスマートフォン向けゲームアプリの開発を行なっており、2021年時点では「脱獄ごっこ」や「青鬼シリーズ」など、29個のアプリをリリースしています。 さらに、UUUM所属のYouTuberファンに向けたメディア運営も行なっており、「UUUM Fans!」は有料コンテンツでありながら、多くの課金ユーザーを抱える人気メディアです。 |
この3事業構造を見ると、UUUMが「広告(アドセンス・企業案件)に依存した会社」から、「グッズ・EC・アプリ・有料メディアといった複数の収益源を持つ会社」へと脱皮しようとしている意図が読み取れます。転職者の立場では、自分が応募する職種がどの事業に紐づくのかを意識することが重要です。同じUUUMでも、クリエイターサポート部門と、アプリ開発を担うゲーム/メディア部門とでは、求められるスキルも仕事の進め方もまったく異なるからです。
なお、同じ広告・メディア領域の事業会社として、待遇水準を比較したい場合は電通の平均年収の記事もあわせて読むと、業界全体の中でUUUMがどの位置にあるかをイメージしやすくなります。
UUUM株式会社の転職基礎知識

転職を具体的に検討する前に、UUUMがどのような組織で、どのような働き方ができる会社なのかを押さえておきましょう。組織体制・福利厚生・休暇の取りやすさ・事務所としての立ち位置という4つの観点から整理します。給与や選考の話に入る前提として、ここでの理解が後々効いてきます。
組織体制
UUUM株式会社の平均年齢は30歳で、活気があり意見を言いやすいフラットな組織です。年功序列の色が薄く、若手でも提案が通りやすいのは、急成長中のベンチャーならではの空気といえます。
また、スタジオ完備でYouTuberの近くで仕事ができる仕組みも整っているため、常に周囲(役員や新たに入社した社員など問わず)から刺激を受け、新しいことに取り組み、生み出し続けることができる環境です。クリエイターのすぐそばで働けるという体験は、エンタメ業界志望者にとって大きな魅力でしょう。
社員数は2021年7月には従業員が530人となり、業績の拡大とともに社員やオフィスが年々増えています。組織が拡大フェーズにあるということは、それだけ新しいポジションやチャレンジの機会が生まれやすいということでもあります。
UUUMには若い人が多く、休日も一緒に過ごしたりするなどのサークル的な雰囲気があります。上下関係が比較的ゆるく、若い人でもチャレンジできる社風はUUUMの魅力のひとつと言えます。一方で、こうした距離の近さを「居心地が良い」と感じるか「公私の境界が曖昧」と感じるかは人によって分かれるため、自分の価値観と照らし合わせて判断したいところです。
福利厚生
UUUM株式会社では、様々な福利厚生を導入しています。どのような福利厚生があるのか、特徴的なものは以下の通りです。
| ・住宅手当 ・近距離手当 ・エンタメ経費 ・自己研鑽補助 ・子供誕生日手当 ・フレックスタイム制 ・福利厚生サービス(ベネフィットステーション利用可能) |
特徴的なのはエンタメ経費です。社員がエンターテイメントに触れる機会をつくることを目的に、書籍購入や映画鑑賞・ステージ鑑賞・スポーツ鑑賞の費用、映像・音楽・雑誌・ニュースなどのサービス利用に対して、会社が費用を一部負担しています。
このエンタメ経費は、単なる福利厚生にとどまらず、UUUMの事業そのものに直結している点が重要です。エンタメ業界で価値を生むには、最新のトレンドや幅広いコンテンツに触れ続けることが不可欠であり、それを会社が支援する仕組みになっているわけです。「好きなことを仕事にしたい」という志向の人にとっては、インプットが業務の一部として認められる環境は理想的だといえるでしょう。近距離手当や住宅手当が用意されている点も、長時間稼働になりがちなメディア事業の働き方を支える現実的な制度として評価できます。
有休消化率
口コミによれば、UUUM株式会社の有休消化率は68〜81%と、決して低くない数字です。
振替出勤をすればその分必ず振休を取らなければならない環境で、休みに関しては前向きな社風のようです。制度として休みを取りやすい仕組みが整っている点は、ベンチャーとしては評価できるポイントといえます。
しかし、部署によっては休日に頻繁に連絡が来たりするようなので、完全な休日を確保するのが難しい場合もあります。所属クリエイターの活動や企業案件はカレンダー通りに動くとは限らないため、マネジメントやプロモーションに近い職種ほど、オンとオフの切り替えに工夫が求められると考えておいたほうがよいでしょう。数字としての消化率は悪くないものの、職種・部署による差が大きいというのが実態のようです。
事務所の所属価値
UUUMと所属YouTuberの関係は芸能事務所と所属俳優の関係に似ていますが、大きな違いもあります。この「違い」を理解することは、UUUMという会社のビジネスリスクと将来性を見極めるうえで欠かせません。
芸能界では企業やテレビ局とのコネクションがなければ個人で仕事を取ってくることは困難なので、芸能関係の仕事をするのなら、事務所に所属する必要があります。つまり従来の芸能事務所は、「仕事への入り口を独占している」ことが価値の源泉でした。
しかし、YouTubeでは誰でもアドセンス収益を受け取ることができるので、UUUMなどの事務所に所属しなくても仕事ができるのです。クリエイターは事務所を通さずに、自力で収益化までたどり着けてしまいます。ここが従来の芸能ビジネスとの決定的な違いです。
そのため、UUUMに所属していることに高い付加価値がなければ、会社として存在意義がありません。動画編集のスタッフなどのサポート体制や、企業案件の多さ、所属YouTuber同士のコラボやイベントなどが事務所に所属する付加価値と言えますが、それらを自分で用意できてしまえば、所属している理由が薄れてしまいます。
実際に、近年は所属YouTuber(木下ゆうか/ヴァンゆん/関根りさ等)の離脱が増えてきており、新たな付加価値の創造が今後の課題となっています。転職者の視点でいえば、これは裏を返せば「クリエイターにとっての所属価値をどう高めるか」という最重要テーマに、自分の仕事が直結する可能性があるということです。マネジメント職・企画職・新規事業職を志望する人にとっては、まさに腕の見せどころとなる領域だといえるでしょう。
UUUM株式会社の転職難易度

UUUMへの転職は職種にもよりますが、難易度はそこまで高くありません。「人気企業だから入るのが難しい」と思い込まれがちですが、必須要件のレベルだけを見れば、決して極端に高いハードルが設定されているわけではないのです。
例えば、ビジネス職の商品開発やグッズ企画・制作管理・プランニングは、業務に関連した実務経験が2年以上必要ですが、新規提携営業に至っては、営業経験は必須となっていません。未経験から挑戦できる入り口も用意されているということです。
一方で、デザイナーや動画制作、エンジニアは技術職、経理は専門職のため、実務経験が3年以上必要であり、ビジネス職よりも難易度が高めになっています。職種カテゴリによって求められる経験年数が段階的に異なる点を、下の図で整理しておきましょう。
| 新規提携営業 | █ | 経験不問 |
| ビジネス職(企画・グッズ等) | ███████████████ | 2年以上 |
| 技術職(動画・デザイン・エンジニア) | ██████████████████████ | 3年以上 |
| 専門職(経理) | ██████████████████████ | 3年以上 |
全体的に見れば転職難易度はそこまで高くはないものの、人気企業のため倍率は高いです。必須要件は低めに設定されていますが、人気のある注目企業のため、優秀な人材が多く応募し、倍率が高くなっているのです。つまり「要件は満たせるが、競争を勝ち抜くのが難しい」というのがUUUM転職の本質だといえます。
他の優秀な人材がライバルとなるので、事前準備と対策が重要になります。書類や面接で「なぜUUUMなのか」「自分がどの事業に貢献できるのか」を明確に語れるかどうかが、倍率の高い選考を突破する分かれ目になります。
選考対策は後ほどこちらの記事でも解説しますが、転職のプロである転職エージェントを利用するとより確実になるでしょう。倍率が高い企業ほど、書類の通過率や面接での見せ方が結果を左右するため、第三者の客観的なサポートが効いてきます。
なお、同じくエンタメ・IT領域で人気が高く、転職難易度が話題になりやすい企業としてサイバーエージェントの転職難易度の記事も参考になります。「要件は高くないが倍率で難化する」という構図はUUUMと共通しており、対策の考え方を比較すると理解が深まります。
UUUM株式会社の募集職種

UUUMで募集している職種は、ビジネス・クリエイティブ・エンジニア・コーポレート・マネジメントサポートの5カテゴリにわたります。芸能事務所的な仕事からITベンチャー的な仕事まで、職種の幅が非常に広いのが特徴です。具体的な募集職種は以下の通りです。
| ビジネス | ・プランニング(企画提案営業) ・グローバルプランニング(企画提案営業) ・プラットフォーム営業 ・新規提案営業 ・海外ディレクション ・ディレクション ・流通営業(PtoC事業) ・ライセンス営業 ・アライアンス(新規開拓) ・アシスタントブランドマネージャー ・ブランドマネージャー(食品) ・ブランドマネージャー(化粧品) ・グッズ企画・制作管理(公式グッズ) ・グッズ企画・制作管理(アパレル) |
| クリエイティブ | ・アパレルデザイナー ・ゲーム企画/運用 ・EC企画/運営 ・クリエイティブプロデューサー ・【宮崎採用】動画制作(動画編集) ・動画制作(制作) ・動画制作(運営) ・UI/UXデザイナー |
| エンジニア | ・エンジニア(ネイティブアプリバックエンド開発) ・エンジニア(ネイティブアプリ開発) ・エンジニア(Webアプリ開発) ・ゲームクリエイター ・プロジェクトマネージャー |
| コーポレート | ・人事(労務/制度) ・経営企画 ・秘書 ・商品管理(購買調達) ・業務管理 ・法務 |
| マネジメントサポート | ・バディ ・バディ(音楽サポート) |
この一覧を見ると、UUUMが単なる「YouTuberの事務所」ではないことがよく分かります。グッズやアパレルのブランドマネージャー、ECやゲームの企画運用、ネイティブアプリのバックエンドエンジニアまで、事業会社として幅広い職種を抱えています。自分の経験がどのカテゴリに当てはまるかを見極めれば、エンタメ業界が未経験でも応募できる入り口は意外と多く存在します。
特に注目したいのが、UUUM独自の職種である「バディ」です。これはクリエイターに伴走し、活動を支えるマネジメントサポート職にあたり、芸能事務所のマネージャーに最も近いポジションといえます。クリエイターの近くで働きたい人にとっては象徴的な職種ですが、その分、休日対応や柔軟な稼働が前提になりやすい職種でもあります。前述の「有休消化率」のところで触れた部署差は、こうしたクリエイターに近い職種で特に顕著になりやすいと考えておくとよいでしょう。
エンジニアやUI/UXデザイナーなどの技術職は、ゲーム/メディア事業を支える中核です。動画クリエイターのエコシステムをデジタルで支える仕事であり、ITスキルを持つ人がエンタメ領域に飛び込む足がかりとして魅力的です。同じデジタル系の職種で年収アップを狙いたい場合の進め方は、Webデザイナーにおすすめの転職エージェント3選の記事も比較材料になります。
UUUM株式会社の年収

転職を検討するうえで最も気になるのが年収でしょう。ここでは平均年収、年代別の平均年収、中途採用後の給料、賞与・ボーナスの順に、公開情報と口コミデータをもとに整理していきます。
平均年収
UUUM株式会社の平均年収は「約536万円」ほどです。日本の一般企業の平均年収は「約436万円」ほどなので、比較すると100万円以上高い年収になっています。下のグラフは、この2つを並べて比較したものです。
| 日本の一般企業平均 | ██████████████████ | 約436 |
| UUUM | ██████████████████████ | 約536 |
数字だけ見れば、UUUMの平均年収は一般企業の平均を明確に上回っており、「動画業界=薄給」という先入観とは異なる水準にあります。ただし後述するように、この平均値は年代や職種によって大きくばらつくため、自分の年代・経験に当てはめて読む必要があります。
年代別平均年収
職種にもよりますが、UUUM株式会社の年代別平均年収は以下の通りです。20代から50代にかけて緩やかに上昇し、50代でピークを迎えるという、一般的な日本企業に近いカーブを描いています。
| 年代 | 年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 約340万円 |
| 25〜29歳 | 約398万円 |
| 30〜34歳 | 約460万円 |
| 35〜39歳 | 約513万円 |
| 40〜44歳 | 約564万円 |
| 45〜49歳 | 約620万円 |
| 50〜54歳 | 約656万円 |
| 55〜59歳 | 約644万円 |
| 60〜64歳 | 約500万円 |
| 65〜69歳 | 約482万円 |
同じデータをグラフにすると、年代ごとの推移が一目で分かります。下の図は、各年代の平均年収を横棒で示したものです。20代前半の約340万円から50代前半の約656万円まで右肩上がりに伸び、その後は緩やかに下降していく様子が読み取れます。
| 20〜24歳 | ███████████ | 340 |
| 25〜29歳 | █████████████ | 398 |
| 30〜34歳 | ███████████████ | 460 |
| 35〜39歳 | █████████████████ | 513 |
| 40〜44歳 | ███████████████████ | 564 |
| 45〜49歳 | █████████████████████ | 620 |
| 50〜54歳 | ██████████████████████ | 656 |
| 55〜59歳 | ██████████████████████ | 644 |
| 60〜64歳 | █████████████████ | 500 |
| 65〜69歳 | ████████████████ | 482 |
最大年収を迎えるのは50代であり、約656万円程となっています。20代前半の約340万円と比べると、約2倍近くまで伸びる計算です。ベンチャー企業ながら年齢に応じて着実に年収が上がっていく構造が見て取れますが、これはあくまで平均値であり、実際には役職や職種、業績連動の賞与によって個人差が大きくなる点は念頭に置いておきましょう。
中途採用後の給料
公式ホームページの情報によると、中途入社の月給は26万円程度で、昇給は年に一回予定されています。中途採用の入り口における給与水準の目安として参考になる数字です。
月給で考えれば安くはないですが、給料は月42時間分の残業代も含まれている金額のため、時給計算で考えるとかなり安い印象を受けるといった口コミもありました。いわゆる固定残業代(みなし残業)が含まれているため、額面だけで判断すると実際の働き方とのギャップを感じる可能性があります。応募の段階で、この26万円に何時間分の残業が含まれているのか、超過分はどう扱われるのかを確認しておくことが、入社後のミスマッチを防ぐうえで重要です。
また、月給26万円はあくまでスタート時点の目安であり、年代別平均年収で見たように、経験を積み役割が上がれば年収は着実に伸びていきます。入口の数字だけでなく、数年後にどの水準まで上がりうるのかという中長期の視点で待遇を捉えることが大切です。
賞与・ボーナス
UUUMでは、賞与は年に1回支給されます。ですが、業績連動型のボーナス支給ということで、口コミによると毎年しっかりともらえるわけではないようです。会社や個人の業績によって支給額が変動するため、安定したボーナスを前提に生活設計をするのは難しいかもしれません。
若い会社なので今後規定が見直される可能性もありますが、現時点では賞与に関してはあまり期待できないかもしれません。前述の「悪い評価・口コミ」でも、ボーナスや評価制度への不満が複数見られた点は、賞与制度がまだ発展途上であることの表れといえます。
裏を返せば、賞与が業績連動であるということは、会社や事業が成長すれば自分の取り分も増えうるということでもあります。固定の安定を重視するか、成長に賭けて変動を受け入れるか——この点は、UUUMという成長ベンチャーへの転職を考えるうえで、自分の価値観と照らし合わせて判断したいポイントです。
UUUM株式会社の評判・口コミ

ここからは、UUUMで働いていた元社員や、現在も働いている方からの「評判・口コミ」を紹介していきます。良い面と注意すべき面の両方に目を通しておくことで、入社後のギャップを減らすことができます。データだけでは見えない「実際の働き心地」を知る手がかりにしてください。
良い評判・口コミ
| 事務系・30代 |
|---|
| 動画ビジネスの市場は今すごい勢いで大きくなっています。 そのスピードの中で新しいことに挑戦していくので、どんどん成長できる環境だと思います。 自分の可能性を試したい人にはもってこいの職場です。 |
| 企画・20代 |
|---|
| とてもアットホームな環境で、ワクワクすることがあれば協力して一つの形にしています。 困っている人がいれば自主的に声をかけ助け合ったりもしているので、それにより救われた人は何人もいると思います。 |
| 営業・20代 |
|---|
| 自身が関わった仕事が、目に見えて社会に出ることがあるのが嬉しいです。 友人や家族が自分の関わった動画を見るかもしれないので、メディアに関わる人間にとって嬉しいことでもありますし、身が引き締まることだと思います。 |
良い評判をまとめると、「成長スピードの速い市場で挑戦できる」「アットホームで助け合う社風」「自分の仕事が世の中に届く実感」という3点に集約されます。いずれも、エンタメ業界の最前線で働くやりがいと、ベンチャー特有の風通しの良さを評価する声です。市場の拡大という追い風の中で、若いうちから裁量を持って働きたい人にとっては、魅力的な環境だといえるでしょう。
悪い評価・口コミ
| マネージャー・20代 |
|---|
| YouTubeというプラットフォームでは圧倒的に強いですが、それ以外の分野では弱い部分があります。 仕事ができない人材が多く、周りの力を借りようとしても中途半端で終わる場合が多いので、自己解決するために成長できる過程があります。 |
| 営業・30代 |
|---|
| 年収は一般的なIT企業の7割掛け程度です。 社内の給与格差がひどく、昇給も僅かなためその差は埋まりません。 定まったボーナスもない為、ただただ薄給と感じてしまいます。 |
| 営業・30代 |
|---|
| 評価基準がまだ整備されていない印象です。 設定ゴールが低いのでマイナス査定は滅多にないですが、その分アップも少ないです。 まだ浅い企業でもあるので、評価の部分は発展途上ですが、その状態に不満を持っている割合も多いとです。 |
一方、注意すべき口コミとしては、「YouTube以外の分野では組織力に課題がある」「給与格差や昇給の小ささ、ボーナスの不安定さ」「評価制度がまだ発展途上」という指摘が目立ちます。年収の項目で触れた業績連動型賞与の不安定さや、平均年収の数字の裏にある社内格差が、ここでも語られています。これらは設立から10年あまりの成長企業に共通しがちな「制度の未整備」に起因する不満であり、安定した制度や明確な評価基準を最優先する人にとっては、慎重に見極めたいポイントです。
総じて、UUUMは「成長環境とやりがい」を重視する人には合いやすく、「制度の安定性や報酬の確実性」を重視する人には物足りなさを感じさせやすい職場だといえます。口コミは個人の主観であり、所属部署や時期によって状況は変わるため、最終的にはエージェントや面接の場で最新の実態を確認することをおすすめします。
UUUM株式会社の選考対策

口コミによると、UUUMの面接では「志望動機」や「これまでの経験」など、一般的な質問をされるようです。奇をてらった質問が中心というわけではなく、基本的な自己分析と企業研究がしっかりできていれば対応できる内容です。だからこそ、ありきたりな回答では倍率の高い選考を勝ち抜けない、という難しさもあります。
UUUMは新事業に力を入れているので、入社した際にはどのような事業に関わりたいのか、自分の経験をどう活かせるかをより具体的に述べられるのが理想です。前述の通り、UUUMは3つの事業を抱え、職種カテゴリも多岐にわたります。「UUUMで働きたい」だけでなく、「どの事業のどの職種で、どんな価値を出したいのか」まで踏み込んで語れるかどうかが、他の応募者との差になります。
また、UUUMの社員になるためには、エンタメ業界に広く精通していることも大切です。自分の好きなことだけではなく、あらゆる年代に人気のもの・ことに常にアンテナを張っておきましょう。前述のエンタメ経費の存在からも分かるように、UUUMはトレンド感度の高さを重視する企業です。日頃から幅広いコンテンツに触れ、自分なりの視点で語れるようにしておくことが、ブランドへの理解と熱意を示すうえで効いてきます。
面接でしっかりと答えられるように、最新のトレンドについて理解し、自分なりの意見を固めておくなどの対策をとっておくと安心です。下の図は、UUUM選考の標準的な流れと、各ステップで意識したいポイントを整理したものです。
倍率の高いUUUMの選考では、書類・面接のいずれの段階でも「他の優秀な応募者との差別化」が必要になります。志望動機や職務経歴書の磨き込み、面接での受け答えの準備は、独力で完璧に仕上げるのが難しい部分でもあります。だからこそ、次に紹介する転職エージェントの活用が効いてきます。
UUUMへの転職に強い転職エージェント2選
登録・相談はすべて無料です。求人紹介だけでなく、倍率の高いエンタメ・IT系企業で問われる志望動機の言語化や面接対策まで相談できます。気になる1社だけの登録でも問題ありません。
1位doda
求人数20万件以上の総合型エージェント。エンタメ・メディア・IT系の求人が幅広く、職務経歴書の添削から面接対策まで一貫してサポートしてくれるため、倍率の高い企業への応募でも準備を整えやすいのが強みです。
2位リクルートエージェント
業界最大級の求人数を誇り、非公開求人も豊富。エンジニアや企画など専門職の求人も見つかりやすく、選択肢を広げたい人におすすめです。dodaと併用すると求人の比較検討がしやすくなります。
よくある質問(FAQ)
UUUMの平均年収はいくらですか?
UUUM株式会社の平均年収は約536万円です。日本の一般企業の平均年収(約436万円)と比べると100万円以上高い水準にあります。ただし年代や職種、業績連動の賞与によって個人差が大きいため、自分の年代に当てはめて読むことをおすすめします。
UUUMへの転職は難しいですか?
職種にもよりますが、必須要件のレベルだけで見れば極端に高いわけではありません。新規提携営業のように営業経験が必須でない職種もあります。一方で人気企業のため応募が集まり、倍率は高くなります。要件は満たせても競争を勝ち抜くのが難しい、というのがUUUM転職の特徴です。
UUUMの中途入社の給料はどのくらいですか?
公式ホームページの情報によると、中途入社の月給は26万円程度で、昇給は年に1回予定されています。ただしこの金額には月42時間分の残業代が含まれているため、応募前にみなし残業の扱いを確認しておくと安心です。
UUUMの年代別の年収はどう変化しますか?
20〜24歳で約340万円、30〜34歳で約460万円、40〜44歳で約564万円と上昇し、50〜54歳の約656万円でピークを迎えます。その後は緩やかに下降していく傾向です。
UUUMの賞与はしっかり出ますか?
賞与は年1回支給されますが、業績連動型のため、口コミによると毎年安定して支給されるわけではないようです。会社や個人の業績が反映される仕組みのため、固定の安定を重視する場合は注意が必要です。
未経験でもUUUMに転職できますか?
職種によっては可能です。新規提携営業のように営業経験が必須でない職種もあり、ビジネス職には2年以上の実務経験で挑戦できる枠もあります。一方、デザイナー・動画制作・エンジニアなどの技術職や経理は3年以上の実務経験が求められ、難易度が高めです。
まとめ

ここまでUUUMへの転職について解説してきました。本記事の要点を整理すると、次の通りです。
- UUUMは業界初のYouTubeマネジメントプロダクションで、クリエイターサポート・インフルエンサーマーケティング・ゲーム/メディアの3事業を展開している
- 平均年収は約536万円で、日本の一般企業平均(約436万円)を100万円以上上回る
- 年代別では50代前半の約656万円がピーク。中途入社の月給は約26万円(みなし残業42時間分込み)
- 賞与は業績連動型で、安定的な支給は期待しにくいという口コミがある
- 転職難易度は職種で異なり、必須要件は高くないが人気企業のため倍率が高い
- 福利厚生はエンタメ経費など独自性があり、有休消化率も68〜81%と悪くない
UUUMは業界初のYouTubeマネジメントプロダクションで、知名度が非常に高く、転職先としても人気があります。企業としてはまだ発展途上の面もありますが、動画クリエイターエコノミーの拡大とともに事業も成長しており、今後さらに事業拡大や従業員の環境整備が進んでいくことが期待されます。
UUUMの採用倍率は高めなので、書類や面接で「なぜUUUMなのか」「どの事業にどう貢献できるのか」を明確に語れるよう準備を整えたうえで、転職エージェントをうまく利用しながら転職活動を進めていきましょう。倍率の高い人気企業ほど、第三者による客観的な対策サポートが結果を左右します。
なお、本記事の年収・人数・割合などの数値は、執筆時点で公開されている情報や口コミデータをもとにした目安です。実際の金額や条件は入社時期・職種・個人の評価によって変動します。最新の募集要項や待遇については、必ず公式採用ページや転職エージェント経由で確認したうえで、応募の判断材料にしてください。





コメント