キャノンは、東京都大田区に本社を置く精密機器メーカーです。その内容はカメラ、プリンター等から半導体までと多岐にわたっています。
そんなキャノンは高収入・好待遇であることでも知られ、転職市場でも常に注目を集める人気企業です。
この記事では、キャノンの基本情報や平均年収、福利厚生など詳しくまとめました。
キャノンの年収に関する口コミなども紹介していきますので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください。
キャノンの基本情報
まずは、キャノンの基本情報を確認していきましょう。
キャノンの会社概要
キャノンの会社概要は以下の通りです。
会社名 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 |
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設立 | 1968年2月1日 |
代表者 | 足立 正親 |
資本金 | 73,303百万円 |
本社 | 〒108-8011
東京都港区港南2-16-6 |
拠点数 | 国内44拠点、海外の国と地域220か国 |
従業員数 | 連結:16,220名 単独:4,787名(2021年12月31日現在) |
連結対象会社数 | 15社 |
事業内容 | キヤノン製品および関連ソリューションの国内マーケティング |
キャノンのグループ会社について
主に製造業、研究開発・ソフトウエア会社、販売会社の事業を行う企業で成っています。
以下にキャノンの主なグループ企業5社をまとめました。
キヤノン電子株式会社 | https://www.canon-elec.co.jp/
設立 1954年5月20日 精密機械器具、電子・電気機械器具、光学機械器具、情報機器、コンピュータ・通信機器ソフトウェア等の開発・生産・販売 |
キャノンプレシジョン株式会社 | https://prec.canon/ja/index.html
設立 2004年1月1日 レーザービームプリンタ用トナーカートリッジの製造、光半導体センサーの製造 |
キャノン化成株式会社 | https://kasei.canon/ja/
設立 1950年5月17日 トナーカートリッジ、高分子精密機能部品の製造。光学用塗料・接着剤、感圧センサの開発・製造・販売 |
大分キャノン株式会社 | https://oita.canon/
設立 1982年2月1日 デジタル一眼レフカメラ、ビデオカメラ、映像制作機器、ネットワークカメラなどの製造 |
キャノンファインテックニスカ株式会社 | https://ftn.canon/ja/
設立 1953年12月14日 事務機周辺機器、インクジェットプリンター(カラーラベルプリンター、カラーカードプリンター)、サーマルプリンター(IDカードプリンター、ケーブルIDプリンター、プレート&シートプリンター) |
キャノンの平均年収まとめ
キャノンが有価証券報告書で公表している最新の平均年収(平均年間給与)は約760万円です。
2022年6月期において発表されたキャノンの従業員数や平均年収については以下の通りです。
従業員数 | 16,220人 |
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平均年齢 | 44.2歳 |
平均年間給与 | 約7,600千円 |
国税局による最新(2021年度)の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の全国平均は443万円(男女別では男性545万円、女性302万円)となっています。
※令和3年分 民間給与実態統計調査:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm
キャノンの年度別平均年収
キャノンの2022年3月期の平均年収は約760万円ですが、過去の年収はいくらだったのでしょうか。
過去の6年間の平均年収を以下にまとめてみました。
2017年度 | 782万円 |
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2018年度 | 779万円 |
2019年度 | 761万円 |
2020年度 | 745万円 |
2021年度 | 760万円 |
キャノンは2017年度以降は700万円台をずっとキープしていることからも、安定して高い水準の給与が支給されていることがわかります。
※キャノン株式会社 有価証券報告書:https://www.daiwa-grp.jp/ir/toolkit/report.html
キャノンの年齢別平均年収
キャノンに勤める人の年齢別の平均年収はどのようになっているのでしょうか。
ここでは、アンケートに回答した約280名のデータを参考に年齢別の平均年収を算出しました。ただし、正社員だけでなく期間従業員なども含んだ数値であり、公式の発表ではない点をご注意ください。
20〜24歳 | 357万円 |
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25〜29歳 | 460万円 |
30〜34歳 | 551万円 |
35〜39歳 | 639万円 |
40〜44歳 | 704万円 |
45〜49歳 | 740万円 |
50〜54歳 | 827万円 |
55〜59歳 | 929万円 |
こちらの表からは、基本的に年代が上がると年収は高くなり、40代から700万以上の高収入が得られてるということがわかりました。
※参照:ライトハウス https://en-hyouban.com/company/00002695955/salary/
キャノンの学歴別給与比較
キャノンの給与は、職種・学歴によって異なります。
年収(50~54歳)を比較すると、大卒 1,047万円 、短大卒 895万円 、高卒 761万円となっています。
以下に、新卒採用での初任給を一覧にまとめてみました。
総合職 | 修士了:25万3,500円 学部卒:23万円 高専卒:20万3,500円 (2022年4月初任給実績) |
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キャノンと他精密機器メーカーとの年収比較
厚生労働省の調査によると精密機器メーカーの平均年収は約472万円となっています。
ここでは、キャノン以外の、精密機器メーカーの平均年収について調べてまとめました。
富士ゼロックス | 770万円 |
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ニコン | 812万円 |
これらのメーカーは、他の会社と比較して非常に高い年収を得ていることがわかります。
キャノンの福利厚生
キャノンの魅力は、高い給与の他に充実した福利厚生があります。
福利厚生としては大きく分けて12つのメニューがあります。
- 保養所
- スポーツ施設
- 部活動
- 資産形成
- キヤノン健康保険組合
- 共済会
- 企業年金基金
- 社員持株会
- 積立年金
- 財形貯蓄制度
- 住宅相談
- 生命保険相談
ここでは、これら4つについて紹介していきます。
1.保養所
社員とその家族が利用できる保養のための宿泊施設が箱根・熱海・湯布院にあります。
2.スポーツ施設
各事業所には職場コミュニケーション・健康増進を目的とした体育文化施設があります。
下丸子本社には体育館やスポーツジム、温水プールがあります。
3.部活動
従業員有志による体育・文化クラブがあります。
活動状況によって会社からの補助金があり、共通の趣味を持つ従業員で終業後や休日に活動し、部門を超えたコミュニケーションが図れます。
クラブはサッカー、バスケット、野球、テニス、華道、茶道など多岐にわたっています。
4.資産形成
持株会制度、財形貯蓄制度、積立年金、住宅融資、確定給付年金/確定拠出年金などがあります。
毎月定額を給与天引きで貯蓄ができるため、計画的な財産形成が可能となります。
キャノンに入社するためには?
新卒採用での応募資格
総合職 | 大学、大学院、高等専門学校を2024年3月に卒業(修了)見込みの方 または、2023年3月に卒業(修了)の方で、2024年4月入社が可能な方 ※ 国籍、学校、学部、学科は問いません。 ※ 高等専門学校卒業予定の方は学校推薦に限ります。 |
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選考スケジュールは、以下の通りです。
1.WEBエントリー
2.書類選考・適性検査
3.面接(2~3回)
キャノンに転職するためには?
キャノンに転職するための手段としては主に以下の3つがあります。
- 転職サイトから応募する
- 転職エージェントを利用する
1.転職サイトから応募する
転職サイトからキャノンに応募することもできます。
現在掲載中の採用情報の一例を紹介します。
正社員
仕事内容 | 海外製半導体製造装置のフィールドエンジニア業務 |
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応募資格 | 理系学部・学科の大学・大学院または高等専門学校を卒業されている方(電気・電子・機械系学科卒が望ましい) |
給与 | 年収 約400万円~約600万円 |
就業時間 | 9:00~17:30(休憩時間 1時間) |
休日休暇 | 年間休日125日 週休2日制 土・日(祝日のある週は土曜出社の場合あり)、祝日年末年始休暇 サマーバカンス制度 フリーバカンス制度 リフレッシュ休暇制度 |
待遇・福利厚生 | 交通費全額支給 時間外手当全額支給 社会保険完備 退職金制度 財形貯蓄 社員持株会 など |
選考スケジュールは、以下の通りです。
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セミナー参加
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一次面接
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最終面接
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内定
2.転職エージェントを利用する
キャノンへの転職方法として、リクルートエージェントなどの転職エージェントを利用する方法があります。
転職エージェントのサービスサイトでは、公式サイト同様にさまざまな職種の募集が随時掲載されているため、まずはエージェントサービスに登録して詳細をチェックしてみてください。
キャノンの求人を掲載中の転職エージェントをいくつかご紹介しますので、エージェント選びの参考にしてみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、1977年にサービスを開始した老舗で、保有求人数も約10万件と業界最大級。
知名度や転職実績からしても、業界トップクラスのエージェントサービスです。
カウンセリングやセミナーなど、転職に関する支援も充実しているため、初めてエージェントサービスを利用する人も安心して利用できます。
リクルートエージェントはこちら:https://www.r-agent.com/
dodaエージェント
dodaエージェントは、顧客満足度ナンバーワンの転職エージェントサービスです。(※2023年オリコン顧客満足度Ⓡ調査転職エージェント20代部門で第1位)
理由としては、保有求人数が20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)と多い点や、キャリアアドバイザーの質が高い点が挙げられます。
他にも、届くスカウトメールが多い点が特徴として挙げられ、さまざまな企業を検討したい人には特におすすめのサービスです。
dodaエージェントはこちら:https://doda.jp/consultant/
レバテックキャリア
レバテックキャリアはITエンジニアを専門とするエージェントサービスです。
キャリアアドバイザーも専門知識を持っているため、より深い内容まで相談に乗ってもらうことができます。
キャノンの求人も数多く掲載されているため、エンジニア職での転職を希望する人はレバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアはこちら:https://career.levtech.jp/
キャノンについての口コミ
ここからは、キャノンのネット上の口コミについてまとめてみました。
今回は、給与(年収)や福利厚生についての口コミに特に注目して確認していきましょう。
キャノンの給与についての口コミ
給与について書かれた口コミからは、多くの従業員が給与に満足していることがわかりました。
キャノンの賞与(ボーナス)についての口コミ
キャノンの評価制度についての口コミ
キャノンの福利厚生についての口コミ
キャノンの福利厚生に対する口コミは、厳しく評価するものがたくさんありました。
まとめ
まとめるとキャノンの給与や賞与は競合他社と比べて平均的なものです。
ただ昇進が若干厳しめばことと、寮がなく住宅補助もないなど福利厚生にやや難を抱えている印象です。
キャノンに転職を考えている方は、前職との比較を多面的に行い、本記事を参考にしながら、
納得のいく転職活動にしてください。
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