年収は963.7万円です(ファーストリテイリング有価証券報告書)。本記事では推定根拠・キャリア構造・関連データを公開資料ベースで解説します。
ファーストリテイリングは、ユニクロ、ジーユー、セオリーなど複数のブランドを世界中で展開する企業です。素材調達から企画、生産、販売までの一貫したプロセスにより、高品質な服をリーズナブルな価格で販売しています。売上規模は、世界のアパレル製造小売業の中で第3位です。
そんなファーストリテイリングは高収入・好待遇であることでも知られ、転職市場でも常に注目を集める人気企業です。この記事では、ファーストリテイリングの基本情報や平均年収、福利厚生、口コミ、転職対策など詳しくまとめました。ファーストリテイリングへの転職・就職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ファーストリテイリングの基本情報
まずは、ファーストリテイリングの基本情報を確認していきましょう。
ファーストリテイリングの会社概要
ファーストリテイリングの会社概要は以下の通りです。
| 会社名 | 株式会社ファーストリテイリング |
|---|---|
| 設立 | 1963年5月1日 |
| 代表者 | 柳井 正 |
| 資本金 | 102億7,395万円 |
| 本社 | 〒754-0894 山口県山口市佐山 10717‐1 六本木本部所在地:〒107-6231 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー 有明本部所在地:〒135‐0063 東京都江東区有明1丁目6番7号 |
| 拠点数 | 国内827拠点、海外1,241拠点 |
| 従業員数 | 連結 57,576名(2022年8月31日現在) |
| 連結対象会社数 | 16社 |
| 事業内容 | 株式又は持分の所有によるグループ全体の事業活動の支配・管理等 |
ファーストリテイリングのグループ会社について
ファーストリテイリングは、LifeWearの世界唯一の会社です。グループの中核事業であるユニクロは、25の国と地域に2,394店舗を出店。連結子会社19社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社1社、持分法非適用関連会社1社及び関連当事者1社により構成されております。
以下にファーストリテイリングの主なグループ企業をまとめました。
| 株式会社 ファーストリテイリング FAST RETAILING CO., LTD. | https://www.fastretailing.com/jp/about/ 設立 1963年5月1日 1949年、柳井政雄の弟で、小郡商事の繊維・洋服部門を担当していた柳井等が宇部市に個人営業として、メンズショップ小郡商事を創業。商号を小郡商事株式会社から株式会社ファーストリテイリングに変更し、2022年、現在規模は、世界のアパレル製造小売業の中で第3位です。 |
ファーストリテイリングは国内に827拠点、海外に1,241拠点を構えており、グローバルな事業展開が同社の収益基盤を支えています。ユニクロをはじめとするブランドは国内だけでなく、アジア・欧米でも強固な店舗網を持ち、SPA(製造小売業)モデルの代表格として評価されています。グループ全体を統括する持株会社として、16社の連結対象会社をマネジメントしている点も特徴のひとつです。
ファーストリテイリングの平均年収まとめ
ファーストリテイリングが有価証券報告書で公表している最新の平均年収(平均年間給与)は約963万円です。2022年6月期において発表されたファーストリテイリングの従業員数や平均年収については以下の通りです。
| 従業員数 | 70,710人 |
|---|---|
| 平均年齢 | 37.7歳 |
| 平均年間給与 | 約9,637千円 |
国税局による最新(2021年度)の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の全国平均は443万円(男女別では男性545万円、女性302万円)となっています。ファーストリテイリングの平均年収はこの全国水準を大幅に上回る水準にあり、アパレル業界全体の中でも際立って高い待遇であることがわかります。
※令和3年分 民間給与実態統計調査:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm
また、キャリコネのデータをもとにした算出によると、20歳代で630〜680万円、30歳代で880〜930万円、40歳代で1120〜1170万円という年代別の年収レンジが示されています。これはあくまでクチコミデータをもとに算出されたものであり公式発表ではありませんが、年代が上がるほど年収が大幅に増加する傾向が読み取れます。この年代別データは民間の正規雇用者の平均年収495.7万円(国税庁・令和2年分民間給与実態統計調査結果)と比較しておよそ1.95倍の水準となっています。
| 2017年度 | ██████████████████ | 791万円 |
| 2018年度 | ████████████████████ | 877万円 |
| 2019年度 | █████████████████████ | 900万円 |
| 2020年度 | █████████████████████ | 901万円 |
| 2021年度 | ██████████████████████ | 963万円 |
ファーストリテイリングの年度別平均年収
ファーストリテイリングの2022年3月期の平均年収は約963万円ですが、過去の年収はいくらだったのでしょうか。過去の6年間の平均年収を以下にまとめてみました。
| 2017年度 | 791万円 |
|---|---|
| 2018年度 | 877万円 |
| 2019年度 | 900万円 |
| 2020年度 | 901万円 |
| 2021年度 | 963万円 |
ファーストリテイリングは2019年度以降は900万円台をずっとキープしていることからも、安定して高い水準の給与が支給されていることがわかります。2017年度の791万円から2021年度の963万円へと、この期間で着実に水準が引き上げられてきた点は注目に値します。アパレル業界全体が厳しい競争にさらされる中でも、ファーストリテイリングは継続的に報酬水準を向上させてきた実績を持っています。
この年収水準の安定的な高さは、同社が採用する成果主義・グローバル報酬制度の結果といえます。特に店舗運営や商品企画など、業績に直結するポジションでは成果に応じた報酬が適用されるため、個人の貢献度によって年収が大きく変わる傾向があります。年度をまたいで一貫した高水準を維持していることは、企業の安定した収益力と人材投資への姿勢を示すものといえるでしょう。
※ファーストリテイリング株式会社 有価証券報告書:https://www.daiwa-grp.jp/ir/toolkit/report.html
ファーストリテイリングの年齢別平均年収
ファーストリテイリングに勤める人の年齢別の平均年収はどのようになっているのでしょうか。ここでは、アンケートに回答した約280名のデータを参考に年齢別の平均年収を算出しました。ただし、正社員だけでなく期間従業員なども含んだ数値であり、公式の発表ではない点をご注意ください。
| 20〜24歳 | 460万円 |
|---|---|
| 25〜29歳 | 573万円 |
| 30〜34歳 | 629万円 |
| 35〜39歳 | 718万円 |
| 40〜44歳 | 807万円 |
| 45〜49歳 | 904万円 |
| 50〜54歳 | 968万円 |
| 55〜59歳 | 960万円 |
| 60〜65歳 | 654万円 |
こちらの表からは、基本的に年代が上がると年収は高くなり、40代から800万以上の高収入が得られているということがわかりました。20代前半の460万円から50代前半の968万円まで、長期的なキャリアを積むほど報酬が大幅に伸びる構造となっています。なお60代以降は654万円と大きく下がりますが、これは再雇用制度への移行や勤務形態の変化によるものと考えられます。
20代の460万円という水準は、国税庁データで示される全国の給与所得者平均(443万円)とほぼ同水準であり、入社直後の段階では突出して高いわけではありません。しかし30代以降、特に35歳以上のデータを見ると国内平均を大きく上回る水準へと加速しており、長く勤めるほど報酬面のアドバンテージが拡大する構造がわかります。
参照:ライトハウス https://en-hyouban.com/company/00002695955/salary/
| 20〜24歳 | ██████████ | 460万円 |
| 25〜29歳 | █████████████ | 573万円 |
| 30〜34歳 | ██████████████ | 629万円 |
| 35〜39歳 | ████████████████ | 718万円 |
| 40〜44歳 | ██████████████████ | 807万円 |
| 45〜49歳 | █████████████████████ | 904万円 |
| 50〜54歳 | ██████████████████████ | 968万円 |
| 55〜59歳 | ██████████████████████ | 960万円 |
| 60〜65歳 | ███████████████ | 654万円 |
ファーストリテイリングの学歴別給与比較
ファーストリテイリングの給与は、職種・学歴によって異なります。年収(50〜54歳)を比較すると、大卒1,211万円、短大卒910万円、高卒775万円となっています。
以下に、新卒採用での初任給を一覧にまとめてみました。
| グローバルリーダー候補 | 月給300,000円 |
|---|---|
| 地域正社員 | 月給239,000円 |
学歴別に見ると、50〜54歳時点で大卒と高卒の間には相応の差があることがわかります。これは長年にわたるキャリア積み上げの差が反映された結果であり、入社後の役職や担当業務の違いが年収に影響を及ぼしていると考えられます。一方で、ファーストリテイリングはグローバルリーダー候補として大卒・短大卒・高卒を問わず実力次第でキャリアアップできる環境を整えている点が特徴です。初任給の段階でもグローバルリーダー候補(月給300,000円)と地域正社員(月給239,000円)の区分があり、採用時のトラック選択が長期的な収入に影響することがわかります。
| 大卒 | ██████████████████████ | 1,211万円 |
| 短大卒 | █████████████████ | 910万円 |
| 高卒 | ██████████████ | 775万円 |
ファーストリテイリングと他アパレル会社との年収比較
厚生労働省の調査によるとアパレル業界の平均年収は約400〜450万円となっています。ここでは、ファーストリテイリング以外のアパレル会社の平均年収について調べてまとめました。
| ワークマン | 709万円 |
|---|---|
| 青山商事 | 412万円 |
| しまむら | 645万円 |
| アダストリア | 401万円 |
アパレル業界の平均水準(約400〜450万円)と比較すると、ファーストリテイリングの963万円は突出した水準です。同じアパレル企業の中でもワークマン(709万円)やしまむら(645万円)を大幅に上回っており、業界内での賃金競争力の高さが際立っています。青山商事(412万円)やアダストリア(401万円)は業界平均程度にとどまっており、ファーストリテイリングとの水準の差が大きく開いていることがわかります。
ただし各社の年収データは有価証券報告書等の公開資料に基づく数値であり、正規・非正規の構成比や職種の違いによって数値の意味が異なる場合があります。転職検討時は各社の採用情報や現場の口コミも合わせて確認することを推奨します。
アパレル業界でこれほどの年収水準を実現できる背景には、ファーストリテイリングのSPA(製造小売)モデルによる高い利益率と、グローバル展開による売上規模があります。また、店長・エリアマネージャーといったマネジメント職に対して積極的に権限と報酬を付与する人事方針も、平均年収の押し上げに寄与していると考えられます。
転職先として同業のアパレル企業と比較検討する場合、単純な年収数値だけでなく、昇進スピード・勤務地・ブランド力なども含めて総合的に判断することが大切です。良品計画(無印良品)の年収・待遇についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ファーストリテイリングの福利厚生
ファーストリテイリングの魅力は、高い給与の他に充実した福利厚生があります。福利厚生としては大きく分けて5つのメニューがあります。
- 各種社会保険(健康・厚生年金・労災・雇用保険)
- 社員持株制度
- 社員割引制度
- 社宅制度
- 各種地域手当
1.社宅
店舗勤務の社宅が用意され家賃が会社負担75%と手厚くなっています。本部勤務の住宅手当も10万円支給されるようです。
住居費は毎月の固定支出の中で大きな割合を占めます。家賃の75%を会社が負担するという制度は、実質的な手取り額を大幅に向上させる効果があります。特に都市部での勤務者にとって、この社宅制度は非常に大きなメリットです。本部勤務の場合は月10万円の住宅手当が支給されるため、東京・有明や六本木で勤務する社員にとっても住居費の負担を軽減できます。社宅・住宅手当制度の手厚さは、表面上の年収数値に加えて実質的な生活水準を高める要素として評価すべきポイントです。
2.社員割引制度
割引価格で商品を購入することができます。ユニクロ・ジーユーなど同社グループのブランド製品を社員価格で購入できるため、日常的な衣料品費の節約につながります。
結婚休暇や出産休暇、育児休業、介護休暇など制度がしっかりしていて休職中も給料の一部が支払われます。少子高齢化が進む日本社会において、育児・介護に関する休業制度の整備は働き続けるうえで重要な判断材料のひとつです。ファーストリテイリングはこれらの制度を整備しており、ライフイベントに合わせたキャリア継続がしやすい環境を提供しています。
社員持株制度と自己資産形成
社員持株制度は、従業員が自社株を購入・保有できる仕組みです。一定の奨励金が付与されることが一般的であり、長期的に自社の成長を自分のリターンとして享受できます。ファーストリテイリングのように業績が堅調で株価が安定・成長傾向にある企業であれば、持株制度の活用は資産形成の手段としても有効です。
口コミでも「退職金がないためが賞与が高いと思う。自分たちで積み立てや投資をして資産を増やすイメージ」という声があり、退職金制度の代わりに社員自らが資産形成を行うスタイルが定着していることがわかります。退職金を当てにせず、現役時代の賞与や投資で資産形成を行う働き方を好む人には向いている環境といえます。
ファーストリテイリングに入社するためには?
新卒採用での応募資格
| グローバルリーダー候補 | 世界に通用する実力を身につけ活躍したい人。 全国勤務(海外転勤の可能性あり) |
|---|---|
| 地域正社員 | 地域に長期的に根差し、ブランドの個店経営を支える主役となる。 自分のペースで成長しながら、商品・サービスを通じて最前線でお客様へ貢献していきます。 |
選考スケジュールは、以下の通りです。
Step1 「エントリーする」をクリック
Step2 個人情報等必要な項目を入力
Step3 ファーストリテイリングマイページへの登録が完了
Step4 マイページTOPの「説明会 予約」から希望の日程を予約
Step5 説明会参加後、適性検査を受検 以降 個人面接→ブランド説明会→個人面接(数回)→内々定 ※1月以降順次
新卒選考で重視されるポイント
ファーストリテイリングの新卒採用では、学歴や専攻よりも「主体性」「実行力」「グローバル志向」が重視される傾向があります。グローバルリーダー候補として採用された場合、海外転勤を含む全国異動が前提となるため、柔軟な働き方に対応できる姿勢が求められます。
適性検査については事前の対策が有効です。基礎的な言語・数量の問題に加え、性格特性を測る設問が含まれることが多く、自己分析をしっかり行ったうえで臨むことが重要です。個人面接では、過去の経験をもとに「何を目標に設定し、どう実行したか」を具体的に話せるよう準備しておくと良いでしょう。ブランド説明会も選考プロセスの一部に組み込まれており、ブランドへの理解度・共感度も合否に影響します。事前にユニクロ・ジーユーなどのブランド方針や商品コンセプトを把握しておくことが重要です。
ファーストリテイリングに転職するためには?
ファーストリテイリングに転職するための手段としては主に以下の2つがあります。
- 転職サイトから応募する
- 転職エージェントを利用する
1.転職サイトから応募する
転職サイトからファーストリテイリングに応募することもできます。現在掲載中の採用情報の一例を紹介します。
人事オペレーション業務
| 応募条件 | 大学院、大学卒 |
|---|---|
| 労働条件、待遇 | <予定年収>384万円~580万円 <賃金形態>月給制 <賃金内訳>月額(基本給):240,000円~ <月給>240,000 9:00~18:00(所定労働時間:8時間0分) 休憩時間:60分 時間外労働有無:有 |
選考スケジュールは、以下の通りです。
Step1 「エントリーする」をクリック
Step2 個人情報等必要な項目を入力
Step3 ファーストリテイリングマイページへの登録が完了
Step4 マイページTOPの「説明会 予約」から希望の日程を予約
Step5 説明会参加後、適性検査を受検 以降 個人面接→ブランド説明会→個人面接(数回)→内々定 ※1月以降順次
2.転職エージェントを利用する
ファーストリテイリングへの転職方法として、リクルートエージェントなどの転職エージェントを利用する方法があります。転職エージェントのサービスサイトでは、公式サイト同様にさまざまな職種の募集が随時掲載されているため、まずはエージェントサービスに登録して詳細をチェックしてみてください。
ファーストリテイリングの求人を掲載中の転職エージェントをいくつかご紹介しますので、エージェント選びの参考にしてみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、1977年にサービスを開始した老舗で、保有求人数も約10万件と業界最大級。知名度や転職実績からしても、業界トップクラスのエージェントサービスです。カウンセリングやセミナーなど、転職に関する支援も充実しているため、初めてエージェントサービスを利用する人も安心して利用できます。
dodaエージェント
dodaエージェントは、顧客満足度ナンバーワンの転職エージェントサービスです(※2023年オリコン顧客満足度調査転職エージェント20代部門で第1位)。保有求人数が20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)と多い点や、キャリアアドバイザーの質が高い点が挙げられます。届くスカウトメールが多い点が特徴として挙げられ、さまざまな企業を検討したい人には特におすすめのサービスです。
ファーストリテイリングへの転職活動を成功させるために
書類選考で押さえるべき点
ファーストリテイリングの中途採用では、職務経歴書の完成度が書類選考の通過率を大きく左右します。小売・アパレル業界での実績を具体的な形で示すことが重要です。ただし、あくまでも自分の実績を正確に記載することが前提であり、誇大な表現は選考担当者に見透かされます。
応募職種によって重視される経験が異なるため、求人票の職務内容をよく読み、自分のキャリアとの接点を明確にして書類を作成することが大切です。人事・オペレーション系の職種であれば業務改善経験やデータ管理の実績が評価されやすく、店舗・販売系であれば顧客対応力や売上管理の経験が重視されます。転職エージェントを活用する場合は、担当アドバイザーに職務経歴書のフィードバックを依頼することで、業界慣行に沿った書き方のアドバイスを受けることができます。
面接対策のポイント
ファーストリテイリングの面接は複数回実施されることが一般的です。個人面接→ブランド説明会→個人面接(数回)という流れが案内されており、選考プロセスを通じて候補者の価値観・キャリア志向・実行力が評価されます。
面接では「これまでの仕事でどんな困難に直面し、どう乗り越えたか」「グローバルな環境で働くことに対するスタンス」などが聞かれることが多いとされています。事前に自己分析を深め、自分のキャリアストーリーを一貫したメッセージとして伝えられるよう準備しておくことが重要です。
また、ファーストリテイリングはグローバルリーダー候補として採用された場合に海外転勤の可能性がある点が大きな特徴です。転勤への対応可否やグローバル志向について、面接で明確に伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。面接官は候補者の「本気度」と「自己認識の正確さ」を見ているケースが多く、準備不足のまま臨むことは避けるべきです。
転職エージェントを活用するメリット
ファーストリテイリングへの転職活動において、転職エージェントの活用は大きなアドバンテージになります。エージェントは求人情報の提供だけでなく、職務経歴書の添削・面接対策・条件交渉まで一貫してサポートしてくれます。特に初めての転職活動では、一人で進めるよりも専門家のアドバイスを活用した方が選考通過率を高めやすいでしょう。
複数のエージェントに同時登録して比較検討することも有効な戦略です。各エージェントが保有する求人情報は重複しつつも一部異なるため、複数登録によって選択肢を広げることができます。資生堂など消費者向けブランド企業への転職事例も参考にしながら、業界全体の動向を把握したうえで転職活動を進めることをおすすめします。
なお、転職エージェントのサービスはすべて無料で利用できます。エージェントへの費用は採用企業が負担する仕組みであるため、求職者側に費用は発生しません。気になる1社のみへの登録でも問題なく利用できますので、まずは登録して情報収集から始めることをおすすめします。
ファーストリテイリングについての口コミ
ここからは、ファーストリテイリングのネット上の口コミについてまとめてみました。今回は、給与(年収)や福利厚生についての口コミに特に注目して確認していきましょう。
ファーストリテイリングの給与についての口コミ
給与について書かれた口コミからは、多くの従業員が給与に満足していることがわかりました。一方で、業務量と報酬のバランスに課題を感じる声もあり、特に繁忙期のマネジメントが重要な課題として挙げられています。アパレル業界全体の水準と比較すれば高水準であることは確かですが、業種・職種によっては業務密度の高さを感じる場面もあるようです。
こうした口コミは転職前の判断材料として非常に有益です。給与水準の高さは数字として確認できる反面、現場の実態は口コミを通じてしか掴めない部分も多くあります。転職活動時には、複数の口コミサイトや転職エージェントのアドバイザーなど複数の情報源から情報を収集することが重要です。
ファーストリテイリングの賞与(ボーナス)についての口コミ
退職金制度を設けないかわりに賞与で手厚く還元するというモデルは、近年の若い世代の価値観とも合致している面があります。「自分で資産形成する」という考え方が浸透しているファーストリテイリングの文化は、社員持株制度とも連動した自立志向の強い報酬設計といえます。退職金を当てにせず、現役時代の賞与や投資で資産形成を行う働き方を好む人にとっては向いている環境です。
ファーストリテイリングの評価制度についての口コミ
評価制度に関する口コミでは、ヘッドクォーター(本部)における評価の透明性に疑問を持つ声が見られます。成果主義を掲げる企業であっても、評価プロセスの納得感は職場環境の満足度に大きく影響します。転職を検討する際は、職種・部門ごとの評価の仕組みについて面接や説明会の機会を活用して確認しておくことが重要です。
属人的な評価が生じやすい背景には、職種・業務の多様性と、マネジメント層の裁量が大きい組織構造が関係していると考えられます。自分の評価がどのような基準で行われるのかを事前に理解したうえで入社することが、入社後のミスマッチを防ぐために有効です。このような懸念がある場合は、面接・説明会で積極的に質問することが推奨されます。
ファーストリテイリングの福利厚生についての口コミ
ファーストリテイリングの福利厚生に対する口コミは、高く評価するものがたくさんありました。休暇取得のしやすさや残業の少なさを評価する声は、ワークライフバランスを重視する求職者にとって参考になる情報です。ただし、アパレル小売業の特性上、繁忙期(セール期・年末年始など)の業務負荷は一般的に高まりやすいため、職種や店舗によって状況が異なる点も念頭に置く必要があります。
口コミは個人の経験に基づく情報であり、同じ企業でも部門や時期によって大きく異なることがあります。福利厚生の実態については、転職エージェントを通じて在籍者・OBからのリアルな情報を入手することが、より正確な判断につながります。
ファーストリテイリングのキャリアパスと昇給の考え方
ファーストリテイリングのキャリアパスは、店舗スタッフからスタートして店長・エリアマネージャー・本部職と段階的に昇進していく構造が基本です。グローバルリーダー候補として採用された場合は、早期から海外店舗への赴任や本部プロジェクトへの参加機会が与えられることがあります。
年齢別の年収データを見ると、20代前半の460万円から50代前半の968万円まで、キャリアを積むほど年収が大幅に伸びることがわかります。これはポジション(役職)の上昇に伴う固定給の増加と、業績評価に応じた賞与の増加が組み合わさった結果と考えられます。若い段階から高い成果を出せれば早期昇進も可能であり、年功序列ではなく実力・成果に基づく昇給が期待できる環境です。
一方で、地域正社員として採用された場合はグローバルリーダー候補とは異なるキャリアトラックとなります。転勤エリアが限定される分、昇進・年収の上限も変わってくる可能性があります。入社前にどちらのトラックを選択するかについて、自分のライフスタイルや長期的なキャリアビジョンと照らし合わせて慎重に検討することが重要です。特に家庭の事情・介護・パートナーの就労状況など、転勤対応が難しい場合は地域正社員として入社し、着実にキャリアを積む選択肢も有効です。
アパレル業界で転職を考える際の視点
アパレル・小売業界への転職を検討する場合、年収水準のほかにいくつかの重要な視点があります。まず、業界全体として「デジタルシフト」が加速しており、ECサイトの運営やデジタルマーケティングに携わる人材への需要が高まっています。ファーストリテイリングも例外ではなく、テクノロジーを活用した新しい小売モデルの構築に継続的な投資を行っている点が特徴です。ITエンジニアやデータ分析、EC運営経験を持つ人材にとっては、アパレル業界への参入障壁が低くなっており、異業種からの転職でも評価される可能性があります。
次に、グローバル展開の広さという観点から、英語をはじめとする語学スキルの有無が採用・昇進において一定の重みを持つことも考慮に値します。国内827拠点・海外1,241拠点という規模感は、海外ポジションへの異動・赴任の機会が実際に多いことを示しています。語学力を持つ人材にとっては、グローバルキャリアを積める環境として魅力的な選択肢となりえます。
また、アパレル小売業は「現場力」が重要な業種です。店舗でのオペレーション経験や顧客対応の実績は、ポジションに関わらず評価される場合が多く、他業種から転職する場合でも接客・販売経験があれば一定のアピール材料になります。他業界での経験をアパレル・小売の文脈でどのように活かせるかを、具体的な言葉で説明できるかどうかが転職成功の鍵となります。
転職市場全体の動向と照らし合わせると、アパレル業界は他の製造業や金融と比べて平均年収は低め傾向にありますが、ファーストリテイリングはその中で突出した例外です。業界平均との乖離を正しく把握したうえで、なぜファーストリテイリングがこれほどの年収を実現できているのかを理解することが、転職判断の質を高めることにつながります。同業他社と徹底的に比較・検討したうえで最終判断することを推奨します。
ファーストリテイリングへの転職に強い転職エージェント2選
登録・相談はすべて無料です。求人紹介だけでなく、面接対策まで相談できます。気になる1社だけの登録でも問題ありません。
1位doda
求人数20万件以上の総合型エージェント。アパレル・小売業界の求人が豊富で、職務経歴書の添削から面接対策まで一貫してサポートしてくれるため、初めての転職でも安心して進められます。
2位リクルートエージェント
業界最大級の求人数を誇り、非公開求人を30万件以上保有。選択肢を広げたい人におすすめです。dodaと併用すると比較検討がしやすくなります。
まとめ
ここまで、ファーストリテイリングの基本情報や平均年収、福利厚生などについて紹介してきました。
ファーストリテイリングの平均年収は963.7万円です(ファーストリテイリング有価証券報告書)。キャリコネに投稿された給与明細を参考にファーストリテイリングの年代別年収レンジを算出したところ、20歳代で630〜680万円、30歳代で880〜930万円、40歳代で1120〜1170万円という結果になりました。男女あわせた民間の正規雇用者の平均年収は495.7万円(国税庁・令和2年分民間給与実態統計調査結果)ですから、それと比較しておよそ1.95倍の額です。
年度別で見ると、2017年度791万円、2018年度877万円、2019年度900万円、2020年度901万円、2021年度963万円と着実に水準が引き上げられてきており、2019年度以降は900万円台を安定してキープしています。アパレル業界の平均水準(約400〜450万円)と比較しても、突出した高水準です。
学歴別の給与(50〜54歳時点)では大卒1,211万円・短大卒910万円・高卒775万円となっており、長年にわたるキャリアの積み上げを反映しています。初任給はグローバルリーダー候補が月給300,000円、地域正社員が月給239,000円となっており、採用時のトラック選択が長期的な年収に影響します。福利厚生面では、社宅家賃75%会社負担・本部住宅手当月10万円・社員割引・社員持株制度などが整備されており、実質的な待遇の充実度は高いといえます。
口コミからも、給与・賞与・休暇のしやすさなどを評価する声が多く見られ、同業種の中ではかなり年収も高く、福利厚生も手厚いため良い企業であるという評価が定着しています。転職を検討する際は、転職サイト・転職エージェントを活用して最新の求人情報を収集するとともに、複数の情報源から現場の実態を把握したうえで判断することをおすすめします。





コメント