出典:https://www.murata.com/ja-jp
村田製作所は、京都に本社を置く総合電子部品メーカーです。
電子部品業界では、世界でもトップレベルの売り上げを誇っており、京都や大阪などの関西地区だけでなく、ヨーロッパを中心とした世界各地に点在しています。
今回は、そんな『株式会社村田製作所』の転職難易度や年収、評判などを詳しく解説していきたいと思います。
村田製作所に転職を考えている方は、是非こちらの記事を参考にしてみてください。
株式会社村田製作所の企業情報
会社名 | 株式会社村田製作所 |
代表者 | 代表取締役会長 村田 恒夫 代表取締役社長 中島 規巨 |
設立 |
1950年12月23日 |
資本金 | 694億44百万円(2022年3月31日現在) |
従業員数 | 連結/77,581名(2022年3月31日現在) 個別/9,771名(2022年3月31日現在) |
本社所在地 |
〒617-8555 |
電話番号 | 075-951-9111 |
事業内容 | ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売 |
株式会社村田製作所の転職基礎知識
有給休暇
村田製作所の有給取得率は80%以上と高いです。
というのも、会社自体が積極的に有給休暇を取得するように奨励しています。
また、自身の仕事への裁量が大きいため、自身の調整によって有給を取得することができます。
お子さんのいる方などは、入学式や卒業式等の節目のイベントで有給を取得しているようです。
村田製作所は、有給も取りやすく育児休暇取得者も多いので、働きやすい環境と言えるでしょう。
残業時間
口コミによると、村田製作所の残業時間は月20時間程のようです。
というのも、村田製作所は同業他社と比べても残業が少ないと言われています。
当然ながらサービス残業は一切無く、残業代は全額支払われます。
また、水曜日と金曜日は基本残業禁止となっており、その他の日も19時前には社内の8割以上の人が帰宅しているようです。
比較的残業時間の多い研究開発系の職種でも、平均で30時間程度の残業時間で、休日出勤もよほどのことがない限りありません。
ただし、管理職などは就業時間内で仕事が終わらず、仕事をこっそり持ち帰る人もいるようです。
株式会社村田製作所の転職難易度
村田製作所の転職難易度は比較的高いです。
なぜなら、村田製作所は大手グローバル企業のため人気が高く、応募者が多く集まるからです。
また、中途採用の場合には、知識や技術だけではなく「実務経験」も求められています。
さらに、村田製作所は離職率が低いといった点も、転職難易度が高くなっている理由のひとつでしょう。
転職を検討している人は、簡単な転職活動ではないということを理解し、他の求職者に負けないために魅力的なアピールポイントを準備しておきましょう。
株式会社村田製作所の募集職種と募集要項
出典:https://recruit.murata.com/ja-jp/career/
村田製作所で募集されている職種は以下の通りです。
材料開発 |
◇積層コンデンサ用材料開発 ◇有機多層基板の材料・工法開発 ◇金属材料の成形技術の研究・開発 ◇新商品のめっき技術開発 |
デバイス開発 |
◇SAWデバイスのプロセス開発 ◇薄膜半導体プロセス技術開発 ◇新規キャパシタアレイ基板の商品開発 |
高周波回路設計 |
◇通信モジュール用パワーアンプ開発 ◇4G/5G RFモジュールの開発 ◇RFモジュール(4G/5G)の開発 |
生産技術(プロセス開発) |
◇樹脂多層基板(メトロサーク)の生産工法開発 ◇プレス金型の解析・センシング技術開発 ◇接合・実装技術の研究開発 |
生産技術(IE) |
◇IE/監理技術者 ◇温度センサ(サーミスタ)の製造IE ◇データインフラ構築、ビッグデータマイニング ◇FAシステム設計・改善 |
品質管理・品質保証 |
◇ソフトウェアQA(品質保証) ◇ソフトウェアの品質保証 ◇校正技術者 |
生産管理 |
◇セラミック原料生産管理 ◇サプライチェーンの設計、開発、改善、運用 |
調達バイヤー |
◇設備調達・調達戦略立案、実行 ◇半導体部品調達・アウトソーシング ◇高周波デバイス用部資材の開発購買 ◇バッテリー向け量産部資材調達 |
ITエンジニア(社内情報システム) |
◇グローバルネットワークの企画・導入・運用 ◇ITアーキテクト(デジタル基盤) ◇MLエンジニア ◇IT戦略企画 |
DX推進 |
◇データエンジニア ◇ビジネスアナリスト ◇データサイエンティスト |
セールスエンジニア・フィールドアプリケーションエンジニア(FAE) |
◇商品技術(自動車向けコンデンサのセールスエンジニア) ◇医療機器向けのモジュール部品のマーケティング、拡販 ◇RFID セールスエンジニア ◇コンデンサ関係のアプリケーション開発・研究・評価サポート |
企画・マーケティング ・営業 |
◇MICC中長期生産性改善企画 ◇シリコンキャパシタ、薄膜デバイスの事業企画業務 ◇医療・ヘルスケア機器の事業企画 ◇新規事業マーケティング、商品企画 |
コーポレートスタッフ |
◇経営企画 ◇総務(ガバナンス) ◇財務会計(資産管理) ◇内部監査 ◇人事 ◇技術渉外 ◇法務 |
医療機器の開発・設計 |
◇医療機器の開発・設計 ◇医療機器のソフトウェア開発 ◇アルゴリズム開発<医療データサイエンティスト> |
商品開発 |
◇電子部品(コイル)の商品開発 ◇小型インダクタの商品開発 ◇SAWデバイス ◇シミュレーション技術開発 ◇IoT商品の開発 ◇高周波計測技術開発 |
製品開発 |
◇ノイズ対策部品の商品開発 ◇パワーアンプIC商品開発 ◇高周波フィルタ商品開発 ◇通信用半導体IC商品開発 ◇通信モジュール用制御ICのロジックレイアウト設計 |
製品設計 |
◇IoT商品の開発 ◇次世代ハプティクス研究開発 |
ソフトウェア開発 |
◇通信モジュール向け組込みソフトウェアおよびアプリケーション開発 ◇電波法認証取得サポート ◇新規事業におけるテックリード ◇次世代通信ネットワークの環境構築 |
上記以外にも、村田製作所ではさまざまな職種を中途採用で募集しています。
募集要項(総合職)
給与 |
基本給:23〜41万円 年収:400〜850万(基本給+賞与+残業20時間で算出) ※上記はあくまで目安であり、経験・能力等で変動します。 |
諸手当 | 通勤手当、超過勤務手当、こども手当、住宅手当、賃貸住宅補助、役付手当等 |
昇給・賞与 |
⚫︎昇給年1回(4月) ⚫︎賞与年2回(6月、12月) |
勤務時間 |
8:30〜17:00または9:00〜17:30(部門による) ※所定内労働時間7時間45分(休憩45分) 残業代は実働に応じて支給。 |
勤務地 |
⚫︎本社(京都府長岡京市) ⚫︎東京支社(東京都渋谷) ⚫︎横浜事業所(神奈川県横浜市) ⚫︎野州事業所(滋賀県野州市) ⚫︎八日市事業所(滋賀県東近江市)他、国内外の各拠点 |
休日休暇 |
⚫︎年間休日123日(うるう年は124日) ⚫︎週休2日制(基本土・日・祝、当社カレンダーに基づく) ⚫︎夏期休暇、年末年始、GW、有給休暇、半日有給休暇、慶弔休暇、産休・育児休暇、介護休暇、特別休暇、自己啓発支援特別休暇、自己現実特別休暇 |
保険 | 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険 |
福利厚生 | 健康保険組合、企業年金基金、確定拠出年金、退職金制度、従業員持株会、社員食堂、制服貸与、転勤者用社宅、職場レクリエーション、クラブ活動、契約保養施設 |
受動喫煙対策 | 屋内禁煙(屋外禁煙所の設置あり) |
試用期間 |
試用期間あり(3ヶ月) ※試用期間中の待遇変動なし |
契約期間 | 期間の定めなし |
時期によって募集している職種は異なりますので、給与や労働条件、希望する職種が募集されているかなどを採用情報や転職エージェントで定期的に確認するようにしましょう。
株式会社村田製作所の年収
村田製作所の平均年収は以下の通りです。
平均年収:約797万円
全国平均の年収が614万円程と言われているので、それと比較すると200万円近くも高くなっています。
年収は、職種や年代によっても大きく異なります。
ここからは、村田製作所の「年代別」「職種別」の平均年収を紹介していきます。
年代別平均年収
年代 | 想定平均年収 |
---|---|
20〜24歳 |
約309万円 |
25〜29歳 | 約527万円 |
30〜34歳 | 約562万円 |
35〜39歳 | 約581万円 |
40〜44歳 | 約648万円 |
45〜49歳 | 約740万円 |
50〜54歳 | 約813万円 |
55〜59歳 | 約806万円 |
60〜64歳 | 約523万円 |
職種別平均年収
職種 | 想定平均年収 |
---|---|
総合職 | 約600万円 |
一般職 | 約800万円 |
管理職 | 約1,000万円 |
株式会社村田製作所の評判・口コミ
ここからは、村田製作所で働いていた元社員や、現在も働いている方からの「評判・口コミ」を紹介していきます。
良い評判・口コミ
悪い評判・口コミ
まとめ
ここまで『株式会社村田製作所』の転職について解説してきました。
村田製作所は業績好調のグローバル企業なので、倍率が高く、内定をもらうのは容易ではありません。
そんな村田製作所の選考ですが、一人で対策を進めるのが不安という方は一度転職エージェントに相談されることをおすすめします。
個人だと、これまでの選考の傾向や求める人物が分かりづらく、準備が不十分なまま選考に臨むことも多いので、少しでも内定に近づくには転職エージェントに頼るのが得策と言えます。
ですが、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なりますので、複数のエージェントに登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていきましょう。
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