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看護師の平均年収はいくら?初任給はどれくらい?

18分で読めます
喜多 湧一 監修

看護師の平均の年収を見て、自分の年収が気になった方へ

同じスキル・経験でも、会社によって年収は大きく異なります。 たった5分で、あなたの「本当の市場価値」がわかります。

一般的に「看護師の年収は高い」といわれています。 病院やクリニックなど、さまざまな職場で活躍する看護師。 病気に悩む人に寄り添い感謝されるやりがいのある職種ですが、実際の看護師の年収はどのくらいなのでしょうか? ここでは看護師の平均年収や月収年代別などの比較や、全職種との比較についてもご紹介します。 看護師の方はご自身の年収を判断する目安として、看護師を目指している方はキャリアプランを立てる参考としてご覧ください。

看護師の平均年収は?

平均年収 内訳

まずは看護師の平均年収です。
年 収508 万円
月 収35 万円
ボーナス86 万円
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査
  • 平均年齢40.7歳
  • 月収35.2万円×12カ月+ボーナス86.2万円

この金額は各種手当(夜勤手当残業代通勤手当など)も含んだ総額です

ここから税金や社会保険料が差し引かれ、最終的に「手取り年収」は平均380~405万円となります。

給与 内訳

次に看護師の年収・給料の内訳主な項目は下記の通りです。
  • 所定内給与額(基本給)
  • その他諸手当(残業代)
  • 残業代(時間外手当)
  • 賞与(ボーナス)
これらは一般企業の会社員と同様ですが、看護師の「その他諸手当」には深夜労働に対する夜勤手当、条件を満たした職員に対する住居手当扶養手当などが含まれます

看護師の平均年収を比較すると?男性と女性では?

ここからは看護師の平均年収カテゴリー別に比較します。
  • 年代別
  • 経験年数別
  • 職場別
  • 施設形態別
  • 診療科別
  • 都道府県別
  • 職種別

平均年収 年代別

まず、年代別に平均年収を比較してみましょう。 看護師年代別平均年収一覧
年齢(歳)平均年収(万円)
男性女性
20~24約376約403
25~29約485約476
30~34約520約470
35~39約539約501
40~44約573約522
45~49約580約564
50~54約600約564
55~59約528約582
60~64約461約484
65~69約422約394
70~約316約401
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 平均年収は男性女性共に経験を重ねるにつれ上昇しますが、30~54歳にかけては女性に比べ男性の平均年収が高い傾向にあります。 要因として考えられるのは、ライフステージの変化により休職や離職をする女性が多い中、男性は勤続しキャリアを積むことです。 ピークを迎えるのは、男性は50~54歳(600万円)女性は55~59歳(582万円)で、その後は次第に減少します。

平均年収 経験年数別

次に、経験年数別看護師の平均年収を見てみましょう。 看護師 経験年数別平均年収一覧
経験年数(年)平均年収(万円)
男性女性
0約304約315
1~4約418約409
5~9約464約443
10~14約523約460
15~約538約522
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 ※上記にはデータの関係上「所定内給与額」が使用されています。 ※「所定内給与額」とは、決まって支給する現金給与額から超過労働給与額(休日・深夜の労働に対して支給される時間外・早朝・休日・深夜などの手当)を差し引いた額をいいます。 データによると、男性は経験年数10~14年の時期、女性は15年以降に年収が500万円を超しています。 女性の平均年収が男性を上回るのは初年度のみで、その後男性の平均年収は経験年数を重ねるごとに上昇しており、年代別の平均年収と同様に女性のライフステージの変化により差が生じると考えられます。 また、女性の35~39歳の平均年収は501万円ですが、新卒から継続して勤務した場合、35~39歳では経験年数が15年を見込めるため約522万円となる可能性もあります。

平均年収 職場別

看護師の年収勤務する病院や職場によって異なります。 2023年版「SUPER NURSE」によると看護師の職場別平均年収は下記の通りです。 看護師 職場別平均年収ランキング 1位 救急救命病棟(ER)勤務:約540万円 2位 大学病院勤務:約490万円 3位 大型総合病院勤務:約470万円 4位 クリニック勤務:約390万円 緊急対応が多く長時間勤務が増える救急救命病棟勤務の看護師は年収が高いです。 高度・先進医療を担う大学病院の多くは「特定機能病院」に指定されています。 一般の医療機関とは異なり重症度難易度の高い治療・手術を扱うことから病院の収益となる診療報酬が高く看護師にも還元されているとみられます。 また、大学病院の看護師国公立大学のほか私立大学附属病院の集中する都市部で高給傾向といわれています。 これは「国公立か私立か」で年収の違いというより地域差の影響といえるでしょう。

平均年収 施設形態別

次は看護師の平均年収施設形態別の比較です。 2023年版「看護師ワーカー」によると看護師の施設形態別平均年収は下記の通りです。
病院クリニック介護関連施設
437万円409万円394万円
訪問看護企業その他
423万円415万円369万円
看護師が活躍できる場は、病院やクリニックをはじめ介護関連施設や訪問看護、企業内医務室など幅広く、就職・転職においてさまざまな選択肢があります。 高収入を目指す場合働きやすさを希望する場合とでは選択する施設形態も大きく変わります

平均年収 診療科別

診療科別では、2023年版「看護師ワーカー」によると、平均年収が高い診療科病理診断科総合診療科救急救命科呼吸器外科心臓血管外科産科口腔外科などです。 年収が高い理由として、急性期の診療や手術、がん患者のケアなどで幅広く高度な技術を要し高い専門性が求められる現場であることが挙げられます。

平均年収 都道府県別

看護師の年収働く地域によっても変化がみられます。 看護師の都道府県別ランキングTOP10位は下記の通りです。 1位 東京都  564.1万円 2位 奈良県  545.8万円 3位 兵庫県  541.5万円 4位 埼玉県  541.2万円 5位 富山県  535.0万円 6位 岐阜県  531.9万円 7位 和歌山県 530.2万円 8位 新潟県  529.8万円 9位 大阪府  529.5万円 10位 神奈川県 527.9万円 出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 2022年の調査によると、看護師の平均年収1位は東京都の564.1万円47位は鹿児島県の396.4万円という結果となり、約170万円もの格差が生じています。 また、この年の全国平均は508.1万円となっており、鹿児島県平均を111.7万円下回る結果となりました。 ランキングは調査の年によって変動がありますが、東京・大阪などの大都市圏の方が地方に比べて高い傾向にあり、各地域の給与相場が反映されています。

平均年収 職種別

次は看護師の平均年収医療・福祉関係の職種別で比較してみます。 看護師の平均年収、月収やボーナスはほかの職業に比べて高いのでしょうか? 看護師 医療・福祉関係の職種別平均年収ランキング
職種月収(万円)ボーナス(万円)年収(万円)
1位医師約110約114約1,429
2位歯科医師約62約62.9約810
3位獣医師約49約93約687
4位助産師約40約106約584
5位薬剤師約41約86約583
6位診療放射線技師約37約101約544
7位臨床検査技師約35約91約509
8位看護師約35約86約508
9位保健師約33約81約481
10位その他の     保険医療従事者約31約68約443
11位理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士約30約70約430
12位歯科技工士約33約35約429
13位准看護師約30約63約418
14位介護支援専門員(ケアマネジャー)約28約64約406
15位保育士約27約71約391
16位栄養士約26約62約379
17位介護職員(医療・福祉施設等)約26約54約363
18位看護助手約22約46約309
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 平均年収8位の看護師は、医療・福祉の中では高い年収といえます。 関連資格である助産師は医師・歯科医師などに次いで4位の好待遇准看護師は13位という結果でした。 同じ医療における補助行為を行う職種でありながら、なぜ年収が異なるのでしょうか? 准看護師は、看護学校卒業後に各都道府県知事が実施する准看護師資格取得の試験に合格すれば取得できる資格ですが、看護師は国家資格です 資格取得の難易度から年収が低い准看護師は、人件費削減のため一般的な診療をメインとするクリニックで求められ、手術などにも対応する病院では看護師が求められるケースが多いのです。 助産師の年収が高いのは、国家資格である看護師免許のほかに助産師免許の取得が必要な職種であることや深刻な助産師不足という背景があり、常に需要が高いことが理由とされます

新卒看護師の初任給は?

新卒看護師の初任給は約26万~27万円ほどです。 初任給のうち手取りは21万~22万円となります。
  • 専門卒 初任給:26万3711円(うち基本給:20万3276円)
  • 大学卒 初任給:27万1730円(うち基本給:20万9616円)
(出典:日本看護協会「2022年病院看護・助産実態調査」) 看護師の「専門卒」と「大学卒」の初任給を比較すると差額は8,019円年収差は約10万円ほどで、より多くの知識を修得してきた大学卒のほうが昇給幅も有利とされていますが、どの病院に勤めるかによっても給与は異なります。 また、給与の締め日が10日や15日の職場の場合、夜勤手当などは翌月の給与に加算され、新卒看護師は4月の給与が満額支給されないことがあります。 さらに、入職直後の夏のボーナスは5万~10万円程か、もらえない場合が多いです。 ボーナスは「一定期間の実績に対する評価(査定)」として支給されるため、まだ実績のない新人看護師の夏のボーナスはあまり期待できません。 一方、冬のボーナスは満額支給されるのが一般的でおよそ30万円が見込まれます

看護師の年収を全職種と比較

ここでは看護師の年収ほかの全職種と比べてみます。
看護師全職種
508.1万円496.6万円
看護師(女性)全職種(女性)
506.4万円394.4万円
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 看護師の年収とほかの全職種では、看護師の平均年収が全職種の平均年収をやや上回る状況となっています。 しかし女性だけを比較すると、女性看護師は全職種の女性平均と比べ100万円以上高い水準です。 この結果から看護師は女性の中では高い収入を得ることができる職種であることがわかります。

看護師の生涯年収は?全職種との比較

看護師の生涯年収はどのくらいになるのでしょうか?
看護師2億2125万円
全職種2億1462万円
全職種(女性)1億7106万円
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査22歳から64歳まで働き続けた場合の金額 看護師は一生で2億2125万円を稼ぐことになります。 看護師の生涯年収は、全職種と比較すると663万円ほど高いです。 さらに全職種の女性との比較では、看護師の生涯年収が5000万円以上も上回っています。 なぜ、これほど格差が生じるのでしょうか? 看護師の生涯年収が高い理由として、看護師は専門性が高い資格職であることが挙げられます。 そのため、子育てなどでブランクがあっても「いつでも働き口がある」「一生働ける」という安心感があります 看護師はいつの時代でも需要があり、安定した収入が見込める重要度の高い職業といえます。

    高収入が得られる職場とは?収入アップのポイントは?

    看護師の年収経験年数に伴い上昇しますが、そこまで大きな年収差とはなりませんある程度経験を重ねるとほぼ横ばいで推移する特徴があり、病院などでは職場の経営状態にも影響をうけることもあります。 年収アップを目指すにはどうすればいい?このように考えている方も多いかもしれません。 ここでは、看護師の仕事を続けることを前提により高い収入を目指す方法3つご紹介します。
    • 手当が付く資格を取得する
    • 管理職を目指す
    • 転職する
    この3つ収入アップの方法です。 1つずつ解説していきましょう。

    手当が付く資格を取得する

    病院によりますが、日本看護協会が制定している「認定看護師」「専門看護師」資格には、資格手当が付きます。 また助産師保健師資格を取得したキャリアアップも昇給につながるでしょう。 (※ただし資格手当には明確な基準がなく、病院によっては支給しない場合もありますので確認が必要です。)

    管理職を目指す

    師長主任といった管理職を目指してみませんか? こちらも資格取得は必須となりますが、夜勤などの負担の大きい勤務は減り役職手当が付きます長く看護師を勤めていきたい次のステップに進みたいという方にはお勧めです。

    転職する

    これまでの経験やスキルを生かし転職する方法もあります。 5年未満の離職率が高いといわれる看護師。これから資格取得を目指すより早く収入をアップすることができます。 給与水準が高いのは、経営母体が大きな病院や自由診療を取り入れている美容外科や婦人科などです。 また高齢化社会が進む中、訪問看護師も需要が高い傾向です。 訪問看護師の雇用条件はさまざまですが、オンコール手当が付き収入がアップする可能性があります。 日勤のみというところが多く、融通の利く働き方ができるというメリットもあります。 看護師をはじめとする医療職に特化した求人サイト「医療キャリアナビ」では、幅広い職場の求人が揃っているため、希望の条件に合う職場が見つかるかもしれません。

    まとめ

    これまで看護師の平均年収をご紹介してきましたが、やはり看護師の平均年収は他の職種と比べると「高い」といえます。 なぜなら看護師は夜勤などの手当が多く経験年数に伴い安定した収入が見込める職種であり、資格の強みがあるからです。 その一方で、その業務は多岐にわたり忙しく過酷な労働環境といえます。 さらに患者さんの生命に係わる医療現場での仕事は、精神的にも負担の大きいものです。 そのような事情を考慮すれば、看護師の年収もっと高くても良いのではないかとも思われます。 これからますます加速する少子化時代において、医療の現場が担う役割がより重要になっていきます。 看護師として仕事に自信や手応えを感じ働き続けるために、改めて給与や業務内容労働環境を見直してみると良いかもしれません
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    監修

    喜多 湧一

    合同会社Radineer マーケティング支援事業部

    2017年に合同会社Radineerにジョインし、未経験者向けITエンジニア転職支援サービス「I am IT engineer」の責任者として、20代・第二新卒のIT業界転職を多数支援。現在はマーケティング支援事業部でWebマーケティング事業の統括・ディレクションを担当。

    保有資格

    未経験エンジニア転職支援「I am IT engineer」元責任者Webマーケティングディレクターオウンドメディア運営7年以上

    専門領域

    未経験からのIT転職エンジニア転職転職サイト・エージェント活用20代・第二新卒の転職

    監修方針:本記事は、喜多 湧一が専門的知見に基づき、内容の正確性と実用性を確認しています。 情報は定期的に見直しを行い、最新の転職市場動向を反映しています。

    CB
    監修

    CareerBoost編集部

    転職・キャリア領域の専門メディア。人材業界経験者、キャリアコンサルタント資格保有者が在籍。 累計1,000記事以上の転職コンテンツを制作・監修。

    編集部の専門性

    • 人材業界での実務経験5年以上
    • キャリアコンサルタント資格保有
    • 転職支援実績1,000名以上

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