「ワーケーション」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた造語であり、リゾート地や観光地などで休暇を楽しみながらリモートワークを行う新しい働き方です。本記事では、ワーケーションの基本的な概念から、導入企業の実例、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
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ワーケーションとは何か
ワーケーションとは、通常のオフィスや自宅ではなく、旅行先やリゾート地などで業務を行いながら、仕事の合間や前後に休暇を楽しむ働き方です。アメリカでは2000年代から広まっていましたが、日本では2020年以降のリモートワーク普及をきっかけに急速に注目されるようになりました。
ワーケーションにはいくつかの形態があります。休暇先で一部の時間だけ業務を行う「休暇型」、チームで合宿のように集まって業務を行う「合宿型」、地域課題の解決に取り組む「地域課題解決型」などが代表的です。
ワーケーションを導入している企業の実例
日本航空(JAL)
日本企業のワーケーション導入の先駆けとして知られています。2017年からワーケーション制度をスタートし、社員が休暇中にリモートワークを行うことを認めています。有給休暇の取得促進にも効果があったと報告されています。
ユニリーバ・ジャパン
「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」制度の一環としてワーケーションを推進しています。社員は上司の承認を得れば、国内外のどこからでも働くことが可能です。この制度により、社員の生産性と満足度が向上したとされています。
セールスフォース・ジャパン
柔軟な働き方を推進する企業文化の中で、ワーケーションも積極的に活用されています。チームビルディングを兼ねた合宿型ワーケーションの実施例もあり、社員間のコミュニケーション活性化に寄与しています。
NTTデータ
地方自治体と連携したワーケーションプログラムを実施しています。社員が地方の自然豊かな環境で業務を行いながら、地域との交流を通じて新しいアイデアやイノベーションの創出を目指しています。
ワーケーションのメリット
社員側のメリット
- 長期休暇が取りやすくなり、リフレッシュ効果が高まる
- 新しい環境からインスピレーションを得られ、創造性が向上する
- 有給休暇の消化を促進でき、罪悪感なく休める
- 家族との時間を確保しながら仕事を継続できる
- 地方の魅力を知るきっかけになり、将来の移住検討に役立つ
企業側のメリット
- 社員のモチベーション向上と離職率低下
- 柔軟な働き方を提供することによる採用競争力の向上
- チームビルディングの機会として活用可能
- 地方創生への貢献による企業イメージの向上
ワーケーションのデメリットと課題
- 仕事と休暇の境界が曖昧になり、十分にリフレッシュできない可能性
- 通信環境やワークスペースの確保が必要
- 労働時間の管理が難しく、労務管理上の課題がある
- セキュリティ面のリスク(公共Wi-Fiの利用など)
- すべての職種に適用できるわけではない
- 費用負担の取り決め(交通費・宿泊費を会社と個人のどちらが負担するか)
ワーケーションを成功させるポイント
ワーケーションを有意義なものにするためには、事前の計画が不可欠です。まず、ワーケーション先の通信環境を確認し、安定したインターネット接続を確保しましょう。次に、業務のスケジュールと休暇のスケジュールを明確に分け、オンオフのメリハリをつけることが大切です。また、チームメンバーとの連絡手段や稼働時間をあらかじめ共有しておくことで、業務への影響を最小限に抑えられます。
まとめ
ワーケーションは、仕事と休暇を両立させる新しい働き方として注目を集めています。導入企業は増加傾向にあり、自治体もワーケーション誘致に力を入れています。転職時にワーケーション制度の有無を確認することで、より柔軟な働き方を実現できるでしょう。自分の職種や業務内容との適性を考えながら、上手に活用してみてください。





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