出展:https://www.pakutaso.com/
店に行かなくてもおいしい食事をデリバリーしてくれるUber Eatsですが、Uber Eats配達員のほとんどは副業として稼いでいる人ばかりなのをご存じでしょうか?
経済が不安定な昨今、副業を容認する企業が増えており、副業にUber Eatsを選択する人も増加しています。
しかし、
- Uber Eatsってどんな仕事?
- 副業って会社にバレるんじゃ?
- 確定申告は必要ないって本当?
などUber Eatsに関する疑問は尽きないことでしょう。
そこで、今回は副業として注目されているUber Eatsについてまとめてみました。
Uber Eatsを副業にしてみようと考えている人は、是非参考にしてみてくださいね。
Uber Eatsとは?
出展:https://www.pakutaso.com/
まずは、Uber Eatsはどのような副業になるのか、まずはUber Eatsについて詳しく紹介しましょう。
アルバイトではなく業務委託
Uber Eatsの雇用形態は、アルバイトではなく「業務委託」に分類されます。
Uber Eatsの配達員として働く方法は2つあり、
- 個人事業にする
- 配達パートナーに登録する
これらの内どちらかを選ぶことになります。
個人事業の場合は、税務署に「開業届」を提出する必要があります。
副業でUber Eatsを始める前に必要な準備
出展:https://www.pakutaso.com/
Uber Eatsについて分かったところで、Uber Eatsを始める前に必要な準備について紹介しましょう。
配達バッグ
Uber Eatsといえば、象徴的なバッグが印象に残りますよね。
Uber Eatsのバッグは、登録センターでアカウント登録した際に支給されます。
ただ、バッグの保証金として4週間ごとの給与から毎回4,000円差し引かれる点に注意しましょう。
Uber Eatsの配達パートナーを辞める際にバッグを返却すると、4,000円のみキャッシュバックされます。
配達に使う乗り物の用意・整備
Uber Eatsの配達といえば、バッグも象徴的ですが自転車で配達している人を見かける点ではないでしょうか。
Uber Eatsの配達に使われる乗り物には、
- 自転車
- 原付バイク
- 自動車
- 125cc以上のバイク
これらが使えます。
配達用の乗り物がない場合は、Uber Eatsの提携先限定で月額4,000円で車両をレンタルできます。
ただし、納車までに1日掛かるので、あらかじめ乗り物を用意しておくことをおすすめします。
所有している乗り物は、メンテナンスを、必要であれば保険にも加入しておきましょう。
アプリ用のスマホと予備バッテリー
Uber Eatsの配達には、専用のアプリが必要です。
スマホのアプリを起動している時間がそのまま就業時間となるため、スマホの充電は100%が理想です。
予備のバッテリーを購入しておけば、充電が切れた際にも業務を続行できるので、予備バッテリーの購入をおすすめします。
帽子・グローブで効率アップ
自転車やバイクでUber Eatsの配達業務に専念する場合は、帽子とグローブの着用がおすすめです。
帽子は乱れた髪でお客様の前に立つことがなくなり、相手に不快感を与えづらくなります。
また、グローブを着用することで、手の疲労を緩和し効率的に配達ができるようになるといわれています。
Uber Eatsの始め方
出展:https://www.photo-ac.com/
Uber Eatsを始めるのに必要な準備が分かったところで、Uber Eatsの始め方を紹介しましょう。
会員登録
まず、Uber Eatsの公式ホームページで、会員登録を済ませます。
基本情報に、
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- パスワード
- 都市
- 銀行口座
これらの情報を入力します。
都市には、自分が働きやすい地域を選択します。
銀行口座は、給与の受け取りに使われます。
招待コードがある場合は入力しましょう。
書類提出
基本情報の登録が完了したら、必要な書類を揃えます。
必要な書類は乗り物によって異なります。
配達に使う乗り物 | 必要書類 |
自転車 | 身分証明書
プロフィール写真 |
原付バイク | 運転免許証
自動車損害賠償責任証明書(自賠責保険証) ナンバープレート プロフィール写真 |
自動車
125cc以上のバイク |
運転免許証
車検証または軽自動車届出済証 自動車損害賠償責任証明書(自賠責保険証) 任意保険または自動車共済証書 ナンバープレート プロフィール写真 |
自転車以外の乗り物で配達する場合は、任意保険への加入が必須となります。
登録センターでアカウントの有効化
必要な書類を揃えたら、Uber Eatsの登録センターに行ってアカウントを登録します。
登録センターに行く際の予約は必要ありませんが、身分証などの確認書類を持参しておくとスムーズに登録できます。
Uber Eatsの配達手順
出展:https://www.pakutaso.com/
Uber Eatsを始めるのに必要なもの、Uber Eatsの始め方が分かったところで、Uber Eatsがどういった手順で配達しているのか詳しく紹介します。
アプリをオンラインにして待機
Uber Eatsの配達を始める前に、すぐ動けるように準備しておきましょう。
身支度が整ったらアプリを起動して「オンライン」状態にします。
1分以内に配達リクエストの承認
配達リクエストが届いたら1分以内に承認します。
1分以上経過すると別の配達員にリクエストが移ってしまいます。
商品の受け取り
配達リクエストを承認すると、商品を受け取る店舗の情報が表示されるので、商品を受け取りに店舗へ向かいます。
アプリ上に地図が表示されるので、迷う心配はありません。
店舗に着いたら、出来上がった商品を受け取ってバッグへ入れます。
配達
商品を受け取ると、商品を注文した注文者宅までの地図が表示されるので配達します。
道に迷ったり、諸事情で配達時間が長くなってしまう場合には、アプリで注文者とダイレクトチャットが可能です。
特に、配達までに掛かる時間が所定よりも遅れる場合は、必ずダイレクトチャットで連絡しなければなりません。
もし、連絡もなしに遅延した場合は低評価となり、今後のリクエスト数に影響が出る可能性があるので注意しましょう。
Uber Eatsの収入を増やすコツ
ここまで、Uber Eatsを始めるための予備知識を紹介しました。
ここで、Uber Eatsの収入をアップさせるコツについて紹介しておきましょう。
インセンティブ制度で時給1,000円以上も目指せる
Uber Eatsの収入は平均1件あたり約500円で、内訳は
- 受取金額
- 受渡金額
- 距離料金
となっています。
ただ、天候の悪い日や休日、注文の多い昼時などに発生する配達依頼には追加報酬が発生します。
この追加料金のことを「インセンティブ制度」と呼びます。
インセンティブ制度を上手に活用できれば、時給1,000円も夢ではありません。
必要経費を精算して節税
Uber Eatsの収入は、個人事業の場合は「事業所得」、会員登録の場合は「雑所得」になります。
どんな場合でも2社以上の企業から収入を得る場合は確定申告が必要になります。
面倒に感じるかもしれませんが、Uber Eatsの収入を確定申告する際に、必要経費として以下の支出を申請できます。
- ガソリン代
- 自動車・バイクの保険料
- 帽子・グローブといった備品の購入費用
- 携帯電話の通信料
これらを経費として申請することで、副収入に課税される金額を抑えられます。
都市部で配達する
Uber Eatsの需要が高いのは都市部です。
特に、最初にサービスが導入された東京都港区での需要はかなり高くなっています。
都市部の需要の多いエリアを狙えば、確実に収入をアップさせられるので、活動エリアは都市部にしましょう。
また、Uber Eatsは現在でもサービスエリアを拡大しています。
新しくサービスを提供するエリアでは「時給保証制度」が受けられるので、新しいエリアでの活動もおすすめです。
ノルマを達成する
Uber Eatsの「ノルマ」とは、達成すべき目標ではないので安心してください。
Uber Eatsのノルマとは、“任意で達成することで追加報酬がもらえる”制度です。
例えば、「7月12日9時~7月15日15時の間に10回達成で売上金に1,000円プラス」というものです。
金曜日から日曜日にかけて「ノルマ」が提示されることが多いので、積極的に参加して収入アップを目指しましょう。
副業でUber Eatsを始めるメリット
ここまで、Uber Eatsの始め方やUber Eatsで稼ぐコツを紹介しました。
Uber Eatsで稼ぐコツに続いて、Uber Eatsを副業とするメリットとデメリットを紹介しておきましょう。
自分のペースで働ける
Uber Eatsの仕事はシフト制ではないので、空き時間を有効活用できるメリットがあります。
配達の途中で辞退はできませんが、それ以外であれば余裕のある時だけ配達するといった働き方も可能です。
アプリをオフラインにしておけば依頼は来ないので、通知に悩まされることもありません。
翌週に報酬を受け取れる
ほとんどの企業は給与も月額払いが一般的ですが、Uber Eatsの収入は働いた翌週の水曜日に支給されます。
締め日は毎週月曜日の午前4時、翌週水曜日払いとなっています。
Uber Eatsの給与受け取り口座は、
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
これら2つの銀行がおすすめです。
- ゆうちょ銀行
- 信用金庫
- ネット銀行
これらの銀行は対応していません。
働きながら運動できる
Uber Eatsの配達に自転車を用いれば、日常不足しがちな運動を効率的に補えます。
お金を払ってジムに通うよりも、収入を得ながら運動できる点はメリットといえるでしょう。
運動できることから、
- 体を動かすのが好き
- 体力に自信のある人
に向いている副業ともいえます。
副業でUber Eatsを始めるデメリット
Uber Eatsのメリットに続いて、Uber Eatsを副業とするデメリットについて紹介しておきます。
配達中の事故は労災保険適用外
冒頭で紹介した通り、Uber Eatsはアルバイトではないため、万が一の時には労災保険が適用されない点には注意が必要です。
もし、配達中に事故に遭ったとしても、傷害補償制度の25万円しか支給されません。
余計な出費や働けない期間を作ることになってしまうため、道路交通法に遵守し、事故のないよう配達に専念する必要があります。
18歳以上限定
Uber Eatsに登録できるのは18歳以上と定められています。
高校生のバイトにはならない点には注意が必要です。
ただ、18歳以上でも身分証明書を持っていない場合は、学生証と健康保険証の提出で登録ができます。
確定申告または住民税申告が必須
Uber Eatsに限らず、2社以上から給与を得ており、副業での収入が20万円を超える場合は確定申告の必要があります。
確定申告と聞くと嫌なイメージがあるかもしれませんが、確定申告すると得られるメリットもあります。
ずばり、“必要経費を支給してもらえる”点です。
手間に感じるかもしれませんが、20万円を超えた場合は確定申告しましょう。
尚、住民税の申告は金額に関わらず絶対に行わなければならないので、忘れないよう注意してください。
天候や体調に左右される
Uber Eatsでの副業は出来高制のため、
- 体調不良
- ケガ
- 疲労による体力の減退
などの理由で配達ができないと、収入にもなりません。
また天候が悪い日は、インセンティブ制度が適用されますが、その分配達が困難になるケースもあります。
悪天候には事故の恐れもあるので、無理をせず見送ることも大事です。
都市圏でしか副業できない
Uber Eatsの副業は都市圏でしかできません。
現在Uber Eatsのサービスを提供している都市は、
- 東京(23区のほとんど)
- 横浜(横浜駅周辺)
- 川崎(市街地)
- 埼玉
- 千葉
- 大阪(大阪駅周辺)
- 京都(市街地)
- 神戸(市街地)
- 名古屋
- 福岡
これら10都市となっています。
さらに、エリア内であっても対応していない地域もあるので、誰でも気軽に始められる副業とはいえません。
副業でUber Eatsを始める場合のQ&A
最後に、副業にUber Eatsを始める場合によく寄せられる質問とその回答を掲載しておきます。
Uber Eatsで副業を始めるとバレますか?
Uber Eatsでの副業は、会社にバレるリスクが非常に高いといわれています。
会社にバレるケースとして、
- 配達先が職場の人だった
- 職場に近いエリアを走行中に同僚に見られた
といった事例があるようです。
副業禁止の会社の場合はUber Eatsの副業は諦めた方がいいでしょう。
Uber Eatsにマイナンバーの提出は必要ですか?
Uber Eatsにマイナンバーを提出する必要はありません。
ただ、自転車で配達する際の身分証明書としてマイナンバーカードが利用できます。
Uber Eatsの収入はふるさと納税で節税できますか?
Uber Eatsで得た収入をふるさと納税に利用して節税は可能です。
ただし、ふるさと納税の場合、住民税の普通徴収が利用できなくなり、会社にバレる可能性が高くなる点には気をつけましょう。
まとめ
出展:https://www.pakutaso.com/
ここまで、副業としてのUber Eatsについてまとめてきました。
Uber Eatsを副業にする場合は、メリットとデメリットをよく理解した上で、
- 確定申告
- 住民税申告のどちらかが必須
- 会社にバレる危険性が高い
これら3つの注意点にも気を付けましょう。
対象エリア内に居住しており、18歳以上であれば誰でも簡単に始められるので、是非挑戦してみてください。
コメント