副業ブームの今、さまざまな副業で収入を得ている方も多いかと思います。
その中でも、「家事代行サービス」は需要が急拡大している仕事であり、しかも時給が非常に高いのが特徴です。
特に主婦の間では、スキルを活かせる上に空いた時間に稼げると人気の副業になっています。
また、家事代行は始めるために必要な資格などは特にないので、未経験者や初心者でもはじめることができます。
そこで今回は、家事代行を副業にするメリット・デメリットや、仕事内容などについて詳しく解説していきます。
家事代行の仕事内容
家事代行サービスとは、自分で「家事」ができない人に代わって、家事全般を「代行」する仕事になります。
家事代行の仕事は主に以下のようなものがあります。
部屋の片付づけ | 本・雑誌・小物などで散らかったものを整理整頓 |
部屋の掃除 | 掃除機・水拭きなどで部屋の掃除 窓拭きなども |
水回りの清掃 | トイレ・キッチン・風呂場・洗面所などを掃除 |
料理の作り置き | 昼食や夕食などの作り置き (数日分まとめて作る場合も) |
洗濯・アイロンがけ | 服やタオルなどの洗濯、洗濯後は干してたたむ アイロンがけがある場合も |
買い物代行 | 日用品や料理をするための食料品などの買い出し |
ゴミの分別・ゴミ出し | 溜まったゴミの分別・ゴミ出し |
宅急便の受け取り | 留守の間の宅急便の受け取り |
ペットケア | 餌やり・お散歩・トイレの掃除 |
チャイルドケア | 保育園や習い事の送迎 |
依頼主から依頼があった仕事だけをこなします。
他にも、庭の草むしりや役所手続き、クリーニングの受け取りといった雑務も家事代行の業務範囲内です。
一方、専門性の高い介護や医療行為、危険を伴う高所の作業や大型家具の移動などは対象外であり、金融機関の入出金も行いません。
保育士やヘルパーの資格を持っている人は、さらに高い時給で仕事の契約ができる場合があります。
また、家事代行はすべての家事が得意ではなくても大丈夫なことが多いです。
掃除代行や料理代行などカテゴリー分けされている会社がほとんどであり、自分の得意分野だけを副業にすることができます。
家事代行を副業にするメリット
では、家事代行を副業にするメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
家事のスキルが向上する
家事代行で働いていると、いろんな現場で家事を行うことになるので自然とスキルは身についていきます。
また、多くの家事代行会社では、スタッフのスキル向上のための研修などを行っています。
そこで今まで知らなかった知識や、技術を教えてもらうことができるのです。
家事代行で培った経験や知識は、自宅での家事でも活かすことができるので大きなメリットと言えます。
ただし、個人事業として始める場合は、掃除道具や料理道具などは基本的に自分で準備する必要があります。
時給設定が高め
家事代行は、他のアルバイトと比べると時給設定が高めといったメリットがあります。
全国のアルバイトの平均時給は1,170円(2021年2月時点)に比べて、家事代行の時給は1,200円〜2,000円となっています。
地域や会社にもよりますが、他のアルバイトと比較してみると、どれだけ時給が高いのかが分かります。
中には2,000円を超える時給設定の家事代行サービス会社も存在します。
家事をすることが好きな人はもちろんですが、お金を稼ぎたいという人にもおすすめの仕事になります。
未経験や学生でも働ける
家事代行は、特別な資格が必要なく未経験からでも始められる仕事です。
家事代行は、採用されると研修を受けてから仕事に取り掛かるケースが一般的なので、家事経験が浅い学生や男性でも安心してチャレンジできます。
ただし、高校生は不可の場合が多いので、高校生で家事代行のアルバイトにチャレンジしたいという場合は、募集要項に記載されている条件をよくチェックしましょう。
自分の都合に合わせやすい
家事代行は、基本的に好きな時間帯に働けることがほとんどです。
勤務体系は、「働く時間が固定されているシフト制」「シフトを自己申告できるスポット型」「自分が好きな時に働く都度仲介」の3種類です。
いずれも、週1日/2〜3時間などの短時間勤務が多く、1時間から働ける会社も多くあります。
そのため、家事代行は時間の融通があまり効かない学生や主婦層から人気があります。
主婦だけでなく、正社員やダブルワーク希望の人の副業としてもおすすめです。
年齢を気にせず働ける
家事代行は、働いている方の年齢層が高めです。
30代〜50代の方がほとんどで、中には70代で働いている方なども多くいます。
高齢というだけで雇ってもらえない企業が多い中で、家事代行の場合は、年齢を気にすることなく働くことができます。
男性も活躍できる
家事代行スタッフは女性が多いイメージがありますが、男性スタッフも需要があります。
特に、家事で力仕事を求められるケースでは、女性よりも男性スタッフの方が喜ばれるので依頼主から指名されることも少なくありません。
引っ越しの手伝いなどの、家事代行で男性スタッフが活躍できる場合は意外と多いです。
家事代行を副業にするデメリット
次に、家事代行を副業にするデメリットを解説していきます。
移動時間する手間がある
家事代行は在宅ではできません。
家事代行の依頼があった場合、依頼主の家まで出向く必要があります。
依頼主の家までの交通費は、ほとんどの家事代行業者が支給してくれますが、移動時間は仕事時間に含まれないため、移動時間が長いほど時間が無駄になってしまいます。
そのため、依頼を受ける際は、なるべく自宅から近い依頼を受けるようにしましょう。
トラブルのリスクがある
家事代行で一番心配なのが「モノを紛失してしまった」や「モノを破損してしまった」などのトラブルです。
特に、家の中が散らかっていたりすると、整理や掃除をする際にうっかり無くしてしまったり、壊してしまったりします。
そのため、家の中にあるモノを取り扱う際には、十分気をつけましょう。
ちなみに、家事代行会社は損害保険に入っているため、スタッフが個人的に弁償するといったことはありませんが、個人事業としてやる場合は、トラブル処理なども自分で対応しなければならないので注意が必要です。
依頼主との相性が合わない場合がある
依頼主によって要望やクセが違うので、自分と相性が合わない場合もあります。
そのため、精神的に負担が大きい場面もあります。
サービス業なので、ある程度顧客に合わせる必要がありますが、どうしても合わない場合は別の顧客を探すことも可能です。
依頼主の家の状況が行くまで分からない
依頼主の家の状況は行くまで分かりません。
なので、家の中がゴミで散らかっていたり、風呂がカビだらけの可能性もあります。
家事代行を依頼する人の中には、掃除が苦手な方ももちろんいるので、ある程度覚悟が必要です。
家事代行の副業はどのくらい稼げる?
家事代行の副業は、どのくらい稼げるのでしょうか?
先ほども紹介しましたが、家事代行の時給は1,200円を超えているので、他のアルバイトと比較しても高いです。
仮に時給1,200円で計算した場合、週3日・3時間で月43,200円稼げることになります。
実際は、時給1,400円を超えているところが多いので、収入はこれよりもさらに高くなります。
副業として稼ぐには、十分な収入と言えるでしょう。
しかし、家事代行は各サービスによってだいぶ時給の差があります。
時給が高いに越したことはありませんが、サポート体制等もしっかり考慮した上で、登録するサービスを選びましょう。
おすすめの家事代行求人サイト
ここからは、おすすめの家事代行求人サイトを4つ紹介していきます。
①CaSy(カジー)
出典:https://casy.co.jp/staff_entry
「CaSy(カジー)」は、株式会社CaSyが運営している家事代行サービスになります。
スタッフの仕事内容は、主に「掃除代行」と「料理代行」の2種類です。
CaSyは時給が1,450円〜と相場より高めで交通費も全額支給であり、、週3日勤務で月10万円も可能という好待遇が魅力です。
また、週1日・2時間から勤務可能で、勤務地も東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫から好きな場所を選べます。
お客様から指名されると時給がアップする「指名制度」や、評価数に合わせて昇給する「昇給制度」が用意されているので、スキルや、やる気次第ではさらに時給がUPします。
さらに、サポートスタッフ指導による研修も実施されているので、未経験者でも安心して働けます。
応募も履歴書なしで1分で完了できるので、家事代行のお仕事に興味がある方は、是非応募してみてはいかがでしょうか?
②イエノナカカンパニー
出典:https://recruit.jobcan.jp/ienonaka
家事代行サービスのイエノナカカンパニーでは、掃除代行の「イエキーピング」、料理代行の「イエコック」でスタッフを募集しています。
イエノナカカンパニーは定期利用のみに特化しているので、仕事は固定ルート担当制となり、慣れれば慣れるほど効率よく回れるようになります。
また、お客様とは時間ではなく作業内容で契約しているため、仕事が早く終わっても日給が保証されているのも魅力のひとつです。
時給1,300円に加えて他社にはない移動手当もつき、交通費も全額支給支給されるので、短時間で効率よく稼ぐことが可能です。
入社後3〜4週間は研修期間となり、慣れるまで先輩スタッフの同行もあるので、家事代行未経験の方でも安心して働き始めることができます。
③タスカジ
タスカジは、株式会社タスカジが運営している家事代行サービスになります。
業界で最高水準の時給を誇っており、時給は1,200円〜2,100円となっています。
タスカジも、依頼主からの評価や働きぶりによって昇給する「昇給制度」になっていて、平均時給は1,770円ととても高いです。
また、タスカジは他の家事代行サービスと比較すると仕事内容が幅広いのが特徴です。
「掃除」「料理/作り置き」「買い物代行」「洗濯」「チャイルドケア」「ペットケア」「整理収納」の中から好きな仕事を選ぶことができます。
どこの家事代行サービスに登録するか悩んでいる方は、とりあえずタスカジに登録しておくことをおすすめします。
④キャットハンド(Cat Hand)
「キャットハンド(Cat Hand)」は、過去20年にわたり、大手企業を中心に延べ3,000名以上の人材派遣実績があるアプメス社が運営する家事代行サービスです。
スタッフの年齢が20代〜70代と幅広く、年齢に関係なく働くことができるのが魅力のひとつです。
時給は1,200円〜1,500円と高めで、昇給制度も用意されています。
週1回・2時間から自宅近くで、好きな時間に働くことができ、仕事内容も「掃除だけ」や「料理だけ」など得意スキルに応じて選ぶことができます。
キャットハンドは、依頼主の家事代行だけでなく、大人気の民泊の清掃スタッフも募集されています。
ゲストのチェックアウトからチェックインまでの時間に清掃を行うので、自分のペースで働きたい方にオススメです。
まとめ
ここまで、「家事代行の副業」について解説してきました。
家事代行は、空いた時間にできる上に高時給なので、家事を毎日している主婦の方におすすめの副業と言えます。
また、働いて身についた家事スキルは、自宅でも活かせるので一石二鳥です。
今後の生活や貯金などに不安を抱えている方は、空いた時間を使ってこの機会に家事代行を始めてみてはいかがでしょうか?
しかし、家事代行は他人の家庭で作業する特殊な仕事でもあるので、はじめる際には仕事内容や評判などをきちんとチェックした上で、本当に自分に合った家事代行サービス会社を選ぶようにしましょう。
コメント