錦織圭さんといえば、誰もが知る世界的テニスプレーヤー。日本を代表するトップアスリートですね。
日本人男子選手として数々の快挙を成し遂げてきた錦織圭さんですが、どのくらいの年収を稼いでいるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
錦織圭さんは試合の賞金のほかに、UNIQLOやウィルソンなどのスポンサー契約からも収入を得ていることから、高額になることが予想されます。
この記事では錦織圭さんの年収とスポンサー契約についてご紹介します。この記事を最後まで読むと、錦織圭さんがなぜ高年収なのかがわかります。
錦織圭の経歴
ここでは錦織圭さんの経歴を簡単にまとめます。
生年月日 | 1989年12月29日
33歳 ※2023年3月現在 |
出身地 | 島根県松江市 |
身 長 | 178㎝ |
体 重 | 70㎏ |
プレイスタイル | 右打ち (両手バックハンド) |
- 5歳でテニスを始める。
- 2001年、全国選抜ジュニア選手権、全国小学生大会、全日本ジュニア12歳以下で優勝し、史上5人目となる全国制覇3冠を達成。
- 2003年、(財)盛田正明テニスファンドの強化選手に選ばれ、フロリダのIMGアカデミーにテニス留学。
- 2007年、17歳の時にジャパンオープンでプロ転向
- 2008年、8月に開催された全米オープンでは日本男子シングルスとして71年ぶりにベスト16に進出。
- 2011年、上海マスターズでベスト4に進出。世界ランキング30位まで浮上。
- 2014年、全米オープンでは決勝進出を果たし、アジア人として初めてグランドスラム(4大大会)で決勝進出を果たす。
- 2015年、メンフィスオープン3連覇、メキシコオープン準優勝。世界ランキングは自己最高の4位になった。
錦織圭の年収はどのくらい稼いでいるのか
前人未到の偉業を成し遂げた錦織圭さん。錦織圭さんは一体どのくらいの年収なのでしょうか。
気になる錦織圭さんの年収を見てみましょう。
錦織圭の年収は約18億円!
アメリカの経済紙Forbesが発表した 2022年最も稼ぐテニス選手ランキングによると錦織圭さんの年収は、約18億円。(1320万ドル)(1ドル=136円で計算)世界で最も稼ぐテニス選手ランキングで8位となりました。
錦織圭さんと同年代のサラリーマンの平均年収が513万円ですから、錦織圭さんは同年代のサラリーマンの350倍も稼いでいるということになります。さらに驚くことに、錦織圭さんは2021年10月以降ケガのためプレーしておらず、約18億円の大部分は賞金以外の収入です。
錦織圭の年収の内訳
現在はケガのためプレーしていない錦織圭さんはどのように収入を得ているのでしょうか。ここでは錦織圭さんの収入の内訳を見ていきます。
錦織圭の年収はほぼスポンサー契約からの収入
錦織圭さんの年収は約18億円(1320万ドル)の内訳は下表の通りです。
スポンサー契約料や出演料などの活動で得た収入 | 約17億6000万円 |
テニスの試合で得た賞金 | 約4000万円 |
錦織圭さんの年収18億円のうち97%がスポンサー契約料や出演料などの活動で得た収入です。(1ドル136円で計算)
錦織圭のスポンサー企業
錦織圭さんは多くの企業とスポンサー契約を結び、高年収を得ていることがわかりました。
スポンサー契約とは、企業が著名なスポーツ選手やスポーツチームに協賛し、資金や物資のサポートをするという契約です。
スポンサー契約により、企業はスポーツ選手の名前や肖像を自社の広告等に利用したり、選手の身に着けるウェアに企業のロゴを入れたり、試合会場に自社の製品やブランドの広告等を設置するなどして、自社製品の販売促進やブランドイメージの向上を図ることができます。
ここでは、錦織圭さんのスポンサー契約について見ていきましょう。錦織圭さんのスポンサーは次の通りです。
- UNIQLO
- ウィルソン
- inゼリー
- ジャガー
- エアウィーヴ
- 日本航空
- ナイキ
- IMG
- wowow
UNIQLO
ユニクロは2011年、錦織圭さんをグローバルブランドアンバサダーに迎え、ユニクロブランドとLifeWearのコンセプトを広く伝えるため、テニスウェアの開発などを行っていましたが、2022年に所属契約を結びました。2011年のアンバサダー契約時の契約金が推定12億円とされており、所属契約となった現在の契約金は大幅に増加していると予想されます。
錦織圭さんは、ジュニアプレイヤーの指導を続けており、UNIQLOと共にスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいます。UNIQLOアンバサダーの公式Twitterでは、2022年12月にフロリダで開催されたジュニアプレイヤーの合宿で指導する錦織圭さんの様子が見られます。
ウィルソン
2015年、錦織圭さんはラケットメーカーのウイルソンと引退するまでウイルソンのラケットを使い続ける異例の生涯契約を締結しました。現役ではロジャー・フェデラー選手に続いて2人目です。
錦織圭さんの契約金は明らかにされていませんが、2006年にウイルソンと生涯契約を結んだフェデラーの契約金は年200万ドル(約2億4600万円)とされており、錦織圭さんも巨額の契約を結んだものと推測されます。
inゼリー(森永製菓)
2010年に錦織圭さんは、森永製菓と栄養面やトレーニング面などの支援契約を結びました。専属のトレーナーや管理栄養士の指導を受け、ゼリー飲料などのCMにも出演しました。
ジャガー
イギリスの高級車メーカーであるジャガーと錦織圭さんは、2014年9月にパートナーシップを組み、アンバサダー就任を発表しています。錦織圭さんはジャガーのオーナーとなり、広告にも起用されています。
ジャガーは、ベッカムとも契約しており、錦織圭さんは世界のスーパースターと肩を並べたことになります。
エアウィーヴ
錦織圭さんは2012年にエアウィーヴと契約を交わしています。錦織圭さんとエアウィーヴとの出会いは、2009年に錦織圭さんがエアウィーヴの社長、高岡本州さんへ送った感謝のメールです。
腰の持病を抱えていた錦織圭さんが、エアウィーヴの枕とマットレスを送られたことに感謝の思いを伝えたことがスポンサー契約に繋がりました。錦織圭さんは試合会場にもエアウィーヴを持参していたそうです。
日本航空(JAL)
日本航空は、2015年に錦織圭さんとのパートナー契約を締結しました。錦織圭さんのテニスに対する真摯な取り組みと世界の頂点にチャレンジする姿勢が、日本航空が掲げる「チャレンジ」・「プロフェッショナル」に通じるものがあることから契約に至ったそうです。
契約期間は5年で15億円と推定されています。
ナイキ
ナイキは、2017年に錦織圭さんとシューズ契約を交わしています。錦織圭さんがナイキとの契約を決めたのは、シューズが履きやすく、性能がよかったからだそうです。錦織圭さんは、ナイキと契約前は他社のシューズを愛用していましたが、ナイキのシューズを履いたところ、今まで履いたシューズの中で一番軽く、靴擦れもないと絶賛されています。
IMG
IMGスクールはフロリダ州で未来のアスリートを育成し、世界のトップ選手を輩出しています。錦織圭さんも13歳から留学していました。セリーナ・ウィリアムズ選手やマリア・シャラポア選手もIMGの出身者です。
WOWOW
WOWOWは、2009年から錦織選手とイメージキャラクター契約をしています。夢と情熱を持ち、世界に挑戦し続ける錦織圭さんの姿勢が、もっといい番組をつくっていきたいというWOWOWの企業姿勢と重なり、契約に至りました。
2014年の全米オープンで決勝に進出すると、WOWOWの加入者が増大しました。
錦織圭さんは、上記9社の企業とスポンサー契約を締結しており、推定スポンサー契約の総額は約17億6000万円です。
現在ケガのため療養中にも関わらず、巨額のスポンサー契約料を獲得できるところが錦織圭さんの凄さでしょう。
錦織圭の最高年収は、40億円!(3730万ドル)
現在はケガのため試合に出場していない錦織圭さんですが、これまでの最高年収はどのくらいだったのかを調べてみました。
錦織圭さんの最高年収は2019年の40億円です。
年 | 年収 | 出 来 事 |
2014 | 12億円 | 全米OP準優勝 |
2015 | 21億円 | 世界ランク4位 |
2016 | 37億円 | リオ五輪 銅メダル |
2017 | 37億円 | 全仏OPベスト8 |
2018 | 38億円 | 全米OPベスト4 |
2019 | 40億円 | GS3大会で8強 |
2020 | 35億円 | ケガで離脱 |
2021 | 30億円 | 東京五輪 単複8強 |
2022 | 18億円 | ケガで離脱 |
2014年の全米オープンでは決勝進出を果たした錦織圭さん。アジア人として初めてグランドスラム(4大大会)で決勝進出を果たすという偉業を成し遂げると、その2年後の2016年には2014年の年収の3倍の37億円に達しました。
錦織圭さんは、2014年のグランドスラム決勝進出後も変わらず努力し、2014年から2016年まで世界ランキングトップ10を維持しました。テニス選手の中には、一度の好成績で満足しその後低迷していく人も数多くいる中、錦織圭さんは違いました。3年間もの間、結果を出し続け、世界中に自身の実力を証明したのです。
そんな錦織圭さんの活躍を見て、錦織圭さんのもとには錦織圭さんを支援したいスポンサー企業が殺到しました。スポンサー契約が増えたことにより、錦織圭さんは年収を飛躍的に伸ばすことができたのです。
錦織圭の年収は、試合に出なくても35億円!(3210万ドル)
錦織圭さんのすごいところは、過去の成績だけではありません。
2020年はコロナパンデミックの影響や、右肩のケガのため戦線離脱し、ほぼ試合に出ていないシーズンですが錦織圭さんの年収は35億円です。2020年の年収35億円のほぼ全額がスポンサー契約による収入です。
また前述した通り、股関節のケガのため試合に出ていない2022年の年収18億円もほぼ全額がスポンサー契約からの収入となります。ここ数年、錦織圭さんの年収は試合成績との関連性がありません。
試合成績が重要なスポーツ選手でありながら、近年好成績を挙げられない状況ですが、スポンサー企業が錦織圭さんとのスポンサー契約を解除する動きは見られません。このことから錦織圭さんは、スポンサー企業にとって替えの利かない貴重な人材であると推測できます。
世界で活躍する錦織圭
錦織圭さんは、中学2年生の時に(財)盛田正明テニスファンドの強化選手に選ばれ、奨学金を受けて、フロリダのIMGアカデミーにテニス留学しています。
(財)盛田正明テニスファンドでは、奨学生にノルマを5つ課しており、2つできなければ帰国となります。これまで30名弱の奨学生のうち、支援の上限年齢である18歳まで毎年ノルマを達成できたのは、錦織圭さんを含めわずか4名だけです。
さらに錦織圭さんは自らも在籍したIMGアカデミーの海外派遣プログラムで、フロリダに合宿に来たジュニアプレイヤー達を指導しています。錦織圭さんは海外で活躍できる選手が出てきてほしいとの思いから参加されているそうです。試合から遠ざかっている間も、錦織圭さんは後進の指導を続けています。
少年時代に奨学金を受けながら留学し、厳しい練習を積み重ね、実力をつけた錦織圭さんは、グランドスラム準優勝後も努力し、世界ランキング10位以内を維持し続けたという実績を挙げます。
さらに世界に通用する選手を育てたいという思いから後進の指導にもあたる錦織圭さんの活躍は、同じ日本人としてとても誇らしく、錦織圭さんに憧れ、応援したくなる方が多くいらっしゃるのも当然のことです。
また、錦織圭さんは高年収であるにも関わらず、浪費や散財などのネガティブな話はなく、爽やかでクリーンな信頼できるイメージです。
そんな錦織圭さんは、企業から見ると自社や自社のブランドイメージ向上のためには必要不可欠で、巨額のスポンサー契約料を支払ってでも契約を結びたい貴重な人材なのです。
まとめ
ここまで錦織圭さんの年収についてご紹介しました。
錦織圭さんの年収は、アジア人初のグランドスラム準優勝などの実績や、錦織圭さんのこれまでの生き方や行動により多くの人の信頼を得たことにより、スポンサー契約を数多く獲得できたことから飛躍的に伸びたことがわかりました。
試合成績に関係なく、18億円もの年収を得られるのは、錦織圭さんがスポンサー企業にとって、替えのきかない貴重な人材であることを証明しています。
錦織圭さんは、2021年10月から試合に出ておらず、現在は世界ランキング圏外となっています。2023年3月現在、錦織圭さんが試合に復帰するという報道はありませんが、錦織圭さんのプレーを望むファンは数多くいます。錦織圭さんは、これまでの選手生活で何度もケガに悩まされ、戦線離脱しましたが、そのたびに復帰されています。
錦織圭さんの公式Instagramでは、試合復帰に向けてリハビリをしている様子を見ることができます。プライベートでは、コロナ渦のため延期されていた結婚式を2022年のクリスマスイブに挙げられました。結婚式の写真とともに、世界のトップに戻るため一生懸命頑張ると公式Twitterで報告しています。
リハビリを無事に終えたら、錦織圭さんは必ずコートに戻ってきてくれるでしょう。錦織圭さんの華麗なプレーがまた世界を席巻する日を楽しみに、錦織圭さんの試合復帰を待ちたいと思います。
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