プロ野球選手の田中将大選手の年収を知っていますか?
高校野球では、優勝、準優勝の実績を残し、プロ入り後東北楽天イーグルスでも大活躍し、数々の記録を打ち立てました。MLBのニューヨーク・ヤンキースにも7年在籍していました。
タレントの里田まいさんとの結婚も話題になりました。
人気・実力ともに超一流の田中将大選手の年収について解説します。
田中将大選手の経歴
田中将大選手のプロフィール
田中将大(たなかまさひろ)選手のプロフィールを簡単にまとめます。
生年月日 | 1988年11月11日生まれ 34歳(2023年3月現在) |
出身地 | 兵庫県伊丹市 |
身長 | 188cm |
体重 | 97kg |
プレイスタイル | 右投げ右打ち |
田中将大選手の略歴
小1で軟式野球を始める
中学時代に硬式野球を始める
2004年 駒澤大学附属苫小牧高等学校入学
2005年 高校2年夏の第87回全国高等学校野球選手権大会優勝
2006年 高校3年夏の第88回全国高等学校野球選手権大会準優勝
2007年 駒澤大学附属苫小牧高等学校卒業
2007年 東北楽天イーグルス 入団(2007-2013)
2008年 北京オリンピック野球日本代表4位
2009年 WBC日本代表 金メダル
2013年 WBC日本代表 銅メダル
2014年 ニューヨーク・ヤンキース 入団(2014-2020)
2020年 東京オリンピック野球日本代表 金メダル
2021年 東北楽天イーグルス 入団(2021-)
田中将大選手のプロ野球の成績
高い評価を受けて高額年俸を獲得している田中将大選手ですが、野球の成績はどのぐらいすごいのでしょうか。
とくに成績のよい、2013年の東北楽天イーグルスを日本一に導いた年の成績を見てみましょう。
2013年の東北楽天イーグルス優勝へ貢献
ここぞというときに活躍してくれる印象の強い田中選手ですが、なんといってもチーム初の日本一に輝いた2013年の活躍が、高い評価に繋がったのではないでしょうか。
この年は、最多勝、最優秀防御率、勝率第1位投手を獲得。前年からの連勝を28、開幕からの連勝を24としてそれぞれ日本プロ野球新記録を達成。規定投球回数に達し、勝率10割としたのは日本プロ野球史上4人目で、シーズン無敗で最多勝は日本プロ野球史上初。沢村賞は選考委員会でわずか10分満場一致により選出され、ベストナイン投手部門では24年ぶり、自身初のMVPでは投手野手通じて48年ぶりに、記者投票で満票を獲得しての受賞となりました。
11月23日に行われた球団のファン感謝祭において、開幕からのシーズン24連勝に前年からの28連勝と、これにポストシーズンの2勝を含めた30連勝の3つがギネス世界記録として認定され、認定証が贈られました。
2013年の受賞タイトルや達成した記録のまとめ
・最多勝
・最優秀防御率
・勝率第1位(勝率10割)
・前年からの28連勝 日本プロ野球新記録、ギネス世界記録
・開幕からの24連勝 日本プロ野球新記録、ギネス世界記録
・勝率10割 日本プロ野球史上4人目
・シーズン無敗で最多勝 日本プロ野球史上初
・沢村賞
・ベストナイン投手部門
・MVP
チーム初の日本一にも貢献し、これだけの成果を残したのであれば、年俸という形で、高い評価をうけるのも納得できます。
田中将大選手の年収
フォーブス誌「2018年スポーツ長者番付トップ100」によると、田中将大選手は97位で給与・賞金2200万ドル、スポンサー収入100万ドルの合計2300万ドルです。
2300万ドルを2018年のレートの1ドル110円で計算すると、日本円で25億3000万円です。
田中将大選手の年俸
2018年の田中選手のMLBでの年俸は2200万ドルです。2018年のレート1ドル110円で計算して24億2000万円です。
2023年現在の所属している東北楽天イーグルスでの年俸は4億7500万円です。
日本のプロ野球選手の2023年の年俸ランキングは下記の表になります。
田中選手は9位ですのでプロ野球の中でも高額な選手と言えるでしょう。
[2023年 日本プロ野球選手年俸ランキング一覧]
順位 | 選手名 | チーム | 年俸 |
1位 | 山本由伸 | オリックス | 6億5000万円 |
2位 | R.オスナ | ソフトバンク | 6億5000万円 |
3位 | 柳田悠岐 | ソフトバンク | 6億2000万円 |
4位 | 坂本勇人 | 巨人 | 6億円 |
5位 | 村上宗隆 | ヤクルト | 6億円 |
6位 | 菅野智之 | 巨人 | 5億円 |
7位 | 浅村栄斗 | 楽天 | 5億円 |
8位 | 山田哲人 | ヤクルト | 5億円 |
9位 | 田中将大 | 楽天 | 4億7500万円 |
10位 | 森 唯斗 | ソフトバンク | 4億6000万円 |
田中将大選手の年俸の推移
田中将大選手の年俸の推移は下記のようになります。
高校卒業後、ドラフト1巡目指名で東北楽天イーグルスに契約金1億円+年俸1500万円で入団しました。2007年から2013年まで東北楽天イーグルスに所属していました。
2014年にMLBへ移籍し、ニューヨーク・ヤンキースと総額1億5500万ドルの7年契約を結びました。投手としてはMLB史上5位の契約額となり、2014年から2020年までニューヨーク・ヤンキースの所属していました。
2021年に日本のプロ野球に復帰し、再び東北楽天イーグルスと年俸9億円で契約しました。2021年の年俸9億円は日本のプロ野球史上歴代最高額です。
[田中将大選手の年度別年俸一覧]
年 | 年俸 |
2007年 | 1500万円 |
2008年 | 6000万円 |
2009年 | 7500万円 |
2010年 | 1億8000万円 |
2011年 | 2億円 |
2012年 | 3億2000万円 |
2013年 | 4億円 |
2014年 | 約24億2000万円※ |
2015年 | 約24億2000万円※ |
2016年 | 約24億2000万円※ |
2017年 | 約24億2000万円※ |
2018年 | 約24億2000万円※ |
2019年 | 約24億2000万円※ |
2020年 | 約24億2000万円※ |
2021年 | 9億円 |
2022年 | 9億円 |
2023年 | 4億7500万円 |
※2014年-2020年は7年契約1億5500万ドルを7で割った額
(2018年のレート、1ドル110円で計算)
MLBでの年俸
日本のプロ野球では年俸9億円と史上最高額を獲得した田中選手ですが、歴代の日本人のメジャーリーガーの中ではどうなのでしょうか。
1位~5位までが下記の表になります。
日本人メジャーリーガーの中でも田中将大選手は大谷翔平、ダルビッシュ有に次ぐ歴代3位という成績をおさめています。
[日本人メジャーリーガー歴代最高年俸ランキング]
順位 | 選手名 | 年俸 | 契約年 |
1位 | 大谷翔平 | 3000万ドル | 2023年 |
2位 | ダルビッシュ有 | 2500万ドル | 2018年 |
3位 | 田中将大 | 2200万ドル | 2014年 |
4位 | 鈴木誠也 | 1800万ドル | 2022年 |
4位 | イチロー | 1800万ドル | 2009年 |
田中将大選手のスポンサー収入
フォーブス誌「2018年スポーツ長者番付トップ100」によると、田中将大選手は97位で給与・賞金2200万ドル、スポンサー収入100万ドルです。日本円で約1億1000万円です。
この年で日本人でトップ100にランクインしているのは錦織圭選手のみで35位で給与・賞金160万ドル、スポンサー収入3300万ドルです。
総収入の9割以上をスポンサー収入が占める錦織選手と異なり、田中将大選手はスポンサー収入の割合はずいぶん少ない印象です。
その他にも、TV、ラジオ、CM出演も多く、書籍を3冊出版されています。
CMの例
田中選手は、多数のCMと契約出演しています。田中将大、里田まい夫婦は2021年の芸能人夫婦のCM高額ギャラランキング1位に1億円でランクインしていました。
CM契約だけでもかなりの額になると考えられます。
・大塚製薬「オロナミンCドリンク」
・富士通「FMV」 – 木村拓哉・野村克也と共演
・北海道国民健康保険団体連合会(北海道限定)
・日本赤十字社「2009年はたちの献血」キャンペーン
・ハウス食品「めざめるカラダ朝カレー」(2009年)
・キリンビール「ブランドCM第4弾「親、子。人はつづく。キリンビール」
・キリンビール「麒麟淡麗〈生〉」(2014年)
・キリンビール「本麒麟」(2020年)
・2011年8月3日放送開始の『キャプテン』宣伝
・アサヒ飲料「三ツ矢サイダーオールゼロ」
・西川「エアーSI・マットレス」
・任天堂「ポケットモンスター サン・ムーン 「ポケモントレーナー・田中将大」篇」(2016年)
・楽天グループ 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI 挑戦の炎篇」(2022年)
・フジ・コーポレーション(2022年)
田中将大選手のSNS
SNSも活発で自身のYoutubeチャンネル、「マー君チャンネル田中将大」は登録者数22.6万人をはじめ、twitterのフォロワーが171.6万人、Instagramのフォロワーが52.9万人(それぞれ2023年3月現在の数)とどれも大変な人気です。
SNS | フォロワー数 |
YouTube | 22.6万人 |
171.6万人 | |
52.9万人 |
SNSからの収入もかなりの額になると考えられます。
田中将大選手の年金
日本のプロ野球選手の年金
日本のプロ野球選手が年金を受給するには、“プロ在籍が10年以上”という条件を満たさなければなりません。
但し、1軍2軍を問わず受給対象となり、コーチや監督の在職期間も含めて計算されます。
この制度は一般企業でも取り入れられている“適格年金”と呼ばれる物で、55才~死亡するまで年間約120万円になります。
そのため、これとは別に自分自身で国民年金に加入する事が認められています。
田中選手は日本のプロ野球在籍通算10年ですので、日本のプロ野球の年金受給の有資格者になります。
プロスポーツ選手というと年金などの安定とは無縁なイメージですが、しっかりと制度が確立されているようです。
メジャーリーグの年金制度
一方、野球の本場であるMLBの年金制度はどのような制度なのでしょうか。
MLBの選手が年金を受給するには、最低5年以上の選手登録が必要となり、10年以上で満額の支給に。5年登録で50%の約1000万円、10年登録で100%の約2000万円を60才~死亡するまでの間、毎年受け取ることができます。
但し、マイナーリーグや3Aの選手には年金制度が設けられておらず、一切年金を受給する事が出来ません。確かに、日本のプロ野球選手が受け取る年金(年間120万)と比較すると破格の金額と言えますが、その分シビアな側面がアメリカらしいと言えるでしょう。
田中選手はMLBに7年在籍していたので受給できるようです。スポーツ選手は老後が不安なイメージですが、超一流選手になると、最後まで年金で高給が保証されるなんてすごいですね。
実際の野球選手の手取り
一般人とはかけ離れた高給の野球選手ですが、税金などはどうなっているのでしょうか。
年俸1億円の選手の場合、
- 所得税率は45%(最高税率)
- 消費税もかかる
- 健康保険料は全額自己負担
などの条件があるため、1億円年収があっても手取りは約4,700万円となります。
仮に、年収1,000万円の会社員とプロ野球選手を比較した場合、プロ野球選手のほうが6-7%支払う税率が高くなり、手取りは65万ほど少なくなります。
もちろん税制面で不遇な点だけではなく、プロ野球選手などの業種は不安定な形態であることを鑑み、一般個人事業主が支払う個人事業税の対象外とはされています。
しかしながら、雇用保険もなく、失業しても失業給付はないため、プロスポーツ選手には、将来を見据えた貯蓄・資産形成が重要でしょう。
まとめ
田中将大選手の2018年の年収は2300万ドル日本円で約25億3000万円です。
その内、2200万ドルが球団からの年俸で、100万ドルがスポンサー収入になります。
2007年にプロ入りして2023年までの間に、契約金と年俸給の合計は、日本のプロ野球で36億2500万円、MLBで約170億5000万円で合計、約206億5000万円となります。(1ドル110円で計算)
またスポンサー契約やCM出演、SNSなどの金額もかなりの額になると思われます。日本プロ野球、MLB両方からの年金の受給資格もあります。
野球選手としての実績も素晴らしいですが、メディア出演やSNSなど活動の幅を広げている、田中将大選手。これからも期待できそうです。
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