霜降り明星・粗品の年収はいくら？YouTubeの広告収入など内訳別の収入を予想！

お笑いコンビ「霜降り明星」のツッコミとして人気の粗品さん。

多彩な表現力と切れ味鋭いツッコミで大活躍中の芸人さんです。

現在ではテレビ出演のみにとどまらず、YouTubeも積極的に配信中。

お笑いにとどまらず、音楽活動や映画への出演など幅広く活動されています。

こんなに活躍されている粗品さんはどのくらい稼いでいるのでしょうか。

収入面も気になるところですよね。

今回はさまざまな収入源から粗品さんの年収を予想します。

霜降り明星・粗品の略歴

出典：https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5087

2023年11月現在30歳、と若くして成功されている粗品さん。現在にいたるまでの活動の変遷をみていきましょう。

粗品さんは高校生の頃からお笑い活動をスタートし、2013年に現在の相方せいやさんとコンビを結成。

結成4年目にあたる、2017年には若手芸人の登竜門的コンテストである「ABCお笑いグランプリ」で優勝。

翌年の2018年には日本一の若手漫才師を決める大会である「M-1グランプリ」で優勝。

2019年からはYouTubeの配信もスタートし、現在ではチャンネル登録者数200万人を誇る人気チャンネルへと成長。

お笑いのみにとどまらず、俳優業や音楽活動など幅広く活躍されています。

霜降り明星・粗品の収入源

多方面で活躍されている粗品さん。その収入もかなりの額と予想されます。

今回は以下５つの収入源別にそれぞれの収入についてみていきます。

　①テレビ出演による収入

　②CM出演による収入

　③YouTubeの広告収入

　④音楽活動による収入

　⑤映画出演による収入

①テレビ出演による収入

まずはテレビ出演による収入です。

テレビで観ない日はないほど多くの番組に出演されている粗品さん。

2023年11月現在、霜降り明星としてレギュラー・準レギュラー番組を5本、粗品さんおひとりでもレギュラー番組を持っています。

霜降り明星コンビでのレギュラー 　・静岡朝日テレビ　霜降り明星のあてみなげ 　・テレビ朝日　霜降りバラエティX 　・フジテレビ　新しいカギ 　・フジテレビ　乃木と霜降りのダンスバトルズ 　・BSフジ　霜降り明星のゴールデン☆80’S

粗品さんおひとりでのレギュラー 　・テレビ東京　あのちゃんの電電電波♪

粗品さんの2020年のテレビ出演回数は408回（参照：ORICON NEWS）でした。

2020年の調査結果と、現在6本のレギュラー番組を持っていることから、直近1年間のテレビ出演回数を400回と仮定します。

そして、１回あたりのテレビ出演料を10万円と仮定すると1年間のテレビ出演による収入は以下のように算出できます。

400回　×　10万円　＝　4,000万円

テレビ出演料だけで約4,000万円の収入があると予想できます。

②CMによる収入

2023年のCM出演は、霜降り明星として4本（参照：ORICON NEWS「霜降り明星」）、粗品さんおひとりで2本（参照：ORICON NEWS「粗品」）です。

CMの出演料は、知名度や人気によって金額に幅があります。

たとえばサンドウィッチマンは年間契約料4,000万円、かまいたちは3,000万円といわれています。（参照：FRIDAY）

霜降り明星は芸歴からみてベテランの域には達していませんが、その人気ぶりを踏まえて、仮にCM１本あたりの契約料を1,500万円とします。

するとひとりあたりのCM出演料は以下のように算出できます。

6件　×　1,500万円　÷　２　＝4,500万円

CM出演による収入は4,500万円と予想できます。

CM出演による収入が、テレビ出演による収入を上回っています。

CMはテレビ番組に比べると少ない拘束時間で稼げるので、コスパのいい仕事といえますね。

③YouTubeでの収入

YouTubeの配信も精力的に行われている粗品さん。

相方のせいやさんと「霜降り明星」として配信されているだけでなく、個人でも配信されています。

まずは、YouTubeの収益化の仕組みについて簡単に解説します。

YouTubeでは、YouTubeパートナープログラムに参加することにより、広告収入等を受け取ることができます。

このYouTubeパートナープログラムの参加条件は以下の通りです。

・チャンネル登録者数1,000人以上 　　　　　　＋ ・直近1年で有効な公開動画の総再生時間が4,000時間以上 　　　　　または ・公開ショート動画の視聴回数が1,000万回以上（過去90日間）

参照：YouTubeヘルプ

広告収入は、「動画1再生あたりの単価×再生回数」で算出できます。

動画1再生あたりの単価は0.05~0.1円程度と言われています。

それぞれのチャンネルについて収益をみていきます。

◆しもふりチューブ 　チャンネル登録者数：200万人 　累計視聴回数：12億6,500万回

しもふりチューブはせいやさんと配信されている人気チャンネルです。

チャンネル開始時期と累計視聴回数から考えて、しもふりチューブは年間3億2,000万回の再生数が予想できます。

動画1再生あたり0.1円とし、収益を計算すると以下のようになります。

3億2,000万回（年間再生数）　×　0.1円（単価）＝3,200万円（年間）

せいやさんと粗品さんのお二人で等分すると

3,200万円　÷　2　＝　1,600万円

しもふりチューブから得られる粗品さんの収入は年間1,600万円になります。

しもふりチューブの収入だけでも、十分な年収といえますね。

続いて、粗品さんおひとりで配信されている「粗品Official Channnel」についてみていきましょう。

◆粗品Official Channnel 　チャンネル登録者数：167万人 　累計視聴回数：６億6894万回

こちらも同じように収益を計算してみます。

2億2,300万回（年間再生数）　×　0.1円（単価）　＝　2,230万円（年間）

粗品Official Channelから得られる粗品さんの収入は年間2,230万円になります。

こちらのチャンネルでは、スーパーチャットいわゆる「スパチャ」での収益もあります。

スパチャとは、配信者にお金を送ることができる、いわゆる「投げ銭」機能です。

YouTubeでは動画を観た人が金額を指定して配信者に送ることができます。

「粗品Official Channnel」のスパチャ累計額はなんと1億3,750万円！

年間あたりの収益に換算すると、

１億3,750万円（累計額）　÷　3年（運営期間）　＝　約4,580万円（年間）

スパチャでの年間収益は4,580万円です。

ファンの方々に愛され応援されていることがうかがえる金額ですね。

なお、「粗品Official Channel」以外のチャンネルではスパチャの収益はありません。

そのほかに粗品さんがおひとりで配信されている２つのチャンネルも同じように計算すると

◆粗品切り抜き：887万円（年間）

◆粗品のロケ：610万円（年間）

このように予想できます。

すべてのYouTubeチャンネルの収益を合計すると

1,600万円　＋　2,230万円　＋　4,580万円　＋　887万円　＋　610万円　＝　9,907万円

YouTubeによる収益の合計額は9,907万円。

YouTubeだけで1億近い収入があるとは驚きですね。

④音楽活動での収入

粗品さんは2歳からピアノをはじめ、13歳からギター、高校からDTMに目覚め、音楽に親しんできました。

2021年、音楽活動の本格化に向け、UNIVERSAL MUSIC JAPANに所属し、自身のレーベル「soshina」を設立。

2023年4月には、アニメ『青のオーケストラ』（NHK Eテレ）のエンディングテーマ「夕さりのカノン feat.『ユイカ』」の作詞作曲を手がけています。

この曲は、粗品Official Channelで88万回再生され、YouTubeでの収益にもしっかりと反映されています。

では、音楽ストリーミングサービスでの収益をみていきましょう。

音楽ストリーミングサービスの収益は1再生あたり0.1~1.6円程度と言われています。（参照：FRAMU）

仮にストリーミングサービスで500万回再生されたとし、1再生あたり1円として収益を算出します。

500万回（再生数）　×　1円　＝　500万円

ストリーミングサービスの売上についてはレコード会社の取り分もあり、アーティスト側の収益はその1～3%といわれています。（参照：三菱UFJ信託銀行）

売上の2％を粗品さんの収入として算出すると以下のようになります。

500万円　×　1％　＝　5万円

音楽ストリーミングサービスでの収入は5万円程度と予想されます。

音楽ストリーミングサービスではアーティストが納得のいく報酬を受け取れていないという問題も度々耳にします。

ストリーミングサービスによる収益はあまり見込めないのかもしれません。

⑤映画出演による収入

粗品さんは2023年10月公開の「キリエのうた」に出演されています。

映画出演料の平均相場は1本あたり25万円程度といわれています。（参照：スタマグ）

粗品さんは芸人としてはかなりの人気がありますが、俳優としては実績が十分とはいえないため、今回は25万円程度と予想します。

芸人は漫才やコントなどでさまざまな役柄を演じることもあるためか、演技力の高い方が多いですよね。

粗品さんもそのルックスと表現力を活かして、今後俳優としての活躍の場も広がっていくかもしれません。

霜降り明星・粗品の年収は１億超え

すべての収入を合計します。

4,000万円（テレビ）＋4,500万円（CM）＋9,907万円（YouTube）＋5万円（音楽活動）＋25万円（映画）＝1億8,437万円

すべての収益を合計すると1億8,437万円です。

これは夢のある金額ですね。

ただし、粗品さんは吉本興業所属。

会社と芸人の取り分比率については、様々な主張がありますが、かつて吉本興業社長が「5:5から6:4」と言及されていたことを踏まえ、仮に5:5とします。（参考：ORICON NEWS）

その場合、テレビ出演料、CM出演料については粗品さんの取り分が半分になります。

テレビ出演料：4,000万円　⇒　2,000万円

CM出演料：4,500万円　⇒　2,250万円

YouTubeについては吉本興業の介入がないため、そのまま粗品さんの収入となります。

吉本興業の取り分を差し引いた場合の粗品さんの年収は、1億4,187万円。

テレビ出演料・CM出演料が半額になったとしても1億円以上の収入があります。

YouTubeからの収益の大きさが感じられます。

支払っている税金はどのくらいになるのか？

年収が1億4,000万円の場合、税金はどのくらいになるのでしょうか？

ざっくり計算すると、所得税約6,000万円、住民税約1,400万円、合計7,400万円ほど納税することになります。

巨額を稼いでいる粗品さん、納税額も想像以上の額となりました。

税金だけでこんなに支払っているとは驚きです。

粗品さんはネタとしてご自身が抱える借金についても度々触れています。

2023年5月、自身のYouTubeチャンネル粗品Official Channelにて、吉本興業の系列金融機関であるよしもとファイナンスからの借金を完済したことを報告しました。

しかし、翌日には5,000万円を新たに借入したという動画をアップしていました。

借入金の使用用途は所得税と消費税の支払いのためとのことです。

消費税の納税についてはあまり聞きなじみがないかもしれません。

消費税は法人と個人事業主に納税義務がありますが、前々年の売上が1,000万円以下の場合には納税義務が免除されます。（参照：国税庁）

粗品さんは吉本興業に所属していますが、吉本興業の社員ではなく個人事業主となります。（参照：PRESIDENT Online）

そのため、消費税も納税する義務があるのですね。

税金を差し引いても年間約7,000万円の手取りがあると考えられます。

月収にすると600万円程度となり、これは一般的な会社員の年収ほどの金額といえます。

ただし、前述のように粗品さんには借金の返済と支払うべき税金もあります。

そのため、年収1億円超えといえども、先を見据えて資金繰りを考えなければ、毎年納税のために借金をすることになりかねませんね。

粗品さんと同じ30代の平均年収は？

2023年11月現在30歳の粗品さん。

大学卒業、新卒で会社に入社した場合は今年で9年目にあたります。

一般的に同年代の平均年収はどのくらいでしょうか？

調査によると、30～34歳の平均年収は458万円です。（参照：マイナビニュース）

粗品さんの年収は平均年収の30倍以上の金額です。

若くして成功している芸人のひとりであると言えますね。

たとえ大手企業に勤め、エリートコースを歩んだとしても、入社9年目で年収1億以上を実現するのは不可能に近いといえます。

芸人という仕事は固定給がないため、仕事がなければ全く収入がない場合もありますが、粗品さんをはじめとした人気芸人になると、その収入は青天井。

粗品さんの30歳での年収を考えると、いつか売れることを夢見てたくさんの芸人が苦しい下積み時代を過ごすのも頷けます。

ちなみに、30代で年収1,000万超は全体の1.2%。（参照：まいにちdoda）

粗品さんは成功者中の成功者といえます。

１億超えの年収を支えるYouTubeを始めたきっかけ

粗品さんの年収1億を支えるYouTubeの収益ですが、そもそもなぜYouTube配信を始めたのでしょうか？

しもふりチューブで1番はじめに投稿された動画内で、このチャンネルを始めたきっかけについて話されていました。

そこにはこんな思いがありました。

小中学生にも見てほしい 　楽しいチャンネルにしたい 　目標は漫才100本 　誰もが知るチャンネルにしたい

そして毎日更新することを目標に掲げ、現在でも継続的に配信されています。

広い世代に見てもらえる楽しいチャンネルを作りたい、という想いで継続的に努力されていることが結果として大きな収益につながっているとうかがえます。

まとめ

若いころから大好きだったお笑いでさまざまなチャレンジをし、着々と実績を積み重ねてきた粗品さん。

YouTubeという新たな発信の場を自ら創り出すことで、さらなる飛躍に繋がったと考えられます。

テレビにYouTubeに音楽活動、俳優活動、とマルチに活躍されている粗品さん。

これからはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
今後の活躍にも注目しましょう！

最後までご覧いただきありがとうございました！