女性が使うべき転職エージェントとは…?
転職において、ハローワークではなく転職エージェントを利用する方が男女問わず数多くいます。
結婚や出産、子育てといったライフイベントを考えたうえで転職活動を進めていく、という状況においては男女ともに転職活動に大きな違いはないと言えます。
しかし、結婚などのライフイベントをほとんど考えていない状況での転職活動は、男女で大きな違いが出てきます。
なぜなら、男性は結婚していないうちは
「仕事が嫌だな…」
「もっと新しい経験を積みたいな…」
といったように方向性に違いはあれど、自分主導で物事を考えます。
しかし、女性の場合はそうではありません。
男性と違い、女性は結婚や出産、育児といったライフイベントがキャリアプランに大きく影響してくるからです。
そのため、女性はライフイベントを意識した転職を行うケースが多いです。
実際、結婚の予定がないし、結婚を考えている相手がいない場合であっても
「結婚や出産、育児のことも考えて長く働ける会社がいい…」
といったような転職理由を聞くケースは非常に多いです。
現在、労働人口を増やすための施策として、女性の社会進出が求められているのが世の中の状況となってきています。
しかし、実際に転職エージェントに相談にくる女性の大半はやはり
結婚、出産、子育てといったライフイベントを前提とした転職を求めているのが大半だと言えます。
では、こうしたライフイベントを重視した転職活動を行うにあたってどういった転職エージェントがオススメなのでしょうか。
ここでは、女性が使うべき転職エージェントの選び方とおすすめ転職エージェントを紹介していきます。
エージェントの選び方
まずは、女性の転職活動においてどういった観点で転職エージェントを選ぶべきかについて見ていきましょう。
女性が転職エージェントを選ぶ際に重要視すべき観点は二つあります。
大手転職エージェントを選べ!
最初に重要視すべき観点は「大手転職エージェントであるか」ということです。
では、なぜ「大手転職エージェント」なのでしょうか?
それは、圧倒的なまでの求人情報の多さです。
一例ですが、リクルートエージェントの場合は
- 公開求人105,972件
- 非公開求人118,674件
となっています。
また、女性が転職する職種として人気が高いのはやはり「事務系職種」です。
特に、一般事務はワークライフバランスを維持しやすい仕事として人気が高くなっています。
また残業が少なく、定時で帰れることも大きな魅力となっています。
しかし、事務系職種は経験者の場合でも求人数がかなり少なくなっています。
特に未経験の場合だと、多くて1~2求人くらいだと思ってもらって良いです。
こうしたことを考慮すると、単純に求人数が多い「大手転職エージェント」を使うべきだと言えます。
女性専門の転職エージェントを選べ!
もう一つ重要視すべき観点は、「女性専門or女性の転職を売りにしている転職エージェントであるか」ということです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、こうした転職エージェントを見つけるのはなかなか難しいものです。
その理由としては、企業側の論理として女性を採用することの難しさから、女性向けの求人が少なくなっているからです。
先ほども述べた通り、女性には結婚や出産、育児といったライフイベントが大きく影響してきます。
そのため、育児休暇などによって一時的な「不良債権」と化してしまう可能性があります。
こうしたことから、企業側は女性の採用に積極的ではありません。
しかしながら、現代の社会においては女性の社会進出も叫ばれ、男女平等の世界の形成も求められてきています。
そうした流れの中で、積極的に女性の採用を行っている会社はやはり女性にとっても働きやすい会社であると言えるでしょう。
こうした会社は、女性専門もしくは女性向けの転職を売りにしている転職エージェントに多くの求人を出していることでしょう。
こうした観点から、全体としての求人数が少なかったとしても「女性専門or女性の転職を売りにしている転職エージェント」は利用するべきでしょう。
きっと女性向けの優良求人が見つかるはずです。
ここを使え!女性にオススメ転職エージェント!
ここまでで、女性が転職エージェントを利用するにあたってどういった観点から選ぶべきなのか、ということについては分かっていただけたかと思います。
しかし
「具体的に大手の転職エージェントってどれ…?」
「女性の転職に力を入れている転職エージェントなんて分からないよ!」
といった方もいるかもしれませんね。
そんな方のために、女性が使うべきオススメの転職エージェントを厳選しておきました。
ぜひそれぞれを比較しながら、自分に一番合っている転職エージェントを見つけてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントとは、大手人材紹介会社であるリクルートグループの株式会社リクルートキャリアが運営している転職エージェントです。
転職エージェントというサービスを開始したのがこのリクルートエージェントであり、転職エージェント業界のパイオニアとも言うべき存在です。
主な実績としては
- 公開求人105,972件 / 非公開求人118,674件 (2020年12月2日時点)
- 1977年の創業以来、累計37万人以上の転職実績
- 日本国内の有料職業紹介事業者の中での転職実現実績No.1
となっています。
女性が働きたいと考える大手企業、事務案件など幅広い求人が豊富に揃っています。
また、転職サポートサービスとして
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削&アドバイス
- 面接対策
- 業界・企業情報の提供
といったサポートサービスも充実しています。
また、「キャリアアドバイザーの紹介」や「転職ケーススタディ」、「企業インタビュー」などといったコンテンツも充実しています。
転職を始めるなら、まず登録するべき転職エージェントだと言えますね。
doda
dodaは株式会社パーソルキャリアが運営している転職エージェントです。
俳優の林遣都さんが出演しているCMで名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
年間で18,000人以上の転職成功をサポートしているdodaには大きく二つの特徴があります。
一つは、「非公開求人を含む、希望に合った求人の紹介」を行っている、ということです。
そのため、一般公開すると応募者が殺到するような求人や、求人企業内でも極秘のポジションの求人も多数含まれています。
女性に人気の事務系職種への求人もこうした非公開求人の中には多数含まれているため、女性にとってもうれしいメリットですね。
もう一つは「2人のプロによる転職活動サポート」です。
紹介された求人の中に応募したいと思った求人があった場合、その先の手続きはすべて転職のプロが代行してくれます。
一人目は、「キャリアアドバイザー」です。
キャリアアドバイザーは、転職者の転職成功までを1対1でサポートしてくれます。
求人の紹介、応募書類や面接のアドバイス、日程調整はもちろんのこと、キャリアアドバイザーならではの以下のような提案もしてくれます。
- キャリアカウンセリング(対面または電話)
- 転職者が気づいていないキャリアの可能性を示す提案
- 未来を見据えた中長期的なキャリアプランのアドバイス
そして二人目は、「採用プロジェクト担当」です。
採用プロジェクト担当は、担当企業の採用計画や求める人物像をトータルに理解しています。
そのため、その企業の人事担当者と同じ目線から深くきめ細かい情報を提供してくれます。
求人情報の紹介のほかに、選考日程の調整、企業の内部情報の提供、応募書類や面接のアドバイスなどをタイムリーに行ってくれます。
その他にも
- エグゼクティブ専門コンサルタント
- バイリンガル専門コンサルタント
- クリーデンスキャリアアドバイザー
- 提供会社の専門コンサルタント
といった分野別に特化したキャリアコンサルタントが転職者に合った求人を提供してくれます。
こうした強力な助っ人たちが、書類選考から内定までの道のりを転職者に寄り添ってサポートしてくれます。
必要に応じては、キャリアカウンセリングや応募書類の添削、模擬面接などといったさらに中身の濃いサポートもしてくれます。
リクルートエージェントの次にはなりますが女性が働きたいと考える大手企業、事務案件など豊富な求人数が豊富にそろっています。
そして、企業によっては、 反リクルートの会社もありますし、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは契約社員というケースも多いため、状況によっては「この人に担当して欲しくない」ということもあるでしょう。
女性に限らず全ての転職希望者にとって、リクルートエージェントと共に押さえるべき転職エージェントと言えます。
ウーマンキャリア
女性向け転職エージェントでオススメなのは、パーソルキャリア株式会社が運営している「ウーマンキャリア」です。
ウーマンキャリアは、女性が自分らしくキャリアを築いていくことを支援する転職サイトとなっています。
ウーマンキャリアは、「一人ひとりに寄りそった、キャリア支援」を掲げており、求人のバリエーションと数の豊富さを売りにしています。
大きく4つの分野に分けて求人を紹介しています。
一つ目は「ハイキャリア」です。
これは、経営層・エグゼクティブを目指す、管理職としてマネジメント業務を担当している方や、人事や経理・マーケティングなどの分野でさらに専門性を高めていく転職を考えている方向けです。
二つ目は「次世代リーダー」です。
これは、管理職へのキャリアアップ・年収アップを考えるチームリーダー・マネジメント経験者の方や、やりがいのある専門分野の仕事でキャリアを築いていきたい最前線の現場にいる方向けです。
三つ目は「第二新卒」です。
これは、社会人として経験を数年積み、今後のキャリアについて真剣に考えたい方向けです。
また、異業種・異職種への転職も視野に入れたキャリアアップを目指している方にも向いています。
四つ目は「リケジョ」です。
こちらは、専門分野での職歴が豊富で、資格や技術を活かして専門職で活躍でき、やりがいが得られる環境を望む、理系女子の方向けです。
また、やりがいによっては異業種・異職種への転職を考えている方にも向いていると言えます。
このように、仕事内容はもちろん、待遇や社内環境・会社の経営方針や方向性といった多様な要望にも応えてくれます。
そうすることで、今のポジション・経験・環境と、今後目指すキャリアに合わせて、女性一人ひとりに寄りそったキャリア支援が実現しているのです。
こうした点から、ウーマンキャリアは女性向け転職エージェントでオススメの一つと言えるでしょう。
ウーマンキャリアの公式サイトはこちら>>
リブズキャリア(LiBz CAREER)
リブズキャリアは「キャリア女性のための転職サービス」と銘打っている女性向けの転職エージェントです。
大手企業をはじめとして中小企業の管理職の案件についても多く、女性が長期勤務できることも、数年でキャリアを積むために転職することも可能な求人となっています。
なぜリブズキャリアはこのような求人を取り扱えるのでしょうか。
それは「女性活躍プロジェクト」という同社が掲げているプロジェクトがあり、それに賛同している200社以上の企業と提携することができているからなのです。
そして、200社以上ある提携先企業には
- アクセンチュア株式会社
- 株式会社ファーストリテイリング
- LINE株式会社
- GEジャパン株式会社
- 日本ヒューレット・パッカード株式会社
- 株式会社メルカリ
- 楽天株式会社
- PwCコンサルティング株式会社
などといった、皆さんが知っている一流企業・人気企業が名を連ねています。
またそれ以外の企業についても多数協賛しているため、そういった企業の独占求人に出会えるでしょうし、新たに協賛する企業もおそらく増えるでしょう。
今ベンチャーの事業企画・開発でも結婚・出産した女性がほしいと、職場の横に託児所を設置したり、自身の子供をあやしながら働く環境を作っている会社まであったりします。
ライフイベントもキャリア形成も両方実現したい女性の方にとっては、必ず登録していただきたい転職エージェントの一つであるといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
女性が使うべき転職エージェントは
- クライアントとして求人を預かる企業が多い「大手転職エージェント」
- 女性専用のエージェントであることを大々的に打ち出している「女性向け転職エージェント」
の二種類であると言えます。
女性の方は上記を参考に、あなたの条件にあった転職先を見つけるために動いてみることをオススメします。
転職エージェントへの登録は無料ですので、まずはぜひ登録から始めてみてはいかがでしょうか?
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