「転職を考えているけど、転職サイトって使うべき…?」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
確かに、TVを観ていると多くの転職サイト運営会社がCMを流しているため、まるで転職には転職サイトが必須であるようなイメージを持っているかもしれません。
しかし、ネットなどで検索をかけると
「転職サイトは転職には必要ない」
「転職サイトに登録しなくても転職は出来る、むしろ登録しない方が転職しやすい」
といったネガティブな口コミを見ることも出来ます。
では、実際はどうなのでしょうか?
この記事では、転職サイトを利用する上での7つのメリットを紹介していきます。
1 求人情報を大量に手に入れることが出来る
リクナビNEXTを始めとした転職サイトは、非常に多くの求人を掲載しています。
そのため、転職者の希望条件に合致した仕事を検索しやすくなっています。
特に「営業職」「看護師」「メーカー」といったように特定の職種への転職を検討している方にとっては、求人数は多ければ多いほど良いでしょう。
さらに情報量が多ければ「営業職」というカテゴリーの中でも、さらに細分化された「保険営業職」や「不動産営業職」といったような職種を検索で見つけることも可能です。
また退職には至っていないが現在転職を考えている方も多くの求人に触れることで自分が転職を検討している業界の待遇や必要な資格などを知ることが出来ます。
そうすることで、自分が本当に転職すべきかどうか、転職するにはどのような条件が自分に必要か、ということが分かってくるはずです。
大量の求人情報が得られれば、焦って転職活動をすることもなくなり、自分にとって最善の結果を生み出すことが出来るでしょう。
もちろん、退職してから転職活動を行っている場合はこうした余裕はないかもしれません…
しかし、もし在職中であるならば自分の希望する求人が転職サイトに掲載されるまで待つ、という選択肢もあります。
2 転職活動を自分のペースで進めることが出来る
転職サイトに登録して転職活動を行う、というのはあくまで「転職サイトから情報を得て自分で判断して転職活動をする」ということです。
つまり自分以外の意思が転職活動に介入することは一切なく、自分のペースで転職活動が行えます。
転職エージェントを利用してしまうと、常にエージェントや担当コンサルタント経由で転職活動を進めなければなりません。
求人案件を集めて、本当に自分が転職すべきなのかを見極めるもよし。
希望する業界の面接を申し込み、自分の価値観と業界の価値観が合致するかを確認するのもよし。
採用不採用に関わらず、自分が気になった求人に手あたり次第面接を申し込んだって良いのです。
面接の日程等も求人企業と直接自分がやり取りをしながら決定することが出来るので、柔軟に転職活動が行えます。
第三者が転職活動を管理しているわけではないので、自分の思うように転職活動が進められるのは転職サイトの大きなメリットの一つと言えます。
3 豊富な各種診断サービス
転職活動の時に意外とネックになってくるのが書類選考時に必要な「履歴書・職務経歴書」です。
履歴書や職務経歴書は、書く機会が少ないため多くの転職者は戸惑ってしまいます。
そんな時に転職サイトが提供している「履歴書・職務経歴書診断」は非常に役に立つと言えるでしょう。
また、転職サイトごとに豊富な診断が用意されています。
例えば、type転職ならばAI診断を提供しており、転職者に合った仕事をデータに基づいて紹介してくれます。
これによって、客観的に自分の市場価値を判断することが出来るため転職を有利に進めることが出来ます。
また、リクナビNEXTでは「グッドポイント診断」を提供しています。
これは18種類の中から診断者の強みとして5種類を選出してくれるものです。
これによって、自己分析が簡単にでき、応募時に強みを伝えやすくなるだけでなく、面接対策用としてのセルフチェックにも活用することが出来ます。
4 求人企業からのオファーを待ちながら転職活動を進められる
転職サイトでは多くの場合、マイページ等に経歴をきちんと入力しておくことで登録者に興味を持った企業から面接のオファーが届くスカウト機能が実装されています。
経歴を登録しておくだけで企業からの連絡がもらえるわけですから、とても簡単です。
もちろん、その登録情報だけで判断して内定がもらえるわけではありません。
「わが社はあなたに興味がありますので、ぜひ一度面接を受けてみませんか?」
といった程度の文言であることが多いようです。
しかし、誰もが不安な転職活動のさなかにこうしたオファーが企業から来るだけでも心強いですよね。
また、在職中に転職活動を行っている方にとっては転職活動を本格化させる良いきっかけとなりうるかもしれません。
5 転職者と応募企業の採用担当者が一対一で直接やり取りできる
前述した通り、転職サイトを介して面接を申し込む場合は転職者自らが応募先の企業の採用担当者や面接担当者と連絡を取り合って面接の日程を決めなければなりません。
確かに、一見するとこの作業は面倒なように思えます。
しかし、こうして採用担当者や面接担当者と応募者が直接連絡を取り合うことが出来るのは大きなメリットであると言えます。
理由は、直接やり取りをすることで面接以外の場所でも自分がどのような人間であるのかを知ってもらうことが出来るからです。
面接後においても、給与や待遇といった入社後の条件の交渉も直接人事担当者とやり取りすることが出来れば、第三者を介すよりも良い結果を生み出せると言えるでしょう。
6 採用のハードルが転職エージェントを利用するよりも下がる可能性がある
こうした転職活動において、転職サイト同様に利用される機会が多いのが「転職エージェント」です。
リクナビNEXTのように、ある転職サイトに登録すると、同時に同じ人材紹介会社が運営している転職エージェント(リクナビNEXTの場合はリクルートエージェント)に登録することをおすすめされる場合もあります。
「どっちを使ってもそんなに大きくは変わらないでしょ…」
と考えている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
その違いの一つに、「企業側の負担」という点が挙げられます。
大手エージェント会社に所属しているような転職エージェントは、もちろん転職に関する専門家です。
そのため、内定をもらった転職者の年収の約3割を報酬としてもらっています。
例えば、転職者の年収が300万円であれば、転職エージェント側の報酬は90万円となります。
この転職エージェントへの報酬は、実質的には企業側の経費として負担されています。
もちろん、企業側はなるべく経費を抑えて採用活動を行いたいと考えています。
ですから、仮に転職サイトと転職エージェントの両方から同じレベルの人材が応募してきた場合、企業は採用にかかるコストを考慮して転職サイトを介している転職者を採用する可能性が高いと言えます。
7 転職サイトは無料で利用できる
転職サイトの新規登録・利用はすべて無料です。
大量の求人情報、履歴書や職務経歴書作成に役立つ各種診断、企業からのオファー機能…
ここまで紹介してきた上記の機能すべてが無料で利用できるのです。
何かとお金がかかる転職活動ですから、なるべく費用は抑えたいですよね。
ですから、転職情報を集めるのは無料で利用できる転職サイトを利用するべきでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
「転職するには転職サイトが必須だって思ってたけど本当なの…?」
と思っていた方も、これで転職サイトのメリットがわかっていただけたかと思います。
「費用を抑えて」「効率的に」「自分のペースで」転職活動を進めるには転職サイトは欠かせないものとなっていると言えるでしょう。
コメント