今や国民的歌手としてヒット作品を世に出し続けている米津玄師さん。
CMで流れる音楽や、最近ではスタジオジブリ作品「君たちはどう生きるか」で主題歌を担当したことも、大きな話題になっています。
実際、これだけヒット作品を連発していると、どれほど稼いでいるのか気になる人も多いですよね。
今回は米津玄師さんがどんな人か、いったいどれだけ稼いでいるのか詳しく解説します。
米津玄師の年収は?
残念ながら詳しい年収の記載はどこにもありませんでした。
いったいどのような方法で収益を上げているのでしょうか。
米津玄師さんの収入源として、以下が挙げられます。
- CD売り上げ
- YouTube
- 音楽配信サービス
- ライブでの売り上げ
- 企業やアーティストとのコラボ
これだけ見てもかなりの収入源があることがわかりますね。
ひとつずつどれくらい稼いでいるのか見ていきましょう。
CD売り上げ
米津玄師さんはこれまでにアルバムCD5枚、シングルCD14枚をリリースしています。
売り上げの計算方法はCDの単価×印税率6%×売り上げ枚数です。
アルバムの売り上げは10万枚~100万枚、シングルは1万枚~一番売れたシングル『Lemon』で63万枚です。
アルバムの単価を一枚3000円、シングルを1000円だとすると、アルバムは180万円~1億8000万円の売り上げ、シングルは60万円~3780万円の計算になります。
CDはなくなるものではないので、今も収益を増やし続けているでしょう。
Youtube
以下は、2023年日本のYoutuberの年収ランキングトップ10です。
ランキング | 推定年収 | 再生数 | 登録者数 |
1位:Fischer’s | 5億5,560万円 | 156億1千361万回 | 791万人 |
2位:東海オンエア | 4億9,713万円 | 120億6千453万回 | 685万人 |
3位:HIKAKIN | 2億7,892万円 | 105億5千575万回 | チャンネル合計1700万人以上 |
4位:はじめしゃちょー | 2億3,255万円 | 95億186万回 | 1040万人 |
5位:米津玄師 | 2億773万円 | 47億6千242万回 | 670万人 |
6位:水溜まりボンド | 2億83万円 | 42億7千381万回 | 407万人 |
7位:ボンボンTV | 1億9,791万円 | 51億3千449万回 | 233万人 |
8位:スカイピース | 1億6,146万円 | 37億1千341万回 | 480万人 |
9位:キヨ。 | 1億5,750万円 | 45億2千731万回 | 421万人 |
10位:きまぐれクック | 1億4,702万円 | 23億6千918万回 | 502万人 |
出典元:wondershare
米津玄師さんはランキング5位にランクインしています。
上位には人気Youtuberが名を連ねていますね。
毎日のように動画を投稿しているYoutuberの中に上位でランクインしているのは注目するべきポイントです。
また、ミュージシャンとして上位にランクインしているのは米津さんだけですね。
米津玄師さんのYoutubeに投稿されている動画は、すべての動画再生回数を合わせると約47億6242万回再生です。
これは驚異的な回数ですね。
Youtubeの広告収入は、1再生当たり0.05~0.7円と言われています。
動画の長さが8分を超えると、広告収入は1再生当たり0.3円~0.5円です。
しかし、米津玄師さんの動画に8分以上のものはほぼありません。
総再生数回数×広告収入(0.1円として計算)として計算しても、Youtubeだけで約5億円稼いでいる計算になります。
音楽配信サービス
Apple musicやSpotifyなど、音楽配信サービスで音楽が再生されると、こちらも収益になります。
Youtubeと同じく、1再生当たり1円あれば高い報酬だといわれているようです。
また、楽曲がダウンロードされると収益になります。
一曲当たり150円~250円がダウンロード料金の相場です。
150円の曲が売れた場合、楽曲提供者に入る利益は60円~80円だそうです。
米津玄師さんの曲で一番ダウンロードされたのは、シングルCDの売り上げと同じく『Lemon』でした。
そのダウンロード数は驚異の300万回。
ダウンロード料金が150円と仮定し、利益が60円で計算しても、『Lemon』一曲で1億8000万円の収益があったことになります。
他にもヒット曲を連発しているので、音楽配信サービスだけで確実に2億円を稼いでいるでしょう。
ライブでの売り上げ
2023年4月〜7月にかけて、米津玄師ライブ『空想』が行われました。
兵庫を皮切りに全国11会場24回、公演が行われたようです。
基本は1日2回公演で、最後の公演地神奈川では二日間にわけ計4回行われました。
どの会場も、フルキャパは約5000人〜10000人です。
この情報だけで、かなりの人数がこの公演に来場したことが分かります。
【チケット料金一覧】
- 指定席:9,000円(税込)
- 指定席(注釈付き):9,000円(税込)
- 立ち見(立ち位置指定):8,000円(税込)
- ファミリー席(大人):9,000円(税込)
- ファミリー席(3歳〜15歳):6,800円(税込)
全ての公演で満席だと314,126人ライブに行ったことになります。
全員指定席(9,000円)として計算すると、結果は282708000円でした。
凄まじい金額です。
もちろん会場使用料やその他経費、ほかの座席もあるため、丸々この金額が米津さんの手元に来るわけではありません。
それでも1億円は手元に残りそうです。
企業やアーティストとのコラボ
コーヒーのCM『ジョージア』に出演、雑誌『VOUGE』で長身とアンニュイな雰囲気を生かしモデルを務めるなど、最近ではメディアの露出も増えてきました。
また、アーティストへ楽曲を提供してることから、ここでも金銭のやりとりがあることは間違いありません。
CMの出演料は、人気の有名人だと1000万円は動くのではないでしょうか。
米津玄師のプロフィール
出典元:Youtube
- 名前:米津玄師(よねづ けんし)
- 別名義:ハチP
- 生年月日:1991年3月10日(32歳)
- 出生:徳島県
- 職業:シンガーソングライター、イラストレーター、映像作家、音楽プロデューサー
「米津玄師」は特徴的な名前ですよね。
芸名だと思う人も多いかと思いますが、実は本名です。
本名名義で活動し始めたのは2012年ころからで、それ以前の2008年~2011年までは「ハチP」として活動していました。
ハチPの時代は、ボーカロイドを使った楽曲を主に発表していたようです。
CDのジャケットに掲載されているイラストは米津さんが書き下ろしたもので、音楽以外でも美術的才能を発揮していることがわかりますね。
ハチPとしての活動
ハチPとしての活動でも視聴者から高く評価されていました。
ボーカロイド作品の総再生回数は3800万回と、かなりの再生回数であることがわかります。
先述した通り、2008年~2011年まで『ハチP』名義で活動していました。
自分が影響を受けた人物としてBUMP OF CHICKENや平沢進を挙げています。
初めはニコニコ動画に自身で作曲し、歌唱した曲をアップロードしていたようですが、現在はすべて削除されています。
削除理由は、「影響を受けたものが曲に強く出てしまい、今聴くと納得がいかないことが多く恥ずかしくて全部消してしまった」というもの。
そこから心機一転、PCを新しくしたことをきっかけに、ボーカロイドを使用した楽曲を作り始めました。
米津さんは1991年生まれ。
2008年頃から活動を始めたので、この時18歳くらいだと思われます。
早くから音楽活動に携わり、結果を出してきたことが分かりますね。
ハチP時代の人気曲
ボーカロイドを用いた音楽活動中も人気者として活動していた米津さん。
今の本人名義の楽曲も癖になる曲ばかりですが、ハチP時代のヒット作品をご紹介します。
今の楽曲と聞き比べてみるのも面白いかもしれません。
『マトリョシカ』
2010年、ニコニコ動画に投稿された作品です。
これまで使用していた「初音ミク」のほかハチPが初めて「GUMI」を使った楽曲です。
投稿からわずか32日で100万再生を達成しました。
ボーカロイド楽曲では、ニコニコ動画歴代9位の速さで100万回再生を達成した曲です。
本人のコメントでは『馬鹿っぽくて、どんちゃんしたのを作りました』とあり、コメント通り楽しく、明るい楽曲となっています。
『パンダヒーロー』
2011年ニコニコ動画に投稿された楽曲です。
投稿してから42日で100万回再生されました。
一度聴いたら忘れられない『パッパッパラ パッパパラパ』という歌詞は、思わず口ずさみたくなってしまうでしょう。
本人のコメントには「ヒーローの曲、書きました」とあります。
このころの楽曲は歌詞が難しく、理解に苦しむところもあるのですが、曲のノリのよさと、一度聴いたら忘れられないメロディーが特徴的です。
本名名義でのヒット曲
数々のヒット曲を世に送り出してきた米津玄師さん。
中でも有名な曲をご紹介します。
『Lemon』
2018年放送、TBSの金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌としてリリースされました。
題名が思い浮かばなくてもサビのメロディーを聞けば「この曲!」と思い出す人も多いのではないでしょうか。
『Lemon』は300万回ダウンロードを突破、2018年から2019年にかけてロングヒットするなど米津玄師さんの代表曲になりました。
現在、Youtubeでの総再生回数は8億回再生を突破し、『日本アーティスト史上最高再生回数』となりました。
『パプリカ』
「〈NHK〉2020応援ソングプロジェクト」の楽曲として米津さんが作詞、作曲、プロデュースを手掛けました。
小中学生ユニットFoorinがこのパプリカを歌い、紅白歌合戦に3回出場したのも記憶に新しいです。
ミュージックビデオの総再生回数は1億回を超え、『パプリカ』を踊った動画が数多く投稿されました。
子供から大人まで幅広い世代に認知され、愛されている楽曲です。
第61回日本レコード大賞を受賞しました。
『馬と鹿』
2019年に放送されたTBSテレビ日曜劇場『ノーサイドゲーム』の主題歌として制作されました。
大泉洋さんが主演を務め話題になった作品ですね。
主題歌は放送されるまで解禁されず、第一話のエンディングで、初めて視聴者が『馬と鹿』を聞き、「米津玄師が歌っている!」と情報を手に入れたことから、大変話題になりました。
また、『馬と鹿』は同年2019年開催『ラグビーワールドカップ2019』で曲が流れ、話題になったようです。
音楽以外の実績
音楽以外では、米津玄師さんは自身のCDジャケットを書くなど、イラストレーターとしても才能を発揮しています。
どれも細部まで丁寧に書き込まれてじっくりと見たくなるものばかりです。
1枚目のシングル『サンタマリア』のジャケットイラストは『ミュージック・ジャケット大賞2014』にノミネートされています。
絵は、美術教員の母親の影響で描き始めたそうで、幼少期から好んで描いていたようです。
米津さんのオフィシャルサイトに、自身で書いた短い物語が掲載されています。
気になる方はぜひ読んでみてください。
ハチP時代に作っていたボーカロイド楽曲の背景画像や、動画も自身で制作していたようです。
多彩な才能を持っていますね。
まとめ
日本を代表する歌手米津玄師さんは音楽活動だけでなく、イラストレーター、映像作家、プロデューサーとしても活動していることがわかりました。
CD売り上げ、ライブ、音楽配信サービスなど音楽の収入だけで、毎年数億円は稼いでいると思われます。
自身の音楽活動はもちろん、ほかの歌手とのコラボや楽曲提供も行っていることから、今後さらに多種多様な音楽活動を展開されていくでしょう。
また、近年はCMへの出演、雑誌のモデルなど、メディアに露出する機会も増えており、メディアからの収入も何千万円単位で稼いでいそうです。
今後も米津玄師さんの活動が楽しみです。
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