プロキックボクサーであり、ファッションセンスのよさでも注目を集める皇治選手。
皇治選手の収入源はファイトマネーだけでなく、スポンサー料やYouTube広告収入、商品プロデュース費など多岐にわたります。
そんな皇治選手の年収はいくらなのでしょうか。
この記事では、皇治選手の年収についてファイトマネーやスポンサー料など詳しく探っていきます。
皇治選手のプロフィール・経歴
出典:https://www.tokyoheadline.com/461514/
皇治選手は1989年5月6日生まれ、大阪府池田市出身の格闘家で本名は「田中宏冶(たなかこうじ)」です。
階級はスーパーフェザー級で、「エンペラー」や「浪速のKOエンペラー」の通称で呼ばれています。
子どもの頃から習っていた空手では魚本流の全国大会で優勝しており、日本拳法でも全国大会で準優勝した経歴の持ち主です。
2012年にはTRIBELATEスーパーフェザー級王者、2013年にはHEATライト級王者、2017年にはISKAライト級王者のタイトルを獲得しています。
2019年11月24日の試合をもってK-1を離脱し、2020年7月にはRIZINへと移籍しました。
2023年4月1日の芦澤竜誠戦後には引退を表明しましたが、6月には引退撤回を宣言し総合格闘技への挑戦を表明しています。
皇治選手の年収
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正確な金額は公開されていませんが、皇治選手の年収は1億円を超えるといわれています。
実際に、過去のテレビ出演や魔裟斗選手とのYouTubeコラボ対談の際に1億円は稼いでいると話されていました。
皇治選手の主な収入源はファイトマネーやスポンサー料、自身のプロデュース商品、店舗収益など多岐にわたります。
それぞれの収入源について、1つずつみていきましょう。
ファイトマネー
K-1をはじめ格闘技選手が受け取る収入に「ファイトマネー」があります。
ファイトマネーは格闘技における選手の報酬の一部で、興行主により試合前に契約で決められる出場給です。
試合の勝敗にかかわらず契約したファイトマネーの金額は変わりません。
ファイトマネーの金額は選手のレベルや試合の規模により異なります。
たとえば世界チャンピオンを決めるタイトルマッチではファイトマネーが1試合で1,000万円以上にのぼることもあります。
しかしファイトマネーは全額が選手に入るわけではなく、一部はジムがマネジメント料として徴収することが多いです。
また、世界戦のファイトマネーはスポンサーや放映権から報酬が発生します。
そのため、人気の選手ほどファイトマネーは高額です。
皇治選手のファイトマネーの正確な金額は公表されていませんが、過去にひろゆきさんとの対談で「1試合4桁(1,000万円)もらっています」と話されていました。
皇治選手の試合は年に3試合ほど行われるため、ファイトマネーは年間で約3,000万円はもらっているでしょう。
スポンサー料
試合に出る際にはスポンサー料が支払われます。
スポンサーとは、企業広告を試合で着用するトランクスに入れることです。
契約社数や正確な金額は非公開ですが、皇治選手は30社以上とスポンサー契約を結んでいるといわれています。
30社とスポンサー契約を結んでいると考えると、年間で数千万円は受け取っているでしょう。
特に「BODY MAKER」という企業とは専属契約を結んでおり、専属契約の報酬だけで年間1,000万円は受け取っているとされています。
YouTube広告収入
皇治選手はYouTubeチャンネル「皇治チャンネル」を運営しており、チャンネル登録者数は30.6万人、総再生回数は約8,500万回(2023年10月31日現在)です。
広告収入は再生単価の目安が長尺の動画1本あたり0.3~0.5円といわれており、1万回再生で3,000~5,000円の広告収入を得られると計算できます。
皇治選手のチャンネルでは1ヶ月に10本前後のペースで動画が投稿され、平均で3.7万回再生されています。
そのため再生単価を0.3円と仮定すると、広告収入は1本あたり11,100円、1ヶ月約11万円であると推定可能です。
以上のことからYouTube広告収入は年間で約133万円と算出できますが、実際の広告収入は500万円ほどあるともいわれています。
自身がプロデュースする商品からの収入
出典:https://www.madbro.jp/64727
皇治選手はアパレルブランド「MAD BRO」をプロデュースし、トレーニングウェアやサングラスなどを販売しています。
年間1,000万円売り上げているとして収入を試算してみましょう。
一般的にアパレルの原価率は30~50%といわれていますが、ネットショップのみの展開のため費用を抑えていると考え、原価率30%と仮定します。
原価率30%として算出すると、推定される収益は700万円です。
加えて、皇治選手はHMBサプリメント「プラチナマッスルHMB」もプロデュースしています。
サプリメントに加え、トレーニングDVDが特典としてつくことが特徴です。
サプリメントの売り上げもあわせると、プロデュース商品からの合計収入は1,000万円を超えるのではないでしょうか。
店舗収益
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皇治選手は飲食店やジムの経営も行っており、店舗収益も収入源のひとつです。
東京都世田谷区ではトレーニングジム「TEAM ONE GYM」を経営しています。
入会金は35,000円、プラン・コースにより異なりますが月額で約22,000円は会員から支払われると推定されます。
会員が100人であると仮定すると、格闘技ジムの予想利益率は65%であるため、ジムの収益は月143万円、年間で1,700万円以上上げていると考えられるでしょう。
また、地元の大阪・心斎橋には焼肉店「MEAT BAR TEAM ONE」を構えています。
食べログの平均予算から客単価を2,000円と仮定し、1日100人が来店するとして収益を算出してみましょう。
皇治選手の焼肉店は月曜定休で、また飲食店の利益率は10~15%です。
そのため仮に利益率を10%、営業日数を26日とすると1日に20,000円、月に52万円、年間で624万円は最低でも収益を上げている計算です。
以上を合計することにより、店舗収益は2,300万円以上と推定できます。
書籍からの収入
皇治選手は書籍『凡人の勝算』を出版しています。
価格は単行本で1,540円、Kindle版で1,386円です。
売り上げ部数は単行本とKindle版あわせて3万部と仮定し、便宜上価格を1,500円として収入を概算します。
印税率が10%であることから、書籍から得ている収入(印税収入)は450万円と考えられるでしょう。
その他副収入
皇治選手にはこれまでに挙げたもの以外にも収入源があります。
皇治選手は2023年7月から食品運送に特化した運送業会社「ノコノコ運送」も経営しています。
「ノコノコ運送」は初月で月商1,000万円を達成したとメディア取材で話されていました。
そのため、2023年で最低でも6,000万円は収益を上げると考えられ、1月~12月で考えると収益は数億円規模を見込めるのではないでしょうか。
また、格闘技大会「NARIAGARI」のプロデュースも行っています。
なかでも2023年9月に行われた第2回大会ではVVIP席100,000円、VIP席50,000円、自由席8,000円の前売り券が1日で完売しました。
そのため、チケット代や協賛金などの興行収入は数千万円と見込めるでしょう。
有名格闘技選手の年収
出典:https://gonkaku.jp/articles/5019
ここまで皇治選手の年収をみてきましたが、格闘技界の有名選手は年間でいくら稼いでいるのでしょうか。
魔裟斗
はじめに、K-1ワールドマックス2003で世界王者に輝いた元キックボクサーの魔裟斗さんの年収をみていきます。
魔裟斗さんの全盛期のファイトマネーは5,000万円であったとテレビ番組で自ら話されています。
魔裟斗さんは格闘技を引退されたため、バラエティ番組やドラマなどのテレビ出演やYouTube広告収入、ブランド契約などが現在の収入源です。
さまざまな収入源から収入を得ているため、年収は現役時代で数億円、引退した現在でも数千万円と考えられるでしょう。
武尊
次に、K-1 WORLD GPで3階級制覇の偉業を成し遂げた武尊選手の年収をみていきます。
武尊選手はファイトマネーと賞金あわせて1,000万円もらったことがあると話されています。
スポンサー料だけでなくYouTubeチャンネルの広告収入やメディア出演の収入も受け取っており、年収は1億円にのぼると推定されています。
那須川天心
「神童」と呼ばれ、RIZINで活躍する那須川天心選手は年収約1億円超えといわれています。
RIZINでのファイトマネーは2,000万円以上受け取っているとされており、スポンサー料やオリジナルグッズ販売なども収入源です。
また、那須川選手はRIZINと2,000万円の年間契約を結んでいます。
那須川選手がRIZINの試合に出場した際は、ファイトマネーに加えて「KO賞」として100~150万円が加算されます。
さらにテレビ番組やCMなどのメディア出演に加えて、YouTubeやTikTokの広告収入も収入源です。
朝倉未来
朝倉未来(みくる)選手の年収は数十億円と推定されています。
RIZINでの1試合あたりのファイトマネーは3,000万円ほどであると自身のYouTubeチャンネルの動画で話されていました。
また、YouTubeの広告収入やスポンサー料だけでなく、アパレルブランドやサプリメント事業など自らが経営する15の企業からも収入を得ています。
さらに不動産や仮想通貨も収入源であり、以上を総合すると非常に多額の収入を得ているといえるでしょう。
まとめ:年収10億円もそう遠くない!?
この記事では皇治選手の年収をご紹介しました。
本業の格闘技以外にもさまざまな副収入を得ており、皇治選手の年収は1億円を大きく上回り数億円規模であると推定できます。
収入源が非常に多岐にわたるため、この金額の収入を得ていることもうなずけますね。
今後タイトルを獲得したり副業の事業規模が拡大したりした場合、年収はさらに上がるのではないでしょうか。
年収が10億円に到達する日はそう遠くないのかもしれません。
これからの皇治選手の活躍に期待しましょう。
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