ソニーグループは、設立75年の歴史を誇る日本を代表する総合電機メーカーです。「世界に驚きを、熱狂を、喜びを、癒やしを。」というスローガンの下、常に新しい商品を社会に提供し続けています。
そんなソニーは高収入・好待遇であることでも知られ、転職市場でも常に注目を集める人気企業です。
この記事では、ソニーの基本情報や平均年収、福利厚生など詳しくまとめました。
ソニーの年収に関する口コミなども紹介していきますので、ぜひ転職活動の参考にしてみてください。
ソニーの基本情報
まずは、ソニーの基本情報を確認していきましょう。
ソニーの会社概要
ソニーの会社概要は以下の通りです。
会社名 | ソニーグループ株式会社 |
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設立 | 1946年(昭和21年)5月7日 |
代表者 | 会長 CEO 吉田 憲一郎(よしだ けんいちろう)
社長 COO 兼 CFO 十時 裕樹(ととき ひろき) |
資本金 | 8,804億円(2023年3月31日付) |
本社 | 〒108-0075 東京都港区港南1-7-1 |
拠点数 | 国内12拠点、海外8拠点 |
従業員数 | 112,994名 (2023年3月31日現在) |
連結対象会社数 | 国内15社、海外15社 |
事業内容 | ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(モバイル・コミュニケーション/イメージング・プロダクツ&ソリューション/ホームエンタテインメント&サウンド)、イメージング&センシング・ソリューション、金融及びその他の事業 |
ソニーのグループ会社について
ソニーグループ株式会社(英: Sony Group Corporation、通称SGC)は、日本の東京都港区に本社を置く、世界的な多国籍コングロマリット企業であり、2021年にエレクトロニクス分野を事業会社のソニー株式会社に移管して、持株会社に移行しました。東証プライム市場およびニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業であり、日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つです。 ハードウェア分野では世界首位のCMOSイメージセンサや各種オーディオ・ビジュアル機器など、ソフトウェア分野では映画(ソニー・ピクチャーズ)・音楽(ソニー・ミュージック)など、ハード・ソフト・サービスを横断する分野の家庭用ゲーム機とそのネットワークサービス(PlayStationおよびPlayStation Plus)に重点を置いています。
以下にソニーの主なグループ企業4社をまとめました。
株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント | https://www.sonypictures.jp
設立 1984年2月10日 (1) 映画、ビデオソフト、テレビ番組、音声・映像のソフトウェアなどの企画・制作・販売・輸出入・賃貸および放送・上映・配給 (2) 放送事業 |
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント | https://www.sme.co.jp
設立 2003年4月(創立1968年3月) 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、ソニーグループ株式会社の100%子会社であり、ソニーミュージックグループのヘッドクォーターとして、株式保有によるグループ全社の経営・管理を行なうとともに、総合エンタテインメントカンパニーとして多角的にビジネスを展開しています。 |
ソニーフィナンシャルグループ株式会社 | https://www.sonyfg.co.jp
設立 2004年(平成16年) 4月1日 (1) 生命保険会社、損害保険会社、銀行、その他の保険業法および銀行法の規定により子会社とした会社の経営管理 (2) その他保険業法および銀行法その他の法令の規定により、保険持株会社および銀行持株会社が営むことのできる業務 (3) 前各号の業務に附帯または関連する業務 |
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | https://www.sie.com/jp/index.html
設立 1993年11月 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はプレイステーションブランドなどの製品およびサービスの企画、開発、販売を担う企業であり、インタラクティブなデジタルエンタテインメント体験を提供するグローバルリーダーとして認識されています。初代プレイステーションを日本で発売した1994年以降、市場に革新的な製品やサービスを送り出してきました。 |
ソニーの平均年収まとめ
ソニーが有価証券報告書で公表している最新の平均年収(平均年間給与)は約1,084万円です。
2022年6月期において発表されたソニーの従業員数や平均年収については以下の通りです。
従業員数 | 112,994人 |
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平均年齢 | 42.6歳 |
平均年間給与 | 約10,840千円 |
国税局による最新(2021年度)の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の全国平均は443万円(男女別では男性545万円、女性302万円)となっています。
※令和3年分 民間給与実態統計調査:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm
ソニーの年度別平均年収
ソニーの2022年3月期の平均年収は約1,084万円ですが、過去の年収はいくらだったのでしょうか。
過去の6年間の平均年収を以下にまとめてみました。
2016年度 | 911万円 |
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2017年度 | 1014万円 |
2018年度 | 1051万円 |
2019年度 | 1057万円 |
2020年度 | 1044万円 |
2021年度 | 1085万円 |
ソニーは2017年度以降は1000万円台をずっとキープしていることからも、安定して高い水準の給与が支給されていることがわかります。
※ソニー株式会社 有価証券報告書:https://www.daiwa-grp.jp/ir/toolkit/report.html
ソニーの年齢別平均年収
ソニーに勤める人の年齢別の平均年収はどのようになっているのでしょうか。
ここでは、アンケートに回答した約280名のデータを参考に年齢別の平均年収を算出しました。ただし、正社員だけでなく期間従業員なども含んだ数値であり、公式の発表ではない点をご注意ください。
20〜24歳 | 306万円 |
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25〜29歳 | 733万円 |
30〜34歳 | 798万円 |
35〜39歳 | 826万円 |
40〜44歳 | 923万円 |
45〜49歳 | 1048万円 |
50〜54歳 | 1143万円 |
55〜59歳 | 1133万円 |
60〜65歳 | 746万円 |
こちらの表からは、基本的に年代が上がると年収は高くなり、40代から1000万以上の高収入が得られてるということがわかりました。
※参照:ライトハウス https://en-hyouban.com/company/00002695955/salary/
ソニーの学歴別給与比較
ソニーの給与は、職種・学歴によって異なります。
年収(50~54歳)を比較すると、大卒1,379万円 、短大卒 1,178万円 、高卒 1,003万円となっています。
以下に、新卒採用での初任給を一覧にまとめてみました。
総合職 | 修士了 295,000円〜
大学卒 265,000円〜 ※通勤交通費別途支給 2023年度予定 |
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ソニーと他総合電機メーカーとの年収比較
厚生労働省の調査によると電機メーカーの平均年収は約506万円となっています。
ここでは、ソニー以外の、大手電機メーカーの平均年収について調べてまとめました。
日立製作所 | 897万円 |
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パナソニック | 758万円 |
三菱電機 | 806万円 |
富士通 | 860万円 |
これらの大手電機メーカーは、他の会社と比較して非常に高い年収を得ていることがわかります。
ソニーの福利厚生
ソニーの魅力は、高い給与の他に充実した福利厚生があります。
福利厚生としては大きく分けて5つのメニューがあります。
- 独身寮・社宅
- 施設・設備
- 家族への取り組み
- 資産形成・割引制度
- 部活動・サークル制度
ここでは、これら5つについて紹介していきます。
1.独身寮・社宅
独身寮
独身寮は一定時間の通勤圏内に用意されています。寮費は入寮先によって異なります。 入寮は、「勤務地近隣域における実家の有無」「年齢」「家族構成」などの状況により独身寮への入寮可否が決まります。寮の割振りについては、勤務地、配属先などを踏まえて会社が決定しますが、 入寮せずに一人暮らしをする新人の方もいます。
社宅
また、異動に伴い転居が必要になる場合は、規定の範囲内で会社借上社宅の提供があります。
2.施設・設備
社員食堂
本社、大崎、みなとみらい、厚木テクノロジーセンターなど、多くの社員が働く拠点には社員食堂があり、とても良心的な価格設定になっています。和食、洋食、中華、アジアン、ベーカリーなど豊富なメニューがあり、毎日食べても飽きません。 また、社内には銀行ATMや診療所などもあり、便利な日常生活を送ることができます。コンビニエンスストアやコーヒーショップなどもあります。
レストラン
本社ビルの1階には本格的なイタリアンと和食のレストランがあり、こちらで食事をすることもあります。レストランは社外のお客様にも利用していただくことができますし、貸切にして社内の懇親会などを行うこともできます。
3.家族への取り組み
ランドセルを贈呈
ソニーのユニークな取り組みの一つとして、社員のお子さんが小学校に入学する際にランドセルを贈呈しています。 戦後、社員にとって大変高価なものだったランドセルを贈り、少しでも経済的な負担を軽くし、入学を祝おうと、ファウンダー井深大さんの発案で始まりました。1959年に第1回贈呈式が行われ、その後累計数万名の子どもたちが、健やかに成長してほしいというメッセージと共に、ランドセルを受け取っています。ランドセル贈呈式当日は、家族に会社を知ってもらう機会として、お子さんを職場に招き、見学してもらっています。
ファミリーデー
また、夏休み期間には、社員の家族を対象に、社員のお子さんとご家族を職場に案内する「ファミリーデー」も実施。 当日は各職場がにぎやかな歓声に包まれています。このような家族に会社と仕事への理解を深めてもらうための取り組みも、ソニーの大切な福利厚生の一環です。
4.資産形成・割引制度
資産形成
ソニーでは社員の保険・資産形成サポートとして、ソニー社員持株会、総合個人年金、団体扱い生命保険などを用意しています。また、住宅取得サポートとして、ソニー銀行をはじめとした提携銀行による優遇金利による住宅ローンも用意しています。 社内にはこのような住宅や税金、保険などのライフプランに関する窓口が設置されており、ファイナンシャルプランナーによるセミナーや個別相談など社員は無料で利用できます。 また年に1度、旅行券またはソニーポイントがもらえる「選べるベネフィット」というユニークな福利厚生もあります。
割引制度
さらに、ソニーファイナンス運営のソニーグループ社員とその家族だけ年会費無料のソニーファミリーカードに入会できます。各種施設利用やソニーグループ会社を含むお買物特典・割引、ソニーストアでの買い物に使える割引クーポンがいつでも入手できるなど、様々な特典があります。
5.部活動・サークル制度
ソニーの部活動は社員の親睦・健康・教養の向上を目的に運営されています。現在、数十を超える団体が、各拠点で活動を行っています。
ジャンルはオーケストラ・混声合唱団などの文化系から、ダイビング・テニス・野球・アメリカンフットボール・スキーなど運動系まで多くの部活動があります。
ソニー・フィルハーモニック・オーケストラは、約110名の楽団員がソニーやグループ各社に勤めながら定期的な演奏会などを行っています。
過去には、世界的なチェリストのヨーヨー・マ氏、指揮者にはダニエル・ハーディング氏を迎え、米国ニューヨークのカーネギーホールでチャリティーコンサートを開催しました。
これはアマチュアオーケストラとしては大変名誉なことです。
テニス部は実業団リーグの最高峰であるテニス日本リーグで優勝経験もあります。
ソニーに入社するためには?
新卒採用での応募資格
総合職 | ・2024年3月末までに大学、大学院または高等専門学校専攻科を卒業見込みの方
・2024年4月時点で、最終学歴卒業後3年未満の方 |
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選考スケジュールは、以下の通りです。
総合職
- エントリー
- 書類選考
- 面接
- 内定
ソニーに転職するためには?
ソニーに転職するための手段としては主に以下の2つがあります。
- 転職サイトから応募する
- 転職エージェントを利用する
1.転職サイトから応募する
転職サイトからソニーに応募することもできます。
現在掲載中の採用情報の一例を紹介します。
正社員
応募資格 | 求人領域の専門性をお持ちの方を募集しております。
第二新卒応募可。 大学院博士後期課程 (ドクター) 在籍中の方も経験者採用の対象となります。 |
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試用期間 | 3か月 |
勤務時間 | 標準労働時間帯 9:00~17:30(勤務時間:7時間45分 休憩:45分) フレックスタイム制あり(コアタイムなし) 時間外労働あり |
勤務地 | ソニーシティ、ソニーシティ大崎、厚木テクノロジーセンター
ソニーシティ、ソニーシティ大崎、ソニーシティみなとみらい、厚木テクノロジーセンター、御殿山テクノロジーセンター、湘南テクノロジーセンター、品川シーサイドビジネスセンター、有明ビジネスセンター ソニーシティ、厚木テクノロジーセンター、大阪オフィス その他、国内・海外の事業所各地での勤務可能性あり |
休日休暇 | 土日、祝日 完全週休二日制 年次有給休暇 (初年度6~17日、勤続年数に応じて最大24日) |
給与 | 修士了 295,000円〜
大学卒 265,000円〜 (2023年度予定) ※経験や能力を考慮の上、当社規定により決定いたします。 ※通勤費を別途支給いたします。 |
賞与 | 年2回支給(6月、12月) |
社会保険 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 |
選考スケジュールは、以下の通りです。
- 応募
- 書類選考
- 一次面接
- 二次面接
- 内定
2.転職エージェントを利用する
ソニーへの転職方法として、リクルートエージェントなどの転職エージェントを利用する方法があります。
転職エージェントのサービスサイトでは、公式サイト同様にさまざまな職種の募集が随時掲載されているため、まずはエージェントサービスに登録して詳細をチェックしてみてください。
ソニーの求人を掲載中の転職エージェントをいくつかご紹介しますので、エージェント選びの参考にしてみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、1977年にサービスを開始した老舗で、保有求人数も約10万件と業界最大級。
知名度や転職実績からしても、業界トップクラスのエージェントサービスです。
カウンセリングやセミナーなど、転職に関する支援も充実しているため、初めてエージェントサービスを利用する人も安心して利用できます。
リクルートエージェントはこちら:https://www.r-agent.com/
dodaエージェント
dodaエージェントは、顧客満足度ナンバーワンの転職エージェントサービスです。(※2023年オリコン顧客満足度Ⓡ調査転職エージェント20代部門で第1位)
理由としては、保有求人数が20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)と多い点や、キャリアアドバイザーの質が高い点が挙げられます。
他にも、届くスカウトメールが多い点が特徴として挙げられ、さまざまな企業を検討したい人には特におすすめのサービスです。
dodaエージェントはこちら:https://doda.jp/consultant/
レバテックキャリア
レバテックキャリアはITエンジニアを専門とするエージェントサービスです。
キャリアアドバイザーも専門知識を持っているため、より深い内容まで相談に乗ってもらうことができます。
ソニーの求人も数多く掲載されているため、エンジニア職での転職を希望する人はレバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアはこちら:https://career.levtech.jp/
ソニーについての口コミ
ここからは、ソニーのネット上の口コミについてまとめてみました。
今回は、給与(年収)や福利厚生についての口コミに特に注目して確認していきましょう。
ソニーの給与についての口コミ
給与について書かれた口コミからは、多くの従業員が給与に満足していることがわかりました。
ソニーの賞与(ボーナス)についての口コミ
ソニーの評価制度についての口コミ
ソニーの福利厚生についての口コミ
ソニーの福利厚生に対する口コミは、高く評価するものがたくさんありました。
まとめ
ここまでソニーの年収に関して紹介してきました。
平均年収1085 万円であり、日系大手メーカーとしては圧倒的な存在感を持っています。今後は、国内海外のプロダクトを中心とした事業が伸びるかどうかに注目です。
ソニーに興味がある方は、ぜひ就職、転職活動の参考にしていただければ幸いです。
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