IT業界の平均年収は約466万円。外資系テック(GAFA)は平均1,200〜1,800万円、大手SIerは600〜800万円、SES企業は350〜500万円と格差が大きい業界です。AI・クラウド・セキュリティ人材の年収が特に高騰しています。
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IT業界の特徴と年収の全体像
IT業界全体の平均年収はdodaの調査で約466万円。しかしこの数字はSES企業の若手から外資系テックのシニアエンジニアまで含んだ平均値であり、実態は企業規模やスキルによって大きくばらつきます。外資系IT企業(GAFA等)では平均年収が1,200〜1,800万円に達する一方、SES(客先常駐)企業では300〜400万円台にとどまるケースもあります。DX需要の拡大によりIT人材の不足は深刻化しており、スキルを持つエンジニアの市場価値は年々上昇しています。
日本のIT市場規模は約15兆円(IDC Japan調査)で、世界第3位の市場。IT人材は約100万人が従事していますが、経済産業省の試算では2030年までに最大79万人が不足すると予測されています。
出典:doda「平均年収ランキング2024」業種別データ
IT業界の最新トレンド
- 生成AI・LLM:ChatGPT登場以降、AI人材の需要が爆発的に増加。AIエンジニアの年収は1,000万円超が標準に
- クラウドシフト:AWS・Azure・GCPの資格保有者の市場価値が急上昇。クラウドアーキテクトは年収800〜1,500万円
- セキュリティ:サイバー攻撃の増加でセキュリティエンジニアの需要が急増。CISSP保有者は年収1,000万円超も
IT業界のセグメント別年収を比較
IT業界と一口に言っても、セグメント(業態)によって年収水準は大きく異なります。以下の表で主要セグメント別の年収を比較します。
| セグメント | 平均年収 | 年収レンジ | 代表企業 |
|---|---|---|---|
| 外資系テック(GAFA等) | 1,200〜1,800万円 | 800〜3,000万円+RSU | Google、Amazon、Apple、Meta、Microsoft |
| ITコンサル | 700〜1,100万円 | 500〜2,500万円 | アクセンチュア、アビーム、ベイカレント |
| 日系メガベンチャー | 650〜850万円 | 450〜1,500万円 | メルカリ、サイバーエージェント、LINEヤフー |
| 大手SIer | 600〜800万円 | 400〜1,200万円 | NTTデータ、富士通、NEC、日立ソリューションズ |
| スタートアップ | 500〜800万円 | 350〜1,500万円+SO | 各種成長企業。ストックオプション込みで高年収も |
| 中小SIer・SES | 350〜500万円 | 250〜700万円 | 各種SES企業。単価により年収が変動 |
IT業界の高年収セグメントの特徴
IT業界で最も年収が高いセグメントは外資系テック(GAFA等)で、平均年収は1,200〜1,800万円です。Google、Amazon、Apple、Meta、Microsoftなどが代表的な企業です。
一方、中小SIer・SESの平均年収は350〜500万円と比較的低めですが、経験やスキル次第で年収アップが可能です。
IT業界の企業別年収ランキングTOP10
IT業界の主要企業について、有価証券報告書等の公開データをもとに年収ランキングを作成しました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Google Japan | 1800万円※ | 推定(Glassdoor等) |
| 2位 | Meta Japan | 2100万円※ | OpenWork推定 |
| 3位 | 日本マイクロソフト | 1300万円※ | 推定(Glassdoor等) |
| 4位 | セールスフォース・ジャパン | 1200万円※ | 推定(OpenWork) |
| 5位 | キーエンス | 1838万円 | 有報2024年3月期 |
| 6位 | 野村総合研究所(NRI) | 1242万円 | 有報2024年3月期 |
| 7位 | NTTデータ | 867万円 | 有報2024年3月期 |
| 8位 | メルカリ | 920万円※ | 推定(OpenWork) |
| 9位 | サイバーエージェント | 817万円 | 有報2024年9月期 |
| 10位 | 楽天グループ | 797万円 | 有報2023年12月期 |
各社有価証券報告書「従業員の状況」より。※印は口コミサイト等からの推定値。持株会社(HD)は本体少数社員のため年収が高く出る傾向があります。
年収ランキング上位企業の特徴
Google Japanの平均年収は約1800万円です。検索・クラウド・AI。RSU含む総報酬は2,000万円超も
Meta Japanの平均年収は約2100万円です。RSU含む総報酬ベース。エンジニアの年収が特に高い
日本マイクロソフトの平均年収は約1300万円です。Azure事業の成長でクラウドエンジニアの需要増
IT業界の年齢別年収はいくら?【推計】
IT業界で働く場合、年齢別の年収目安は以下の通りです。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータと業界特性をもとに推計しました。
| 年齢 | 年収レンジ(推計) | 中央値(推計) |
|---|---|---|
| 25歳 | 350〜500万円 | 約425万円 |
| 30歳 | 450〜700万円 | 約575万円 |
| 35歳 | 550〜900万円 | 約725万円 |
| 40歳 | 600〜1100万円 | 約850万円 |
| 45歳 | 650〜1200万円 | 約925万円 |
| 50歳 | 650〜1200万円 | 約925万円 |
推計の参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、doda「年齢別平均年収」、各種転職サイトの公開データをもとに当サイトが独自推計
上記はIT業界全体の推計値であり、大手企業と中小企業で200〜400万円以上の差があります。また、管理職昇進のタイミングや専門スキルによっても大きく変動します。
IT業界の職種別年収【推計】
IT業界では職種によって年収が大きく異なります。以下に主要職種の年収目安をまとめました。
| 職種 | 年収レンジ | 特徴 |
|---|---|---|
| AIエンジニア/データサイエンティスト | 600〜2,000万円 | 機械学習・深層学習・LLMの開発。最も需要が高く年収上昇中 |
| クラウドアーキテクト | 700〜1,500万円 | AWS/Azure/GCPの設計・構築。資格保有者は市場価値が高い |
| セキュリティエンジニア | 600〜1,200万円 | SOC運用、脆弱性診断、CSIRT。CISSP保有者は1,000万円超 |
| PM/PdM(プロジェクト/プロダクトマネージャー) | 600〜1,500万円 | 開発プロジェクトの統括。マネジメントスキルが求められる |
| バックエンドエンジニア | 400〜1,200万円 | サーバーサイド開発。Go、Rust、Pythonのスキルが高評価 |
| SES/客先常駐エンジニア | 300〜600万円 | 客先でのシステム開発・運用。単価次第で年収が変動 |
推計の参考:doda、マイナビ転職、各転職サイトの求人データをもとに当サイトが独自推計
IT業界で年収を上げる方法
IT業界で年収アップを実現するための具体的な方法を紹介します。
1. 外資系・メガベンチャーへの転職
同じスキルでも企業によって年収が2〜3倍異なるのがIT業界の特徴。GAFA等の外資系やメルカリ等のメガベンチャーに転職するだけで大幅な年収アップが実現できる。コーディングテスト対策(LeetCode等)が重要。
2. AI・クラウド等の成長分野への特化
AIエンジニアやクラウドアーキテクトなど、需要が供給を大幅に上回る分野に特化することで年収が跳ね上がる。AWS認定ソリューションアーキテクトやGCP Professional等の資格取得も有効。
3. フリーランスへの転身
経験5年以上のエンジニアなら、フリーランスで月単価80〜120万円(年収960〜1,440万円)も十分に可能。特にPM/PMO、クラウド、セキュリティの案件は高単価。
IT業界への転職に有利なスキル・資格
IT業界で評価されるスキルや、年収アップに直結する資格は以下の通りです。
- プログラミング言語:Python、Go、TypeScript、Rust等。AI分野ではPython、Web開発ではTypeScriptが特に需要高
- クラウド技術:AWS、Azure、GCPの実務経験と認定資格。マルチクラウド対応できると市場価値UP
- AI/機械学習:TensorFlow、PyTorch等のフレームワーク。LLM(大規模言語モデル)の知識は2025年以降必須
- セキュリティ:CISSP、情報処理安全確保支援士。インシデント対応やペネトレーションテストの経験
IT業界の将来性・今後の見通し
IT業界は日本の全産業の中で最も成長が期待される分野の一つです。DX推進、生成AI活用、クラウド移行など、あらゆる企業でIT投資が拡大しています。経済産業省の試算ではIT人材は2030年に最大79万人不足すると予測されており、スキルのあるエンジニアの市場価値は上がり続ける見込みです。特にAI、セキュリティ、クラウドの3分野は需要が急増しており、これらのスキルを持つ人材は年収1,000万円超が標準的な水準になりつつあります。
IT業界に関するよくある質問
IT業界全体の平均年収は約466万円です。ただし外資系テック(GAFA)は1,200〜1,800万円、SES企業は350〜500万円と企業により大きな格差があります。スキルと経験次第で大幅な年収アップが可能な業界です。
可能です。インフラエンジニア、テストエンジニア、ヘルプデスクなどは未経験OKの求人が多く、年収350〜450万円からスタートするのが一般的です。プログラミングスクール経由での転職も増えています。
十分に可能です。外資系なら20代後半から、日系大手でも35〜40歳のリーダークラスで到達できます。フリーランスなら高単価案件で年収1,000〜1,500万円も実現可能です。
AIエンジニア/データサイエンティストが最も年収が高く、外資系では2,000万円超も。次いでクラウドアーキテクト、セキュリティエンジニア、PM/PdMが高年収です。
自社開発企業やメガベンチャーへの転職が最も効果的です。SESで3〜5年の経験を積んだ後、転職で年収100〜200万円アップするケースが一般的です。
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キャリアブースト編集部
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