銀行業界の平均年収は約490万円。メガバンク3行は平均750〜830万円、信託銀行は700〜900万円、地方銀行は500〜600万円が目安です。金利上昇局面を迎え、銀行の収益環境は大きく改善しています。
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銀行業界の特徴と年収の全体像
銀行業界の平均年収はdodaの調査で約490万円。メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)は平均年収750〜830万円と高水準を維持しています。2024年に日銀がマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切ったことで、銀行の本業である貸出利ざやの改善が見込まれています。メガバンクは海外事業を積極拡大し、アジアを中心に収益基盤を強化しています。DX推進により店舗数の削減が進む一方、富裕層向けウェルスマネジメントやコンサルティング業務の強化で収益構造の転換を図っています。
日本の銀行業界の経常収益合計は約30兆円。メガバンク3行、信託銀行2行、地方銀行約100行が主要プレイヤーです。銀行の従業員数は約30万人で、過去10年で約5万人減少しています。
出典:doda「平均年収ランキング2024」業種別データ
銀行業界の最新トレンド
- 金利上昇と収益改善:日銀のマイナス金利解除で銀行の利ざやが改善。メガバンクの純利益は過去最高水準に到達
- 店舗削減とDX:メガバンクは店舗を3〜4割削減する計画を推進。デジタルバンキングへの移行が加速
- 海外事業の拡大:三菱UFJを筆頭にアジア・欧米での事業を拡大。グローバル人材の需要が増加
銀行業界のセグメント別年収を比較
銀行業界と一口に言っても、セグメント(業態)によって年収水準は大きく異なります。以下の表で主要セグメント別の年収を比較します。
| セグメント | 平均年収 | 年収レンジ | 代表企業 |
|---|---|---|---|
| メガバンク(HD) | 800〜1,200万円 | 500〜1,800万円 | 三菱UFJ FG、三井住友FG、みずほFG |
| メガバンク(銀行本体) | 750〜830万円 | 400〜1,400万円 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行 |
| 信託銀行 | 700〜900万円 | 450〜1,300万円 | 三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行 |
| ネット銀行 | 600〜750万円 | 400〜1,100万円 | 住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行 |
| 上位地方銀行 | 550〜680万円 | 350〜900万円 | 横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行、福岡銀行 |
| 中小地方銀行・信用金庫 | 400〜530万円 | 300〜700万円 | 各地方の中小銀行、信用金庫 |
銀行業界の高年収セグメントの特徴
銀行業界で最も年収が高いセグメントはメガバンク(HD)で、平均年収は800〜1,200万円です。三菱UFJ FG、三井住友FG、みずほFGなどが代表的な企業です。
一方、中小地方銀行・信用金庫の平均年収は400〜530万円と比較的低めですが、経験やスキル次第で年収アップが可能です。
銀行業界の企業別年収ランキングTOP10
銀行業界の主要企業について、有価証券報告書等の公開データをもとに年収ランキングを作成しました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 三菱UFJフィナンシャルG | 1196万円 | 有報2024年3月期 |
| 2位 | 三井住友フィナンシャルG | 1162万円 | 有報2024年3月期 |
| 3位 | みずほフィナンシャルG | 935万円 | 有報2024年3月期 |
| 4位 | 三井住友信託銀行 | 731万円 | 有報2024年3月期 |
| 5位 | りそなホールディングス | 868万円 | 有報2024年3月期 |
| 6位 | 横浜銀行(コンコルディアFG) | 695万円 | 有報2024年3月期 |
| 7位 | 千葉銀行 | 752万円 | 有報2024年3月期 |
| 8位 | 静岡銀行 | 713万円 | 有報2024年3月期 |
| 9位 | 福岡銀行(ふくおかFG) | 688万円 | 有報2024年3月期 |
| 10位 | あおぞら銀行 | 770万円 | 有報2024年3月期 |
各社有価証券報告書「従業員の状況」より。※印は口コミサイト等からの推定値。持株会社(HD)は本体少数社員のため年収が高く出る傾向があります。
年収ランキング上位企業の特徴
三菱UFJフィナンシャルGの平均年収は約1196万円です。国内最大の金融グループ。バンコク銀行買収等でアジア展開を加速
三井住友フィナンシャルGの平均年収は約1162万円です。効率経営に定評。SMBC、SMBC日興、三井住友カード等を傘下に持つ
みずほフィナンシャルGの平均年収は約935万円です。3メガの一角。みずほ銀行、みずほ証券、みずほ信託を統括
銀行業界の年齢別年収はいくら?【推計】
銀行業界で働く場合、年齢別の年収目安は以下の通りです。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータと業界特性をもとに推計しました。
| 年齢 | 年収レンジ(推計) | 中央値(推計) |
|---|---|---|
| 25歳 | 360〜480万円 | 約420万円 |
| 30歳 | 460〜630万円 | 約545万円 |
| 35歳 | 540〜800万円 | 約670万円 |
| 40歳 | 620〜950万円 | 約785万円 |
| 45歳 | 670〜1030万円 | 約850万円 |
| 50歳 | 690〜1060万円 | 約875万円 |
推計の参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、doda「年齢別平均年収」、各種転職サイトの公開データをもとに当サイトが独自推計
上記は銀行業界全体の推計値であり、大手企業と中小企業で200〜400万円以上の差があります。また、管理職昇進のタイミングや専門スキルによっても大きく変動します。
銀行業界の職種別年収【推計】
銀行業界では職種によって年収が大きく異なります。以下に主要職種の年収目安をまとめました。
| 職種 | 年収レンジ | 特徴 |
|---|---|---|
| 法人営業(RM) | 450〜1,000万円 | 企業への融資・ソリューション提案を担当。メガバンクの花形職種 |
| 投資銀行業務 | 600〜1,800万円 | M&Aアドバイザリー、シンジケートローン等を担当。証券会社並みの高年収も |
| リテール営業 | 400〜700万円 | 個人顧客への資産運用・ローン提案を担当。FP資格が重要 |
| リスク管理・審査 | 450〜800万円 | 融資審査、信用リスク管理を担当。財務分析力が必要 |
| 市場運用(トレジャリー) | 500〜1,200万円 | 銀行の自己勘定運用を担当。金融市場の専門知識が求められる |
| デジタルバンキング・IT | 500〜900万円 | ネットバンキング、API連携、フィンテックの開発・運営を担当 |
推計の参考:doda、マイナビ転職、各転職サイトの求人データをもとに当サイトが独自推計
銀行業界で年収を上げる方法
銀行業界で年収アップを実現するための具体的な方法を紹介します。
1. メガバンク内でのキャリアアップ
メガバンクは年功序列が残るものの、課長級(35歳前後)で年収1,000万円前後に到達する。海外駐在は年収1,200〜1,500万円となるため、英語力を磨いてグローバルポジションを目指すのが年収アップの近道。投資銀行部門(IBD)への異動も高年収につながる。
2. 地銀からメガバンクへの転職
地方銀行の年収は500〜600万円が中心だが、メガバンクに転職すると750〜830万円に上がる。法人営業やリスク管理の経験があれば、メガバンクへの転職は十分に可能。ただし転勤範囲が全国に広がる点は要考慮。
3. フィンテック・コンサルへの転身
銀行出身者はフィンテック企業やコンサルティングファームで重宝される。金融知識と実務経験を活かしてフィンテック企業のビジネス開発やコンサルタントに転身すれば、年収800〜1,200万円も十分に狙える。
銀行業界への転職に有利なスキル・資格
銀行業界で評価されるスキルや、年収アップに直結する資格は以下の通りです。
- 銀行業務検定:財務、法務、税務等の銀行業務に関する検定試験。昇進の条件としている銀行も多い
- FP(ファイナンシャルプランナー):個人顧客への資産運用提案に必須。FP1級・CFP取得者は市場価値が高い
- 中小企業診断士:法人営業でのコンサルティング能力を証明する国家資格。融資判断にも役立つ
- 英語力(TOEIC):メガバンクの海外駐在にはTOEIC800以上が目安。グローバルポジションでは英語が必須
銀行業界の将来性・今後の見通し
銀行業界は金利上昇局面を迎え、収益環境が大きく改善しています。メガバンクの純利益は過去最高水準を更新し、賃上げの動きも活発化しています。海外事業の拡大でグローバル人材の需要は引き続き高く、デジタルバンキングの推進でIT人材の需要も増加しています。一方で店舗削減や業務のデジタル化が進み、従来型の事務職は減少傾向にあります。地方銀行は再編が続く見通しで、経営統合やアライアンスの動きが加速するでしょう。銀行業界で生き残るためには、専門性やデジタルスキルの習得が重要になります。
銀行業界に関するよくある質問
銀行業界全体の平均年収は約490万円です。メガバンク3行は750〜830万円、信託銀行は700〜900万円、上位地方銀行は550〜680万円が目安です。
課長級(35〜40歳前後)で年収1,000万円前後に到達するのが一般的です。海外駐在であれば手当込みで年収1,200〜1,500万円。投資銀行部門(IBD)は30代で1,000万円超も可能です。
地方銀行の平均年収は500〜600万円で、メガバンクより200万円程度低い傾向です。ただし地方の生活費を考慮すると実質的な豊かさは遜色ない場合もあります。上位地銀(横浜銀行、千葉銀行等)は650万円超です。
金利上昇で本業の収益が改善し、メガバンクの業績は好調です。ただし店舗削減とDXが進み、従来型の行員は減少傾向。専門性やデジタルスキルを持つ人材の需要は高まっています。
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キャリアブースト編集部
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