キーエンスの平均年収は?年齢・学歴別の年収や口コミや評判を徹底解剖【2026年2月最新】

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「日本一給料が高い会社」と聞いて、真っ先にキーエンスを思い浮かべる人は多いはずです。FA(ファクトリー・オートメーション)用センサーを軸に、測定器や画像処理機器を手がけるこのメーカーは、有価証券報告書で公表される平均年収の高さで長年にわたり注目を集め続けてきました。転職先・就職先としての人気も常に上位に位置しています。

しかし、その知名度の高さに反して、「実際の平均年収はいくらなのか」「年齢を重ねるとどこまで上がるのか」「他のFAメーカーと比べてどれほど高いのか」といった具体的な数字は、断片的にしか語られていないのが実情です。賞与の比重が大きいという話は有名でも、その実態を年度別・年齢別のデータで確認できる記事は意外と多くありません。

この記事では、キーエンスの基本情報・平均年収(年度別・年齢別・学歴別)・福利厚生・入社方法・転職ルート・社員の口コミまでを、有価証券報告書などの公開情報と口コミデータをもとに整理しました。図解も交えながら、「実際のところどうなのか」を判断できる材料を提示します。なお、本文で示す金額はすべて出典のある公表値であり、編集部が独自に推計した数値は用いていません。

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目次

キーエンスの基本情報

大阪府に本社を置くキーエンスは、FA(ファクトリー・オートメーション)用センサーを中心に、測定器や画像処理機器の企画・設計・開発・生産を行うメーカーです。年収の話に入る前に、まずは会社としての輪郭を押さえておきましょう。給与水準の高さは、後述するビジネスの仕組みと切り離して語ることができないためです。

キーエンスの会社概要

キーエンスの会社概要は以下の通りです。

会社名 株式会社キーエンス
代表取締役社長 中田 有
創立 1974年5月27日
資本金 306億3,754万円
主な事業内容 センサー/測定器/画像処理機器/制御・計測機器/研究・開発用解析機器/ビジネス情報機器
従業員数 2,599人(連結 8,961人)※2022年3月末時点
所在地 〒533-8555 大阪府大阪市東淀川区東中島1-13-14

1974年の創立以来、キーエンスは「世の中にない、付加価値の高い商品」を生み出すことを掲げ、製造業の生産現場を自動化・効率化する機器を提供してきました。特徴的なのは、自社で工場を持たないファブレス経営と、代理店を介さず営業担当者が直接顧客の現場に入り込む直販体制です。現場の課題を吸い上げて新商品の企画に還元するこの仕組みが、高い利益率の源泉になっていると広く解説されています。

転職を検討する立場からは、この「高収益を生むビジネスモデル」という前提を押さえておくと、後述する平均年収の高さや賞与の比重の大きさが理解しやすくなります。給与の原資は会社の稼ぐ力に支えられており、業績連動の色が濃い点が、キーエンスの報酬制度を読み解くうえでの出発点になります。

キーエンスのグループ会社について

キーエンスのグループ会社は、現地法人を含め25社にのぼります。以下に、主なグループ会社5社をまとめました。それぞれが製造・修理・環境機器・Webサービス・ソフトウェアといった異なる役割を担い、キーエンス本体のものづくりや事業を支えています。

キーエンスエンジニアリング株式会社
(1985年9月設立)
キーエンス商品(FA商品A)の修理・開発・設計・製造を担う。キーエンスのモノづくりを支える存在。
公式:https://www.keyence-engineering.co.jp/
株式会社アピステ
(1992年9月18日設立)
環境改善機器・冷却機器・温調機器の開発・販売。キーエンスとは独立して事業を行う。
公式:https://www.apiste.co.jp/
株式会社エスコ
(2005年8月設立)
省エネ・省コスト製品やサービスの導入・運用補助、キュービクル(高圧変電設備)の保安点検、CO2削減コンサルティング、電気設備工事などを手がける。
公式:https://www.esco-co.jp/company/profile/
株式会社イプロス
(2001年10月1日設立)
キーエンスグループ唯一のWebサービスを提供する会社。
公式:https://marketing.ipros.jp/
キーエンスソフトウェア株式会社
(2008年3月21日設立)
「付加価値の創造」をテーマに、世界のものづくりの生産性向上と品質向上を目指すFA総合メーカー。
公式:https://www.keyence-soft.co.jp/

こうしたグループ構成からも、キーエンスがセンサー単体を売るだけの会社ではなく、修理・環境・ソフト・Webまでを内包した総合的な事業体であることが分かります。転職市場でキーエンス本体の求人が限られる時期でも、グループ全体に目を向けると活躍の場が見えてくることがあります。

キーエンスの平均年収まとめ

キーエンスが有価証券報告書で公表している平均年収は2,183万円です。2022年3月期に発表された従業員数や平均年収は、以下の通りです。具体的な金額にすると、平均年間給与は21,827,204円にのぼります。

従業員数 2,599人(連結 8,961人)
平均年齢 36.1歳
平均勤続年数 12.5年
平均年間給与 21,827,204円

国税庁による民間給与実態統計調査(2021年版)では、給与所得者の全国平均は443万円(男女別では男性545万円/女性302万円)とされています。つまりキーエンスの平均年収は、全国平均の5倍近くに達するということになります。下のグラフは、全国平均とキーエンスの平均年収を並べたものです。差の大きさが視覚的にも一目で分かります。

全国平均とキーエンスの平均年収比較(万円)
全国平均 ████ 443
キーエンス ██████████████████████ 2,183
図:給与所得者の全国平均(443万円・2021年)とキーエンスの平均年収(2,183万円・2022年3月期)の比較。出典:国税庁 民間給与実態統計調査、キーエンス有価証券報告書。

※令和3年分 民間給与実態統計調査:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm

同じ電機・精密メーカーの給与水準が気になる方は、日立製作所の平均年収の記事も比較材料になります。総合電機の大手と並べて見ると、キーエンスの水準がいかに突出しているかがより鮮明になります。

キーエンスの年度別平均年収

2022年3月期の平均年収は2,183万円でしたが、過去はどのような水準だったのでしょうか。過去10年間の平均年収を以下にまとめました。

2012年3月期 1,314万円
2013年3月期 1,321万円
2014年3月期 1,440万円
2015年3月期 1,688万円
2016年3月期 1,756万円
2017年3月期 1,861万円
2018年3月期 2,088万円
2019年3月期 2,110万円
2020年3月期 1,839万円
2021年3月期 1,751万円

この10年の推移を折れ線で見ると、上昇基調のなかにも業績に応じた上下動があることが読み取れます。2012年3月期の1,314万円から2018年3月期の2,088万円へとおおむね右肩上がりに伸びる一方で、2020年・2021年3月期には一時的に下がる局面もありました。賞与の比重が大きいキーエンスでは、年収が会社の業績と連動して動くという特徴が、この推移にもはっきりと表れています。

年度別 平均年収の推移(万円)
█████████████ 1,200
████████████████ 1,500
███████████████████ 1,800
██████████████████████ 2,100
図:年度別平均年収の推移(2012年3月期〜2021年3月期の主要点を抜粋)。出典:キーエンス有価証券報告書。横軸は3月期の年。

キーエンスは2015年3月期以降、一貫して1,500万円以上の水準をキープしています。年度ごとの増減はあるものの、長期で見れば安定して高い給与が支払われていることが、この推移から読み取れます。なお、より長期の年度別推移については、記事末尾のFAQでも直近年(2021年〜2025年)の数値に触れています。

キーエンスの年齢別平均年収

次に、年齢別の平均給与を見てみましょう。キーエンスに勤める人の年齢別平均給与は以下の通りです。

25〜29歳 1,878万円
30〜34歳 2,132万円
35〜39歳 2,274万円
40〜44歳 2,416万円
45〜49歳 2,548万円
50〜54歳 2,686万円
55〜59歳 2,640万円
60歳以上 2,112万円

このデータを横棒グラフにすると、年代が上がるにつれて年収が積み上がっていく様子がはっきり分かります。25〜29歳の時点ですでに1,878万円と、世間一般の平均を大きく超える水準にあり、50代前半でピーク(2,686万円)を迎えます。60歳以上で水準がやや下がるのは、役職定年や働き方の変化が背景にあると考えられます。

年齢別 平均年収(万円)
25〜29歳 ███████████████ 1,878
30〜34歳 █████████████████ 2,132
35〜39歳 ███████████████████ 2,274
40〜44歳 ████████████████████ 2,416
45〜49歳 █████████████████████ 2,548
50〜54歳 ██████████████████████ 2,686
55〜59歳 ██████████████████████ 2,640
60歳以上 █████████████████ 2,112
図:年齢別平均年収。50代前半でピーク(2,686万円)に達する。出典:本記事掲載の年齢別データ。

この表とグラフからは、基本的に年代が上がるほど給与が高くなり、20代の段階から1,000万円を大きく超えることが分かります。一般的な企業では管理職になって初めて届くような水準に、キーエンスでは若手のうちから到達しているという点が、「日本一給料が高い会社」と呼ばれるゆえんです。

キーエンスの学歴別給与比較(初任給)

キーエンスの初任給は、職種や最終学歴によって異なります。新卒採用での初任給を一覧にまとめました。

修士卒(博士了含む) 月給:240,000円
学部卒 月給:220,000円

初任給の月給そのものは、同業の大手メーカーと比べて飛び抜けて高いわけではありません。むしろ、キーエンスの年収を押し上げているのは月給ではなく賞与(ボーナス)であるという点が重要です。後述する口コミでも繰り返し語られている通り、年収に占める賞与の比率が高く、月当たりの給与は相対的に控えめである一方で、ボーナスが年収全体を大きく底上げしているのがキーエンスの報酬構造の特徴です。なお、より新しい年度の初任給目安については記事末尾のFAQでも触れています。

キーエンスと他ファクトリーオートメーション企業との年収比較

キーエンスが属するファクトリーオートメーション業界は、もともと平均年収が高いことで知られています。そこで、同じFA分野の主要企業の平均年収を調べてまとめました。

企業名 平均年収 過去5期間の平均年収
キーエンス 2,183万円
三菱電機 807万円 804万円
ファナック 1,248万円 1,254万円
オムロン 850万円 822万円

FA業界の中でも高給とされるファナックの1,248万円と比べても、キーエンスの2,183万円は大きく上回っています。三菱電機やオムロンと並べると、その差はさらに歴然です。下の図は、各社の平均年収を横棒で並べたものです。キーエンスのバーが突出して右まで伸びていることが、ひと目で分かります。

主要FA企業の平均年収比較(万円)
キーエンス ██████████████████████ 2,183
ファナック █████████████ 1,248
オムロン █████████ 850
三菱電機 ████████ 807
図:主要FA企業の平均年収比較。キーエンスは2,183万円で他社を大きく上回る。出典:各社有価証券報告書(本記事掲載値)。

こうして他社と並べてみると、キーエンスがFA業界の中でも別格の給与水準を誇っていることがよく分かります。同じくFAを手がける三菱電機の転職難易度や年収の記事と読み比べると、両社の社風や評価制度の違いも含めて、業界内での立ち位置がより立体的に見えてきます。

キーエンスの福利厚生

キーエンスの福利厚生は、他社と比べても充実しています。大きく分けて、次の5つの項目があります。

  1. 休暇
  2. 社会保険
  3. 産前・産後休暇、育児休業制度
  4. リフレッシュ手当
  5. 持株会

ここでは、これら5つについて順に紹介していきます。なお、後述する口コミでは「福利厚生そのものは手厚いとは言えない」という声もあり、制度の充実度と社員の体感には温度差がある点も、あわせて押さえておくとよいでしょう。

1.休暇

年間休日数は128日あり、週休2日制となっています。また、仕事のオン・オフにメリハリをつけるため、GW・夏季休暇・冬季休暇(各7〜10日間の連続休暇)を取得できます。長期の連続休暇がきちんと制度化されている点は、繁忙感の強い職場のなかでも切り替えをしやすくする仕組みといえます。

2.社会保険

健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険など、充実したラインナップとなっています。社会保険の基本的な部分は一通り整備されており、安心して働ける土台が用意されています。

3.産前・産後休暇、育児休業制度

産前・産後休暇、育児休暇ともに取得実績があり、復職後は短時間勤務制度を利用することも可能です。制度として整備されているだけでなく、実際に取得した人がいるという点は、ライフイベントを見据えて働く人にとって重要な判断材料になります。

4.リフレッシュ手当

毎年GW前に社員へ10万円を支給する制度です。家族のいる方は、さらに増額されます。年に一度のまとまった手当は、高水準の給与とあわせて、キーエンスの待遇の手厚さを象徴する制度のひとつといえます。

5.持株会

キーエンスには持株会があり、これによって多くの社員が利益を得ていることで知られています。後述する口コミでも、自社株の値上がりによって長く在籍した社員が大きな恩恵を受けたという声が複数見られます。日々の給与だけでなく、こうした資産形成の仕組みまで含めて待遇を捉えると、キーエンスの魅力がより立体的に見えてきます。

キーエンスに入社するためには?

キーエンスに入社するには、公式ホームページ、またはマイナビ・リクナビなどの就職サイトから応募する必要があります。新卒採用の場合は、職種ごとに応募資格が定められているため、まずは自分が応募できる枠を確認することが第一歩になります。

新卒採用での応募資格

キーエンスでは、ビジネス職(文系総合職)、エンジニア職、S職(事務職)の3つの職種があります。新卒採用での応募資格は以下の通りです。

ビジネス職/エンジニア職/S職 【国内大学、または大学院】2022年4月〜2023年3月に4年制大学、もしくは大学院を卒業見込みの方
【海外大学、または大学院】2022年4月〜2023年3月に4年制大学、もしくは大学院を卒業見込みの方

*公平・公正の観点から、キーエンスの役員・社員と3親等以内の方は応募できません。

選考スケジュール

新卒採用の選考スケジュールは、おおむね以下の流れで進みます。

  1. 会社説明会
  2. 適性検査
  3. 面接(個別)を複数回実施

会社説明会で事業や仕事内容を理解したうえで適性検査に進み、複数回の個別面接を通じて選考が行われます。面接が複数回設定されている点からも、人物面をじっくり見極めようとする姿勢がうかがえます。

キーエンスに転職するためには?

キーエンスに転職するための手段としては、主に以下の3つがあります。それぞれにメリットと注意点があるため、自分の状況に合わせて使い分けるのが賢明です。

  1. 公式サイトから応募する
  2. 転職サイトから応募する
  3. 転職エージェントを利用する

1.公式サイトから応募する

キーエンスのキャリア採用ページでは、随時さまざまな職種の募集が行われています。
キャリア採用ページ:https://www.keyence.co.jp/jobs/

キャリア採用の待遇

業務内容や求められるスキルは職種によってさまざまですが、共通する基本的な待遇は以下の通りです。

雇用形態 正社員
給与 年齢、経験、能力を考慮の上、規定により決定
昇給・賞与 賞与年4回あり。月次賞与もある
勤務時間 8:30〜17:15
休日 土日祝日、夏季休暇、年末年始休暇、慶事休暇、有給休暇
勤務地 本社(大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14)ほか
福利厚生 健康保険、労災保険、厚生年金保険、雇用保険、借り上げ社宅制度、社員持ち株制度、財形貯蓄

注目すべきは「賞与年4回」という記載です。一般的な企業の年2回(夏・冬)と異なり、キーエンスでは賞与の支給機会が多く、さらに月次賞与まで存在します。給与の多くを賞与が占めるという報酬構造が、この待遇からも読み取れます。

2.転職サイトから応募する

公式サイト以外に、転職サイトからキーエンスに応募することもできます。待遇は公式サイトから応募した場合と変わりません。複数の入口を比較しながら、自分にとって応募しやすいルートを選ぶとよいでしょう。

3.転職エージェントを利用する

キーエンスへの転職方法として、転職エージェントを利用する方法があります。エージェントのサービスサイトでは、公式サイト同様にさまざまな職種の募集が随時掲載されており、加えて非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。

とりわけキーエンスのように人気が高く、選考のハードルも高い企業を狙う場合、エージェントを活用するメリットは大きくなります。職務経歴書の添削や面接対策、企業ごとの選考傾向の共有まで受けられるため、選考通過率の底上げが期待できます。まずはエージェントサービスに登録して、詳細を確認してみましょう。

転職エージェントの選び方や各社の特徴を比較したい方は、転職エージェントおすすめ人気ランキングもあわせて参考にしてください。

キーエンスについての口コミ

ここからは、キーエンスに関するネット上の口コミを整理します。今回は、給与(年収)・評価制度・福利厚生という3つの観点に注目して確認していきましょう。給与の高さという「光」の部分だけでなく、その裏側にある実態も含めて見ておくことで、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。

キーエンスの給与についての口コミ

給与に関しては世間でいわれているように良い。新卒1年目で800万、2年目で1,000万を超える。ただし業績連動なので、リーマンショックなど不況になると給与は大幅に下がる。月当たりの給与は低いがボーナスでカバーしている状態。ただし、責任者クラスに昇格しないと年収は1,500万でとまる(とはいえ世間からみると基準を大きく超えてもらえるのは確か)。

サラリーマンの水準で考えれば、1年目から相当な額をもらえることは事実。長く働き続けコンスタントな結果を残し続けるのと、ある程度の社内政治に揉まれれば、サラリーマンの中では最高水準の給与を手にすることができる。2年前に評価制度の改訂があり、若手の給与は以前と比べれば下がっている。

個々人の評価、会社の業績に連動した給与。

給与は非常に高い。世間で知られているとおり、20代で1,000万は軽く超える。ただ、時給換算するとそれほど高くないというのが正直なところ。時間単価を考えると悲しくなる。また、年収の5割がボーナスに依存していることを忘れてはならない。基本給はコンサルや商社の方が全然高いと思う。

これらの口コミに共通しているのは、「年収は確かに高いが、それは業績連動の賞与によって支えられている」という認識です。キーエンスの賞与は年4回あり、月次賞与も存在します。年収の5割が賞与に依存しているといわれるほど賞与の額が大きく、これがキーエンスの平均年収を押し上げている要因です。裏を返せば、業績が悪化すれば年収も下がりうるという点は、転職前に理解しておくべきポイントといえます。

キーエンスの評価制度についての口コミ

成績が出せてマネージャーから評価されていれば階級は上がっていくが、年功序列の色は強い。基本は体育会系よりのマイクロマネジメントを好む上司が多く、目標指数が進捗に達していないと毎回指摘されることになる。

部署による差は多少あるにせよ、考え抜かれた人事制度・昇給制度。実力主義、原理原則に則っていて公平な人事評価で、育成ができなければ自然と淘汰される。

飲み会などがほぼないので、上司にゴマすって昇進などのせこいまねは一切できないと思います。上司には若い人も結構上の人もいますが、なんでこいつが、とは全くなりません。かなり正当な評価をしているのではないかと思います。

個々人の評価は、成果とプロセスによって行われる。が、なんだかんだ年功序列の節はある。ただ、最近は上のクラスがつまってきているからか、40・50代でもクラスが落ちることがあり、実力主義の風潮は健在。

昇進・昇格の制度は、同業他社の中でも群を抜いて多いように思う。ただ、査定基準は厳しく、生半可な仕事量では対象にすらならない。年功序列という言葉など最初からなかったかのように感じるほどの、徹底的な実力主義。

女性は年功序列感が多少あるものの、基本的には頑張った人が昇進し、特に昇進に興味なくずっと下のクラスにいる方もいます。それでもお給料がいいので全然気にしない、という方がほとんどだと思います。

評価制度の口コミからは、若干の年功序列を感じる声もある一方で、実力主義が根強いことが伝わってきます。飲み会文化が薄く、社内政治よりも成果で評価されるという声が複数見られる点は、純粋に仕事の成果で勝負したい人にとって魅力的に映るでしょう。ただし、その分だけ査定基準は厳しく、成果を出し続けるプレッシャーがある点は表裏一体です。

キーエンスの福利厚生についての口コミ

住宅補助は地域別、独身世帯別によって変わる。退職金は前払い退職金として支払われるか、401kに充てて積み立てるのかどちらか。10数年勤務しているが、401kで積み立てた資産は900万程度。福利厚生は人事に含まれていると人事が口にしており、非常に薄い。

退職金はほぼ皆無。住宅補助は少量だが有り。持ち株会は自社株の高騰に伴い、長く在籍している人の中では非常に得した人が多い。

前払い退職金制度で、退職時には支払いがなく日頃の給与に上乗せされているので、長く働くほど有利。

401kを導入している。住宅補助は自宅を購入した後でも支給される。持ち株あり。

福利厚生に関する口コミは、必ずしも手厚さを評価するものばかりではありませんでした。退職金が「前払い」という形で日頃の給与に組み込まれているため、退職時にまとまった額が出るタイプを想定していると戸惑う声もあります。一方で、前払い退職金や持株会を評価する声は多く、特に自社株の値上がりによって持株会で大きな恩恵を受けた社員がいる点は、長期で働くうえでの隠れたメリットといえます。

キーエンスへの転職を成功させるポイント

ここまでの内容を踏まえ、キーエンスへの転職を成功させるために押さえておきたいポイントを整理します。人気と選考難易度がともに高い企業だからこそ、事前の準備が結果を大きく左右します。

1.給与構造を正しく理解しておく

口コミで繰り返し語られていた通り、キーエンスの高年収は業績連動の賞与に支えられています。月給そのものは突出して高いわけではなく、年収の半分近くを賞与が占めるという構造です。この点を理解しないまま「とにかく給料が高い会社」というイメージだけで入社すると、月々の手取りや業績悪化時の変動に戸惑うことがあります。年収の中身まで把握したうえで応募を判断することが、後悔のない転職につながります。

2.成果志向の社風に向き合う

評価制度の口コミからは、社内政治よりも成果が重視される実力主義の社風が浮かび上がります。これは成果を出せる人にとっては大きなチャンスである一方、厳しい査定基準と日々の目標管理に向き合い続ける覚悟も求められます。面接でも、こうした成果志向のカルチャーに自分が合うかどうかを、自分の言葉で語れるように整理しておくとよいでしょう。

3.転職エージェントを活用する

キーエンスのように選考ハードルが高い企業を狙う場合、転職エージェントの活用は有効です。非公開求人の紹介に加えて、職務経歴書の添削、面接対策、選考傾向の共有といったサポートを受けられるため、自力で応募するよりも通過率を高めやすくなります。複数のエージェントに登録して求人情報の網を広げつつ、自分の市場価値を客観的に把握しておくことが、年収交渉を有利に進めるうえでも重要です。

キーエンスへの転職に強い転職エージェント2選

登録・相談はすべて無料です。求人紹介だけでなく、選考難易度の高いメーカー職の面接対策まで相談できます。気になる1社だけの登録でも問題ありません。

1位doda

求人数20万件以上の総合型エージェント。メーカー・技術職の求人が豊富で、職務経歴書の添削から面接対策まで一貫してサポートしてくれるため、初めての転職でも安心して進められます。

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2位リクルートエージェント

業界最大級の求人数を誇り、非公開求人を多数保有。メーカー本体の専門職求人も見つかりやすく、選択肢を広げたい人におすすめです。dodaと併用すると比較検討がしやすくなります。

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まとめ

ここまで、キーエンスの基本情報・平均年収・福利厚生・入社方法・転職ルート・口コミについて整理してきました。本記事の要点をまとめると、次の通りです。

  • 平均年収は2,183万円(2022年3月期・有価証券報告書)で、給与所得者の全国平均443万円の5倍近くに達する
  • 年齢別では25〜29歳ですでに1,878万円、50代前半で2,686万円とピークを迎える
  • 同じFA業界のファナック(1,248万円)・オムロン(850万円)・三菱電機(807万円)と比べても突出した水準
  • 高年収を支えているのは年4回の賞与であり、年収の約5割が賞与に依存するという声も多い
  • 評価制度は実力主義の色が濃く、社内政治より成果が重視される一方、査定基準は厳しい
  • 前払い退職金や持株会など、給与以外の待遇にも独自の特徴がある

キーエンスは、高収入というだけでなく、実力主義の社風で知られる人気企業です。一方で、その年収の中身が業績連動の賞与に支えられている点や、成果を出し続けるプレッシャーがある点も、口コミからは見えてきます。光と影の両面を理解したうえで、自分のキャリアの方向性と照らし合わせて検討することが大切です。

キーエンスに興味がある人は、まず本記事の数値を判断材料にしたうえで、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。なお、本記事で示した年収などの数値は、有価証券報告書をはじめとする公開情報・口コミデータをもとにした執筆時点の内容です。最新の募集要項や待遇は、必ず公式採用ページや転職エージェント経由で確認したうえで、応募の判断材料にしてください。

キーエンス(KEYENCE)の年収に関するFAQ

最終更新:2025年10月9日

最新の平均年収はいくら?

2025年3月20日現在の有価証券報告書による提出会社(キーエンス株式会社・単体)の平均年間給与は20,391,138円(約2,039万円)です。

平均年齢や勤続年数、従業員数は?

平均年齢34.8歳、平均勤続年数11.1年、提出会社の従業員数3,205人です(2025年3月20日現在)。

「平均年収」はどう計算されている?対象は誰?

提出会社(単体)の「平均年間給与」で、基準外賃金および賞与を含むと注記されています(連結グループ全体の平均ではありません)。

直近の平均年収の推移は?

有報ベースの集計では、2021年1,751万円、2022年2,183万円、2023年2,279万円、2024年2,067万円、2025年2,039万円と推移しています(年度により上下)。

新卒の初任給や賞与回数は?

初任給(2025年実績目安)は、学部卒 月給28万円、修士了(博士含む) 月給30万円(いずれも地域住宅補助3万円を含むモデル)。賞与は年4回(3月・6月・9月・12月)です。

なぜ年収が高いと言われるの?(一般的な解説)

年4回の賞与と高収益なビジネスモデルの組み合わせが背景と解説されることが多いです(第三者記事の見解)。

職種別・年齢別の年収は公表されている?

有報では職種別・年齢別の平均は原則公表されていません。参考として口コミサイト等では職種別のレンジが見られますが、自己申告ベースでばらつきが大きいため、公式の数値ではありません

公式に年収データを確認する手順は?

①有価証券報告書を開く、②「従業員の状況(提出会社)」の表で、平均年齢・勤続年数・平均年間給与を確認します(毎期更新)。

個人の年収を考えるうえでの注意点は?

平均年収は「会社全体の平均」であり、個人の年収は職種・等級・勤務地・評価・残業時間などで大きく変わります。推移は業績などで上下するため、直近数年のデータと募集要項を合わせて確認してください。

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