2019年3月22日、イチロー選手が現役を引退することを発表しました。
多くのファンに見送られ、彼の長い選手生活は幕を閉じました。
彼の年俸の変遷については、各チームごとに詳しく示されており、イチロー選手がどのように収入を増やしてきたかが一目で分かるようになっています。
数々の偉業を成し遂げたイチロー選手は、プロ野球選手としてどれだけの収入を得たのでしょうか。
今回は、イチロー選手の年俸の推移や総額について詳しく紹介します。
イチローのプロフィール
名前 | イチロー |
---|---|
ニックネーム | 鈴木一朗, すずき・いちろう |
出身地 | 愛知県西春日井郡豊山町 |
生年月日 | 1973年10月22日 |
年齢 | 50歳 |
星座 | てんびん座 |
血液型 | B型 |
身長 | 180cm |
職業 | 元プロ野球選手 |
現在の役職 | シアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクター |
主な記録 | MLBシーズン最多安打記録保持者(262安打)、 通算安打世界記録保持者(NPB / MLB通算4367安打)、 最多試合出場世界記録保持者(NPB / MLB通算3604試合出場) |
イチローの最高年俸・年収は?
イチロー選手の最高年俸は、2008年から2012年のマリナーズ在籍期間に記録されました。
その金額は1800万ドル(約18億円程度)で、非常に高額な契約でした。
2012年には、イチロー選手の年収が2450万ドル(約20億1000万円)に達し、メジャーリーグの年収ランキングで4位に入りました。
興味深いことに、イチロー選手の1800万ドルという最高年俸は、2014年に田中将大投手が2214万ドルの契約を結ぶまで、メジャーリーグで日本人選手の最高額でした。
引退後の年棒払い分
イチロー選手は2007年7月にマリナーズと2回目の契約更新を行い、その内容は以下のようになっています。
5年間で総額9000万ドルの契約で、そのうち2500万ドルを引退後に受け取る形式となっています。
- 毎年の年俸1800万ドルのうち、1300万ドルを通常の年俸として受け取ります。
- 残りの500万ドルは引退後の支払いとなります。
この引退後支払いの2500万ドル(500万ドル×5年)は、以下のような形で支払われます。
- 2032年まで20年間にわたって分割して受け取ります。
- イチロー選手が59歳になるまで継続します。
- 年利5.5%の金利が加算されます。
2024年7月現在のレートで計算すると、この後払い分は約40億円になります。
この契約方式により、イチロー選手は引退後も安定した収入を得続けることができる仕組みとなっています。
イチローの生涯年収は?
イチロー選手の生涯年俸の合計は、以下のように計算できます。
オリックス在籍期間 + マリナーズ初期 + ヤンキース時代 + マーリンズ時代 + マリナーズ後期
= 20億2030万円 + 147億666万円 + 13億2600万円 + 6億8400万円 + 1億6425万円
= 約189億円
この金額は、イチロー選手が28年間のプロ野球選手としての活動で得た推定収入を示しています。
イチロー選手の生涯年俸の合計は、およそ190億円に達しました。
この金額は、一般の人々にとっては想像を超える規模です。
しかし、イチロー選手の輝かしい実績を考えると、この総額は妥当だと言えるでしょう。
この莫大な収入は、イチロー選手の長年にわたる努力と才能の証とも言えるかもしれません。
現役をためても資産は増える
イチロー選手は元アナウンサーの福島弓子さんと結婚しています。
弓子さんは、イチロー選手の資産を管理する会社「IYI」の運営を担当しており、アメリカで複数の不動産物件を所有しています。
さらに、弓子さんは高級美容サロン「eN Salon」のオーナーとしても活躍しており、このサロンはアメリカの裕福な顧客層に好評を博しているようです。
弓子さんの経営手腕により、イチロー選手の資産は順調に増加していると考えられます。
加えて、イチロー選手には毎年約5億円の収入があると推測されるため、今後の人生で経済的な心配はないと思われます。
高い広告効果・スポンサー
イチロー選手は、日本を代表するスポーツ選手として、今なお高い注目を集めています。そのため、広告業界での人気も衰えることなく続いています。
- コナミ
- アサヒスーパードライ
- ユニクロ
- SMBC日興証券
- セブン-イレブン・ジャパン
- NTT西日本
- ユンケル など
現在でも、イチロー選手はテレビCMや各種広告で頻繁に登場しており、多くの企業から起用されています。
最近のCM出演を見ても、その影響力の大きさがうかがえます。
イチロー選手の誠実な人柄や卓越した実績が、様々な商品やサービスの信頼性を高める効果をもたらしているようです。
このように、現役を引退した後も、イチロー選手は広告界で重要な存在であり続けています。
彼の姿を見ることができるCMは、今後も続くことでしょう。
イチローの年俸推移:選手時代
オリックス・ブルーウェーブ時代
年 | イチローの年齢 | 年俸 |
---|---|---|
1992年 | 19歳 | 430万円(契約金4,000万円) |
1993年 | 20歳 | 800万円 |
1994年 | 21歳 | 800万円 |
1995年 | 22歳 | 8000万円 |
1996年 | 23歳 | 1億6,000万円 |
1997年 | 24歳 | 2億6,000万円 |
1998年 | 25歳 | 4億3,000万円 |
1999年 | 26歳 | 5億円 |
2000年 | 27歳 | 5億3,000万円 |
イチロー選手は、高校卒業後にオリックス・ブルーウェーブ(現在のオリックス・バファローズ)にドラフト4位で入団し、少しずつその才能を開花させていきました。
1994年、彼は選手登録名を「鈴木一朗」から「イチロー」に変更しました。
同年、日本のプロ野球で初めて200本安打を達成する偉業を成し遂げました。
この金額は、イチロー選手の卓越した実力を示すものでした。
シアトル・マリナーズ〜ヤンキース
マリナーズ時代
年 | イチローの年齢 | 年俸(ドル) | 年俸(円換算) |
2001年 | 28歳 | $5,666,667 | 約6億9,133万円 |
2002年 | 29歳 | $3,696,000 | 約4億6,200万円 |
2003年 | 30歳 | $4,666,667 | 約5億4,133円 |
2004年 | 31歳 | $6,500,000 | 約7億200万円 |
2005年 | 32歳 | $12,500,000 | 約13億7,500万円 |
2006年 | 33歳 | $12,500,000 | 約14億5,000万円 |
2007年 | 34歳 | $12,500,000 | 約14億7,500万円 |
2008年 | 35歳 | $18,000,000 | 約18億5,400万円 |
2009年 | 36歳 | $18,000,000 | 約16億9,200万円 |
2010年 | 37歳 | $18,000,000 | 約15億8,400万円 |
2011年 | 38歳 | $18,000,000 | 約14億4,000万円 |
2012年 | 39歳 | $18,000,000 | 約14億4,000万円 |
2001年、イチロー選手がメジャーリーグに挑戦した際、多くの人が彼の成功を疑問視していました。
しかし、そうした懸念を払拭するような素晴らしい活躍を見せました。
2004年には、84年間誰も破ることができなかったシーズン安打記録を更新する偉業を成し遂げました。
その後、2008年からは年俸1800万ドルという高額な契約を獲得しました。
特筆すべきは、イチロー選手が打ち立てた262安打という記録が、現在に至るまで破られていないという事実です。
この記録は、彼の卓越した技術と努力の証として、今もメジャーリーグの歴史に刻まれています。
ニューヨーク・ヤンキース時代
年 | イチローの年齢 | 年俸(ドル) | 年俸(円換算) |
2013年 | 40歳 | $6,500,000 | 約6億3,700万円 |
2014年 | 41歳 | $6,500,000 | 約6億8,900万円 |
イチロー選手は、トレードでニューヨーク・ヤンキースに移った際、年俸が650万ドルに減少しました。
これは、マリナーズ時代と比べると低い金額でした。
しかし、イチロー選手は変わらぬ活躍を見せ、安打を重ね続けました。
その結果、2013年には日本とアメリカでの通算安打数が4000本に到達するという素晴らしい記録を打ち立てました。
この偉業は、イチロー選手の卓越した打撃技術と長年にわたる努力の証と言えるでしょう。
マリーンズ〜マリナーズ復帰
マイアミ・マリーンズ時代
2015年、イチロー選手はマイアミ・マーリンズへ移籍しました。
この時、彼の年俸はさらに減少しましたが、イチロー選手にとって金銭面は重要ではなく、現役を続けることに強い意志を持っていたようです。
年 | イチローの年齢 | 年俸(ドル) | 年俸(円換算) |
2015年 | 42歳 | $2,000,000 | 約2億4,200万円 |
2016年 | 43歳 | $2,000,000 | 約2億1,800万円 |
2017年 | 44歳 | $2,000,000 | 約2億2,400万円 |
マーリンズでも、イチロー選手は野球に対する真摯な姿勢を貫き、努力を続けました。
その結果、2016年にメジャーリーグ通算3000本安打という偉大な記録を達成しました。
この3000本安打は、メジャーリーグの100年以上の歴史の中で、わずか30人しか到達していない稀有な記録です。
シアトル・マリナーズ時代(2回目)
年 | イチローの年齢 | 年俸(ドル) | 年俸(円換算) |
2018年 | 45歳 | $750,000 | 約8,250万円 |
2019年 | 46歳 | $750,000 | 約8,175万円 |
2017年にマーリンズを去ったイチロー選手は、多くの人々の関心を集める中、驚くべきことに以前所属していたマリナーズに復帰しました。
しかし、怪我の影響で、2018年後半は「会長付特別補佐」という役職に就き、選手として試合に出場することはありませんでした。
2019年のイチロー選手の年俸は、約8175万円(成績による追加報酬なし)でした。
現在はマイナー契約でキャンプに参加していますが、3月20日と21日に日本で行われる開幕戦からメジャー契約に変更される予定です。
イチロー選手が開幕戦に出場するかどうかは、多くのファンが注目しているところです。
イチローさんの現在の収入源は?
マリナーズでの「会長付特別補佐兼インストラクター」
イチロー選手は現在、シアトル・マリナーズで「会長付特別補佐兼インストラクター」という役職に就いています。この長い肩書きの下で、イチロー選手の主な仕事は以下のようになっています。
- マリナーズの選手への指導
- マリナーズの傘下チームであるAAAタコマ・レイニアーズの選手への指導
具体的には、マリナーズの本拠地での選手指導に加え、マイナーリーグチームであるタコマ・レイニアーズでも外野守備や走塁の指導、打撃コーチの補佐、さらには球団幹部のサポートなど、幅広い役割を担っているようです。
イチロー選手の報酬に関する詳細は公開されていませんが、業界の一般的な相場から推測されています。
メジャーリーグでの同様の役職の平均報酬は約4000万円とされており、また松井秀喜氏がヤンキースから受け取っているコーチ報酬が約5000万円と推定されることから、イチロー選手の年間報酬は約8000万円程度ではないかと考えられています。
また、イチロー選手は約3年前から、オフシーズンに日本の高校を訪れて野球指導を行っています。
この活動については、おそらく無償で行われているのではないかと推測されています。
イチローさんの現在の住まい
イチロー選手は現在、マリナーズの本拠地であるシアトルを中心に生活しているようです。
メディアでは、イチロー選手が妻の弓子さんとシアトルの自宅で過ごす様子がしばしば報道されています。
シーズンオフには日本に帰国し、かつて所属していたオリックスの本拠地である神戸や、実家のある愛知県で時間を過ごすことが多いようです。
神戸と愛知県にも住居を所有しているのではないかと推測されていますが、詳細は明らかにされていません。
また、ホテルに滞在している可能性もあるかもしれません。
イチロー選手のプライバシーを考慮し、具体的な居住地については公表されていないのが現状です。
まとめ
イチロー選手の現在の状況や収入、資産について説明しました。
引退後も、イチロー選手は年間約5億円という高額な収入を得ていると推測されます。
これは、日本のトップクラスのプロ選手に匹敵する金額です。イチロー選手の総資産は数百億円に達すると見られています。
妻の弓子さんが資産管理を担当し、さらなる資産増加に努めているようです。
世界的に尊敬されるイチロー選手の今後の活動にも、多くの人が注目し期待を寄せています。
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