保険業界の平均年収は約480万円。損保大手は平均700〜900万円、生保大手(総合職)は650〜850万円、保険代理店は350〜500万円が目安です。大手損保・生保はメガバンクと並ぶ安定高収入の代表格です。
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保険業界の特徴と年収の全体像
保険業界の平均年収はdodaの調査で約480万円。損害保険大手(東京海上、損保ジャパン、三井住友海上)は平均年収700〜900万円と高水準を維持し、生命保険大手(日本生命、第一生命、明治安田生命)の総合職も650〜850万円と安定しています。保険業界は景気変動の影響を受けにくい安定産業として知られ、福利厚生も充実しています。近年は自然災害の増加やサイバーリスクの拡大により損害保険の需要が高まる一方、生命保険は少子高齢化への対応が求められています。
日本の保険市場規模は約50兆円(保険料収入ベース)で、世界第3位の保険大国です。生命保険は約38兆円、損害保険は約12兆円。大手生保4社(日本生命、第一生命、明治安田、住友生命)と3メガ損保(東京海上、MS&AD、SOMPO)が市場を寡占しています。
出典:doda「平均年収ランキング2024」業種別データ
保険業界の最新トレンド
- 自然災害リスクの増大:気候変動により大規模自然災害が頻発。損害保険の保険料値上げが続き、収益環境は改善傾向
- デジタル・インシュアテック:AI査定、オンライン契約、テレマティクス保険等のデジタル化が進行。IT人材の需要が増加
- 海外事業の拡大:3メガ損保を中心に海外M&Aを積極推進。グローバル展開で収益の海外比率が上昇中
保険業界のセグメント別年収を比較
保険業界と一口に言っても、セグメント(業態)によって年収水準は大きく異なります。以下の表で主要セグメント別の年収を比較します。
| セグメント | 平均年収 | 年収レンジ | 代表企業 |
|---|---|---|---|
| 3メガ損保(HD) | 750〜1,000万円 | 450〜1,500万円 | 東京海上、MS&ADインシュアランス、SOMPOホールディングス |
| 損保事業会社 | 650〜800万円 | 400〜1,200万円 | 東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、あいおいニッセイ |
| 大手生保(総合職) | 650〜850万円 | 400〜1,200万円 | 日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命 |
| 外資系保険 | 600〜900万円 | 400〜1,500万円 | アフラック、メットライフ、プルデンシャル、AIG |
| 共済・中堅保険 | 500〜650万円 | 350〜900万円 | JA共済、全労済、ソニー生命 |
| 保険代理店・保険ショップ | 350〜500万円 | 280〜700万円 | ほけんの窓口、保険見直し本舗、各種代理店 |
保険業界の高年収セグメントの特徴
保険業界で最も年収が高いセグメントは3メガ損保(HD)で、平均年収は750〜1,000万円です。東京海上、MS&ADインシュアランス、SOMPOホールディングスなどが代表的な企業です。
一方、保険代理店・保険ショップの平均年収は350〜500万円と比較的低めですが、経験やスキル次第で年収アップが可能です。
保険業界の企業別年収ランキングTOP10
保険業界の主要企業について、有価証券報告書等の公開データをもとに年収ランキングを作成しました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東京海上ホールディングス | 1460万円 | 有報2024年3月期 |
| 2位 | SOMPOホールディングス | 1279万円 | 有報2024年3月期 |
| 3位 | MS&ADインシュアランスGHD | 1135万円 | 有報2024年3月期 |
| 4位 | 第一生命ホールディングス | 978万円 | 有報2024年3月期 |
| 5位 | T&Dホールディングス | 904万円 | 有報2024年3月期 |
| 6位 | 損保ジャパン | 680万円※ | 推定(OpenWork) |
| 7位 | 東京海上日動火災保険 | 780万円※ | 推定(OpenWork) |
| 8位 | 三井住友海上火災保険 | 720万円※ | 推定(OpenWork) |
| 9位 | 日本生命 | 680万円※ | 推定(OpenWork) |
| 10位 | 明治安田生命 | 650万円※ | 推定(OpenWork) |
各社有価証券報告書「従業員の状況」より。※印は口コミサイト等からの推定値。持株会社(HD)は本体少数社員のため年収が高く出る傾向があります。
年収ランキング上位企業の特徴
東京海上ホールディングスの平均年収は約1460万円です。損保最大手。海外事業比率が高くグローバルに展開。HD籍は少数精鋭で高年収
SOMPOホールディングスの平均年収は約1279万円です。損保ジャパンの親会社。介護・デジタル事業にも注力
MS&ADインシュアランスGHDの平均年収は約1135万円です。三井住友海上・あいおいニッセイの親会社。損保業界2位
保険業界の年齢別年収はいくら?【推計】
保険業界で働く場合、年齢別の年収目安は以下の通りです。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータと業界特性をもとに推計しました。
| 年齢 | 年収レンジ(推計) | 中央値(推計) |
|---|---|---|
| 25歳 | 350〜470万円 | 約410万円 |
| 30歳 | 450〜620万円 | 約535万円 |
| 35歳 | 530〜780万円 | 約655万円 |
| 40歳 | 600〜900万円 | 約750万円 |
| 45歳 | 650〜980万円 | 約815万円 |
| 50歳 | 680〜1020万円 | 約850万円 |
推計の参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、doda「年齢別平均年収」、各種転職サイトの公開データをもとに当サイトが独自推計
上記は保険業界全体の推計値であり、大手企業と中小企業で200〜400万円以上の差があります。また、管理職昇進のタイミングや専門スキルによっても大きく変動します。
保険業界の職種別年収【推計】
保険業界では職種によって年収が大きく異なります。以下に主要職種の年収目安をまとめました。
| 職種 | 年収レンジ | 特徴 |
|---|---|---|
| アクチュアリー | 600〜1,500万円 | 保険料算定・リスク評価の数理専門職。資格取得者は希少で最も高年収 |
| 損害査定(クレームアジャスター) | 450〜750万円 | 保険事故の損害額を査定。専門性が高く経験者の市場価値が高い |
| 営業(リテール・法人) | 400〜800万円 | 個人・法人顧客への保険商品の提案営業。成績優秀者は高額インセンティブ |
| 商品開発・企画 | 500〜850万円 | 新しい保険商品の設計・開発を担当。アクチュアリーとの連携が必要 |
| 資産運用 | 500〜1,200万円 | 保険料の運用(債券・株式・不動産等)を担当。金融知識とリスク管理力が必要 |
| コンプライアンス・リスク管理 | 450〜750万円 | 保険業法等の規制対応とリスク管理を担当。法務知識が求められる |
推計の参考:doda、マイナビ転職、各転職サイトの求人データをもとに当サイトが独自推計
保険業界で年収を上げる方法
保険業界で年収アップを実現するための具体的な方法を紹介します。
1. アクチュアリー資格の取得
保険業界で最も確実に年収を上げる方法。日本アクチュアリー会の正会員は年収800万円以上が保証される。準会員でも年収600万円超が一般的。数学が得意なら最も効率的なキャリアアップ手段。
2. 損保から生保、または外資系保険への転職
損保と生保では業務内容が大きく異なるが、保険業界内での転職は比較的スムーズ。プルデンシャルやメットライフ等の外資系生保は成果報酬型で、トップ営業は年収2,000万円超も可能。
3. 海外事業・グローバルポジションへの挑戦
3メガ損保は海外事業を積極拡大しており、海外駐在ポジションは年収1,000万円超+海外手当で実質年収が1.5倍になるケースも。英語力とグローバルビジネスの経験が求められる。
保険業界への転職に有利なスキル・資格
保険業界で評価されるスキルや、年収アップに直結する資格は以下の通りです。
- アクチュアリー資格:保険数理の最高峰資格。正会員は年収800万円以上が保証される。合格までに平均8〜10年
- 損害保険募集人・生命保険募集人:保険販売に必須の基本資格。入社後に取得が義務付けられる
- TOEIC・英語力:3メガ損保の海外事業部門やグローバルポジションにはTOEIC800以上が目安
- FP(ファイナンシャルプランナー):保険だけでなく資産形成全般の提案が可能になる。顧客からの信頼向上に直結
保険業界の将来性・今後の見通し
保険業界は安定産業として引き続き堅調な見通しです。損害保険は自然災害リスクの増大やサイバー保険の需要拡大で成長が期待されます。3メガ損保の海外事業は拡大基調にあり、グローバル人材の需要は高い状態が続くでしょう。生命保険は少子高齢化により国内市場は成熟していますが、医療保険や介護保険など新しい商品分野での成長が見込まれます。インシュアテック(保険×テクノロジー)の進展で、デジタル人材の需要も高まっています。
保険業界に関するよくある質問
保険業界全体の平均年収は約480万円です。3メガ損保(HD)は750〜1,000万円、大手生保の総合職は650〜850万円、保険代理店は350〜500万円が目安です。
3メガ損保の管理職(課長級以上、40歳前後)で到達可能。アクチュアリー正会員も年収1,000万円超が期待できます。外資系生保のトップ営業は年収2,000万円超も。
大手損保の方がやや高い傾向です。東京海上HD(1,460万円)に対し、第一生命HD(978万円)。ただし事業会社レベルでは損保650〜800万円、生保650〜850万円で大きな差はありません。
保険は景気変動の影響を受けにくい安定産業です。リストラリスクも低く、福利厚生も充実しています。ただし自然災害の増加で損保は保険金支払いが増加する可能性があります。
可能です。生保の営業職(ライフプランナー)は未経験者も積極採用しています。損保の代理店営業や事務職も未経験OKの求人があります。FP資格の取得が転職に有利です。
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キャリアブースト編集部
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