60歳以降の平均年収は420万円です。男性は480万円、女性は340万円で、定年再雇用後は現役時代から30〜50%の年収ダウンが一般的です。
年金・退職金・就労収入を組み合わせた「三位一体」の収入設計が安定した老後生活の鍵となります。
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60歳以降の平均年収は420万円
60歳以降は定年後の新しい働き方を模索する時期です。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、60〜64歳の平均年収は420万円前後で、50代のピーク時(590万円)から約30%減少します。
2021年施行の改正高年齢者雇用安定法により、70歳までの就業機会確保が企業の努力義務となりました。しかし、再雇用制度を利用した場合、年収は現役時代の50〜70%に減少するのが一般的です。「嘱託社員」として同じ職場で働く場合でも、年収が400万円前後まで下がるケースが多いです。
一方、独立・起業やフリーランスとして働く60代も増えています。長年培った専門知識を活かしたコンサルティングや顧問業で、現役時代と同等以上の収入を得ている人もいます。60歳以降の年収は「準備してきたかどうか」で大きく変わります。
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、国税庁「民間給与実態統計調査」(2024年発表分)を基に編集部で加工
60歳以降の男女別年収
60歳以降の年収を男女別に見ると、以下の通りです。
| 性別 | 平均年収 | 備考 |
|---|---|---|
| 男性 | 480万円 | 再雇用・嘱託での勤務が中心 |
| 女性 | 340万円 | パート・非正規での就労が多い |
| 全体 | 420万円 | 現役時代より30〜50%減が一般的 |
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を基に編集部で推計
60歳以降の業界別年収
業界によって60歳以降の年収は大きく異なります。主要業界の年収目安は以下の通りです。
| 業界 | 年収目安 | 備考 |
|---|---|---|
| IT・通信 | 450万円 | 技術顧問・アドバイザーとして需要あり |
| 金融・保険 | 460万円 | 支店のシニアアドバイザーなど |
| メーカー(製造業) | 400万円 | 技術伝承の担い手として評価 |
| 商社 | 480万円 | 顧問・嘱託として取引先との関係維持 |
| 士業・コンサルティング | 550万円 | 独立開業で高収入を維持する人も |
| 医療・福祉 | 420万円 | ベテラン医師・薬剤師は高い需要 |
| 建設・不動産 | 430万円 | 資格保有者は重宝される |
| 公務員(再任用) | 380万円 | フルタイム再任用で安定収入 |
出典:doda「平均年収ランキング」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を基に編集部で推計
60歳以降の学歴別年収
学歴による年収差は年齢とともに拡大する傾向があります。60歳以降の学歴別年収は以下の通りです。
| 学歴 | 年収目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 高卒 | 360万円 | 技能系の再雇用で安定した需要 |
| 専門卒 | 380万円 | 資格を活かした専門職として継続 |
| 大卒 | 440万円 | 管理経験を活かした再就職が可能 |
| 大学院卒 | 490万円 | 研究・教育分野での需要が高い |
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を基に編集部で推計
60歳以降の年収分布
60歳以降の年収分布を見ると、中央値と平均値には差があります。平均は一部の高年収者に引き上げられるため、中央値の方が実態に近い数字です。
| 分布 | 年収 |
|---|---|
| 上位10% | 700万円以上 |
| 上位25% | 520万円 |
| 中央値 | 400万円 |
| 下位25% | 300万円 |
60歳以降の中央値は400万円です。自分の年収が中央値を上回っているかどうかが、客観的な立ち位置を知る目安になります。
60歳以降の生活費と貯蓄の目安
60歳以降で年収420万円の場合、手取りは約340万円(月額約28万円)です。65歳からは年金受給が加わります。
60代夫婦の生活費目安は以下の通りです。
| 項目 | 月額目安(夫婦二人) |
|---|---|
| 住居費 | 5〜10万円(ローン完済なら管理費等のみ) |
| 食費 | 6〜7万円 |
| 水道光熱費 | 2万円 |
| 医療・介護費 | 2〜4万円 |
| 通信費 | 1万円 |
| 交通費 | 1.5万円 |
| 趣味・交際費 | 3〜5万円 |
総務省「家計調査」によると、65歳以上の夫婦世帯の生活費は月約27万円です。年金月20万円+就労収入or資産取り崩し月7〜10万円を確保できれば、ゆとりある老後生活が送れます。
60歳以降で年収を上げる方法
1. 再雇用の条件交渉を有利に進める
定年後の再雇用条件は交渉可能です。自分の持つスキルや社内人脈の価値を具体的に伝え、年収やポジションの交渉を行いましょう。特に資格や専門知識がある場合は、相場より高い条件を引き出せる可能性があります。
2. 顧問・フリーランスとして独立する
長年の業界経験を活かした顧問契約やフリーランス業務は、60代の有力な選択肢です。月2〜3日の顧問契約で月額10〜30万円、複数の企業と契約すれば年収500万円以上も可能です。
3. 年金・退職金・資産運用の最適化
65歳からの年金受給額を把握し(ねんきんネットで確認可能)、退職金の受け取り方(一時金vs年金型)を比較検討しましょう。退職金を一時金で受け取り、NISA等で運用する方法も有効です。税金面のメリットを最大化するために、FPへの相談をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
一般的に定年前の50〜70%になります。年収600万円だった人は300〜420万円程度が目安です。ただし、企業や職種によって差があり、専門性の高い人材は現役時代に近い条件で再雇用されるケースもあります。
経済面だけでなく、健康面・精神面でも働き続けることにはメリットがあります。厚生労働省の調査では、就労している高齢者は非就労者に比べて健康状態が良好という結果が出ています。無理のない範囲で働き続けることをおすすめします。
可能ですが、求人は限られます。シニア向けの転職サイト(シニアジョブ等)や、人材紹介会社を活用しましょう。コンサルタント、講師、マンション管理人、介護職など、60代向けの求人が増加しています。
原則65歳からの受給が標準ですが、繰下げ受給(最大75歳まで)にすると1ヶ月あたり0.7%増額されます。70歳まで繰り下げると42%増額になります。健康状態や他の収入源を考慮して判断しましょう。
キャリアブースト編集部
転職市場を10年以上分析してきた専門チーム。累計1,000名以上の転職相談実績あり。
厚生労働省の統計データおよび各種公開情報に基づき、正確な情報提供を心がけています。





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